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日本の領土問題を考えるコミュの不法占拠したのはロシアではなくソ連です@択捉島・国後島返還2

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皆さんもご存知のごとく、択捉島・国後島はソ連によって不法占拠され、
その負の遺産が今日も残っている。


文部科学省は昨今、学習指導要領において、
“択捉島・国後島はロシアによって不法占拠されている。”と明記することを決定しました。

これから青年となってこの国の未来を背負っていく子供達へ、北方領土問題を伝えようとしたこと自体はよかった。
しかし、言葉を少し改めなければならない。

なぜなら不法占拠したのは、ロシア連邦ではなくソ連だからです。
従って、学校の教科書にはこう書かれるべき↓
“侵略国家・ソ連は、自国民のロシア人さえも迫害した圧制国家であり、ミハイル・ゴルバチョフやボリス・エリツィンを始めとするロシア人達こそ、ソ連共産党による暴政と闘ってきた勇気ある人々なのである。
つまり、日本国の固有の領土である択捉島・国後島を不法占拠したのはロシア連邦ではなくソ連なのだ。
択捉島・国後島を日本国に返還することが、ソ連共産党による暴政と闘ってきたロシア国民にとっての勝利でもあり、このように択捉島・国後島の返還を成し遂げて日ロ平和条約を締結することが、我々日本国民の歴史的使命なのである。”

鈴木宗男氏 佐藤優氏 共著 『北方領土「特命交渉」』
において、皆さんにも紹介したい場面がございます。
……

鈴木宗男:歴史を振り返った時、ソ連の国民が日本を侵略してきたと考えてはいけません。当時、ソ連にはヨシフ・スターリンという恐ろしい独裁者が君臨していた。しかも政治体制は、共産全体主義でした。犠牲になったのはソ連国民、そして北方4島の人達です。
スターリン主義の犠牲者という点でいえば、日本人もロシア人も同じ立場なのです。

佐藤優:その発想ができれば、ロシア人も犠牲者であることがわかるし、シベリアの抑留問題にもつながります。
 日ロ外交が浮ついた議論になっているのは、「全てはスターリン主義から起こった」という根源的な歴史認識が欠落しているからです。

鈴木宗男:実はボリス・エリツィン大統領(当時)も、
日ロの問題はスターリン主義の残滓だという認識を明確に言及していました。
エリツィン政権時代に国務長官兼第一副首相(現在は上院議員)をしていたゲンナジー・ブルブリス氏は、初来日の際に私と朝食を共にした際、こうおっしゃいました。
「北方四島はスターリン主義のもとで、日本から盗んだ領土です。共産主義から絶縁し『スターリン主義の残滓』と決別しようとしているロシアにとって北方四島を日本に返す事がロシアの国益に適っている。なぜなら、北方四島を日本に返還する事によって、対外的にロシアが正義を回復したと国際社会から認知されるからだ。たとえ日本人が要らないと言っても、返さなければならないというのがロシア人としての正しい歴史観です」
……


↑ここで登場するゲンナジー・ブルブリス氏は、
東郷和彦氏 著作 『北方領土交渉秘録 〜失われた五度の機会〜』でも紹介されています。

改革派国家院議員の中ではゲンナジー・ブルブリスの印象が鮮烈だった。当時のロシアの政治家でほぼただ一人、ロシアの正義のために四島は日本に返還すべきであることを公の場で発言していた人物だった。
……


我々日本国民は、草の根的に1人でも多くのロシア国民の皆様が、ゲンナジー・ブルブリス氏につづいて、択捉島・国後島の日本国への返還を唱えるように尽力しなければならないのです。

ブルブリス氏の、
「たとえ日本人が要らないと言っても、返さなければならないというのがロシア人としての正しい歴史観だ」
との言葉は、
「“ロシアによる不法占拠”という言葉を使わないでください。使わないようにすれば、ロシア政府は択捉島・国後島を返還する用意があります。」というメッセージだと私は信じています。


ロシアはソ連とは決別した民主主義国家。従って、民主主義国家としてのロシアの体面を考えなければならない。
だからこそ、文部科学省の学習指導要領はどうあるべきか、を提起したのです。

外交というのは、
いかに、相手の民主主義国家の体面を考えながら、日本の国益を守るか、
(つまりここでは、新生ロシアの体面を立てながら、択捉島・国後島の返還をいかに成し遂げるか)
ということを真剣に考えなければなりません。


