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minority justiceコミュのチャプター〈14〉>完全なるパラノイア〈1〉

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>完全なるパラノイア〈1〉
パラノイア〔paranoia〕
妄想症、偏執症、特定の妄想を持ち続ける病的状態。
原義はギリシャ語で狂気、らしい

俺たちはパラノった、とかパラったとか言う表現を使う。

過去に二度程、自分でもこれがパラノイアだって、パラノった後にやっちゃったーって感じた事件を起こした事がある。
パラノってる時は、全く自分が普通じゃない状態では無い事さえ気付けないんだ、それはまさに狂気。

その一つは、手前の章でチャーリーを仕事終わりに大量消費し、紙を摂り、そのままアフターでジオイドで踊り狂い、渋谷の街をふらつき、そのまま仕事前まで限界の身体と精神でチャラスを吸った後だった。

まずベンチに腰掛け、ズボンが膝上までしか履けず、檻の様なdjブースに引っ掛かってたUFOキャッチャーの人形が約10メートル先にあった物が、しゃべり始めた。

突然ディズニーの時折見せるダークな暗い森の様な、木に顔がある夜の森に出た。

一本道のサイドの木々達は何かを訴えてるが、何を訴えてるかはわからないんだけど、苦しんだ表情だった。
その道を進むとUFOキャッチャーのローリー寺西だったはずの人形が突然モトの顔になり、助けてーと苦しい顔になり、ビヨーンと奥の方に引っ張られ、どこまでも伸びたり戻ってきたりした後、遠くへぶっとんで行って、それを飛ぶ様に追いかけると(妄想だから)なんと宇宙空間に突入!

俺の視線は釘付けで、ブルース・リーのドラゴンへの道に出て来るアヘン窟に出て来る、女が視線を一点にまばたきもしない一点病の様に俺は目が話せなかった。

その前を、店の準備仕度をしているOちゃんが酒を運びに行ったり来たり、視線の中にちらつき一言、『親父、おっさんしっかりしてくださいよ〜』
ここは笑いそうになったが、ここはパラノイアの勝ち、一切無言の俺、返事をしたいが、余りにも幻覚が強烈で言葉が発せられなかった。

宇宙空間に出ると、モトはワープし消え去った。

その直後、壁の様な物体?モノリス?

映画2001年宇宙の旅(何十回観たか、全部台詞を言える位に)そのラスト間際の次元を超えるような映像に似た世界、もしくわ映画コンタクトの惑星ヴェガまで行くまでのシーンの様な世界(この2作品は絶対に見るべき)に吹っ飛ばされた。
今までアシッドやキノコで幻覚、幻覚書いて来たが、視界一杯に広がる宇宙は初めてだった(大体は視界がウニョウニョ曲がるか目をつぶるとフラクタル)ので、目が離せない幻覚とは本当はこの領域かもしれない。

シンナー(ナンシー)をやるとピンクのぞうさんやら、小さいおっさん、天井にゴキブリだらけとか、下り階段が崖に見えるなど登場するらしいが経験がないのでわからない。

vjが作り出す様なサイケデリックな映像が360度 回りの視界を現実から突き放した。
何分まばたきもせず、固まり続けたのか分からないが約15分程度、息継ぎすらしていなかった。
その苦しさと、どうやっても現実に戻ってこれない、パンツ姿で膝下までのズボン、端かりゃ見りゃそりゃー怖いと思うよ。

その完全無欠のパラノイアトリップから脱出したのは、Oちゃんの酒運びの三度目の一言『もうやだ、こんな店!』

俺は宇宙で「ぷっ」とクスリと笑えた。

さっきのおっさん扱いでは笑えなかったが、今回は一点病から抜け出せるマクロな笑い。

宇宙から帰還した俺はOちゃんに、「今、俺何分ブっ飛んでた?ドン位固まってた?」O『20分位っすか、あー良かったマジ店開く前に戻って来てくれて』と笑い飛ばした。

俺はマジ、呼吸困難で死ぬか、植物人間になると本気で思えた出来事だった。

疲れと、危険なミックス、それは危ない世界を演出する。

今では、またあの位トンでみたいとは思えるようになったが、あの時は異常だった。

コメント(3)

