タイトルのとおり、ずばり
北方領土の真実を伝えるトピです。
島民２世の私は、
しぶといロシアに不法占拠されて久しい
北方領土に関して、
何かできることはないだろうか、と
ずっと考えておりました。
島民関係者だからこそ、
ミクシィで伝えられることが
あるだろう、と思います。
伝えなければいけない、と
思っております。
高齢者になってしまった島民たち、それから
残念ながらもうこの世にいない島民たちもおります。
私の身内の体験談を出すにしても、
“プライバシーの問題”があったりするので、
難しい面があり、
すべてをさらけ出すのは気がひけます。
それでも、何か伝えなければ、と
思いました。
幸い、私の手元には
北方領土関連の書物（非売品）やパンフレットも
けっこう豊富にあります。
これらに書かれている文章も
世間の方々に読んでいただくに値するものと
感じています。
このトピは、私を含め
いろんな方々が、
北方領土の真実を書いてくださると
大変助かります。
私がこのトピ内で発表する文章に関しては、
メルマガ発行もすすめておりますので
（ただいま審査中）、
発行になりましたら、
皆様にＵＲＬをお伝えいたします。
ＵＲＬにもとづき、登録いただきますと
ケータイにメルマガが届きますので、
手軽にケータイでも読んでいただけることでしょう。
北方領土の真実を伝えるトピです。
島民２世の私は、
しぶといロシアに不法占拠されて久しい
北方領土に関して、
何かできることはないだろうか、と
ずっと考えておりました。
島民関係者だからこそ、
ミクシィで伝えられることが
あるだろう、と思います。
伝えなければいけない、と
思っております。
高齢者になってしまった島民たち、それから
残念ながらもうこの世にいない島民たちもおります。
私の身内の体験談を出すにしても、
“プライバシーの問題”があったりするので、
難しい面があり、
すべてをさらけ出すのは気がひけます。
それでも、何か伝えなければ、と
思いました。
幸い、私の手元には
北方領土関連の書物（非売品）やパンフレットも
けっこう豊富にあります。
これらに書かれている文章も
世間の方々に読んでいただくに値するものと
感じています。
このトピは、私を含め
いろんな方々が、
北方領土の真実を書いてくださると
大変助かります。
私がこのトピ内で発表する文章に関しては、
メルマガ発行もすすめておりますので
（ただいま審査中）、
発行になりましたら、
皆様にＵＲＬをお伝えいたします。
ＵＲＬにもとづき、登録いただきますと
ケータイにメルマガが届きますので、
手軽にケータイでも読んでいただけることでしょう。
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コメント(168)
http://www.mag2.com/m/0001222270.html
『北方領土 真実を聞かせて』（まぐまぐで検索可）
＜地図における北方領土の取扱い＞
１．学校の教科書として用いる地図帳で領土の範囲を色別等によって区別する場合は、（１）四島は日本本土と同一色で表示する。（２）国際法上、帰属未定地域である千島列島及び北緯５０度以南の樺太は白地（地色）とする。また。領土の範囲を国境線等によって区別する場合は、（３）択捉島と得撫島との間（４）占守島とカムチャッカ半島のロパトカ岬との間及び（５）北海道宗谷岬と樺太南端との間（６）樺太の北緯５０度の線にそれぞれ国境線を入れることとしている。
２．国土地理院は、北方四島の地図掲載について、昭和４３年度（１９６８年度）までは図画の関係から択捉全島を収録できなかったが、昭和４４年度（１９６９年度）からその刊行する地図に択捉島全島を含む北方領土を掲載することとした。一方、昭和４３年度（１９６８年度）から全国都道府県市区町村別面積調においても、北方四島の面積を日本の面積に含めて表示し、昭和４７年度（１９７２年度）からは北海道の面積に含めて表示することとした。
また、北方四島の面積は、昭和４４年度（１９６９年度）から北海道に対する普通交付税の算定の基礎として用いられることとなった。（歯舞群島の面積については、昭和３４年（１９５９年）４月に旧歯舞村と根室市が合併したので、同年度から北海道及び根室市に対する普通交付税の算定の基礎とされている。）
３．地図上では、「歯舞群島」を「歯舞諸島」と表記しており、地図上と返還要求運動との間に地名表示の不統一が見られ、返還要求運動の現場や教育現場で無用の混乱が生じていたので、平成１９年（２００７年）１１月に内閣府から、同年１２月に根室市から国土地理院に対し決定地名変更について申し入れを行った。
４．そこで、国土地理院と海上保安庁海洋情報部で校正する「地名等の統一に関する連絡協議会」において検討された結果、決定地名が「歯舞諸島」から「歯舞群島」に変更された。
５．決定地名の変更に伴い、歯舞諸島の表記を歯舞群島に変更した地図５００万分１「日本とその周辺」を４月１日に刊行された。
６．教育現場（教科書等）においても「歯舞群島」が使用されることとなる。
※「北方領土問題解説資料（平成２３年度）」（内閣府北方対策本部編）から転記
（『第３２回北方領土返還要求和歌山県民大会』冊子より抜粋）
『北方領土 真実を聞かせて』（まぐまぐで検索可）
＜地図における北方領土の取扱い＞
１．学校の教科書として用いる地図帳で領土の範囲を色別等によって区別する場合は、（１）四島は日本本土と同一色で表示する。（２）国際法上、帰属未定地域である千島列島及び北緯５０度以南の樺太は白地（地色）とする。また。領土の範囲を国境線等によって区別する場合は、（３）択捉島と得撫島との間（４）占守島とカムチャッカ半島のロパトカ岬との間及び（５）北海道宗谷岬と樺太南端との間（６）樺太の北緯５０度の線にそれぞれ国境線を入れることとしている。
２．国土地理院は、北方四島の地図掲載について、昭和４３年度（１９６８年度）までは図画の関係から択捉全島を収録できなかったが、昭和４４年度（１９６９年度）からその刊行する地図に択捉島全島を含む北方領土を掲載することとした。一方、昭和４３年度（１９６８年度）から全国都道府県市区町村別面積調においても、北方四島の面積を日本の面積に含めて表示し、昭和４７年度（１９７２年度）からは北海道の面積に含めて表示することとした。
また、北方四島の面積は、昭和４４年度（１９６９年度）から北海道に対する普通交付税の算定の基礎として用いられることとなった。（歯舞群島の面積については、昭和３４年（１９５９年）４月に旧歯舞村と根室市が合併したので、同年度から北海道及び根室市に対する普通交付税の算定の基礎とされている。）
３．地図上では、「歯舞群島」を「歯舞諸島」と表記しており、地図上と返還要求運動との間に地名表示の不統一が見られ、返還要求運動の現場や教育現場で無用の混乱が生じていたので、平成１９年（２００７年）１１月に内閣府から、同年１２月に根室市から国土地理院に対し決定地名変更について申し入れを行った。
４．そこで、国土地理院と海上保安庁海洋情報部で校正する「地名等の統一に関する連絡協議会」において検討された結果、決定地名が「歯舞諸島」から「歯舞群島」に変更された。
５．決定地名の変更に伴い、歯舞諸島の表記を歯舞群島に変更した地図５００万分１「日本とその周辺」を４月１日に刊行された。
６．教育現場（教科書等）においても「歯舞群島」が使用されることとなる。
※「北方領土問題解説資料（平成２３年度）」（内閣府北方対策本部編）から転記
（『第３２回北方領土返還要求和歌山県民大会』冊子より抜粋）
http://www.mag2.com/m/0001222270.html
『北方領土 真実を聞かせて』（まぐまぐで検索可）
＜平成２４年度 北方四島交流訪問事業（第２回一般訪問）に参加して＞
訪問期間：平成２４年９月１３日〜９月１７日 訪問団：６４名
【９月１２日（水）】
１３日朝８時半集合ということもあり、前日の根室入りとなりました。
和歌山市から根室まで約７時間。
関空から千歳、千歳から中標津の空路。
中標津からバスで１時間半の行程でした。
到着後、ホテルで受付を済ませ、早いですが１日目の日程を終了した。
【９月１３日（木）】
根室は、朝から数十メートル先が見えないほどの濃霧でした。
朝８時半に千島会館に集合し、ようやく行程１日目がスタートしました。
北海道立北方四島交流センター「ニホロ」に移動し、明日からの北方領土訪問に向け、結団式ならびに事前研修会が行われた。
事前研修会では、ＤＶＤで今までの交流紹介やロシア語の講座、元島民の方のお話し、国家領域をめぐる紛争と国際法という講演ならびに色丹島での住民交流会について等、今後の交流事業について丁寧な説明を受けました。
この研修の中で特に心に残ったこととして、元島民の方の話の中で「よく色々な方から元島民の皆さんのためにも北方領土の返還をと言われるのですがそれは元島民として本意ではない。これは日本という国の主権の問題なんだということを国民の皆さんに広く理解してもらいたい」ということばでした。
忘れてはいけません。
そうこの問題は日本国民みんなの問題なんだということです。
さて１６時いよいよ本年、新造された交流船「えとぴりか」に乗船し、根室港を出航しました。
出航後、ミーティング、食事があり、船は１９時半頃予定海域（古釜布）に到着しました。
あとは明日の上陸を待つばかりです。
（『第３２回北方領土返還要求和歌山県民大会』冊子より抜粋（念のため、実名は伏せてあります））
『北方領土 真実を聞かせて』（まぐまぐで検索可）
＜平成２４年度 北方四島交流訪問事業（第２回一般訪問）に参加して＞
訪問期間：平成２４年９月１３日〜９月１７日 訪問団：６４名
【９月１２日（水）】
１３日朝８時半集合ということもあり、前日の根室入りとなりました。
和歌山市から根室まで約７時間。
関空から千歳、千歳から中標津の空路。
中標津からバスで１時間半の行程でした。
到着後、ホテルで受付を済ませ、早いですが１日目の日程を終了した。
【９月１３日（木）】
根室は、朝から数十メートル先が見えないほどの濃霧でした。
朝８時半に千島会館に集合し、ようやく行程１日目がスタートしました。
北海道立北方四島交流センター「ニホロ」に移動し、明日からの北方領土訪問に向け、結団式ならびに事前研修会が行われた。
事前研修会では、ＤＶＤで今までの交流紹介やロシア語の講座、元島民の方のお話し、国家領域をめぐる紛争と国際法という講演ならびに色丹島での住民交流会について等、今後の交流事業について丁寧な説明を受けました。
この研修の中で特に心に残ったこととして、元島民の方の話の中で「よく色々な方から元島民の皆さんのためにも北方領土の返還をと言われるのですがそれは元島民として本意ではない。これは日本という国の主権の問題なんだということを国民の皆さんに広く理解してもらいたい」ということばでした。
忘れてはいけません。
そうこの問題は日本国民みんなの問題なんだということです。
さて１６時いよいよ本年、新造された交流船「えとぴりか」に乗船し、根室港を出航しました。
出航後、ミーティング、食事があり、船は１９時半頃予定海域（古釜布）に到着しました。
あとは明日の上陸を待つばかりです。
（『第３２回北方領土返還要求和歌山県民大会』冊子より抜粋（念のため、実名は伏せてあります））
http://www.mag2.com/m/0001222270.html
『北方領土 真実を聞かせて』（まぐまぐで検索可）
＜平成２４年度 北方四島交流訪問事業（第２回一般訪問）に参加して＞
つづき
【９月１４日（金）】 国後島
起床朝７時（現地時間５時）朝から濃い霧があるものの寒くはない。
半袖１枚で十分の気温、天気も良くなりそうだ。
５時半に朝食。
上陸の準備を行う。
７時過ぎ提出していた顔写真入りの名簿を基にロシア側による入域の手続きが行われた。
終了後、名簿番号順に一人ひとりはしけに乗り移った。
というのも国後島の港にはえとぴりかが接岸出来ないからである。
思っていたよりも簡単な入域であったと思います。
上陸後、２０台ほどの乗用車（ほぼ日本製の四駆）に分乗し、まず友好の家に向かい、そこで歓迎のセレモニーを受け、１日目のプログラムが始まりました。
団長ら一部団員らの表敬訪問の後、まず島内にある保育園の視察に向かった。
出迎えてくれた園児たちはみんな元気で無邪気な笑顔で迎えてくれた。
どこの地域に行っても子どもの笑顔は素晴らしいと改めて思いました。
訪問した園では２歳から７歳まで預かっているということでした。
周りにある建物と比べ新しく綺麗な建物であるのは明らかで、きっと我々に自慢の建物を見てもらいたいのだなというところをひしひしと感じました。
次に郷土史博物館に向かう。
地下にある博物館で正直にここが博物館なのかという印象であった。
中には土器から動物の剥製等、ところ狭しと展示されていましたが日本でいうところの博物館とは程遠い内容であった。
ちなみに建物は古く近々新しい建物に移転する予定であるとの話しも聞きましたがいつになるのかの説明はなかった。
昼食後、メンデレエフ空港の視察に向かう。
とにかく道路の状態が悪い。
