映画愛好会コミュの大人が選ぶ泣ける映画ベスト♪

1月12日テレビ朝日「ＳｍａＳＴＡＴＩＯＮ」

”大人が選ぶ泣ける洋画ベスト３０！”

SmaSTATION!!では、全国の大人2000人に緊急アンケートを実施し、数々の名作と言われる映画のなかで、特に「泣ける洋画」を、ランキングで発表しました。

誰もが涙したあの名シーン、世代を超えて愛されているあの物語は、果たして何位に入っているでしょうか？

第1位！悲劇の恋に全世界が涙
「タイタニック」（1997年）1835ポイント

超豪華客船タイタニックの上で運命に導かれるように、ふたりの恋は急展開を迎えます。そして、この映画で最も泣けるのが、冷たい海のなか、沈没した船の残骸につかまったまま、救出を待つふたり。ローズの無事を確かめたジャックは、力尽き海に沈んでいき…。自らの命をもって愛する者を守るディカプリオ演じるジャックの姿が、全世界の人の心を震わせました。アカデミー賞では最多タイの11冠、全世界収入は、実に約2100億円。いまだこの記録は破られておらず、ギネスブックに登録されています。

第2位！愛する人の為に危機に立ち向かう勇気に涙
「アルマゲドン」（1998年）1326ポイント

小惑星の接近で滅亡の危機に瀕した地球を救うべく宇宙に旅立つ男たちの死闘を描いたヒューマン・アドベンチャー。地球を救うため残された手段は、惑星に核爆弾を埋め込み爆破させると言う方法で…。

第3位！死んでも君を守りたい！
「ゴースト」（1990年）1098ポイント

死してなお、愛する人を守ろうとする男と彼を愛し続ける女のファンタジック・ラブストーリー。ふたりが愛を確かめ合うラブシーンの数々は世の女性の憧れの的となりました。生きている間、決して「愛してる」と言わなかったサムは、最後にモリーに「いつも愛してるよ」と告げるのです。当時、大物スターの出演もなく、製作費的にも低予算さらに宣伝も特別派手に行っていなかったながら、公開前の予想を裏切り大ヒットとなりました。

第4位！世界で一番美しい魂に感動の涙
「グリーンマイル」（1999年）714ポイント

奇跡の力を持つ黒人死刑囚と彼を見守る看守たちの姿を描いたヒューマン・ドラマ。どんな傷でも治すことが出来る不思議な能力をもつコーフィーは、殺人事件に巻き込まれた少女たちを救おうとして、逆に犯人と勘違いされ逮捕されてしまいます。しかし、死刑囚となった彼はその不思議な力で様々な奇跡を起こすのです。コーフィーの無実を知った、トム・ハンクス演じるポールは、死刑を止められない自分の無力さに苦悩し…。

第5位！爽快のラストシーンにさわやかな涙
「ショーンシャークの空に」（1994年）589ポイント

長い刑務所生活のなかでも自分を見失わず、ついには脱獄に成功した男の奇妙な逸話の数々と男を支えた仲間達を巡るヒューマン・ドラマ。アンディは、無実の罪を着せられ、終身刑を宣告されるも、持ち前の頭のよさで刑務所内の仲間や看守を取り込み、不自由なく過ごします。そして、19年の年月をかけ小さなロックハンマー一本で穴を掘り、脱獄に成功するのです。その年のアカデミー賞7部門にノミネートされたのですが、賞はすべて同年公開の『フォレスト・ガンプ』が総取りとなりました。しかし、ビデオ化されると口コミで評判が広がり、今や不朽の名作と言われるまでの存在に。

第6位！親子の固い絆に涙
「アイ・アム・サム」（2001年）578ポイント

知的障害を持つ父親と幼い娘の純粋な愛を描いた感動作。ショーン・ペン演じる父親、サムと名子役、ダコタ・ファニング演じる娘、ルーシーはふたりを引き離そうとする周囲に反し、さらに親子の絆を深めていき…。当時7歳だったダコタは、父を愛し支え続ける健気な娘を好演し注目を集めました。