チャプター14〈2〉

>完全なるパラノイアのもう一つのお話し。

年末に友達のシーンと俺は寝ずに三日三晩、酒と白い恋人と温かい(ボン)と安定剤、睡眠薬をとりブッ飛んでいた。
お互いの会話は全く成り立たず、自分が言った二言前の言葉すら覚えて無い、相手に今俺何て言ったっけ?なんて聞くような極限状態の脳ミソ、相手はわかる訳がない、そんな二人が会話なんてうまく行く筈も無い。

そこで、俺たちは新しい技を発見、命名したご立派な名前はニトロ!

別に心臓が悪くてニトログリセリンを摂取するわけではない。

その遊び方は、まずボング(水パイプ)にガンジャを乗せる。そこに粉々に砕いた白い恋人をふりかける。

それを普通にボングで一発で吸い切るのだ!
味は科学的な怪しい葉っぱの、今まで味わった事の無いいかにも悪そうな味だった。
ビックリするのが、普通ボングはワンショットで行って後は灰になり継ぎ足し、次の人に回す。しかしニトロは、ヤバい味で、白い粉末が溶けだし、葉っぱに流れてコーティングされ、全く灰にならないのだ!

そのまま手渡し吸わせると、ドンドン煙が出る、少なくとも三周はしてもまだモクモクして、灰にはならない。
そしてスゲー飛び!

何じゃーこりゃ、やべーぜやべーぜと二人でニトロ合戦。

一気に意気投合、会話はできないがニトロは行ける。

ニトロを駆使しこの流れを変えようと元気が出て来たのか、シーンは年越しパーティーに繰り出そうと誘う。

危険な香りがプンプンだ。

俺は嫌な胸騒ぎがした。睡眠不足のtoo muchミックスにニトロ、何の当ても無いパーティーに。どうせ行くならアシッドをキメる。

既に過呼吸で心臓バクバクな俺。

しかしノリが命だ、負けはしねー、行ってやろうじゃんか!

俺とシーンとチーチョンとRは車を飛ばし会場に向かう。

車の中で既に挙動不審だと、チーチョンとRには突っ込まれるチーチョンの知り合いの女も居て初対面、なんだか気にしなくちゃいけない事だらけで、会場についた頃には、パニック寸前!

しかし俺は駄目押しにアシッドを摂った。

馬鹿だったありゃ、やり過ぎにも程がある。
アシッドを摂るが、効いてるのか効いてないのかわからない。

むしろ15分毎にトイレに入って、白い恋人を炙る。

あーコワイコワイ。

意味不明な俺とシーンは踊りもせず、ベンチにゆったり座って酒を飲みジョイントするだけ。

チーチョンの連れてきた女の子と会話するが全く会話にならず、変な汗がダラダラ、俺は自分自身が制御するのが一杯一杯で、相手の事など理解不能。
それでも一人でいる、初めて変態トランスパーティーにきたその子を何故か、楽しんで欲しいと、会話を続けたり、離れて踊って見せたり、サービス精神だけはなぜか残ってる、それが俺をドンドンヤバい方向に向かわせる事は百も承知なんだか、変な性格を俺はしてる。

15分おきのトイレでメディシン。悪ぶるにも程がある、手を洗い、顔を洗い鏡を見ると、ヤバい面。

でも発狂まではせず、頭の中には、、俺達は何で今こんなとこにいるんだ?
なにをしてるんだ俺達は?
誰も楽しんでる様には見えない、さっさと帰ろう。

途中チーチョンの知り合いを降ろして、俺の家へ直行。

車の中では、何しにいったんだとずっと嫌な考え、失敗だろこりゃ。
完全に嫌な妄想を繰り返してる自分がいたんだ。

続く。
チャプター14〈3〉
記憶の中のカオスの整理

家につくとかみさんのジョイが寂しい顔をして待っていた。
帰って来てみんな疲れ切った顔を見せる、それが引き金だった。

ジョイは妊娠をしていた。
俺達の子供は元気な子が生まれて来るのか心のどこかで心配していたんだずっと。

それが心の表に現われた途端パラノった。

みんなの顔が、俺には言いづらい事を隠してると思い込み始め、勘ぐりが止まらなくなってきた。

特に幻覚が見えるわけでは無い、左脳のパラノイア。
妄想どっかん妄想族!