「択捉島・国後島はロシアによって不法占拠されている」
という表現では、
択捉島・国後島で生まれ育ったロシア国民のみなさんに、
「あなた達は不法に居座っているんだから出て行ってください」
と言っているに等しい。彼らの心を傷つけることになります。
民主主義国家のロシア連邦は、一人一人のロシア国民の集合体だからです。ここが、ロシアとソ連の違うところなのです。

返還運動に関わってきた日本人島民・島民の子孫の方々は、
「日本国に返還された後は、ロシア人達と仲良く暮らしていきたい」
との希望をお持ちであることをぼくは知っております。

ここのコミュニティでも積極的に発言されている、
ソ連による国後島不法占拠被害者2世のオホーツクほいさんも、
こちら↓
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=28069272&comm_id=35782
のトピック書き込み>>3でこうおっしゃっています。
「正義感の強いロシアの皆さん、頑張れ!!」
ぼくも、オホーツクほいさんのこの呼びかけを全面的に支持いたします。支持するからこそ、
「不法占拠したのは、ロシアではなくソ連だ」という日本国民のコンセンサスを形成しなければならないのです。

オホーツクほいさんは、

『呼び方変えませんか? 北方領土元島民→“不法占拠被害者”に』
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=27442061&comm_id=35782

とのトピックを以前に立てられています。

『ソ連による』との言葉を必ず添えることにして、ぼくは賛成いたします。

『ソ連による不法占拠被害者』という表現ならば、択捉島・国後島で生まれ育ったロシア国民の皆さんの心を傷つけることにはならないからです。



大前研一氏は、著作『ロシア・ショック』において、こうおっしゃっています。
「…繰り返すが、ロシア人にとって北方領土の領有権は実際のところはどうでもいい。日本が“ロシアが不法に占領している”などと言うから引っ込みがつかなくなっているだけだ」
↑ここの部分は全くの正論だと思います。

しかしその一方で、島民の方々への礼儀に欠けた部分もあります↓
「北方四島が返還されたとして、元島民の高齢化が進んでいる今、果たしてどれだけの島民が島に帰るのかもはなはだ疑問だ。仮に帰島したとすれば、まさに高齢者、要介護者の目立つ島となる」

ひと言、
「“ロシアによる不法占拠”という言葉さえ使わなければ、択捉島・国後島は今日明日にでも日本に返ってくる。」
と言えばすむのだから、この様な国民感情を逆撫でする表現は慎んでくださりたいです。

大前研一氏には、上記で紹介しました、
鈴木宗男氏 佐藤優氏 共著 『北方領土「特命交渉」』
のここの部分をお読みなさる様お願いしたい。

鈴木宗男:…思い出深いのは、かつて私の根室後援会長をしてくださった浜屋満さんのお父さん浜屋政次郎さんです。このお父さんは歯舞諸島の多楽島の引き揚げ者でした。浜屋さんは平成五年(1,993年)に亡くなりましたが、生前、
「鈴木さん、自分達の代でだめなら息子の代、息子の代でだめなら孫の代、孫の代でだめなら曾孫の代でなんとかなるよう、北方四島の解決に向けてがんばってほしい」と、振り絞るような声で私に話してくれた顔を、いまでも鮮明に憶えています。


ここを読んだ時、強く胸が震えました。そして思った。
ぼくのように、島民と直接親戚関係のない国民であっても、日本国民としての責任感・共同体意識をもって、ロシア国民への返還呼びかけに加わらなければならない。返還されれば将来、ぼく自身、択捉島・国後島に病院を開業することも考えています。

従って、大前研一氏の述べられているような、
「高齢化した元島民ぐらいしか島には帰らないだろう」ということは有り得ないと考えています。
大勢の日本国民が、島民の子孫でなくとも択捉島・国後島に移り住むことになる、と思いますし、
そのこと自体が、浜屋政次郎さんたち、郷愁の思いを残してお亡くなりになられた島民の方々の遺志だとぼくは信じております。


…話が少しそれましたが、ここのコミュニティの皆さま、どうか、
「不法占拠したのはロシアではなくソ連だ。“ロシアによる不法占拠”という言葉を使うのをやめましょう」
というのに賛成してくださいますでしょうか??