第7位！世界で一番暖かい”嘘”に涙
「ライフ・イズ・ビューティフル」（1998年）570ポイント

ナチスの収容所に送られた幼い息子を生きながらえさせようと、父親が命がけでついた嘘がもたらす奇跡の物語。その嘘とは、収容所の生活は、お気に入りの戦車を得るためまでのゲームであり、とにかく生き抜いて“得点”を稼ぎ、1000点を獲得すれば、戦車がもらえる、というもの。父グイドは命がけでこの嘘を信じさせようと奮闘するのです。

第8位！未知の生き物と純粋な少年たちの絆に涙
「Ｅ・Ｔ」（1982年）458ポイント

宇宙人と地球の子供たちの交流を描くSFファンタジー。その後の特殊撮影映画に多大な影響を与えた作品です。ちなみに、E.T..の顔は、詩人・カール・サンドバーグと、20世紀の大科学者アルバート・アインシュタインをモデルに作られたと言われています。

第9位！映画愛と世代を超えた友情に涙
「ニュー・シネマ・パラダイス」（1989年）422ポイント

古き良き時代の映画館を舞台に、映画を愛した人々を描く感動作。映画が大好きな少年・トトは、映写技師アルフレードを慕い、映画館に通い続けます。ふたりの間にはいつしか深い友情が生まれ…。やがて、映画館が火事になり、光を失ったアルフレードに代わってトトが映写技師の仕事を任されます。アルフレードは、その後もトトを支え…。ちなみに、トト少年を演じたサルバトーレ・カッシュは現在、27歳。イタリア・シチリア島でスーパーマーケット経営しているとそうです。

第10位！巨匠スピルバーグ珠玉の名作
「シンドラーのリスト」（1993年）378ポイント

第2次大戦下1200人のユダヤ人をナチスの虐殺から救った実在のドイツ人実業家を描いた大作。自らもユダヤ人の血をひくスピルバーグは映画化を決意し、約10年の歳月を費やし、作品を完成させました。撮影し始めると、連日、悲惨なシーンが続き、スピルバーグは何度も涙を流したといいます。しかも、彼は監督料など一切のギャランティを受け取りませんでした。この映画により、スピルバーグは、初のアカデミー賞作品賞を受賞したのです。

第11位！「フォレストガンプ」1994年

知能指数は人より劣るが、誠実にそしてまっすぐ生きるフォレスト・ガンプの半生を描いたヒューマンコメディー。様々な時代を代表するシーンが登場するこの映画。従来のCGとは一線を画した使い方が話題となりました。幼少期、いじめられていたフォレストは、唯一優しくしてくれたジェニーに恋をし、一生思い続けるのですが、彼女は病に冒されてしまうのです。

第12位！「戦場のピアニスト」2002年

ナチス占領下のポーランドを生き抜いた実在のユダヤ人ピアニストを描いたドラマ。主演のエイドリアン・ブロディは、役作りのために約14キロも減量、迫真の演技で見事史上最年少の29歳でアカデミー賞主演男優賞を獲得しました。また、監督のロマン・ポランスキの母親は、第二次世界大戦時にアウシュビッツでナチスに虐殺され、彼自身も「ユダヤ人狩り」から逃れるため逃亡生活を余儀なくされていたのです。映画には、その当時の辛い経験が色濃く反映されています。

第13位！「Ａ・Ｉ」2001年

少年ロボット、デイビッドの一途な愛を描いた感動作。この映画は、元々、『2001年宇宙の旅』で有名な巨匠、スタンリー・キューブリック監督の企画でしたが、キューブリックの死で一度は企画が消滅。しかし、遺族の強い希望でスピルバーグが製作を引き継ぎ、監督だけでなく自ら脚本を執筆する事となったのです。

第14位！「シザーハンズ」1990年

孤独な発明家の手によって生み出された両手がハサミの人造人間・エドワード。彼は街で人間たちと暮らすうちに、ひとりの少女に恋をするのです。しかし、その恋は不運にも叶うことはなく…。