舗装されていないのは当然のこと、大きな岩がごろごろとし、お世辞にも空港に向かう道ではなかった。
到着すると新しい建物が目に入ってきました。
普段は週五便の運行ということで木金曜は休みとのことでありましたが、今日はたまたま金曜にもかかわらず水曜日の悪天候のため振り替えで便がでているということで空港内に入ることができた。
本当に狭いターミナルで、トイレも男女兼用の１つしかないくらいであった。
滑走路も２０００メートル（しかも少し勾配があるように見えた）ということでボンバルディアの発着がやっとというところのようである。
基本は貨物と旅客の運行ということでしたが出発前にもかかわらず、乗客は散見する程度であった。
運用はされているがとても正式とは言い難い空港であった。
これで完成しているのかと考えさせられるものであった。
元来たガタガタ道を戻り、古釜布日本人墓地のお参りに行った。
海岸沿いに建てられている墓地は比較的手入れがされているように感じました。
というのも近年に出来たロシア人の墓地も多かったからであろう。
その後、友好の家近くにあるホールで歓迎のコンサートを拝聴した。
子どもたちの民族舞踊等、初めて見るものだったので興味深く鑑賞できたのですが、同時にこの土地が本当にロシア化されているんだと改めて感じずにはいられませんでした。
但し子どもたちの表情には心癒される思いはしましたし、このコンサートは彼らにできる精一杯の歓迎のしるしなのだろうとも思いました。
その後、区長らの参加のもと、夕食交流会が行われました。
夕食交流会の後、再びはしけに乗り、えとぴりかに戻り、短い時間ではありましたが国後島での滞在が終了となりました。
国後島の全体的な感想として
・道路事情は市街の一部のみの舗装であり、ほとんどは手付かずな感じであった。
・沖縄本島と同じくらいの面積に島民人口も７０００人ということであるから全体的なインフラも追いつかないのであろう。
・ずっと住んでいる気があるのだろうか？とはいえ７０年近く住んできているので日本である痕跡は本当に少なくなっているのだろう。
・携帯電話もロシアのキャリアであることからも実効支配が根深く浸透してしまっているのだなと感じた。
明日、明後日は色丹島への訪問となる。
道中の船が結構ゆれたので気分悪くされた方もあったようだ。（２３時頃 穴澗アナマ湾に到着）
（『第３２回北方領土返還要求和歌山県民大会』冊子より抜粋（念のため、実名は伏せてあります））
『北方領土 真実を聞かせて』（まぐまぐで検索可）
＜平成２４年度 北方四島交流訪問事業（第２回一般訪問）に参加して＞
つづき
【９月１４日（金）】 国後島
起床朝７時（現地時間５時）朝から濃い霧があるものの寒くはない。
半袖１枚で十分の気温、天気も良くなりそうだ。
５時半に朝食。
上陸の準備を行う。
７時過ぎ提出していた顔写真入りの名簿を基にロシア側による入域の手続きが行われた。
終了後、名簿番号順に一人ひとりはしけに乗り移った。
というのも国後島の港にはえとぴりかが接岸出来ないからである。
思っていたよりも簡単な入域であったと思います。
上陸後、２０台ほどの乗用車（ほぼ日本製の四駆）に分乗し、まず友好の家に向かい、そこで歓迎のセレモニーを受け、１日目のプログラムが始まりました。
団長ら一部団員らの表敬訪問の後、まず島内にある保育園の視察に向かった。
出迎えてくれた園児たちはみんな元気で無邪気な笑顔で迎えてくれた。
どこの地域に行っても子どもの笑顔は素晴らしいと改めて思いました。
訪問した園では２歳から７歳まで預かっているということでした。
周りにある建物と比べ新しく綺麗な建物であるのは明らかで、きっと我々に自慢の建物を見てもらいたいのだなというところをひしひしと感じました。
次に郷土史博物館に向かう。
地下にある博物館で正直にここが博物館なのかという印象であった。
中には土器から動物の剥製等、ところ狭しと展示されていましたが日本でいうところの博物館とは程遠い内容であった。
ちなみに建物は古く近々新しい建物に移転する予定であるとの話しも聞きましたがいつになるのかの説明はなかった。
昼食後、メンデレエフ空港の視察に向かう。
とにかく道路の状態が悪い。
舗装されていないのは当然のこと、大きな岩がごろごろとし、お世辞にも空港に向かう道ではなかった。
到着すると新しい建物が目に入ってきました。
普段は週五便の運行ということで木金曜は休みとのことでありましたが、今日はたまたま金曜にもかかわらず水曜日の悪天候のため振り替えで便がでているということで空港内に入ることができた。
本当に狭いターミナルで、トイレも男女兼用の１つしかないくらいであった。
滑走路も２０００メートル（しかも少し勾配があるように見えた）ということでボンバルディアの発着がやっとというところのようである。
基本は貨物と旅客の運行ということでしたが出発前にもかかわらず、乗客は散見する程度であった。
運用はされているがとても正式とは言い難い空港であった。
これで完成しているのかと考えさせられるものであった。
元来たガタガタ道を戻り、古釜布日本人墓地のお参りに行った。
海岸沿いに建てられている墓地は比較的手入れがされているように感じました。
というのも近年に出来たロシア人の墓地も多かったからであろう。
その後、友好の家近くにあるホールで歓迎のコンサートを拝聴した。
子どもたちの民族舞踊等、初めて見るものだったので興味深く鑑賞できたのですが、同時にこの土地が本当にロシア化されているんだと改めて感じずにはいられませんでした。
但し子どもたちの表情には心癒される思いはしましたし、このコンサートは彼らにできる精一杯の歓迎のしるしなのだろうとも思いました。
その後、区長らの参加のもと、夕食交流会が行われました。
夕食交流会の後、再びはしけに乗り、えとぴりかに戻り、短い時間ではありましたが国後島での滞在が終了となりました。
国後島の全体的な感想として
・道路事情は市街の一部のみの舗装であり、ほとんどは手付かずな感じであった。
・沖縄本島と同じくらいの面積に島民人口も７０００人ということであるから全体的なインフラも追いつかないのであろう。
・ずっと住んでいる気があるのだろうか？とはいえ７０年近く住んできているので日本である痕跡は本当に少なくなっているのだろう。
・携帯電話もロシアのキャリアであることからも実効支配が根深く浸透してしまっているのだなと感じた。
明日、明後日は色丹島への訪問となる。
道中の船が結構ゆれたので気分悪くされた方もあったようだ。（２３時頃 穴澗アナマ湾に到着）
（『第３２回北方領土返還要求和歌山県民大会』冊子より抜粋（念のため、実名は伏せてあります））
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＜平成２４年度 北方四島交流訪問事業（第２回一般訪問）に参加して＞
つづき
【９月１５日（土）】 色丹島 滞在１日目
朝５時半に食事をし、色丹島に上陸しました。
前日に入域手続きを行っていたこともあり、しかも港は新しく船が直接接岸することもできた為、手続きもなく簡単に上陸できた。
昨日に引き続き半袖でも十分な体感温度であったが、上陸してまず感じたのは、鼻をつく悪臭であった。
その理由は後に判明することとなります。
上陸後、昨日国後島でも受けたパンと塩のふるまいで歓迎を受け、文化会館に向かった。
文化会館で歓迎のセレモニーを受け、村長のお話も聞きました。
歓迎式の後、水産加工所の見学に行った。
今回訪れた工場ではさんま・さけ・ますの缶詰の缶を作るところであった。
機械はスウェーデン製で２０１０年から稼働しているということもあり、新しく整備されていた。
１日１１時間２交代制で１日に５００トンの缶詰を作ることができると工場長が話していた。
できた缶詰は国内の他にアメリカやイタリアにも輸入しているということであった。
工場見学の後、地元の子どもたちと一緒に海岸掃除を行った。
色丹島の景色はとても綺麗であるが、海岸はお世辞にも綺麗とは言えない。
本当に多種多様のゴミが散乱しているし、臭いも酷い。
臭いの理由はゴミだけでなく、工場からの排水や缶詰に使った魚の頭部分をそのまま海に捨てているからで海岸にサンマの頭部分が散乱していた。
３０分程度掃除しただけで２ｔトラック（日本製）１台一杯になってしまった。
ゴミ処理の問題の前にゴミを放置しない垂れ流しにしないという島民の意識の改革が必要であると感じたし、このまま放置しておくとさらに環境が破壊されてしまうという危機感が募った。
昼食後、住民交流会が行われた。
住民交流会では、手作りの名刺交換や島民とともにラジオ体操を行った。
皆真剣に体操してくれていた。
さらに今回の住民交流会では環境問題を大きなテーマとしており、日本側から２つのプレゼンが行われた。
「日本における廃棄物処理」
「東京都の島しょ地域での家庭ごみの処理」
当然、ゴミの分別などもない島なので住民たちは積極的に質問をするなど、興味深く聞き入っていたようだ。
最後に意見交換会「地域活動とまちづくり」が行われた。
今回の意見交換会では、私も意見（質問）を述べる機会をいただいた。
内容は、５年後にどのような島になっていて欲しいか。
またそのために日本との関係はどうあるべきか。
ということと子ども孫の世代までこの島に住んでいたいか。
ということであった。
その答えとしては、当然住んでいたい。５年後はよくわからない。５０年後ならもっと近づけるのではないか。地震（１９９４年）がくるまでは島の状態もよかったのだが今の島の状況は良くない。ごみの集積場が欲しい。といった感じで答えをはぐらかされた感じであった。
ただ、子どもが島よりモスクワに住みたいと言ったことは印象的であった。
少し本音を垣間見た感じがした。
私の質問の他にも日本の町内会のようなものがここにはないがどう思いますか。や領土問題について、４島間の交流があるのか。この交流会についてどう思うかというような質問があった。
少しはぐらかすような表現はあったがすべてに丁寧に答えてくれた姿勢には好感を覚えました。
最終に村長の話を１５分ほど聞いて閉会となりました。
本日最終の訪問先として発電所に向かった。
発電所は日本の人的支援で造られたものでダイハツ製のディーゼル発電であった。
さすが日本の技術だと思う施設であった。
島民の方々もありがたいと感じているようでありました。
乗船前に港近くのスーパーで土産物等を買い物しました。
品揃えは国後島よりも良かったように思いました。
色丹島訪問１日目を終えての感想として国後島でも歓待していただいたがそれ以上に親日的であったと思います。
明日は最終の上陸。
色丹島でホームビジット等が行われる予定である。
明日も朝が早いのでこれで寝ることにする。
（『第３２回北方領土返還要求和歌山県民大会』冊子より抜粋（念のため、実名は伏せてあります））
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＜平成２４年度 北方四島交流訪問事業（第２回一般訪問）に参加して＞
つづき
【９月１５日（土）】 色丹島 滞在１日目
朝５時半に食事をし、色丹島に上陸しました。
前日に入域手続きを行っていたこともあり、しかも港は新しく船が直接接岸することもできた為、手続きもなく簡単に上陸できた。
昨日に引き続き半袖でも十分な体感温度であったが、上陸してまず感じたのは、鼻をつく悪臭であった。
その理由は後に判明することとなります。
上陸後、昨日国後島でも受けたパンと塩のふるまいで歓迎を受け、文化会館に向かった。
文化会館で歓迎のセレモニーを受け、村長のお話も聞きました。
歓迎式の後、水産加工所の見学に行った。
今回訪れた工場ではさんま・さけ・ますの缶詰の缶を作るところであった。
機械はスウェーデン製で２０１０年から稼働しているということもあり、新しく整備されていた。
１日１１時間２交代制で１日に５００トンの缶詰を作ることができると工場長が話していた。
できた缶詰は国内の他にアメリカやイタリアにも輸入しているということであった。
工場見学の後、地元の子どもたちと一緒に海岸掃除を行った。
色丹島の景色はとても綺麗であるが、海岸はお世辞にも綺麗とは言えない。
本当に多種多様のゴミが散乱しているし、臭いも酷い。
臭いの理由はゴミだけでなく、工場からの排水や缶詰に使った魚の頭部分をそのまま海に捨てているからで海岸にサンマの頭部分が散乱していた。
３０分程度掃除しただけで２ｔトラック（日本製）１台一杯になってしまった。
ゴミ処理の問題の前にゴミを放置しない垂れ流しにしないという島民の意識の改革が必要であると感じたし、このまま放置しておくとさらに環境が破壊されてしまうという危機感が募った。
昼食後、住民交流会が行われた。
住民交流会では、手作りの名刺交換や島民とともにラジオ体操を行った。
皆真剣に体操してくれていた。
さらに今回の住民交流会では環境問題を大きなテーマとしており、日本側から２つのプレゼンが行われた。
「日本における廃棄物処理」
「東京都の島しょ地域での家庭ごみの処理」
当然、ゴミの分別などもない島なので住民たちは積極的に質問をするなど、興味深く聞き入っていたようだ。
最後に意見交換会「地域活動とまちづくり」が行われた。