もちろん、ソ連による日本国民の被害の歴史自体は正確に語り継がなければなりません。
このトピック冒頭において、学校の教科書にどう書かれるべきかを提案いたしました。

改めて、ぼくが書き上げました、教科書に書かれるべき文章原案の全文を提示いたします。

「昭和20年8月15日、昭和天皇の玉音放送により、戦後日本の経済復興はこの時始まろうとしていた。
陛下の玉音放送は、千島列島・南樺太全域でも行われた。
ところが2日後の8月17日、ソ連は突然、千島列島北端より、不当に侵略してきたため、千島列島における旧日本軍とソ連軍の戦闘は、この時になって始まったのである。

たった2日後とはいえ、8月15日を過ぎている時点で、
“戦後”の期間である。

つまり、択捉島・国後島のソ連による支配は、
太平洋戦争の結果とはいえず、戦後になってから突然始まったソ連による不法占拠なのだ。
とはいえ、、

この歴史を前にして、私達日本国民がもう一つ、忘れてはいけないことがある。
侵略国家・ソ連は、自国民のロシア人さえも迫害した圧制国家であり、ミハイル・ゴルバチョフやボリス・エリツィンを始めとするロシア人達こそ、ソ連共産党による暴政と闘ってきた勇気ある人々なのである。
つまり、日本国の固有の領土である択捉島・国後島を不法占拠したのはロシア連邦ではなくソ連なのだ。
択捉島・国後島を日本国に返還することが、ソ連共産党による暴政と闘ってきたロシア国民にとっての勝利でもあり、このように択捉島・国後島の返還を成し遂げて日ロ平和条約を締結することが、我々日本国民の歴史的使命なのである。」


みなさま、心よりお願い申し上げます。
「“ロシアによる不法占拠”との言葉を使わないようにすれば、択捉島・国後島は直ちに返ってきます」
との呼びかけに、国民の皆さま一人一人の貴重な一票をささげてください。

Samourai Tatsu


ロシア人住民の処遇は?@択捉島・国後島返還1
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=37928816&comment_count=15&comm_id=35782

コメント(66)

王党派Henriさん、少し休憩します。>>23~26

いちたすにひくぜろはさん、>>21

ところでずっと前、元 駐日ロシア大使をされていたアレクサンドル・パノフ氏が今、ロシアの外務省を引退し、モスクワの大学生に外交アカデミーで北方領土問題を講義されている、とのことをメッセージで教えて下さいましたよね。

トピック冒頭でここのコミュニティの皆さんに紹介しました、ゲンナジー・ブルブリス氏についての近況、並びに、
いちたすにひくぜろはさん、あなたの見立て、などなど教えて下さいますでしょうか?
政権中枢にどの程度近いのか?将来、ロシアの大統領になる可能性は?などです。

Samourai Tatsuさん、こんばんは。

ゲンナジー・ブルブリス氏の最近の活動については残念ながら全くフォローしていません。
彼は確かエリツィン元大統領と同郷の好で、元大統領の知恵袋的な存在だったと思います。
今後、ロシアの政界で再び表舞台に立つ可能性は低いのではないでしょうか?

アレクサンドル・パノフ氏については最近でも5月11日付の読売新聞国際欄にインタヴュー記事が掲載されていたと思います。
もっとも、「元駐日大使」という肩書きでコメントされていますから、ロシア外務省の公式見解を代弁したのみで、とくに注視すべき内容ではないと思います。
(МГИМОなどで学生達を相手にこの問題について話す時はまた少し違うことを言っているようです。)
そういえば、来月銀座で写真展が開かれるそうですね。
>21 いちたすにひくぜろわさま

1点目、国際的に

ご存知の通り、日本は相当な先進国です。
また、アジアで最も発達した先進国であり、立憲民主制のもとでの議会制民主主義の歴史は、19世紀にまで遡ります。
が、そのような先進国の中で、日本のみが、国家の検定のもとで教科書検定制度を継続しているのです。アメリカも、フランスも、ドイツも国家が白黒つけて検定などすることはなく、せいぜい地方自治体レベルで「これはあかんやろ」というガイドラインをつくるぐらいですし、イギリス、オランダにいたっては、完全に自由です。
一方、中国、韓国、あるいは発展途上国のかなりの数が、国家が白黒つける教科書検定制度を継続しています。これは政治体制などにも原因があるのですが。

ともかく、日本は教科書の内容をすべて国家・中央政府が決定している上に、しかもこれは先進国としては極めて異例の状況とされています。従って、教科書の、しかも領土問題の事項を変える(=国家が変える)ということは、必然的に国際関係に対して無視できない政治的な影響力を及ぼします。(例:日中教科書問題)