俺の中でチーチョンは闇の医者に変貌、シーンは悪友でRは俺をなだめる係。

俺はジョイのお腹に居る子供を中絶せざる得ない結果になったと完璧に妄想し始めていた。

以前俺とジョイは若い頃、イケイケで俺は無職でハラませてしまい、お互いの答えは堕ろそうとなった。

あの時俺は半分本気のジョークで「やっぱり産まない?」ってジョイに尋ねたが、ジョイは『堕ろそ、堕ろそ』って笑いながら簡単に言ってきた。

俺は少し寂しい反面、安心してしまった、その時の俺には無理だと思ってたからだ。
今はわかる、あれはジョイの優しさだったんだ、駄目な俺を傷つけない為、今のあんたじゃ養えないでしょって言いたいが心にしまったんだと思う。

ジョイはまだ遊んでたいし、子供は早いって言っていたが、俺に経済力や安定感がありゃきっと産むという選択肢もあった筈だ。

しかし堕胎した。

その数年後、ジョイは妊娠をした、というか検査薬で陽性が現れ、二人で産婦人科に行った。
しかし成長が遅く、妊娠とはいかず、三か月後に流産した。

悲しくて、堪らず犬を飼った、名前はちくわと名付けられ、とても可愛くて堪らなかったが、飼って二週間後に死にかけた。

俺達は命に呪いをかけられてるんじゃないかと本気で思いそうになり、医者に新薬を試してもらったりして何とか一命を取り留めたちくわ。

話はそれたが、そんな過去がきっと俺を変なパラノイアに向かわせたんだろう。
俺の困った表情、豹変した目を見た回りは、顔を曇らせ、一段と俺の目にはこれからジョイの腹を俺とシーンが蹴り、お腹の子供を死なせ、チーチョンが無理からに胎児を引き抜くという、トンでもねー妄想に陥った。
俺は一気に涙が止らず、恥ずかしくもみんなの前で号泣、なだめる役はR、そこは間違って無かった、、、
俺はこれから始まるVシネか昔のヤクザ映画のチンピラ役を引き受けるのかとマジで思い、一人覚悟を決める為自分の部屋に籠った。
いくら考えてもその役はできない、親友のシーンは悲しいがしょうがない選択だろって、優しいんだかひでぇんだかわからない声が心に響いていた。

訳も分からない回りの友達とジョイ。30分後にジョイが部屋に入ってきて俺を抱き締める、『どうしたの?』と聞かれるが、1バーセントの理性が、これは俺のパラノイア?と一瞬勘付き、これからする行為を口にする事がマズい事、それともしかしたら完全にパラノってると思われるのも恥ずかしかったし、、、

頭がこんがらがってきて、恥ずかしいが尋ねた、俺の考えたシナリオを話すと、『そんな事しないから』と呆気に取られた、ふざけんなよって顔された、、、

当たり前だよそりゃ、ジョイは子供の為、酒もタバコも控えてるのに俺は、あまりにもふざけて、しまいにゃ泣きながらパラノってるんだから。

そりゃ怒るわ。

やっと俺はパラノイアだと気付き、みんなに恥ずかしながら説明した。

俺がそんな世界に行くと誰も思って無い位俺はタフだったのに、、、

とにかく完全無欠のパラノイアは、マインドがグッドで、セッティングが良くないと、誰でも起こり得る事だと言いたい。

ジャンキーのみなさんマジ気をつけましょう。
そしてイリーガルに手を出して無い人は、こんな事が起こり得る、怖い物だと感じましょう。

しかし、このパラノイアがなければ、今の我が愛娘、ウララにはたくさんの感謝と生まれて来た喜びと、明るい未来が待ってるぜと言いたい。
そして未来の地球に何ができるか俺は深く考える様になれたんだ。
うっす、チーチョンです。
年末の話、懐かしい、、、
でも、幸せでした!

ありがとう

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