今回の意見交換会では、私も意見（質問）を述べる機会をいただいた。
内容は、５年後にどのような島になっていて欲しいか。
またそのために日本との関係はどうあるべきか。
ということと子ども孫の世代までこの島に住んでいたいか。
ということであった。
その答えとしては、当然住んでいたい。５年後はよくわからない。５０年後ならもっと近づけるのではないか。地震（１９９４年）がくるまでは島の状態もよかったのだが今の島の状況は良くない。ごみの集積場が欲しい。といった感じで答えをはぐらかされた感じであった。
ただ、子どもが島よりモスクワに住みたいと言ったことは印象的であった。
少し本音を垣間見た感じがした。
私の質問の他にも日本の町内会のようなものがここにはないがどう思いますか。や領土問題について、４島間の交流があるのか。この交流会についてどう思うかというような質問があった。
少しはぐらかすような表現はあったがすべてに丁寧に答えてくれた姿勢には好感を覚えました。
最終に村長の話を１５分ほど聞いて閉会となりました。
本日最終の訪問先として発電所に向かった。
発電所は日本の人的支援で造られたものでダイハツ製のディーゼル発電であった。
さすが日本の技術だと思う施設であった。
島民の方々もありがたいと感じているようでありました。
乗船前に港近くのスーパーで土産物等を買い物しました。
品揃えは国後島よりも良かったように思いました。
色丹島訪問１日目を終えての感想として国後島でも歓待していただいたがそれ以上に親日的であったと思います。
明日は最終の上陸。
色丹島でホームビジット等が行われる予定である。
明日も朝が早いのでこれで寝ることにする。
（『第３２回北方領土返還要求和歌山県民大会』冊子より抜粋（念のため、実名は伏せてあります））
http://www.mag2.com/m/0001222270.html
『北方領土 真実を聞かせて』（まぐまぐで検索可）
＜平成２４年度 北方四島交流訪問事業（第２回一般訪問）に参加して＞
つづき
【９月１６日（日）】 色丹島 滞在２日目
昨日と同様５時半に朝食。
天気はあいにくの霧雨。
気温も滞在中で一番低く感じ、長袖のシャツを着て７時半に色丹島に上陸しました。
但し、少し我慢すれば半袖でも大丈夫でした。
上陸後すぐに車で斜古丹に移動し、斜古丹日本人墓地を訪問しました。
墓地の様子は、あまり手入れがされているようでなかったです。
場所もわかりにくいし、道中に沢山の牛糞もあり、足下を見て歩かないといけませんでした。
墓参後、そこから歩いてすぐのところにあるロシア正教会を訪問しました。
司教は留守をされていましたが信徒の方に説明をしていただきました。
申し訳ないのですが説明よりも興味深かったのは、ロシアの国境警察の艦船が目の前に見えていることであった。
なるべくカメラのレンズを向けないようにと説明があった。
さらにその後、保育幼稚園ラマーシカを視察。
日曜ということもあり、園児の姿はありませんでしたが園長先生が丁寧に案内してくれた。
部屋の造りは国後島で見た幼稚園と似ているが園舎の真ん中にある吹き抜けの大きなホールが印象的でありました。
昼前、９つの班に分かれて今回の大きな目的の一つであるホームビジットに向かう。
我々は女主人のお宅でお世話になりました。
彼女のお宅は、古めの集合住宅にあり、娘さんとお隣の女友達の方とともに温かくもてなしていただきました。
こちらからは、私を含め男性６名でお邪魔しましたが食べきれないほど沢山のお料理とお酒をいただきました。
すべて手作りということで味もとても良かった。
ボルシチにマスのフライ、豚肉のフライ、クレープに自分で漬けたイクラ等々、量も品数も半端ではなく、男性６人でも食べきれませんでした。
ロシアの方は、ことあるごとに乾杯するのが好きで食事中も折りにふれ乾杯を何度もしました。
その際には「○○に乾杯」という風に必ず付け加えて乾杯し、ウォッカを飲み干すのでした。
これも彼らの独自の文化なのだと感心しました。
１１時半から１５時まで食事は続き、プレゼント交換等も行い、片言の言葉しか使えませんでしたが互い深く交流できたと思います。
最後に皆で記念写真を撮り、写真をお送りする約束をして短いビジットは終了しました。
他の参加者のビジット先もそうであったようですが、全体的に本当に親身におもてなししていただいたようです。
これも今まで相互の交流を長年続けてきたことがあってこそだと改めて感じました。
ビジット先の方々は別れ際にもっと長く居て欲しかったと言って別れを惜しんでくれました。
我々も駆け足だったのでもう少し色々なことを話しできればと思いました。
（『第３２回北方領土返還要求和歌山県民大会』冊子より抜粋（念のため、実名は伏せてあります））
『北方領土 真実を聞かせて』（まぐまぐで検索可）
＜平成２４年度 北方四島交流訪問事業（第２回一般訪問）に参加して＞
つづき
【９月１６日（日）】 色丹島 滞在２日目
昨日と同様５時半に朝食。
天気はあいにくの霧雨。
気温も滞在中で一番低く感じ、長袖のシャツを着て７時半に色丹島に上陸しました。
但し、少し我慢すれば半袖でも大丈夫でした。
上陸後すぐに車で斜古丹に移動し、斜古丹日本人墓地を訪問しました。
墓地の様子は、あまり手入れがされているようでなかったです。
場所もわかりにくいし、道中に沢山の牛糞もあり、足下を見て歩かないといけませんでした。
墓参後、そこから歩いてすぐのところにあるロシア正教会を訪問しました。
司教は留守をされていましたが信徒の方に説明をしていただきました。
申し訳ないのですが説明よりも興味深かったのは、ロシアの国境警察の艦船が目の前に見えていることであった。
なるべくカメラのレンズを向けないようにと説明があった。
さらにその後、保育幼稚園ラマーシカを視察。
日曜ということもあり、園児の姿はありませんでしたが園長先生が丁寧に案内してくれた。
部屋の造りは国後島で見た幼稚園と似ているが園舎の真ん中にある吹き抜けの大きなホールが印象的でありました。
昼前、９つの班に分かれて今回の大きな目的の一つであるホームビジットに向かう。
我々は女主人のお宅でお世話になりました。
彼女のお宅は、古めの集合住宅にあり、娘さんとお隣の女友達の方とともに温かくもてなしていただきました。
こちらからは、私を含め男性６名でお邪魔しましたが食べきれないほど沢山のお料理とお酒をいただきました。
すべて手作りということで味もとても良かった。
ボルシチにマスのフライ、豚肉のフライ、クレープに自分で漬けたイクラ等々、量も品数も半端ではなく、男性６人でも食べきれませんでした。
ロシアの方は、ことあるごとに乾杯するのが好きで食事中も折りにふれ乾杯を何度もしました。
その際には「○○に乾杯」という風に必ず付け加えて乾杯し、ウォッカを飲み干すのでした。
これも彼らの独自の文化なのだと感心しました。
１１時半から１５時まで食事は続き、プレゼント交換等も行い、片言の言葉しか使えませんでしたが互い深く交流できたと思います。
最後に皆で記念写真を撮り、写真をお送りする約束をして短いビジットは終了しました。
他の参加者のビジット先もそうであったようですが、全体的に本当に親身におもてなししていただいたようです。
これも今まで相互の交流を長年続けてきたことがあってこそだと改めて感じました。
ビジット先の方々は別れ際にもっと長く居て欲しかったと言って別れを惜しんでくれました。
我々も駆け足だったのでもう少し色々なことを話しできればと思いました。
（『第３２回北方領土返還要求和歌山県民大会』冊子より抜粋（念のため、実名は伏せてあります））
http://www.mag2.com/m/0001222270.html
『北方領土 真実を聞かせて』（まぐまぐで検索可）
＜平成２４年度 北方四島交流訪問事業（第２回一般訪問）に参加して＞
つづき
再び団員が全員集合し、稲茂尻湾にある日本人墓地に向かった。
ここは今までのところと違い、普段から人が来るようなところではないようで４駆の車でないといけないような険しい山道を１時間近く移動して到着しました。
当然手入れなどできている様子も無く、周りは草だらけであり、どこが墓地なのかもわからないぐらいであった。
草の中にひっそりと佇む墓地の様子に元島民たちの憤りと長年放置されていることへの深い悲しみを感じずにはいられなかった。
近くにある稲茂尻湾の海岸へ行く。
景色がとても綺麗で湾の水も今までの中で一番綺麗と言っても過言ではなかった。
やはり人の手が入っていないからであろう。
アナマ小中高校を視察。
１００人程の生徒が通う学校。
ここも建物は新しく綺麗であったが体育館は狭く、また運動場もなかった。
校長先生が案内してくれた。
子どもたちの成績は良く、本年卒業した８名は皆、ウラジオストックやサハリンの大学へ進学したそうだ。
全視察終了後、昨日昼食を取ったインペリアルというレストランにて夕食交流会が行われた。
こちらにはお昼ホームビジットでお世話になった家族の皆さんも同席された。
残念ながら我々の訪問先の方はいらっしゃらなかった。
夕食交流会後、えとぴりかに再乗船ということで桟橋に向かった。
アナマの村長をはじめ、多くの皆さんが船が見えなくなるまで見送りをしてくれた。
それはそれは感慨深いものがあった。
乗船後、根室に向け出航したが船が揺れるから酔い止めを飲んだ方が良いですよ、というアナウンスがされた。
少し横揺れがあったが大したこともなかった。
船は、古釜布湾に到着し、そこでアンカーを下ろしたようだ。
揺れも止まった。
明日の出発までここで停泊するようだ。
【９月１７日（月）】
朝から出域手続を行う。
１４日に行ったものと逆の手続きである。
手続き終了後、根室港に向け、出航した。
船内で解団式が行われ、団長を始め、同行した政府関係者、政治家の皆さんの挨拶があり、今回の訪問の締めくくりとなりました。
一同に話した内容としては、当たり前なのですが早期解決に向け、国民が声をあげていくこと、政府は両国でしっかりと根気よく話し合いを重ねることということであった。
１１時３０分根室港に到着。
千歳会館に移動し解散となった。
団長をはじめ、代表者はその後、記者会見を行ったようだ。
ここからは、行きの逆行程で和歌山までの帰路についた。
途中土砂降りや飛行機の遅れもあり、結局関空についたのは０時近くになってしまった。
色丹島〜解散までの全体的な感想として
・色丹島の港は新しく立派であったがゴミや排水等の環境問題が深刻だ。
・クリル発展計画の恩恵もあり、インフラの整備はある程度進んでいる。但し舗装されている道路は殆どない。
・住民の意識は国後島よりもより親日的であったように思う。これも日本に帰属する日が来るかもという意識が少しあるからだろうか。
・意見交換会では、帰属問題について、兎に角、政府の決定に従うしかないというのが住民のスタンスでそれ以外は何もいえないという感じだった。
・眼鏡を作れないとか色々な面での生活の不便は多いようだった。
以上、今回の訪問の報告とさせていただきます。
（『第３２回北方領土返還要求和歌山県民大会』冊子より抜粋（念のため、実名は伏せてあります））
『北方領土 真実を聞かせて』（まぐまぐで検索可）
＜平成２４年度 北方四島交流訪問事業（第２回一般訪問）に参加して＞
つづき
再び団員が全員集合し、稲茂尻湾にある日本人墓地に向かった。
ここは今までのところと違い、普段から人が来るようなところではないようで４駆の車でないといけないような険しい山道を１時間近く移動して到着しました。
当然手入れなどできている様子も無く、周りは草だらけであり、どこが墓地なのかもわからないぐらいであった。
草の中にひっそりと佇む墓地の様子に元島民たちの憤りと長年放置されていることへの深い悲しみを感じずにはいられなかった。
近くにある稲茂尻湾の海岸へ行く。
景色がとても綺麗で湾の水も今までの中で一番綺麗と言っても過言ではなかった。
やはり人の手が入っていないからであろう。
アナマ小中高校を視察。
１００人程の生徒が通う学校。
ここも建物は新しく綺麗であったが体育館は狭く、また運動場もなかった。
校長先生が案内してくれた。
子どもたちの成績は良く、本年卒業した８名は皆、ウラジオストックやサハリンの大学へ進学したそうだ。
全視察終了後、昨日昼食を取ったインペリアルというレストランにて夕食交流会が行われた。
こちらにはお昼ホームビジットでお世話になった家族の皆さんも同席された。
残念ながら我々の訪問先の方はいらっしゃらなかった。
夕食交流会後、えとぴりかに再乗船ということで桟橋に向かった。
アナマの村長をはじめ、多くの皆さんが船が見えなくなるまで見送りをしてくれた。
それはそれは感慨深いものがあった。
乗船後、根室に向け出航したが船が揺れるから酔い止めを飲んだ方が良いですよ、というアナウンスがされた。
少し横揺れがあったが大したこともなかった。
船は、古釜布湾に到着し、そこでアンカーを下ろしたようだ。
揺れも止まった。
明日の出発までここで停泊するようだ。
【９月１７日（月）】
朝から出域手続を行う。
１４日に行ったものと逆の手続きである。
手続き終了後、根室港に向け、出航した。
船内で解団式が行われ、団長を始め、同行した政府関係者、政治家の皆さんの挨拶があり、今回の訪問の締めくくりとなりました。