2点目 国内的に

国家の中央政府によって画一化された教科書、ということは日本の子どもたち全てがその教科書で学ぶわけです。いわゆる「自虐史観」の問題とて、そのような画一化された教科書で「洗脳」されていることが問題になっているんだと思います。
すなわち、教科書の領土問題の項を改めることは、次世代の日本国民の意識に重要なものをもたらすのではないか、ということです。
王党派アンリさん、こんばんは。

私のコメントに対するレスポンスのようですので、手短にお答えいたします。

> 従って、教科書の、しかも領土問題の事項を変える(=国家が変える)ということは、
> 必然的に国際関係に対して無視できない政治的な影響力を及ぼします。
> (例:日中教科書問題)

その点はごもっともかと存じます。
しかし、日露の領土問題においては、これまロシアの国内世論が日本の検定教科書の記述内容に関して(どこかの国のように)大っぴらに騒ぎ立てたりした事実はありません。
昨年の新学習指導要領解説書についても、事務レベルで形式的な「遺憾の意」の表明がなされたのみと把握しています。
相手国がそれほど問題視していない事柄に対して、何もこちら側が敢えてああだこうだと騒ぎ立てるのはいかがなものか。というのが私の意見です。

尚、日本における教科書検定の是非については、いろいろとお考えがあるようですが、トピックの主旨から外れているように感じていますので、私はとくにコメントいたしません。
>30 いちたくにひくぜろわさま
今までの検定教科書の記述内容は、所詮日本政府の主張の反復でしたから、政治的影響もクソもなかったんです。
で、あなたの言われるとおり、これを、Samourai Tatsuさんの提言通りに、現在の検定制度の下で変える、となると、(敢えて悪い印象をもたれるかもしれない言葉を使いますが)政治的な波風を立てかねない、そういうことを申しているのです。
上に補足
おそらくSamourai Tatsuさまもそう意図されているのかもしれませんが
Samourai Tatsuさまの言われるように教科書を変える、という行為が、日ロ関係に今までとは違う政治的変化(良いか悪いかは別として)を生むことは、わが国の教科書検定制度の性質上目に見えていることですし、それが今回の議題の政治性だと思っています。
取り急ぎ携帯より。

教科書の内容

将来大人となる国民の世論形成
並びに、最前線ではたらく外交官(の卵である子供達)の歴史観の涵養

国家間の外交に影響を与える

王党派アンリさんとぼくは、こういう流れのイメージを概ね共有しているのだろう。

う〜ん
たしかにそういう一面(国内的影響)
もありますが、
それと同じように
例えば日中教科書問題が、教科書検定の内容変更によって即勃発したように、
日本という国が、国として教科書検定の内容を大きく変える、ということ自体がすぐに国際関係に政治的な影響を与える、ってことです。(国際的影響)
王党派Henriさん、 >>23~26


〜1枚目〜


ぼくが帝政ロシアを紳士的と呼んだのは、日本との領土の取り決め、対日外交そのものに関してのことです。
条約・国際法を守ること自体を“紳士的”と呼んだのではないですよ。

あの「裁判」で、“東条英機総理らは全員無罪だ。この裁判自体が無効だから”と言い放った判事 ラダ・ビノード・パール氏は、

祖国・インドがイギリス植民地支配の搾取に困窮していたにも関わらず、
“インドのイギリスによる支配は合法だった”と述べられていたと思う。それが、国際法の厳しい現実だったということを冷静に判断していたから。

ぼくは、イギリスがインドに対して紳士的な国だったとは思わない。但し、被植民地側の視点からみたら冷徹な、当時の国際法に照らせば、植民地支配自体が合法だったということ。

パール氏のお言葉を引用すれば、帝政ロシアも同じこと。たとえ、植民地の人々を困窮させたのであれ、そのこと自体が合法だった。


世界の歴史を振り返るとき、大変意外なことがございます。
日露戦争のあいだ、日本国と帝政ロシアは、交戦状態にあったにも関わらず、樺太や千島列島は戦場にならなかった。

戦時ゆえに、帝政ロシアは千島列島や北海道本土へ(合法的に)侵攻することだってできたはずだ。
しかし、オホーツク海にて日本国と帝政ロシアの2国家間の平和は、日露戦争のあいだも保たれていた。


王党派アンリさんのおっしゃるとおり、たしかに幕末から日本人は帝政ロシアを脅威とは認識していた。
明治時代、北海道に配置された屯田兵に、
<普段は農業に従事し、万一、帝政ロシアが侵攻してきた場合は国を護る>という義務が与えられたのは、この脅威論を背景にしていたから。