第15位！「クレイマー・クレイマー」1979年

　離婚と養育権という、現代の社会問題を心温まる人情劇を通して描いた感動作。ダスティン・ホフマン演じるテッドは、メリル・ストリープ演じる妻・ジョアンナに突然家を出て行かれ、残された息子ビリーと供に、生活を始めるのですが、親権を巡りふたりは裁判で対決することに。

第16位！「ある愛の詩」1970年

環境の全く異なった世界に育った男と女の悲しい愛の物語。ハーバード大学の学生で御曹司のオリバーは、菓子屋の娘ジェニーと恋に落ちる。ふたりは、オリバーの両親に結婚を反対されながらも、親からの仕送りを断って結婚。貧しいながらも幸せな日々を送っていたそんなふたりに、突然、悲劇が襲い掛かるのです。死を覚悟した彼女の最後の願いとは…？　この映画は日本では1980年に放映され、その吹き替えを担当したのが、山口百恵さんと三浦友和さんでした。

第17位！「ローマの休日」1953年

ローマを舞台にした王女と新聞記者の王道の恋愛コメディー。実はこの映画で最もてこずったのは、ふたりがべスパにのって爽快にローマの町を駆け抜ける、有名すぎるあのシーン。撮影が始まるたびに、現地のおっかけがスクーターで追いかけカメラに入り込んでしまい、このシーンを撮るのにに6週間もかかったといいます。

第18位！「マディソン郡の橋」1995年

たった4日間の恋に“永遠”を見いだした中年の男女の愛を描いた、大人のラブ・ストーリー。キンケイドに、家庭を捨て、一緒に来て欲しいと告げられたフランチェスカは一度は荷物をまとめるのですが、ふたりは愛し合いながらも、結局、結ばれることはありませんでした。公開当時、「不倫の恋」を描いた問題作として話題となり、中年女性が映画館に殺到。ちなみに、映画にも登場するマディソン郡の橋は、2003年、放火によって焼失し、今は映画でしか見ることができないそうです。

第19位！「スタンド・バイ・ミー」1987年

オレゴン州の小さな町に住む、それぞれ心に傷を持った4人の少年たちが好奇心から、線路づたいに死体探しの旅に出る、ひと夏の冒険。少年たちのなかでも、ファンの心に強く印象に残っているのが、クリストファー役を演じたリバー・フェニックスでしょう。当時16歳ながら天才俳優の片鱗が見える演技で、観客を魅了しました。しかしこの7年後、彼は薬物中毒により23歳という若さでこの世を去ったのです。ちなみに4人をいじめる不良グループのリーダー、エース役を演じていたのは現在、人気ドラマ『24　TWENTY　FOUR』でジャック・バウワ―役を演じている当時の19歳のキーファー・サザーランドです。

第20位！「愛と青春の旅立ち」1982年

海軍士官学校に入学した若き士官候補生ザックが、挫折を味わいながら成長していく青春映画。ちなみに、この映画は海軍士官学校が舞台だったにもかかわらず、撮影に海軍の協力が得られませんでした。パイロットの訓練も行っているものの、一度も戦闘機が出てくることがないのです。

第21位！「アポロ13号」1995年

アメリカの月面探査船計画で唯一、月に到達できなかったアポロ13号、その絶体絶命の危機と地球への生還劇を描く人間ドラマ。撮影は、宇宙飛行士が訓練を行う飛行機で、急降下中の23秒間無重力状態を何度も繰り返してその映像をつなげました。この作品に対するアメリカ国内での評価は特に高く、『20世紀を伝える映画』の第1位に選ばれました。

第22位！「レナードの朝」1990年

この映画は、実在するイギリス人精神科医の実体験を描いたヒューマンドラマ。少年期に脳障害が発症し、30年もの間意識不明のまま入院していたレナードは、若き医師セイヤーの情熱と新薬投与治療によって覚醒。30年もの眠りから覚めたレナードは母親と再会します。映画でやはり目を引くのが、患者役のロバート・デ・ニーロの熱演。当初、デ・ニーロには医師・セイヤー役でオファーがきましたが、脚本を読んだ彼は、レナード役をやりたいと監督に直訴し、急遽変更。デ・ニーロは、約1ヵ月、実際に病院に入りレナードと似た症状の患者を徹底的に観察したといいます。