一同に話した内容としては、当たり前なのですが早期解決に向け、国民が声をあげていくこと、政府は両国でしっかりと根気よく話し合いを重ねることということであった。
１１時３０分根室港に到着。
千歳会館に移動し解散となった。
団長をはじめ、代表者はその後、記者会見を行ったようだ。
ここからは、行きの逆行程で和歌山までの帰路についた。
途中土砂降りや飛行機の遅れもあり、結局関空についたのは０時近くになってしまった。
色丹島〜解散までの全体的な感想として
・色丹島の港は新しく立派であったがゴミや排水等の環境問題が深刻だ。
・クリル発展計画の恩恵もあり、インフラの整備はある程度進んでいる。但し舗装されている道路は殆どない。
・住民の意識は国後島よりもより親日的であったように思う。これも日本に帰属する日が来るかもという意識が少しあるからだろうか。
・意見交換会では、帰属問題について、兎に角、政府の決定に従うしかないというのが住民のスタンスでそれ以外は何もいえないという感じだった。
・眼鏡を作れないとか色々な面での生活の不便は多いようだった。
以上、今回の訪問の報告とさせていただきます。
（『第３２回北方領土返還要求和歌山県民大会』冊子より抜粋（念のため、実名は伏せてあります））
http://www.mag2.com/m/0001222270.html
『北方領土 真実を聞かせて』（まぐまぐで検索可）
＜平成２４年度北方四島教育関係者・青少年訪問事業（国後島）に参加して＞
１ はじめに
三十数年前のことになるが北海道を旅行した際、別海町の野付半島でテントを張り、間近に見える北方領土の国後島を眺めながら、手が届きそうなところにあることの驚きと、一生涯行くことはできないだろうと思っていた。
しかし、今回、チャンスが巡り日本の領土でありながら、日本人が行きたくても行けない北方領土・国後島へ渡る貴重な機会を得ることができた。
２ 根室にて
以前、根室市を訪れた時に比べ、道路沿いには大きな店ができたものの、ずいぶんと人通りが少なく活気が無くなったように感じられた。
聞くところでは５万人近くあった人口が３万人を割り、大手の水産加工企業が撤退したことにより、人口の流出に拍車がかかったとのことであった。
企業の撤退の背景も、領土問題がからんだ水産資源の確保が原因にあるとのことで、北方領土問題は根室市の経済にも大きく影を落としていた。
また、以前根室市を訪れた時にも感じたことだが、街角には北方領土返還に向けたスローガンを書いた看板や掲示物があちらこちらに設置され、北方領土問題がより身近に存在していることを感じさせられた。
第１日目の根室市内での研修は、北方四島交流センター（ニ・ホ・ロ）で実施された。
長谷川俊輔根室市長を来賓に迎え結団式を開催した後、北方四島交流事業のＤＶＤが上映され、歯舞群島の元島民の方から、当時の島の生活や終戦直後の北方四島へのソ連軍侵攻の様子、その後、サハリンへの収容、そして命からがら北海道にたどり着いたこと等、貴重な話を聞くことができた。
元島民から「北方領土は元島民の問題だけではない。」「国家の主権と尊厳にかかる問題である。」と熱く語られ、北方領土問題に向けた取り組みの重要性を感じた。
また、来賓の方から「北方領土問題と今後の日露関係」について講演をいただき、ロシアの政治経済状況やロシア人の気質、現在の北方四島の姿、そして今後、世界情勢が変化する中、北方四島返還に向けたチャンスが訪れる可能性があること等、話を聞くことができた。
これまでの経過を踏まえ、北方領土問題の解決には、今後も時間をかけた粘り強い取り組みが必要とされることが予想され、この運動を継続してゆくためにも、次代を担う若い世代の育成が不可欠であると思われた。
そのためにも今回、参加した教育関係者の担う役割が改めて問われているように感じられた。
北方四島交流センターでの研修が終了後、午後からは、北方領土を間近に望むことができる納沙布岬へ移動した。
そして、納沙布岬から北方領土で一番近い貝殻島の灯台（納沙布岬から３．７キロ）を望んだが、あいにくこの季節に発生する海霧で視界が遮られ、残念ながら北方領土を実際に目で確かめることはできなかった。
北方館の館長が海霧で白く霞む海を指さしながら、６年前の８月に、この目の前の海域で操業中のカニかご漁船がロシア国境警備隊の警備艇に追跡され、貝殻島付近で銃撃、拿捕され乗組員１人が死亡した「第３１吉進丸事件」について生々しく語られた。
一見ありがちな観光スポットのようであるが、目の前の海域は領土、領海を巡って常に緊迫した海域であることを認識させられた。
その後、北方館や望郷の家において、日本が従来から固有の領土を主張する根拠となった条約のレプリカ等、北方領土の歴史的経緯を語る数々の展示がされ、たいへん興味深く見学することができた。
また、納沙布岬には北方領土返還にむけた、数々の石碑やモニュメントが設置され、この地が北方領土返還要求運動の原点の地であることを強く感じた。
（『第３２回北方領土返還要求和歌山県民大会』冊子より抜粋（念のため、実名は伏せてあります））
『北方領土 真実を聞かせて』（まぐまぐで検索可）
＜平成２４年度北方四島教育関係者・青少年訪問事業（国後島）に参加して＞
１ はじめに
三十数年前のことになるが北海道を旅行した際、別海町の野付半島でテントを張り、間近に見える北方領土の国後島を眺めながら、手が届きそうなところにあることの驚きと、一生涯行くことはできないだろうと思っていた。
しかし、今回、チャンスが巡り日本の領土でありながら、日本人が行きたくても行けない北方領土・国後島へ渡る貴重な機会を得ることができた。
２ 根室にて
以前、根室市を訪れた時に比べ、道路沿いには大きな店ができたものの、ずいぶんと人通りが少なく活気が無くなったように感じられた。
聞くところでは５万人近くあった人口が３万人を割り、大手の水産加工企業が撤退したことにより、人口の流出に拍車がかかったとのことであった。
企業の撤退の背景も、領土問題がからんだ水産資源の確保が原因にあるとのことで、北方領土問題は根室市の経済にも大きく影を落としていた。
また、以前根室市を訪れた時にも感じたことだが、街角には北方領土返還に向けたスローガンを書いた看板や掲示物があちらこちらに設置され、北方領土問題がより身近に存在していることを感じさせられた。
第１日目の根室市内での研修は、北方四島交流センター（ニ・ホ・ロ）で実施された。
長谷川俊輔根室市長を来賓に迎え結団式を開催した後、北方四島交流事業のＤＶＤが上映され、歯舞群島の元島民の方から、当時の島の生活や終戦直後の北方四島へのソ連軍侵攻の様子、その後、サハリンへの収容、そして命からがら北海道にたどり着いたこと等、貴重な話を聞くことができた。
元島民から「北方領土は元島民の問題だけではない。」「国家の主権と尊厳にかかる問題である。」と熱く語られ、北方領土問題に向けた取り組みの重要性を感じた。
また、来賓の方から「北方領土問題と今後の日露関係」について講演をいただき、ロシアの政治経済状況やロシア人の気質、現在の北方四島の姿、そして今後、世界情勢が変化する中、北方四島返還に向けたチャンスが訪れる可能性があること等、話を聞くことができた。
これまでの経過を踏まえ、北方領土問題の解決には、今後も時間をかけた粘り強い取り組みが必要とされることが予想され、この運動を継続してゆくためにも、次代を担う若い世代の育成が不可欠であると思われた。
そのためにも今回、参加した教育関係者の担う役割が改めて問われているように感じられた。
北方四島交流センターでの研修が終了後、午後からは、北方領土を間近に望むことができる納沙布岬へ移動した。
そして、納沙布岬から北方領土で一番近い貝殻島の灯台（納沙布岬から３．７キロ）を望んだが、あいにくこの季節に発生する海霧で視界が遮られ、残念ながら北方領土を実際に目で確かめることはできなかった。
北方館の館長が海霧で白く霞む海を指さしながら、６年前の８月に、この目の前の海域で操業中のカニかご漁船がロシア国境警備隊の警備艇に追跡され、貝殻島付近で銃撃、拿捕され乗組員１人が死亡した「第３１吉進丸事件」について生々しく語られた。
一見ありがちな観光スポットのようであるが、目の前の海域は領土、領海を巡って常に緊迫した海域であることを認識させられた。
その後、北方館や望郷の家において、日本が従来から固有の領土を主張する根拠となった条約のレプリカ等、北方領土の歴史的経緯を語る数々の展示がされ、たいへん興味深く見学することができた。
また、納沙布岬には北方領土返還にむけた、数々の石碑やモニュメントが設置され、この地が北方領土返還要求運動の原点の地であることを強く感じた。
（『第３２回北方領土返還要求和歌山県民大会』冊子より抜粋（念のため、実名は伏せてあります））
http://www.mag2.com/m/0001222270.html
『北方領土 真実を聞かせて』（まぐまぐで検索可）
＜平成２４年度北方四島教育関係者・青少年訪問事業（国後島）に参加して＞
つづき
３ 国後島にて
２日目、根室港から長谷川根室市長や多数の関係者の見送りを受け、昨年１１月に進水、今年５月からの「北方四島訪問事業」に就航したばかりの新船舶、「えとぴりか」１，１２４トンに団員６１名が乗船し、約３時間の航海を経て国後島・古釜布沖に到着した。
「えとぴりか」は、高齢となった元島民の方々の利用を考え、各階をエレベーターで結ぶなど最新式の設備を整え、真っ新な船内は快適であった。
今後も「北方四島訪問事業」や「北方領土墓参」、「自由訪問」では活躍することと思った。
現地時間の１５時頃（時差がプラス２時間）、古釜布沖に停泊している「えとぴりか」に古釜布港から出港してきた国境警備隊を乗せた艀が横付けされた時は、さすがに船内の団員にも緊張感が走った。
「入域手続き」をしなければ国後島に渡れない状況を間近に見て、ロシアに実効支配されていることを肌で感じさせられた。
「入域手続き」が済んだ後、２班に分かれ艀に乗り換え、国後島に上陸した。
上陸後は、予め手配されていた島民のトヨタや三菱の四輪駆動車で移動したが、乗せてもらった三菱パジェロはフロントガラスに張られているステッカーから、平成１４年度に車検が切れ、北海道北見市から国後島に渡ってきた車とわかった。
以前、本訪問事業に参加した人から、島内の道路事情を聞いていたが、予想に違わず日本の道路事情とは全く違うものであった。
港から伸びる幹線道路は数キロ舗装されているだけで信号もなく、支線に入ればほとんどが未舗装で街中は埃っぽく、土埃を抑えるため人家近くの道路では散水車で水をまかれていた。
国後島内の移動は車で移動したが、真っ白な土埃をあげ、体を前後左右上下にふられながらの移動であった。
もちろん車は真っ白で、島内の生活では洗車するという概念がないように思われた。
２年前、本訪問事業で国後島に渡り、今回で２回目の訪問という団員の方からも話を聞くことができた。
港から伸びる幹線道路の舗装が伸びたことや一部道路ではセンターラインが引かれ２車線になったこと、新しい建物が各所に建てられ、少しずつであるがインフラ整備が進み、街並みが少しずつかわってきたことを聞かされた。
既に古釜布では携帯電話の電波塔が立ち、港湾整備、電力供給施設の整備もされ、昨年度にはメンデレーエフ空港のターミナル等の改修が終わり、サハリンのユジノ・サハリンスク間を週５便、定期運行されていた。
また、昨年１０月には新しい消防署が完成し、現在、下水処理施設やロシア正教会、文化会館等が建設中であった。
これは、「クリル諸島社会経済発展連邦特別プログラム２００７−２０１５」に基づいて島内インフラ整備の一環で、今後、島内に保養施設の建設が予定されているようである。
工事現場では韓国のヒュンダイ製の重機が使用され、アジア系の出稼ぎ労働者が働いている様子が覗えた。
ロシアは日本以外の周辺国の力を借り、計画より遅れはあるものの確実にインフラ整備を進めていることは事実であった。
このことにより、６７年前まで日本であった痕跡が次第に消され、次第にロシアになってきている様は複雑な心境だった。
昨年１０月に完成したばかりの南クリル消防署の見学では、消防隊長が胸を張って新しい消防署の施設について説明してくれたが、足下の床に目を落とすと、既にコンクリートはヒビが入っており、また、腕ぐらいの木片が練りこまれていたりして、日本では到底考えられない工事の質の悪さに驚いた。
このようなことは他の工事現場でも感じた。
これぐらいのことは許せるだろうという国民性の違いか、はたまた、日本の技術力の高さか考えさせる出来事であった。
（『第３２回北方領土返還要求和歌山県民大会』冊子より抜粋（念のため、実名は伏せてあります））
『北方領土 真実を聞かせて』（まぐまぐで検索可）
＜平成２４年度北方四島教育関係者・青少年訪問事業（国後島）に参加して＞
つづき
３ 国後島にて
２日目、根室港から長谷川根室市長や多数の関係者の見送りを受け、昨年１１月に進水、今年５月からの「北方四島訪問事業」に就航したばかりの新船舶、「えとぴりか」１，１２４トンに団員６１名が乗船し、約３時間の航海を経て国後島・古釜布沖に到着した。