しかしそれでも、再度書きますが、

帝政ロシアは圧倒的な軍事力を有していたにも関わらず、日露和親条約に違反して択捉島・国後島、北海道本土、等を不法占拠するようなことを絶対にしなかった、
ソ連によって滅ぼされた帝政ロシアは、滅ぼされる最期の最期まで日本国との条約を誠実に守り、
択捉島・国後島を、ぼくらの母なる皇国日本の固有の領土として尊重していた、

という歴史自体は残った。これは、こんにちの日ロ外交においても尊重されなければならない。



〜2枚目〜 へ続きます。
〜2枚目〜


こんにち、わが国の周辺において、

台湾とロシア

この二カ国のみが親日国家であります。
こんにち、我々日本国民が脅威とみなさなければならないのは、

1. チベット、東トルキスタンへの迫害を続け、
2. また、東シナ海の日本側領海への不法占拠、並びに親日国家・台湾の陥落を試みている

中国共産党なのであって、
北の親日国家・ロシアを脅威とみなすのはスマートではありません。

ちなみに、ぼくの台湾に関する基本認識は
こちら→ http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=42006055&comm_id=2361484

ロシアはこんにち、なぜ親日国家なのか?

それは、
一、ひとつには、明治38年の日露戦争のあいだ、捕虜となったロシアの兵隊さん達に、
東郷平八郎元帥はじめ我々ひとりひとり、日本側が真心こもった気遣いができたこと。

二、もう一つ。
時はソ連崩壊末期。樺太(サハリン)において、
ロシア人の三歳の男の子が全身にやけどを負い瀕死状態となった。

救命に国境はなし。
札幌医大から速やかにジェット機を往復させ、日本人医師による懸命な手術により、この男の子を救うことができた。

詳細はこちら↓
http://www5a.biglobe.ne.jp/~t-senoo/Ningen/yakedo/sub_yakedo.html
国境を越えた救出劇
大やけどコンスタンチン君・命のリレー

日本とソ連の間のバリアを越え、北海道庁、外務省、海上保安庁、札幌医大などの連携プレイにより、ぼくら日本人ドクターの献身的な善意が実を結び、あと70時間という3歳のサハリンの子の命を救った。 


↑ これら一、二が、潜在的にロシア人の心に生きているから。
神武天皇の八紘一宇に由来する日本人の人道的博愛の心が通じたから。


択捉島・国後島の日本国への返還が明記された日ロ平和条約は、
東アジア最強の同盟となります。

モスクワ、サンクトペテルブルグといったヨーロッパ側のロシアが急速に発展しているのに対して、シベリア・極東はまだ発展途上の地域であり、

1.リニア中央エクスプレス開通に尽力してきたJR東海の技術力によるシベリア鉄道の高速化

2.石油パイプラインの、ウラジオストックから北海道・本州北陸地方への敷設

3.週末、台湾へご飯を食べに行くのと同じ感覚で、バイカル湖やカムチャツカ半島への日本人の週末バカンスが定着する。
うるっぷ島、新知(しむしる)島、おんねこたん島、ぱらむしる島、占守(しむしゅ)島、といった中千島・北千島には手つかずの大自然が残されていると聞く。
日本国へ返還後の択捉島から、カムチャツカ半島までの国際航空路線が開かれれば、空から美しき秘境の島々を眺められることでしょう。

4.ソ連共産時代、お医者さんは社会的に冷遇された。
医学の分野において世界有数の先進国である日本国がその立場を生かし、シベリア・極東への病院の設立、日本人ドクターの派遣、などを通して公衆衛生の向上に努める。
ソ連崩壊間際にサハリンの3歳の男の子を救った時の流れを汲み、草の根的に一人一人のロシア人の信頼を得ることができる。


病気もしくは外傷で苦しんでいる時に、医者に救われる時ほど、人が恩義を感じることはないのだから。
>Samourai Tatsuさん

hitvicさんの指摘は正しいのですが、確かにロマノフ朝ロシア帝国は対日条約の大半を遵守しました。しかし、それは決して紳士的だからとか、そういう理由ではありません。