第23位！「きみに読む物語」2004年

夫が認知症で記憶を失くした妻のために、愛し合った日々を読んで聞かせる切ないラブストーリー。原作小説は1996年、全米で450万部を超える大ベストセラーとなった作品です。夫婦愛がテーマのこの映画は中高年を中心にブームとなり “きみ読む”現象と呼ばれました。

第24位！「ロミオとジュリエット」1968年

憎しみ合う家柄に生まれたふたりの“禁じられた愛”を描いた、ラブストーリーの原点。ジュリエットを演じたのは、「映画史上、最も若く美しいジュリエット」と称されたオリビア・ハッセイです。

第25位！「ダンサー・イン・ザ・ダーク」2000年

それは、目の不自由なシングル・マザーがたどる悲劇。ビョーク演じる女手ひとつで息子を育てるセルマは、遺伝性の病で失明する息子のために貯めていた手術費用を、隣人のビルに奪われてしまいます。取り返そうとした彼女は誤って彼を殺害。それにより、彼女は死刑を言い渡されてしまいます。日本では2001年公開され、女性を中心に大反響。全世界興行収入は約35億円に対し、日本のシェアは全世界の約4割を占めました。

第26位！「フィールド・オブ・ドリームズ」1989年

アイオワで農場を経営するレイは、ある日トウモロコシ畑で不思議な声を聞きます。その声に従い、畑を潰して野球場をつくると、アメリカ野球界に思いを残し、亡くなった多くの野球人たちが、その球場に集まってきたのです。そしてレイは、かつていつも争ってばかりいた、この元野球選手――父とも再会します。

第27位！「街の灯」1931年

盲目の花売り娘と浮浪者の男の恋を描いたロマンティック・コメディ。チャップリン演じる浮浪者の男は、街で花を売る盲目の少女に恋心を抱くのに、何をやってもうまくいかない。そして、史上最も撮り直しが多かったというのが出会いのシーン。自ら監督をつとめたチャップリンは、娘役の女優の演技が気に入らず、丸一年かけ、実に342回も撮影し直しました。映画の最大の感動シーンはラスト。盲目の彼女のために手術費を出してあげたチャップリン演じる浮浪者の男。彼女はそれが彼だったと、手を触れた瞬間に気付くのです。

第28位！「グッド・ウイル・ハンティング」1997年

天才的な頭脳を持ちながら、幼い頃に虐待を受け、そのトラウマを抱える一人の青年と、同じ心の傷を持つ心理学者との交流を描いたヒューマンドラマ。実はこの映画の脚本は、主演のマット・デイモンとベン・アフレック。ふたりはこの作品でアカデミー脚本賞を受賞しています。

第29位！「哀愁」1940年

戦争により引き裂かれるふたりの美しくも悲しい恋物語。悲劇の運命を歩むヒロイン、マイラを演じるのは、あの『風とともに去りぬ』でスカーレット・オハラを演じた、ヴィヴィアン・リー。そんな彼女が最も好きな作品がこの『哀愁』だったといいます。第一次世界大戦下のロンドンで運命的な出会いを果たした、ロイとマイラは永遠の愛を誓いながらも、ロイは戦地へ…。やがて彼の戦死の知らせを受け絶望したマイラは夜の女へと落ちていきます。しかし、その後、死んだはずのロイと再会。彼女は夜の女になってしまった事を打ち明けられず、自ら命を絶ってしまうのです。

第30位！「ミリオンダラーズ・ベイビー」2005年

ボクシングに希望を見い出そうとする女性と、そのトレーナーの心の葛藤を描いたヒューマン・ドラマ。ボクサーとしては、すでにピークを過ぎているマギー。フランキーは彼女の熱意に負け、トレーナーを請け負うことに。フランキーの指導でマギーは、試合で連破を重ねるのですが、思いもよらぬ悲劇が彼女を襲います。全身麻痺となったマギーに対し、フランキーが取った行動とは…、なんと、マギーの「安楽死」だったのです。