「えとぴりか」は、高齢となった元島民の方々の利用を考え、各階をエレベーターで結ぶなど最新式の設備を整え、真っ新な船内は快適であった。
今後も「北方四島訪問事業」や「北方領土墓参」、「自由訪問」では活躍することと思った。
現地時間の１５時頃（時差がプラス２時間）、古釜布沖に停泊している「えとぴりか」に古釜布港から出港してきた国境警備隊を乗せた艀が横付けされた時は、さすがに船内の団員にも緊張感が走った。
「入域手続き」をしなければ国後島に渡れない状況を間近に見て、ロシアに実効支配されていることを肌で感じさせられた。
「入域手続き」が済んだ後、２班に分かれ艀に乗り換え、国後島に上陸した。
上陸後は、予め手配されていた島民のトヨタや三菱の四輪駆動車で移動したが、乗せてもらった三菱パジェロはフロントガラスに張られているステッカーから、平成１４年度に車検が切れ、北海道北見市から国後島に渡ってきた車とわかった。
以前、本訪問事業に参加した人から、島内の道路事情を聞いていたが、予想に違わず日本の道路事情とは全く違うものであった。
港から伸びる幹線道路は数キロ舗装されているだけで信号もなく、支線に入ればほとんどが未舗装で街中は埃っぽく、土埃を抑えるため人家近くの道路では散水車で水をまかれていた。
国後島内の移動は車で移動したが、真っ白な土埃をあげ、体を前後左右上下にふられながらの移動であった。
もちろん車は真っ白で、島内の生活では洗車するという概念がないように思われた。
２年前、本訪問事業で国後島に渡り、今回で２回目の訪問という団員の方からも話を聞くことができた。
港から伸びる幹線道路の舗装が伸びたことや一部道路ではセンターラインが引かれ２車線になったこと、新しい建物が各所に建てられ、少しずつであるがインフラ整備が進み、街並みが少しずつかわってきたことを聞かされた。
既に古釜布では携帯電話の電波塔が立ち、港湾整備、電力供給施設の整備もされ、昨年度にはメンデレーエフ空港のターミナル等の改修が終わり、サハリンのユジノ・サハリンスク間を週５便、定期運行されていた。
また、昨年１０月には新しい消防署が完成し、現在、下水処理施設やロシア正教会、文化会館等が建設中であった。
これは、「クリル諸島社会経済発展連邦特別プログラム２００７−２０１５」に基づいて島内インフラ整備の一環で、今後、島内に保養施設の建設が予定されているようである。
工事現場では韓国のヒュンダイ製の重機が使用され、アジア系の出稼ぎ労働者が働いている様子が覗えた。
ロシアは日本以外の周辺国の力を借り、計画より遅れはあるものの確実にインフラ整備を進めていることは事実であった。
このことにより、６７年前まで日本であった痕跡が次第に消され、次第にロシアになってきている様は複雑な心境だった。
昨年１０月に完成したばかりの南クリル消防署の見学では、消防隊長が胸を張って新しい消防署の施設について説明してくれたが、足下の床に目を落とすと、既にコンクリートはヒビが入っており、また、腕ぐらいの木片が練りこまれていたりして、日本では到底考えられない工事の質の悪さに驚いた。
このようなことは他の工事現場でも感じた。
これぐらいのことは許せるだろうという国民性の違いか、はたまた、日本の技術力の高さか考えさせる出来事であった。
（『第３２回北方領土返還要求和歌山県民大会』冊子より抜粋（念のため、実名は伏せてあります））
http://www.mag2.com/m/0001222270.html
『北方領土 真実を聞かせて』（まぐまぐで検索可）
＜平成２４年度北方四島教育関係者・青少年訪問事業（国後島）に参加して＞
つづき
今回の訪問事業では、以前話題となった人道的支援を目的に建設された、ムネオハウスこと「日本人とロシア人の友好の家」に宿泊し４日間過ごした。
この「友好の家」は「第３１吉進丸事件」等、拿捕された船員が拘束された施設でもあり、当時はどのような状況で過ごしたのか考えると心境複雑な気持だった。
訪問中、この「友好の家」でチュマチェンコ教育課長等、教育関係者が出席のもと、３班に分かれ、北方四島の教育事情や北方領土問題の認識、四島在住者の生活等について意見を交わすことができた。
ある班では、北方四島が示されている北海道東部の地図をテーブルに広げ、国境線はどこにあるのか、日露双方が指をさしながら確認しあったが、予想どおり国境の認識については明らかに違いがあった。
ロシア人は、日露戦争で奪われた領土を第二次世界大戦で取り戻したという歴史的認識に立っており、実際、古釜布湾を臨む「全ロシアの諸聖人教会」の近くの戦勝記念碑には、「１９４５年９月ソ連軍が上陸し、歴史的正当といえるソ連固有の領土である千島列島を日本軍国主義から取り戻し、母なるロシアに帰属させる」とロシア語のプレートがはめ込まれていた。
現在、国後島の人口は約７，０００人が在住しているが、若い世代は１１年の初等中等教育が修了すると、ほとんどがサハリンやロシア本土に渡ってしまうことや北方四島では漁業とそれに伴う水産加工業が中心で、他にこれといった産業がないため、人口は減りつつあるのではないかと考えていた。
しかし、１９９４年に発生した北海道東方沖地震の津波被害で人口は減ったものの、近年は人口がさほど減っていないということであった。
話を聞くと、ロシア政府の国策で北方四島ではロシア本土に比べ給与を３倍支給され、ロシア本土から出稼ぎに来ているとのことであった。
このことからも、一定の人口を確保し北方四島を実効支配しようという、ロシア政府のしたたかな戦略を見ることができた。
（『第３２回北方領土返還要求和歌山県民大会』冊子より抜粋（念のため、実名は伏せてあります））
『北方領土 真実を聞かせて』（まぐまぐで検索可）
＜平成２４年度北方四島教育関係者・青少年訪問事業（国後島）に参加して＞
つづき
今回の訪問事業では、以前話題となった人道的支援を目的に建設された、ムネオハウスこと「日本人とロシア人の友好の家」に宿泊し４日間過ごした。
この「友好の家」は「第３１吉進丸事件」等、拿捕された船員が拘束された施設でもあり、当時はどのような状況で過ごしたのか考えると心境複雑な気持だった。
訪問中、この「友好の家」でチュマチェンコ教育課長等、教育関係者が出席のもと、３班に分かれ、北方四島の教育事情や北方領土問題の認識、四島在住者の生活等について意見を交わすことができた。
ある班では、北方四島が示されている北海道東部の地図をテーブルに広げ、国境線はどこにあるのか、日露双方が指をさしながら確認しあったが、予想どおり国境の認識については明らかに違いがあった。
ロシア人は、日露戦争で奪われた領土を第二次世界大戦で取り戻したという歴史的認識に立っており、実際、古釜布湾を臨む「全ロシアの諸聖人教会」の近くの戦勝記念碑には、「１９４５年９月ソ連軍が上陸し、歴史的正当といえるソ連固有の領土である千島列島を日本軍国主義から取り戻し、母なるロシアに帰属させる」とロシア語のプレートがはめ込まれていた。
現在、国後島の人口は約７，０００人が在住しているが、若い世代は１１年の初等中等教育が修了すると、ほとんどがサハリンやロシア本土に渡ってしまうことや北方四島では漁業とそれに伴う水産加工業が中心で、他にこれといった産業がないため、人口は減りつつあるのではないかと考えていた。
しかし、１９９４年に発生した北海道東方沖地震の津波被害で人口は減ったものの、近年は人口がさほど減っていないということであった。
話を聞くと、ロシア政府の国策で北方四島ではロシア本土に比べ給与を３倍支給され、ロシア本土から出稼ぎに来ているとのことであった。
このことからも、一定の人口を確保し北方四島を実効支配しようという、ロシア政府のしたたかな戦略を見ることができた。
（『第３２回北方領土返還要求和歌山県民大会』冊子より抜粋（念のため、実名は伏せてあります））
http://www.mag2.com/m/0001222270.html
『北方領土 真実を聞かせて』（まぐまぐで検索可）
＜平成２４年度北方四島教育関係者・青少年訪問事業（国後島）に参加して＞
つづき
４ おわりに
今回の「北方領土訪問事業」の内容については、まだまだ伝えていきたい事が盛り沢山のため、今後、機会をとらえて広めていきたいと考える。
今回の訪問では今まで知らなかった北方領土の現状を実際、目や耳で確かめることができ、少しではあるがロシア人の気質や考えを知ることができた。
今回参加した「北方四島訪問事業」は、ゴルバチョフ大統領の提案により、平成４年からスタートし今年で２１年の歴史が経過した。
この交流は北方領土問題の解決のための環境整備の一環として、日本人と四島在住のロシア人が交流をとおして、相互理解を図る上で重要な役割を担ってきた。
交流の回数を積み重ねることにより、確かに日本人とロシア人の相互理解や北方領土問題についての認識等が進み、交流の成果が表れていることは、訪問の中でも強く感じた。
しかし、今回の訪問の中でも「領土問題については私たちの住民レベルでなく、最終は政府間の話し合いになるのではないか」という声がロシア人からも聞かれた。
このことからも、北方領土問題を解決するには、今後、日本政府とロシア政府間のより一層踏み込んだ交渉が不可欠ではないかと感じた。
確かに日本人は地続きの国境を持っている国民とは違い、領土問題には関心が薄いように思う。
しかし、今年８月には韓国の李明博大統領が竹島に上陸、９月には尖閣諸島の国有化を巡って中国・台湾との摩擦と、以前より国民は領土問題については関心が高まりつつある。
日本政府を後押しし、この北方領土問題を解決するためにも、さらに国民が領土問題への関心と世論の高まりは必要と感じた。
教育関係者の役割として、北方領土問題をはじめとする領土問題について、若い世代に正しく伝えていくことが今後も使命ではないかと思った。
最後になりましたが、今回このような貴重な機会を与えていただいた、独立行政法人 北方領土問題対策協会並びに関係各位には感謝を申し上げたい。
（『第３２回北方領土返還要求和歌山県民大会』冊子より抜粋（念のため、実名は伏せてあります））
『北方領土 真実を聞かせて』（まぐまぐで検索可）
＜平成２４年度北方四島教育関係者・青少年訪問事業（国後島）に参加して＞
つづき
４ おわりに
今回の「北方領土訪問事業」の内容については、まだまだ伝えていきたい事が盛り沢山のため、今後、機会をとらえて広めていきたいと考える。
今回の訪問では今まで知らなかった北方領土の現状を実際、目や耳で確かめることができ、少しではあるがロシア人の気質や考えを知ることができた。
今回参加した「北方四島訪問事業」は、ゴルバチョフ大統領の提案により、平成４年からスタートし今年で２１年の歴史が経過した。
この交流は北方領土問題の解決のための環境整備の一環として、日本人と四島在住のロシア人が交流をとおして、相互理解を図る上で重要な役割を担ってきた。
交流の回数を積み重ねることにより、確かに日本人とロシア人の相互理解や北方領土問題についての認識等が進み、交流の成果が表れていることは、訪問の中でも強く感じた。
しかし、今回の訪問の中でも「領土問題については私たちの住民レベルでなく、最終は政府間の話し合いになるのではないか」という声がロシア人からも聞かれた。
このことからも、北方領土問題を解決するには、今後、日本政府とロシア政府間のより一層踏み込んだ交渉が不可欠ではないかと感じた。
確かに日本人は地続きの国境を持っている国民とは違い、領土問題には関心が薄いように思う。
しかし、今年８月には韓国の李明博大統領が竹島に上陸、９月には尖閣諸島の国有化を巡って中国・台湾との摩擦と、以前より国民は領土問題については関心が高まりつつある。
日本政府を後押しし、この北方領土問題を解決するためにも、さらに国民が領土問題への関心と世論の高まりは必要と感じた。
教育関係者の役割として、北方領土問題をはじめとする領土問題について、若い世代に正しく伝えていくことが今後も使命ではないかと思った。
最後になりましたが、今回このような貴重な機会を与えていただいた、独立行政法人 北方領土問題対策協会並びに関係各位には感謝を申し上げたい。
（『第３２回北方領土返還要求和歌山県民大会』冊子より抜粋（念のため、実名は伏せてあります））
http://www.mag2.com/m/0001222270.html
『北方領土 真実を聞かせて』（まぐまぐで検索可）
＜学校教育における北方領土の取扱い＞
１．北方領土問題は、全国民的に重要な問題であり、学校教育においても児童生徒の発達段階に応じて日本固有の領土としてロシア連邦に四島の返還を求めていること等日本が主張している立場に基づいて、的確に扱う必要がある。
そのため、文部科学省は北方領土の我が国の領域としての位置、構成を明示するとともに、その帰属について、我が国は固有の領土としてロシアに対し返還を求めていること等を明らかにするよう教科書の検定に当たっては特に配慮している。
２．平成元年度（１９８９年度）の学校指導要領の改訂に際しては、北方領土問題の重要性、特に義務教育における同問題の学習の重要性にかんがみ、文部省は、同問題についての指導が明確に行われるための措置として、小学４年生の社会科で「国土の位置の指導については、我が国の領土と近隣の諸国を取り上げるものとする。」、また中学校の社会科で「領域の特色と変化については、北方領土が我が国の固有の領土であることなど我が国の領域をめぐる問題にも着目させるようにすること。」と明記した。