もし条約を破り、日本を攻めたならば、それを口実に、他の欧米列強、イギリスやフランスなどに干渉されて折角の権益を得られなかったからです。実際、ロマノフ朝ロシア帝国は一度、対オスマン帝国外交でこの過ちを犯していたのです。(いわゆる東方問題)
また、スターリンがなぜ対日条約を破ったのかというと、これは決してスターリンが特別腹黒く、悪い奴だったからではありません。1945年当時条約を破ったところで、多くの強国が戦争に疲弊しており、干渉する余地がなかったからです。

当たり前と言えば当たり前のことなのですが、ロマノフ朝にしろ、ソ連にしろ、現ロシア連邦にしろ、自国を発展するためには海に進出するルートを確保しないといけない。そのためにうまいこと日本の権益を奪おうとしているだけのことです。
条約、国際法、「親日感情」などレトリック、手段に過ぎません。あくまでも目標は南下政策と、日本の権益を得ることなのです。

日本とて同じです。
ロシア捕虜を優遇したのは、確かに日本人が善良だった、という一面もあったのかもしれません。しかし、その最大の理由は、当時は白色人種優越の国際社会です。優遇しなければ、欧米列強が干渉し、介入してくる恐れがあったからです。もしそこに付け込まれて、「ロシア捕虜虐待」を理由にイギリスやフランスに攻め込まれれば、ただでさえ日露戦争で疲弊していた国力はもたなかったでしょう。
「親露」、「友好」などレトリック、手段に過ぎませんでしたし、今でも基本的にはそうです。あくまでも目標は、日本の権益を守ることなのです。
(別に日本の悪口を言っているのではありません。国を守る、ということは、えてして理想を手段にして現実を守ることになりがちです)

国際関係において、基本的に国民の美しい感情が相手国に働く、といったことはここ400年間ありません。基本的にそういったものはレトリックであり、本来の目的はあくまでも国益の保護と増進です。
たしかに「親●感情」と言ったものが国際関係に生きる、といったこともあります。しかし、それは非常にシビアなものです。
たとえば、アメリカは日本(の特に読売新聞)に対し、原子炉を供給する代わりに、ディズニーランドを建設し、日本人に親米感情を植え付ける取引をしました。「親米感情」がアメリカの対日外交をうまくいかせるための道具にされ、代わりに日本は実質的な核保有国になったのです。

日ロ同盟構想だってそれです。
日本にとって、それが国益を増進しうるか。
仮にロシアの海軍力が日本近海に普通に進出してくるようになれば、今まで太平洋・マラッカ海峡・インド洋の制海権を握っていたアメリカは必ず日本に干渉するでしょう。中国も黙ってはいません。ロシアとインドが手を組めるようになるからです。
また、ロシアは南下政策のためには手段を選ばない国です。今までの歴史もそうですし、サハリン2の一件もそうです。日本も日米同盟の数倍神経を使わないといけません。
そこまでして果たして同盟を組む価値があるのか、という疑問が湧きます。(もちろん時と場合によっては、価値が出てくることもあり得ます。それが国際関係というものです。ただし、「親日国だから同盟する」というレトリック、手段を目的の高みに昇華させることは、国際関係ではナンセンスです)
> 択捉島・国後島の日本国への返還が明記された日ロ平和条約は、
> 東アジア最強の同盟となります。

というか、これを読む限り、「平和条約=軍事同盟」という思い違いをしているような気がしなくでもない・・・。あせあせ(飛び散る汗)

あと、今のロシアが親日国家っていうのはまんざらではない話だが、日本国内における行き過ぎた反ロシア感情のほうがむしろ問題ではないかと自分は思う。
>hitvicさん
僕は、ロシアと同盟する、ということ自体が必ずしもナンセンスだとは思いません。
御指摘の通り、ロシアとはより密接な関係を築いていく必要は、否応なしにありますし、国際環境の変化によっては、それが「軍事同盟」という形に結実することも想定すべきだとは思います。
ナンセンスというべきは、「相手の国民感情が親日的だったり、相手が歴史的に親日国だから、同盟すべきだ」という、国民感情という国益を守る手段を、国益と同等、もしくはそれ以上の目的と誤解することだと思います。
「台湾が親日だろうが反日だろうがどうでもいい」ということもそういうことだと思います。日本にとって台湾が軍事的に重要なのは、台湾が中共政権に抑えられると、日本のシーレーンが抑えられてしまうという国益にかかわる重大な問題が発生するからであって、「親日国だから軍事的に守ってやるべき」という議論は論外なのです。ただし、そういった国益を守る手段として、台湾の親日感情を煽動する、ということは重要だと思いますが。

