国鉄労働組合・国労コミュの最高裁で鉄道・運輸機構と和解成立～「雇用問題の解決」に全力を!～

最高裁一括和解成立にあたっての国労声明

鉄道・運輸機構との間で争われてきたＪＲ不採用事件の関係訴訟の和解が最高裁において成立した。この和解の実現にご尽力をいただいた各政党、関係国会議員をはじめ、すべての関係者・関係団体の皆さん、惜しむことなく支援と励ましを続けていただいた全国の共闘の仲間の皆さん、そして自ら厳しい差別と試練に耐えながら、生活援助カンパなど闘争団員・家族を物心両面から支え続けた全組合員に対し、心からの深い感謝と御礼を申し上げる。
私たちは、解決をめぐって過去に生じた意見の違いや対立、苦境を乗り越え、地を這うような２３年余の苦難と息つく間もない闘いの連続、そして大変な犠牲の上に今日の解決を迎えることができた。
しかしながら、今月だけでも３名の闘争団員が相次いで他界し、これまでに１０４７名のうち６４名という多くの仲間が解決をみることなくこの世を去った。私たちは、この解決を契機に闘争団員は無論のこと、家族や遺族もそれぞれ積年の思いに一つの区切りをつけて、誇りを持ってこれからの人生の再出発をはかられることを望むものである。
なお今回、残念ながら原告９１０世帯のうち、６名が政府解決案を不服とし、裁判を継続する意志を表明したが、今後、国労としてはこれらの訴訟と関係する運動には一切関与しないことをここに明らかにする。
闘争団組合員・家族にとって、北海道、九州を中心とした厳しい雇用情勢のもと、これからの人生や老後の生活設計など残された解決すべき課題が大きくのしかかってくる。
私たちは、「雇用問題の解決」まで更に全力をあげるとともに、希望者全員が「路頭に迷わない」ための雇用を実現するため、政府が４党との確認に基づき、人道的見地からＪＲ各社に対して積極かつ必要な助成措置を講じるなどの取り組みを行うよう心から要請するものである。

国鉄労働組合

コメント(5)

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[1] mixiユーザー 07月16日 16:47

ご苦労様です、大変な時間と屈辱的な扱いをされたことに本当に怒りが改めてこみ上げてくる、この間1047名解雇撤回で多くの仲間や組織機関をフル回転し仲間のために闘いを進めてきた一人とし解決は一定の評価が出来ると思う、今後は一人でも多くの希望者をＪＲ本体に雇用させるかが大切ではないでしょうか、最近の新聞紙上にはＪＲ東は雇用は出来ないと公言しているが許せません、国労組織を挙げて活路を切り開いてもらいたい、OBとしても面球の黒いうちは是非とも雇用確保の一文字でも確認したい頑張れ国労！

[3] mixiユーザー 10月25日 19:24

全国各地で「ＪＲ不採用問題和解報告集会」が行われています。

[4] mixiユーザー 01月06日 22:02

その後どうなっているのだろうか？
気になる…

[5] mixiユーザー 05月15日 21:25

社会新報５月１１日付

社民党の又市征治参院議員(副党首）は４月２５日の決算委員会で、ＪＲ不採用問題で残された雇用問題を質問した。
昨年４月の４党(社民、民主、国民新、公明）と政府の政治解決合意に「政府はＪＲへの雇用について努力する」との項目が盛り込まれたことを指摘した上で、「１年たった現在も全く実現していない。約束不履行だ。政府の責任ではないのか」とただした。
しかし、大畠章宏国土交通相からは「今後、ＪＲへの採用を改めて要請していただくように、いま各政党にお願いしているところ」と不可解と言える答えが。
又市議員は「なぜ今さら政党間の調整がいるのか」と疑問を呈し、これは菅内閣全体の信用問題だと追及したものの、菅首相は「具体的な要請が関係する政党側からあれば国土交通大臣を中心に政府として対処したい」と大畠交通相の後退した答弁を反復しただけ。
又市議員は強く不満を表明した。

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