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minority justiceコミュのチャプター番外編

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>アル中の頭脳明晰な一瞬とは良く言ったもんだ。〈パルプフィクション参照〉

ひらめきと言えば聞こえがイイが、単なる思い込みや、百パーセントに限り無く近い確信を得た感覚の妄想が多いだろう。

自分でも、おかしい?なんて考えもつかない自身満々の突拍子もないアイデア。

事実が間違えでなければ、それはひらめきになるのかもしれない。


しかし事実では無く、間違いだったり、誰も証明できなかったり、神のみぞ知る出来事だった場合、そのひらめきは、セッションしている回りの仲間からは「はぁ!?」って言う困った空気を持ち込むリーサルウェポンになる事がありうる。


俺は、しばしばそんなひらめきを産んで困らせていた気がする。


三日三晩寝ずに居た二十歳過ぎの秋の白夜、いつものように頭が悪くなってきた。

しかしその瞬間は自分自身頭脳明晰になってる気がしていたんだろう。

ふと、「ガソリンって、ガスとオイルとリンでできているんだ!」って全くもってユーモアも無い意味不明の何の得にもならんクソ情報が頭をよぎり、思わず口走ってしまった。

会話の無くなっていた男二人の狭い空間に、その情報は一瞬興味を引きそうな情報になり、長時間の無言を打ち砕いた。

頭の中に元素記号のグラフ?組織図?が浮かんだが、リンはともかくガスもオイルもある訳が無い!

だって元素じゃないもん!


しかしGASOLINEと言う綴りか、発音なのかはわからずしも、ふとそんな解釈をしてしまった。

友達は「何々?」って食いついてきた。

どんなに説明をしてもその友達が理解できる訳もなく、表情がひたすら?マークになっていった。


ドンドン二人の空気がまずくなる。


最終的に友達は、「俺頭悪いからわからねーよ」と泣き始めた、、、

頭が悪いのはむしろ俺の方だったのに。


友達はドスンとバッドに入り、ベッドの上で子猫の様に小さく丸くなってシクシク体を震わせていた。

見た目はボブマーリーみたいなアフロドレッドだったが、、、


その時に、ただ抱き締めてあげなければと何分も頭の中を、そんな気持ちが巡っていたが、気恥ずかしさが先立ち、ギュッと抱き締める事は無かった。


未だに覚えてる、あの時何でできなかったかな?っていう後悔。


その時抱き締めたからって友達が落ち着いたかはわからないけど、俺はこう言う姿を見た時、次は何も言わずぎゅっと抱き締めるようになろうと思ったんだ。

まさかそんな機会が二度とあるものとは思っては居なかったんだが、なんとなく抱き締める恥ずかしさで躊躇するよりも、手を振り払われて拒否される事を気にしてビビるよりも、ちょっとした勇気でギュッと抱き締める事のがするべき自然な動作にしたいと思えた。

今となっては、狂った頭脳明晰な一瞬の話だが、一つの〈経験〉から、次にどうすればいいのかの道標になっている。


ちっぽけな考察、忘れちゃってもいいプログラムやニューラルネットワークなのかも知れない、こんな小さな記憶が、俺を俺なんだって自覚させる働きなんだ。


まさか、そんな機会がまた来るとは思っていなかったんだが、、、

コメント(1)

チャプター番外編〈拡がり〉

>今では、ダウンロードすりゃ好きな音楽がサッと手に入るようになり、本当に便利になったもんだ。

俺が二十歳頃にはまだ海外アーティストの輸入盤cdなんて発売されてるのが希だった。

うぶな小坊主だった俺は当時ハウス(当時はクリーンだったな)にどっぷりハマってた。

往年の芝浦ゴールドっつークラブに入り浸ってた。


何このかっこいい曲?ってなるとdjブースに駆け寄り、タイミングを見計らって「一曲前にかけた曲何ですか?」って尋ねると、DJは気前よくレコードを見せてくれた。

速攻メモり、次の日に渋谷のタワレコやシスコに走る。


教えてもらった数の10分の1見つかるか見つからないかだったもんだ。


たまに見つかる貴重なアルバムやコンピレーションで他のアーティストを知る。

今では死語と化している「ジャケ買い」も腐る程した。


まずもってジャケ買いなんて宝くじを買うようなもんで、アルバムに10曲入ってたら、一曲でもかっこいい曲があれば当たり、三曲とか入ってたら宝物になってたね。


今の若い子達の曲選びは、どこかで聞いた自分が好きな曲をネットで調べてダウンロードする、んでもって自分の好きな曲を流すように聞くようだ。


CDにはアーティストやレーベルやミキサーの人達が意図して選曲したりジャケットを作っている。

昔のトランスだったら一曲目とラストはアンビエント、4、5曲目にはピークを迎え、徐々にハマる渋い音にもっていくような流れがあった。

たいしてにカッコ良くない曲があり、カッコイイ曲を際立たせる。


とあるDJはイライラするほど同じ曲を二枚使いして40分(曲がってると)くらいループして、むむっムキー早く展開変えてぇ〜って頭の中で火を吹く寸前になる、そして展開が変わると、脳内爆発、エクスプロージョーーーん!!!
ボッカーンですよ。

繋ぎの話は置いといて、今の音楽(音を楽しむ)って聴くって言うより聞くって感じだよね、ヒアとリッスンの違いつーのかな。


音楽は一つのジャンルをどっぷり攻めるより、多種多様の音楽を聴いた方が、色々な出会いや話題は多くなるのは間違いない。

そこで自分とビッタリくる音楽を攻めればいい。


広がりや繋がり、こいつ楽しいなって気持ちだったり、同じ臭いがするなみたいな、初めてあったのに何故か昔から友達だった気がするような感覚の、あっち側でもこっち側でも同じ感性をもった大事な仲間を作るには、音を聞くより、聴く方にした方が漠然とだけどいいと思う。


他のジャンルを聴いてる人なら、トランスなんてどの曲も一緒に聞こえるだろう、でも俺達には違いがあり、楽しみ方を自然と見つけてきた。

ダンスフロアでは爆音の中、誰しも初めて耳にした曲にこうべを垂れながら一心不乱で踊り狂い、しばらくして顔を上げると、千人単位の「これでしょ!、これなんだよ」って笑顔が、自分が選曲したかの如く「ほらね」と正体不明の確信を得る事で、一体感が辺りを包むんだ。

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