追記

なお、僕が国際法云々、というのは、決して「親日国だから」「歴史的な信義」というような道義の問題ではありません。ロマノフ朝ロシア帝国が他の欧米列強が国際法違反を口実に干渉してくることを恐れたように、国益を守り、あるいは増進させるために国際法がある、といっても過言ではないからです。

たとえある国が、「わが国が損害を被ったとしても、わが国は国際法の信義と原則を守る」といったところで、それが純粋に国際法の精神や原則を守るためにやった例などありません。国益増進という目的があったのであって、「国際法の精神や原則を守る」というのはあくまでもレトリックであり、手段です。
たとえばロシア・ソビエト政権は民族自決を訴え、自国の領土を失いましたが、それは共産主義を広め、自らの共産革命を外国の干渉から守るためだったのです。アメリカ外交とてそんなものです。

ですから、北方領土に関しても、「国際法がこうだからこうすべきだ」と真面目な顔して論じることはナンセンスだと思っています。
日本やロシアが北方領土を論じるとき、国際法云々を語るのは、レトリックであり手段であって、それを目的にしているのではありません。
日本が北方領土、あるいは千島・南樺太を得るべきだ、という真の理由は、フランスのルイ14世以来受け継がれている自然国境説、すなわち自らの国土を守る自然の障壁を築こう、という考え(ここでは北海道を海外から孤立させ、島国を守り、なおかつシーレーンを抑える)です。だから、「国際法的にこうだから、日本は北方領土、あるいは千島・南樺太を得るべきだ。」もしくは「得るべきでない」という議論は究極的には意味がないと思っています。国際法とはあくまでも国益を得る手段であって、目的とすべきではないからです。
(なお僕は、自然国境説、あるいはシーレーン防衛の立場から、それが現実的に不可能であったとしても、潜在的に日本が千島や南樺太を視野に入れることは、必要だと思っています。場合によっては、日本が積極的にそれを主張しなければならない国際環境に来ることも想像できるからです。そして、僕にとって国際法、もしくはイデオロギーなるものは、その必要のための手段なのです)
何の間違いか三重投稿をしてしまいましたorz
スレを無駄に消費してしまいすみません。
>> 44

> 千島返還要求については,そんなことを主張すればロシア側の態度が硬化すると考えるので,日本側がその可能性をにおわすことにも反対します。

アンリさんが述べられているのは、現下の平和条約交渉の場で千島・南樺太の領有権を主張すべきというのではなく、国際情勢の変化如何においてはそのようなケースも想定すべしということなのでは?

世の中ダイナミックに変化していますから、アメリカにしろ、中国にしろ、ロシアにしろ、この先どうなるか不透明な部分は多いです。

ドイツもカリーニングラード(ケーニヒスベルク)を完全に諦めたわけではありません。
フィンランドだってカレリヤをけっして諦めてはいません。
ロシアも、隙あらばクリミヤを再び我が物とせんと虎視眈々と機会を覗っています。(クリミヤだけに留まらんな・・・)


しかし、(話を元に戻しますが)現時点で日露関係における最大の外交課題は、四島の帰属の問題の解決と日露平和条約の締結です。
本来ならこれはソ連崩壊後の数年間で解決しておくべき問題だったと自分は思っています。
>hitvicさん、いちたすにひくぜろわさん
まあここは議論する場ですから、議論するためにスレを消費することは問題ないと思いますよ。

で、国際情勢の推移いかんでは、共産党が主張するように千島、あるいは南樺太の領有も我が国の国益のために主張せざるを得ない、ということもあり得ると思います。それは、過去、ある程度の期間にわたって、千島、樺太が日本の自然国境の一部だったということもあります。(カレリア、カリーニングラード、クリミアなどもそうです)
ただし、現時点において、日本が北方四島のみならず、「全千島」「樺太」と叫ぶことが、それがいいか悪いかはともかく、現在の国際関係に重大な影響を及ぼすことは間違いありません。少なくとも、今よりは不安定になるとは思います。国益、というものを念頭に置いたとき、安易にするべきことではないんです。そのことは、戦略論、戦術論、外交論としてはやはり覚えておくべきでしょう。