３．さらに平成１０年度（１９９８年度）（実施）の学習指導要領の改訂に際しても、小学校５年生の社会科で「国土の位置の指導については、我が国の領土と近隣の諸国を取り上げるものとすること」、中学校地理的分野で「北方領土が我が国の固有の領土であることなど我が国の領域をめぐる問題にも着目させるようにすること」と明記されている。
４．また、平成１８年（２００６年）１２月には、高市早苗北方対策担当大臣（当時）が、教育現場における北方領土教育の現状等について、現職教諭等５名の教育関係者と意見交換し、平成１９年１月には、文部科学大臣に対し、北方領土問題に関する教育の充実のための学習指導要領の見直しや教育研修の充実について提案した。
５．また、平成１９年（２００７年）３月には、高市早苗北方対策担当大臣（当時）が、北方領土問題教育者会議全国会議に出席し、全国の現職教諭等と北方領土に関する教育現場における問題等について意見交換した。
６．さらに、平成１９年（２００７年）４月に内閣府から文部科学省に対して、教員及び生徒等を対象とする北方領土問題に関する事業の周知を依頼した。
これを受け、文部科学省では、都道府県教育委員会等に対して協力依頼文書を発出した。
平成２０年以降も、毎年同様の周知依頼を発出している。
なお、平成２０年度以降は、内閣府より全日本中学校長会を通じて、文部科学省の依頼文書の内容の周知を図っている。
７．平成２０年（２００８年）３月に告示された中学校学習指導要領及び小学校学習指導要領の解説においては、「（北方領土は我が国固有の領土であるが、）現在ロシア連邦によって不法に占拠されている」ことが明記された。
８．平成２１年（２００９年）７月の北方領土問題等の解決の促進のための特別措置に関する法律の改正により、「国は、国民が北方領土問題その他北方地域に関する諸問題についての理解と関心を深めることができるよう、学校教育及び社会教育における北方領土問題その他北方地域に関する諸問題に関する教育及び学習の振興並びに広報活動等を通じた知識の普及その他の必要な施策を講ずるものとする」ことが明記された。
※ 「北方領土問題解説資料（平成２３年度）」（内閣府北方対策本部編）から転記
（『第３２回北方領土返還要求和歌山県民大会』冊子より抜粋）
『北方領土 真実を聞かせて』（まぐまぐで検索可）
＜学校教育における北方領土の取扱い＞
１．北方領土問題は、全国民的に重要な問題であり、学校教育においても児童生徒の発達段階に応じて日本固有の領土としてロシア連邦に四島の返還を求めていること等日本が主張している立場に基づいて、的確に扱う必要がある。
そのため、文部科学省は北方領土の我が国の領域としての位置、構成を明示するとともに、その帰属について、我が国は固有の領土としてロシアに対し返還を求めていること等を明らかにするよう教科書の検定に当たっては特に配慮している。
２．平成元年度（１９８９年度）の学校指導要領の改訂に際しては、北方領土問題の重要性、特に義務教育における同問題の学習の重要性にかんがみ、文部省は、同問題についての指導が明確に行われるための措置として、小学４年生の社会科で「国土の位置の指導については、我が国の領土と近隣の諸国を取り上げるものとする。」、また中学校の社会科で「領域の特色と変化については、北方領土が我が国の固有の領土であることなど我が国の領域をめぐる問題にも着目させるようにすること。」と明記した。
３．さらに平成１０年度（１９９８年度）（実施）の学習指導要領の改訂に際しても、小学校５年生の社会科で「国土の位置の指導については、我が国の領土と近隣の諸国を取り上げるものとすること」、中学校地理的分野で「北方領土が我が国の固有の領土であることなど我が国の領域をめぐる問題にも着目させるようにすること」と明記されている。
４．また、平成１８年（２００６年）１２月には、高市早苗北方対策担当大臣（当時）が、教育現場における北方領土教育の現状等について、現職教諭等５名の教育関係者と意見交換し、平成１９年１月には、文部科学大臣に対し、北方領土問題に関する教育の充実のための学習指導要領の見直しや教育研修の充実について提案した。
５．また、平成１９年（２００７年）３月には、高市早苗北方対策担当大臣（当時）が、北方領土問題教育者会議全国会議に出席し、全国の現職教諭等と北方領土に関する教育現場における問題等について意見交換した。
６．さらに、平成１９年（２００７年）４月に内閣府から文部科学省に対して、教員及び生徒等を対象とする北方領土問題に関する事業の周知を依頼した。
これを受け、文部科学省では、都道府県教育委員会等に対して協力依頼文書を発出した。
平成２０年以降も、毎年同様の周知依頼を発出している。
なお、平成２０年度以降は、内閣府より全日本中学校長会を通じて、文部科学省の依頼文書の内容の周知を図っている。
７．平成２０年（２００８年）３月に告示された中学校学習指導要領及び小学校学習指導要領の解説においては、「（北方領土は我が国固有の領土であるが、）現在ロシア連邦によって不法に占拠されている」ことが明記された。
８．平成２１年（２００９年）７月の北方領土問題等の解決の促進のための特別措置に関する法律の改正により、「国は、国民が北方領土問題その他北方地域に関する諸問題についての理解と関心を深めることができるよう、学校教育及び社会教育における北方領土問題その他北方地域に関する諸問題に関する教育及び学習の振興並びに広報活動等を通じた知識の普及その他の必要な施策を講ずるものとする」ことが明記された。
※ 「北方領土問題解説資料（平成２３年度）」（内閣府北方対策本部編）から転記
（『第３２回北方領土返還要求和歌山県民大会』冊子より抜粋）
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『北方領土 真実を聞かせて』（まぐまぐで検索可）
＜北方領土の語り部＞
（択捉島、蘂取村蘂取出身 元島民）
私は、択捉島の蘂取村で生まれました。
村は魚が沢山獲れ、四季折々の花が咲き、鳥も鳴いて、自然豊かな島でした。
ところが戦後、昭和２２年に強制送還により、北方四島から引き揚げることとなりました。
その時私は、当時の小学校３年生で８歳でした。
当時のソ連の貨物船に乗せられ、何日もかかって樺太に連れて行かれました。
その後、日本の船で函館に帰って来ましたが、みんな栄養失調のような状態で多くの人々が亡くなりました。
折角病院に入院できても、食べ物や良い薬も無く、亡くなる人が多くいました。
一緒に引き揚げた人々はここで、それぞれの親戚縁者を頼って全国に旅立って行きました。
また、無縁故の人々は、お役所が決めてくれた場所に旅立って行きました。
戦後の食糧は、私達引揚者ばかりではなく、みんなが貧しく、品不足でもあり、手に入らない、そんな時代でした。
北方四島は、私達の「ふるさと」です。
でも、いつでも行きたい時に行けるところではないのです。
戦後、四島返還運動を長年に亘り行ってきた父も母も帰らぬ人となりました。
残る私達元島民の平均年齢も７８歳を超えました。
ふるさとを思う気持ちは、人それぞれです。
病気で寝たきりになっても「もう一度、島に行きたい」と言った９０歳の父。
やはり病気で身体が不自由になった母が「島の家に帰りたい」と言って、看護師や介護士を困らせた姿を思うにつけ、残された私達元島民は、この真実を後世に語り継いでいく義務を強く感じております。
（『返せわれらが故郷』（千島歯舞諸島居住者連盟）２２８号より抜粋（念のため実名は伏せてあります））
『北方領土 真実を聞かせて』（まぐまぐで検索可）
＜北方領土の語り部＞
（択捉島、蘂取村蘂取出身 元島民）
私は、択捉島の蘂取村で生まれました。
村は魚が沢山獲れ、四季折々の花が咲き、鳥も鳴いて、自然豊かな島でした。
ところが戦後、昭和２２年に強制送還により、北方四島から引き揚げることとなりました。
その時私は、当時の小学校３年生で８歳でした。
当時のソ連の貨物船に乗せられ、何日もかかって樺太に連れて行かれました。
その後、日本の船で函館に帰って来ましたが、みんな栄養失調のような状態で多くの人々が亡くなりました。
折角病院に入院できても、食べ物や良い薬も無く、亡くなる人が多くいました。
一緒に引き揚げた人々はここで、それぞれの親戚縁者を頼って全国に旅立って行きました。
また、無縁故の人々は、お役所が決めてくれた場所に旅立って行きました。
戦後の食糧は、私達引揚者ばかりではなく、みんなが貧しく、品不足でもあり、手に入らない、そんな時代でした。
北方四島は、私達の「ふるさと」です。
でも、いつでも行きたい時に行けるところではないのです。
戦後、四島返還運動を長年に亘り行ってきた父も母も帰らぬ人となりました。
残る私達元島民の平均年齢も７８歳を超えました。
ふるさとを思う気持ちは、人それぞれです。
病気で寝たきりになっても「もう一度、島に行きたい」と言った９０歳の父。
やはり病気で身体が不自由になった母が「島の家に帰りたい」と言って、看護師や介護士を困らせた姿を思うにつけ、残された私達元島民は、この真実を後世に語り継いでいく義務を強く感じております。
（『返せわれらが故郷』（千島歯舞諸島居住者連盟）２２８号より抜粋（念のため実名は伏せてあります））
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『北方領土 真実を聞かせて』（まぐまぐで検索可）
＜お知らせ＞
「北方領土の日」特別啓発について
２月７日は北方領土の日です。
全国各地で返還運動に関わるさまざまな大会や行事が行われます。
さっぽろ雪まつり会場では「２０１４ 北方領土フェスティバル」が開催されます。
また、２月５日（水）から１１日（火・祝）までの７日間、中央区大通西６丁目の署名コーナーで、署名活動を行います。
皆様方のご参加、ご協力をお願いいたします。
＜１月〜３月までの主な事業予定＞
◆雪まつり署名活動
・開催地 札幌市
・開催日 ２月５日〜１１日
◆２０１４北方領土フェスティバル
・開催地 札幌市
・開催日 ２月７日
◆２０１４「北方領土の日」根室管内住民大会
・開催地 根室市
・開催日 ２月７日
◆平成２６年北方領土返還要求全国大会
・開催地 東京都
・開催日 ２月７日
◆後継者研修会
・開催地 札幌市
・開催日 ２月１０日〜１１日
◆後継者語り部育成事業
・開催地 函館市
・開催日 １月２５日
◆北方領土問題地域学習会
・開催地 標津町
・開催日 ２月１日
（『返せわれらが故郷』（千島歯舞諸島居住者連盟）２３０号より抜粋）
『北方領土 真実を聞かせて』（まぐまぐで検索可）
＜お知らせ＞
「北方領土の日」特別啓発について
２月７日は北方領土の日です。
全国各地で返還運動に関わるさまざまな大会や行事が行われます。
さっぽろ雪まつり会場では「２０１４ 北方領土フェスティバル」が開催されます。
また、２月５日（水）から１１日（火・祝）までの７日間、中央区大通西６丁目の署名コーナーで、署名活動を行います。
皆様方のご参加、ご協力をお願いいたします。
＜１月〜３月までの主な事業予定＞
◆雪まつり署名活動
・開催地 札幌市
・開催日 ２月５日〜１１日
◆２０１４北方領土フェスティバル
・開催地 札幌市
・開催日 ２月７日
◆２０１４「北方領土の日」根室管内住民大会
・開催地 根室市
・開催日 ２月７日
◆平成２６年北方領土返還要求全国大会
・開催地 東京都
・開催日 ２月７日
◆後継者研修会
・開催地 札幌市
・開催日 ２月１０日〜１１日
◆後継者語り部育成事業
・開催地 函館市
・開催日 １月２５日
◆北方領土問題地域学習会
・開催地 標津町
・開催日 ２月１日
（『返せわれらが故郷』（千島歯舞諸島居住者連盟）２３０号より抜粋）
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『北方領土 真実を聞かせて』（まぐまぐで検索可）
平成２５年度
“北方領土に関する標語・キャッチコピー入選作品”
独立行政法人北方領土問題対策協会
全国の皆様から３，４８１作品（はがき１，０５２作品、メール１，６６９作品、ファックス２９８作品、封筒４６２作品）のご応募をいただき、１０月２９日（火）に開催しました選考会において厳正に選考した結果、以下のように決定しましたので、お知らせいたします。
たくさんのご応募ありがとうございました。
○最優秀賞
・考えよう みんなで解決 北方領土
○優秀賞
・北方領土 あなたの声が 返還へ
・心から 願う平和と 四島返還
・四島返還 あなたの理解と 行動で
・声そろえ めざせ返還 北方領土
・取り戻そう 日本の未来と 北方領土
○佳作
・四島想う 熱意がともす 復帰の灯
・四島の 返還担う 君の声
・四島返還学んで知って声上げて
・北方領土 みんなの力で 取り戻そう
※作品は、入選順に掲載しております。
（『返せわれらが故郷』（千島歯舞諸島居住者連盟）２３０号より抜粋（念のため、標語の作者名は伏せてあります））
