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BLUE IN GREENコミュの火を焚きなさい

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山に夕闇がせまる
子ども達よ
ほら もう夜が背中まで来ている
火を焚きなさい
お前達の心残りのあぞびをやめて
大昔の心にかえり
火を焚きなさい
風呂場には 充分な薪が用意してある
よく乾いたもの 少しは湿り気のあるもの
太いもの 細いもの
よく選んで 上手に火を焚きなさい

少しくらい煙たくたって仕方ない
がまんして しっかりと火を燃やしなさい
やがて調子が出てくると
ほら お前達の今の心のようなオレンジ色の炎が
いっしんに燃え立つだろう
そうしたら じとその火を見詰めなさい
いつのまにかー
背後から 夜がお前をすっぽりとつつんでいる
夜がすっぽりとお前をつつんだ時こそ
不思議の時
火が永遠の物語を始める時なのだ
それは
眠る前に母さんが読んでくれた本の中の物語じゃなく
父さんの自慢話のようじゃなく
テレビで見れるものでもない
お前達自身の お前達自身に裸の眼と耳と心で聴く
お前達自身の 不思議の物語なのだよ
注意深く ていねいに
火を焚きなさい
火がいっしんに燃え立つように
けれどもあまりぼうぼう燃えないように
静かな気持ちで 火を焚きなさい

人間は
火を焚く動物だった
だから 火を焚くことができれば それでもう人間なんだ
火を焚きなさい
やがてお前達が大きくなって 虚栄の市へと出かけていき
必要なものと必要でないもの見分けがつかなくなり
自分の価値を見失ってしまった時
きっとお前達は 思い出すだろう
すっぽりと 夜につつまれて
オレンジ色の神秘の炎を見詰めた日々のことを

山に夕闇がせまる
子ども達よ
もう夜が背中まできている
この日はもう充分にあそんだ
遊びをやめて お前達の火にとりかかりなさい
小屋には 薪が充分に用意してある
火を焚きなさい
よく乾いたもの 少し湿り気があるもの
太いもの 細いもの
よく選んで 上手に組み立て
火を焚きなさい
火がいっしんに燃え立つようになったら
そのオレンジ色の炎の奥の
金色の神殿から聴こえてくる
お前達自身の昔と今と未来の不思議の物語に 耳を傾けなさい


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