どのような経緯があったのか、それ自体で論文が10個ぐらい書けてしまうかもしれませんが、結局日露交渉が膠着化している、というのがある種の問題であり、謎なんですよね。
これは、それがいいことか悪いことかは別としてわが国がいずれ「核兵器の保有」ということに正面から向き合わないといけない(持つべきだ、というわけではありません)、ということと同じように、この膠着状態をいつまでも続けるわけでもいかず、いつか日ロ関係を打開しないといけない、ということなんだと思います。
国際関係が動き、動き続けるものである以上、対露平和条約、もしくはそれに類する決着というものはいずれ正面から向き合わないといけない問題ではないでしょうか。
>> 51

> 結局日露交渉が膠着化している、というのがある種の問題であり、謎なんですよね。

日本人ですら謎に思えるんだから、西欧的合理主義的な価値観が日本よりも強いロシア側にとっては全く理解出来ない事態だろうと思いますよ。

先にちらっと名前が出てきましたけど、アレクサンドル・パノフという鈴木・佐藤・東郷らが日本側交渉の中心人物だった時期に、そのカウンターパートとして駐日大使を務めていた人物が、離任後に回想録を書いて出版していますが、彼の言葉を借りると「56年宣言の有効性を認め、二島返還による解決を図ろうとしたロシア側の提案に対して、日本側は全く評価するどころかそれを「当然のこと」としか受け止めず、更なる譲歩を要求してきた。これは全くの想定外の事態であり、外交的に大きな誤算であった。」というようなことを書いています。(注:正確な引用ではなく自分の記憶を元に書いています。)

日本が二島返還提案を全く評価せずに突っぱねたことも「誤算」であったならば、その後の「鈴木宗男疑惑」を巡る政治スキャンダルで交渉自体が途絶えたことなどは、ロシア側の交渉当事者たちにしてみれば全くの想定外、まさに理解不能な事態であったということは容易に想像ができますね。

きっと彼らから見れば日本は、さぞかし自分たちの理解を越えた「東洋の魅惑の国」に思えたことでしょう。。。

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49 はサーバーのトラブルにより二重投稿が起きたので削除しました。
北方領土はロシア領土。サハリンもロシア領土。
独島は韓国領土。対馬はいずれ韓国領土。尖閣はいずれ中国領土。沖縄は独立国家。

いい加減気付けと言いたいな。

南クリル諸島はロシア領土だ。
>>[55]

ん〜・・・いきなりか〜たらーっ(汗)

そこに結論が至った貴方の経緯を聞きたい。
完結にシンプルに頼むよ。

スクロールするのめんどいし
読む気になれん
>>[60]
コミュを利用されるということは
誰かとやり取りしながら
何かを得たいのでは無いんですか?

長文をツラツラ綴るだけなら
自分の日記に書いて、そちらに誘導されれば
見ると思うんです。
これは私の意見であって、他の方の考えを
聞いて見たいです。

m(._.)m
>>[62]

こちらは私が想定するものと
違う方向のトピであるということが
わかりました
どうやら私が想像するものは
勘違いだったようです。

無知なわたしにお時間を割いて頂き
ありがとうございました。

失礼しました。
>>[62]

あ、質問にお答えしておりませんでした。

私は、その時点での話の流れに合わせて
必要最低限の文章でまとめてから
コメントをするよう気をつけております。

また、誰かが自分あてにコメントをしてくだされば
その方の求める意見を考えて
コメントをするよう心がけています。

それでも
お互いの認識にズレが生じることもありますので
都度確認も心がけております。

邪子さんの求める返答が出来ているか心配ですが
このようなやり取りも
ここのトピの意向に反する気がするので
私からは以上とさせて頂きます。

久々にトピがたったので興味を持ったのですが
内容に目を通す前に
半ば諦めの気持ちでコメントいたしました。

スルーでは無く
このトピは見ないことにいたします

ありがとうございました。
すみません。

見ないと言ったのに、ふと疑問が湧いて
気になってしょうがないので
「トピ主さん!」へ質問です。

ここのトピで、択捉島・国後島の
何についてやり取りしたいんですか?

具体的なことを教えて下さい。

あなたがやり取りしたいテーマがわかりません。
というか、読む気に慣れないですが
それだけ気になりました。

失礼な発言に感じた方がおりましたら
その方には、お詫びいたします。
今4島に住む若いロシア人は、日本の領土だった事自体知らない世代になりつつあるんでない?
占拠したなんて国が教えてくれないだろし。
ゴルバチョフさんの時代、まずは2島先行返還、残りは時を経て状況にあわせつつ、みたいな案があるのに、日本側が全島返還以外受け入れない意思表示して交渉が頓挫気味になったはず。

まあ、日本は外交下手だと思う。

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