『北方領土 真実を聞かせて』（まぐまぐで検索可）
平成２５年度
“北方領土に関する標語・キャッチコピー入選作品”
独立行政法人北方領土問題対策協会
全国の皆様から３，４８１作品（はがき１，０５２作品、メール１，６６９作品、ファックス２９８作品、封筒４６２作品）のご応募をいただき、１０月２９日（火）に開催しました選考会において厳正に選考した結果、以下のように決定しましたので、お知らせいたします。
たくさんのご応募ありがとうございました。
○最優秀賞
・考えよう みんなで解決 北方領土
○優秀賞
・北方領土 あなたの声が 返還へ
・心から 願う平和と 四島返還
・四島返還 あなたの理解と 行動で
・声そろえ めざせ返還 北方領土
・取り戻そう 日本の未来と 北方領土
○佳作
・四島想う 熱意がともす 復帰の灯
・四島の 返還担う 君の声
・四島返還学んで知って声上げて
・北方領土 みんなの力で 取り戻そう
※作品は、入選順に掲載しております。
（『返せわれらが故郷』（千島歯舞諸島居住者連盟）２３０号より抜粋（念のため、標語の作者名は伏せてあります））
http://www.mag2.com/m/0001222270.html
『北方領土 真実を聞かせて』（まぐまぐで検索可）
東京で領土返還の訴え
過去最多の参加者！！
昨年１２月１日、北方領土の早期返還を首都・東京から内外に発信する「中央アピール行動」が行われました。
全国から集まった元島民や返還運動関係者ら５５０人が「島を返せ」と声を張り上げながら都心の銀座周辺をデモ行進しました。
２００７年に始まり、８回目となる今回は参加人数が過去最多となりました。
日比谷公園で開かれた出発式には山本一太沖縄・北方担当大臣のほか道内選出の国会議員らも多数出席。
長谷川根室市長は「安藤町長の思いと共に、声の続く限り北方領土の早期返還を全国に発信したい」と挨拶。
歯舞群島・水晶島出身者が元島民を代表して「今年はデモへ視線を向けてくれる人が多く、領土交渉再開による関心の高まりを感じた。元島民もすでに６割が他界し、早く決着がついてほしい」と訴えていました。
（『返せわれらが故郷』（千島歯舞諸島居住者連盟）２３０号より抜粋（念のため実名は伏せてあります））
『北方領土 真実を聞かせて』（まぐまぐで検索可）
東京で領土返還の訴え
過去最多の参加者！！
昨年１２月１日、北方領土の早期返還を首都・東京から内外に発信する「中央アピール行動」が行われました。
全国から集まった元島民や返還運動関係者ら５５０人が「島を返せ」と声を張り上げながら都心の銀座周辺をデモ行進しました。
２００７年に始まり、８回目となる今回は参加人数が過去最多となりました。
日比谷公園で開かれた出発式には山本一太沖縄・北方担当大臣のほか道内選出の国会議員らも多数出席。
長谷川根室市長は「安藤町長の思いと共に、声の続く限り北方領土の早期返還を全国に発信したい」と挨拶。
歯舞群島・水晶島出身者が元島民を代表して「今年はデモへ視線を向けてくれる人が多く、領土交渉再開による関心の高まりを感じた。元島民もすでに６割が他界し、早く決着がついてほしい」と訴えていました。
（『返せわれらが故郷』（千島歯舞諸島居住者連盟）２３０号より抜粋（念のため実名は伏せてあります））
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『北方領土 真実を聞かせて』（まぐまぐで検索可）
『ジョバンニの島』
北方領土（色丹島）を舞台にした
アニメ映画が完成
―平成２６年２月劇場公開―
一般社団法人日本音楽事業者協会創立５０周年を記念し「ジョバンニの島」が本年２月から全国の映画館で上映されます。
この映画は、終戦前後の色丹島を舞台にして、元島民をモデルに構想から５年を費やし完成しました。
会員やご家族の皆様、お友達とご覧いただきたいと思います。
『作品について』
◇タイトル：『ジョバンニの島』
◇ストーリー：色丹島を舞台に主人公たち少年の視点から、ソ連軍が進駐する光景や島民の不安、ソ連側の人々との触れ合い、家族の絆を描く。
◇スタッフ：
▼企画：制作 一般社団法人 日本音楽事業者協会
▼配給・宣伝 ワーナー・ブラザーズ（全国６０館配給予定）
▼原作・脚本 杉田成道（『北の国から』の演出・脚本担当）
▼監督 西久保瑞穂（作品『宮本武蔵―双剣に馳せる夢』）
▼音楽（メインテーマ） さだまさし
▼キャスト（声優） 市村正親、仲間由紀恵、ユースケ・サンタマリア、北島三郎、八千草薫ほか
（『返せわれらが故郷』（千島歯舞諸島居住者連盟）２３０号より抜粋）
『北方領土 真実を聞かせて』（まぐまぐで検索可）
『ジョバンニの島』
北方領土（色丹島）を舞台にした
アニメ映画が完成
―平成２６年２月劇場公開―
一般社団法人日本音楽事業者協会創立５０周年を記念し「ジョバンニの島」が本年２月から全国の映画館で上映されます。
この映画は、終戦前後の色丹島を舞台にして、元島民をモデルに構想から５年を費やし完成しました。
会員やご家族の皆様、お友達とご覧いただきたいと思います。
『作品について』
◇タイトル：『ジョバンニの島』
◇ストーリー：色丹島を舞台に主人公たち少年の視点から、ソ連軍が進駐する光景や島民の不安、ソ連側の人々との触れ合い、家族の絆を描く。
◇スタッフ：
▼企画：制作 一般社団法人 日本音楽事業者協会
▼配給・宣伝 ワーナー・ブラザーズ（全国６０館配給予定）
▼原作・脚本 杉田成道（『北の国から』の演出・脚本担当）
▼監督 西久保瑞穂（作品『宮本武蔵―双剣に馳せる夢』）
▼音楽（メインテーマ） さだまさし
▼キャスト（声優） 市村正親、仲間由紀恵、ユースケ・サンタマリア、北島三郎、八千草薫ほか
（『返せわれらが故郷』（千島歯舞諸島居住者連盟）２３０号より抜粋）
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『北方領土 真実を聞かせて』（まぐまぐで検索可）
平成２５年度自由訪問事業
第１回
水晶島 茂尻消 ボッキゼンベ
５月２２日〜５月２４日
団員 ２９名 同行者 １１名 合計４０名
第２回
択捉島 ペケンリタ オダイベケ 留別 ポンヤリ
６月７日〜６月１０日
団員 ３８名 同行者 １１名 合計４９名
第３回
国後島 ブニ（秩苅別）、オタトミ、古丹消、ハッチャス
６月２８日〜７月１日
団員 ５１名 同行者 １１名 合計６２名
第４回
国後島 乳呑路、礼文磯、白糖泊
７月９日〜７月１２日
団員５１名 同行者１１名 合計６２名
第５回
水晶島 秋勇留島 秋味場 オタモイ（税庫）
８月６日〜８月８日
団員２７名 同行者１１名 合計３８名
第６回
択捉島 フシココタン、紗那（リコップオマナイ）、別飛
８月２３日〜８月２６日
団員５１名 同行者１１名 合計６２名
第７回
色丹島 アナマ、稲茂尻
９月１０日〜９月１２日
団員４４名 同行者１１名 合計５５名
（『返せわれらが故郷』（千島歯舞諸島居住者連盟）２２８、２２９号より抜粋）
『北方領土 真実を聞かせて』（まぐまぐで検索可）
平成２５年度自由訪問事業
第１回
水晶島 茂尻消 ボッキゼンベ
５月２２日〜５月２４日
団員 ２９名 同行者 １１名 合計４０名
第２回
択捉島 ペケンリタ オダイベケ 留別 ポンヤリ
６月７日〜６月１０日
団員 ３８名 同行者 １１名 合計４９名
第３回
国後島 ブニ（秩苅別）、オタトミ、古丹消、ハッチャス
６月２８日〜７月１日
団員 ５１名 同行者 １１名 合計６２名
第４回
国後島 乳呑路、礼文磯、白糖泊
７月９日〜７月１２日
団員５１名 同行者１１名 合計６２名
第５回
水晶島 秋勇留島 秋味場 オタモイ（税庫）
８月６日〜８月８日
団員２７名 同行者１１名 合計３８名
第６回
択捉島 フシココタン、紗那（リコップオマナイ）、別飛
８月２３日〜８月２６日
団員５１名 同行者１１名 合計６２名
第７回
色丹島 アナマ、稲茂尻
９月１０日〜９月１２日
団員４４名 同行者１１名 合計５５名
（『返せわれらが故郷』（千島歯舞諸島居住者連盟）２２８、２２９号より抜粋）
http://www.mag2.com/m/0001222270.html
『北方領土 真実を聞かせて』（まぐまぐで検索可）
平成２５年度自由訪問事業
第１回自由訪問（水晶島、茂尻消、ボッキゼンベ）
５月２２日から２４日の日程で水晶島を訪問しました。
入出域手続きについては水晶島沖が国後島古釜布沖に変更となったため、日程が中一日のみの上陸となりました。
２３日は、午前中に「えとぴりか�供廚婆仗�消浜に上陸しました。
濃霧がひどく心配されていましたが、団員の思いが通じたのかカラっと晴れ上がり絶好の散策日和となりました。
上陸後は全員で慰霊祭を行った後、台場、ウラモシリケシ、モシリケシ方面に分かれ居住地跡などの散策を行い、故郷の地の思い出をかみしめていました。
団長（モシリケシ出身）は、「散策近辺にタンチョウのつがいやキツネがいた。昔の井戸の跡も残っていた」と語っていました。
また、午後から上陸を予定していたボッキゼンベは濃霧を晴らした風の影響でうねりが高くなり残念ながら断念し、洋上慰霊となりました。
副団長は、「自分の故郷に足を踏み入れることができなかった。とても悔しい。また、訪問できる機会があるならば、次こそは上陸したい」と語っていました。
第２回自由訪問（択捉島、ペケンリタ・オダイベケ・留別・ポンヤリ）
６月７日から１０日までの日程で択捉島を訪問しました。
出港日はあいにくの濃霧で、上陸の天候が危ぶまれましたが、８日の留別、ポンヤリ訪問、そして９日のオダイベケ、ペケンリタ訪問は天候にも恵まれ、絶好の散策日和となりました。
上陸後はそれぞれの墓地で慰霊祭を行いました。
留別では市街地班と風見の山班の２班に分かれ視察を行い、風見の山に登った団員は故郷留別村を一望し、思い思いに、当時を振り返り子供の頃の話に花を咲かせていました。
ペケンリタ訪問では、視察終了後、地元の水産会社（養殖と水産加工）社長の好意により、訪問団員にお茶とパン等を振る舞ってくれるなど温かく迎えてくれました。
今回、初めて参加した３世は、「学校では教科書に２〜３行しか記述されていない祖母の故郷である北方領土を目の当たりにし、この島をもっと若い世代の人に見てもらいたい」と語っていました。
（『返せわれらが故郷』（千島歯舞諸島居住者連盟）２２８号より抜粋（念のため実名は伏せてあります））
『北方領土 真実を聞かせて』（まぐまぐで検索可）
平成２５年度自由訪問事業
第１回自由訪問（水晶島、茂尻消、ボッキゼンベ）
５月２２日から２４日の日程で水晶島を訪問しました。
入出域手続きについては水晶島沖が国後島古釜布沖に変更となったため、日程が中一日のみの上陸となりました。
２３日は、午前中に「えとぴりか�供廚婆仗�消浜に上陸しました。
濃霧がひどく心配されていましたが、団員の思いが通じたのかカラっと晴れ上がり絶好の散策日和となりました。
上陸後は全員で慰霊祭を行った後、台場、ウラモシリケシ、モシリケシ方面に分かれ居住地跡などの散策を行い、故郷の地の思い出をかみしめていました。
団長（モシリケシ出身）は、「散策近辺にタンチョウのつがいやキツネがいた。昔の井戸の跡も残っていた」と語っていました。
また、午後から上陸を予定していたボッキゼンベは濃霧を晴らした風の影響でうねりが高くなり残念ながら断念し、洋上慰霊となりました。
副団長は、「自分の故郷に足を踏み入れることができなかった。とても悔しい。また、訪問できる機会があるならば、次こそは上陸したい」と語っていました。
第２回自由訪問（択捉島、ペケンリタ・オダイベケ・留別・ポンヤリ）
６月７日から１０日までの日程で択捉島を訪問しました。
出港日はあいにくの濃霧で、上陸の天候が危ぶまれましたが、８日の留別、ポンヤリ訪問、そして９日のオダイベケ、ペケンリタ訪問は天候にも恵まれ、絶好の散策日和となりました。
上陸後はそれぞれの墓地で慰霊祭を行いました。
留別では市街地班と風見の山班の２班に分かれ視察を行い、風見の山に登った団員は故郷留別村を一望し、思い思いに、当時を振り返り子供の頃の話に花を咲かせていました。
ペケンリタ訪問では、視察終了後、地元の水産会社（養殖と水産加工）社長の好意により、訪問団員にお茶とパン等を振る舞ってくれるなど温かく迎えてくれました。
今回、初めて参加した３世は、「学校では教科書に２〜３行しか記述されていない祖母の故郷である北方領土を目の当たりにし、この島をもっと若い世代の人に見てもらいたい」と語っていました。
（『返せわれらが故郷』（千島歯舞諸島居住者連盟）２２８号より抜粋（念のため実名は伏せてあります））
http://www.mag2.com/m/0001222270.html
『北方領土 真実を聞かせて』（まぐまぐで検索可）
平成２５年度自由訪問事業
第３回自由訪問（国後島、ブニ（秩苅別）、オタトミ、古丹消、ハッチャス）
荒天のため前回（平成２３年）上陸できなかった国後島のブニ（秩苅別）、オタトミ、古丹消、ハッチャスの４ヵ所を訪問しました。
団長は「好天に恵まれ最高の訪問だった」と感想を述べると同時に、浸食の進む故郷に心を痛めていました。
６歳頃まで古丹消の浜で過ごした副団長も「浸食が進んでおり、思い出が削られるようだ」と語っていました。
また、元島民３世の大学生は「祖母から国後の話は聞いていたが、自分の目で見たことで、領土問題を先入観なしに考えることができるようになった」と話していました。
第４回自由訪問（国後島、乳呑路、礼文磯、白糠泊）
国後島の白糠泊、礼文磯、乳呑路の３ヵ所を訪問しました。
団長は「天候にも恵まれ満足のいく訪問だった」と述べ、また乳呑路で遭遇した白いヒグマについて「平然としてなかなか動かなかった」と話していました。
副団長は「浜の浸食が激しく、その変貌に驚いた。そのうち居住跡も海の底になるのではないかと危機感を持った」と語っていました。
もう１名の副団長は「２年前の墓参のときより木や草丈が高くなり、道路跡もわからなくなりそう」と不安を募らせました。
（『返せわれらが故郷』（千島歯舞諸島居住者連盟）２２９号より抜粋（念のため実名は伏せてあります））
『北方領土 真実を聞かせて』（まぐまぐで検索可）
平成２５年度自由訪問事業
第３回自由訪問（国後島、ブニ（秩苅別）、オタトミ、古丹消、ハッチャス）
荒天のため前回（平成２３年）上陸できなかった国後島のブニ（秩苅別）、オタトミ、古丹消、ハッチャスの４ヵ所を訪問しました。
団長は「好天に恵まれ最高の訪問だった」と感想を述べると同時に、浸食の進む故郷に心を痛めていました。
６歳頃まで古丹消の浜で過ごした副団長も「浸食が進んでおり、思い出が削られるようだ」と語っていました。
また、元島民３世の大学生は「祖母から国後の話は聞いていたが、自分の目で見たことで、領土問題を先入観なしに考えることができるようになった」と話していました。
第４回自由訪問（国後島、乳呑路、礼文磯、白糠泊）
国後島の白糠泊、礼文磯、乳呑路の３ヵ所を訪問しました。
団長は「天候にも恵まれ満足のいく訪問だった」と述べ、また乳呑路で遭遇した白いヒグマについて「平然としてなかなか動かなかった」と話していました。
副団長は「浜の浸食が激しく、その変貌に驚いた。そのうち居住跡も海の底になるのではないかと危機感を持った」と語っていました。
もう１名の副団長は「２年前の墓参のときより木や草丈が高くなり、道路跡もわからなくなりそう」と不安を募らせました。
（『返せわれらが故郷』（千島歯舞諸島居住者連盟）２２９号より抜粋（念のため実名は伏せてあります））
http://www.mag2.com/m/0001222270.html
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平成２５年度自由訪問事業
第５回自由訪問（水晶島、秋勇留島、秋味場、オタモイ（税庫））
水晶島と秋勇留島を訪ねる予定でしたが、濃霧と強風のため３年ぶりの秋勇留島は上陸を断念し、洋上慰霊となりました。
水晶島に上陸の際、団長は「警備隊の兵舎が新しくなっていた。海岸の浸食が進んでいたが、訪問の目的は概ね達成できた」と話していました。
当時、島で使っていた昆布干場を散策した副団長は「草一つない場所だったが、ハマナスの群落になっていた」と話していました。
２世は「父や親戚が話していた場所を見ることができた。父は他界したが、叔母に土産話を聞かせたい」と話していました。
第６回自由訪問（択捉島、フシココタン、紗那（リコップオマナイ）、別飛）
択捉島の紗那、別飛方面を訪れましたが、当日は天候が悪く、当初２日で回る予定だった訪問地を１日で全て回ることになりました。
翌日、予想とは裏腹に天候が回復したので、再度上陸することが出来ました。
１日目に殆どの訪問地を回っていたので、２日目は紗那市街をもう一度じっくりと散策しました。
団長は、「悪天候のため初日に前倒しした散策が翌日にも出来たので再度確認が出来て良かった」と話していました。
父が当時紗那郵便局に赴任していた副団長は郵便局について「雑草だらけで足の踏み場もない。面影も殆どなくなっていて少々がっかりした」と話していました。
第７回自由訪問（色丹島、アナマ、稲茂尻）
色丹島のアナマ、稲茂尻を訪問しました。
訪問を総括し団長は「改めて島の土を踏み、四島に１人でも多くの人に来てもらい、返還の原動力となって欲しいと思った」と語っていました。
戦後６６年ぶりに故郷の地を踏むことができた元島民は「これまで帰る気持ちになれなかったが、望郷の思いが募り来てみたら地形は変わっていたが、当時と変わらず沢の水が流れているのを見た。懐かしい気持ちがこみ上げ、来て本当に良かったと思った」と喜びを噛みしめていました。
（『返せわれらが故郷』（千島歯舞諸島居住者連盟）２２９号より抜粋（念のため実名は伏せてあります））
『北方領土 真実を聞かせて』（まぐまぐで検索可）
平成２５年度自由訪問事業
第５回自由訪問（水晶島、秋勇留島、秋味場、オタモイ（税庫））
水晶島と秋勇留島を訪ねる予定でしたが、濃霧と強風のため３年ぶりの秋勇留島は上陸を断念し、洋上慰霊となりました。
水晶島に上陸の際、団長は「警備隊の兵舎が新しくなっていた。海岸の浸食が進んでいたが、訪問の目的は概ね達成できた」と話していました。
当時、島で使っていた昆布干場を散策した副団長は「草一つない場所だったが、ハマナスの群落になっていた」と話していました。
２世は「父や親戚が話していた場所を見ることができた。父は他界したが、叔母に土産話を聞かせたい」と話していました。
第６回自由訪問（択捉島、フシココタン、紗那（リコップオマナイ）、別飛）
択捉島の紗那、別飛方面を訪れましたが、当日は天候が悪く、当初２日で回る予定だった訪問地を１日で全て回ることになりました。
翌日、予想とは裏腹に天候が回復したので、再度上陸することが出来ました。
１日目に殆どの訪問地を回っていたので、２日目は紗那市街をもう一度じっくりと散策しました。
団長は、「悪天候のため初日に前倒しした散策が翌日にも出来たので再度確認が出来て良かった」と話していました。
父が当時紗那郵便局に赴任していた副団長は郵便局について「雑草だらけで足の踏み場もない。面影も殆どなくなっていて少々がっかりした」と話していました。
第７回自由訪問（色丹島、アナマ、稲茂尻）
色丹島のアナマ、稲茂尻を訪問しました。
訪問を総括し団長は「改めて島の土を踏み、四島に１人でも多くの人に来てもらい、返還の原動力となって欲しいと思った」と語っていました。
戦後６６年ぶりに故郷の地を踏むことができた元島民は「これまで帰る気持ちになれなかったが、望郷の思いが募り来てみたら地形は変わっていたが、当時と変わらず沢の水が流れているのを見た。懐かしい気持ちがこみ上げ、来て本当に良かったと思った」と喜びを噛みしめていました。
（『返せわれらが故郷』（千島歯舞諸島居住者連盟）２２９号より抜粋（念のため実名は伏せてあります））
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『北方領土 真実を聞かせて』（まぐまぐで検索可）
平成２５年度北方領土墓参事業
第１班
色丹島 能登呂・キリトウシ・チボイ
７月１９日〜７月２２日
遺族２３名 同行者１３名 合計３６名
一行は、能登呂・キリトウシ・チボイの３ヵ所に上陸し、それぞれ慰霊祭と法要を行いました。
団長（能登呂出身）は、「数多く参加した８０歳以上の団員が、厳しい地形にもかかわらず力を絞って墓参りしている姿を見て感動した」と涙を見せていました。
副団長（チボイ出身）は「最後の親孝行だと思い母を連れてきた。遺族は高齢化している。多くの若者が領土問題に関心を持って欲しい」と語っていました。
第２班
国後島 ポンキナシリ・中ノ古丹
７月２４日〜７月２６日
遺族２６名 同行者１３名 合計３９名
一行は、中ノ古丹、ポンキナシリの２ヵ所に上陸し、慰霊祭や法要を行う予定でしたが、生い茂った草木で２ヵ所とも墓標を見つけられず、それぞれ墓地周辺に祭壇を設営して慰霊祭を行いました。
中ノ古丹に祖父が眠る団員は「来るたび人がいた形跡が失われている気がする。自由に行き来できる日が早く来て欲しい」と語っていました。
第３班
択捉島 年萌・オンネベツ・トマカラウス
７月２９日〜７月３１日
遺族３０名 同行者１３名 合計４３名
昨年度中止になった、年萌、オンネベツ、トマカラウスの墓参を実施することとなり、一行は、内岡港に上陸し、陸路で移動しました。
年萌は単冠浜で、トマカラウスはオンネベツ墓地で合同慰霊祭を行いました。
団長（年萌出身）は、「参加団員も大半が昨年行く予定だった人たち。ロシア側住民との交流もあり感激した」と語っていました。
副団長（トマカラウス出身）は、「８年前に比べ景色や環境が変わっていた。特に内岡港は、コンテナ船が着く港に整備されていた」と語っていました。
（『返せわれらが故郷』（千島歯舞諸島居住者連盟）２２９号より抜粋（念のため実名は伏せてあります））
『北方領土 真実を聞かせて』（まぐまぐで検索可）
平成２５年度北方領土墓参事業
第１班
色丹島 能登呂・キリトウシ・チボイ
７月１９日〜７月２２日
遺族２３名 同行者１３名 合計３６名
一行は、能登呂・キリトウシ・チボイの３ヵ所に上陸し、それぞれ慰霊祭と法要を行いました。
団長（能登呂出身）は、「数多く参加した８０歳以上の団員が、厳しい地形にもかかわらず力を絞って墓参りしている姿を見て感動した」と涙を見せていました。
副団長（チボイ出身）は「最後の親孝行だと思い母を連れてきた。遺族は高齢化している。多くの若者が領土問題に関心を持って欲しい」と語っていました。
第２班
国後島 ポンキナシリ・中ノ古丹
７月２４日〜７月２６日
遺族２６名 同行者１３名 合計３９名
一行は、中ノ古丹、ポンキナシリの２ヵ所に上陸し、慰霊祭や法要を行う予定でしたが、生い茂った草木で２ヵ所とも墓標を見つけられず、それぞれ墓地周辺に祭壇を設営して慰霊祭を行いました。
中ノ古丹に祖父が眠る団員は「来るたび人がいた形跡が失われている気がする。自由に行き来できる日が早く来て欲しい」と語っていました。
第３班
択捉島 年萌・オンネベツ・トマカラウス
７月２９日〜７月３１日
遺族３０名 同行者１３名 合計４３名
昨年度中止になった、年萌、オンネベツ、トマカラウスの墓参を実施することとなり、一行は、内岡港に上陸し、陸路で移動しました。
年萌は単冠浜で、トマカラウスはオンネベツ墓地で合同慰霊祭を行いました。
団長（年萌出身）は、「参加団員も大半が昨年行く予定だった人たち。ロシア側住民との交流もあり感激した」と語っていました。
副団長（トマカラウス出身）は、「８年前に比べ景色や環境が変わっていた。特に内岡港は、コンテナ船が着く港に整備されていた」と語っていました。
（『返せわれらが故郷』（千島歯舞諸島居住者連盟）２２９号より抜粋（念のため実名は伏せてあります））
http://www.mag2.com/m/0001222270.html
『北方領土 真実を聞かせて』（まぐまぐで検索可）
「北方領土の語り部」（水晶島、モシリケシ出身 元島民）
１９４５年、戦局は激しさを増してきた。
私は学徒動員で十勝の製糖工場で働いていた。
飛行予科練習生として、茨城県の土浦海軍航空隊（霞ヶ浦）へ入隊する日が近づいてきたので、父母に別れの挨拶に、故郷の水晶島に戻った。
モシリケシ部落の青年団による壮行会も終わり、仕立て舟で見送りの準備中、８月１５日に終戦の日を迎えた。
当日、「終戦の話」が、ラジオを通して流れたと言うが、はっきり分からず、父は根室まで確認に行った。
「日本が負けた」という知らせで、やや暫らく虚脱感・放心状態が続く。
父に諭され復学の意を決し、島を離れ本道に渡る。
以来、故郷・水晶島を離れて５６年振り、平成１３年の自由訪問で渡島。
ロシア警備隊による入域手続きが始まると、改めて、水晶島はロシアに支配されているのだと、近くて遠い故郷を実感する。
時は９月上旬、磯の香りが漂うモシリケシの砂浜に一歩踏み入れた時、少年時代がこみ上がってくる。
対岸の、青草の茂っていた遊び場「前の島」は、小さな岩礁に変わり果てていた。
墓地に行く平坦な道も、伸びた雑草に覆われ、谷地坊主が歩行を阻む。
在郷時代、この平原に沢山の馬が放牧され（島全体で３２０余）、季節には白・黄・紫・紅の彩りも鮮やかな美しい草花が咲き、島民の安らぎの場であった。
途中、道路沿いにはお祭りで賑った稲荷神社。
入隊出発時の壮行式、思い出の青年会館も、跡形もなく消え失せていた。
食べる事に何一つ不自由を感じさせなかった豊かな島、私を育んでくれた自然。
宝の島。
１８７６年に開拓の棹を入れ汗水を流した祖父母達の７０年の歴史は、終戦を境に時が止まってしまった。
感無量。
砂浜に打ち上げられた、幅広い肉厚のアツ葉の昆布。
香り・形が、いつまでも脳裏から離れなかった。
「又、来るよ」と言い残し帰途に着く。
（『返せわれらが故郷』（千島歯舞諸島居住者連盟）２２９号より抜粋（念のため実名は伏せてあります））
『北方領土 真実を聞かせて』（まぐまぐで検索可）
「北方領土の語り部」（水晶島、モシリケシ出身 元島民）
１９４５年、戦局は激しさを増してきた。
私は学徒動員で十勝の製糖工場で働いていた。
飛行予科練習生として、茨城県の土浦海軍航空隊（霞ヶ浦）へ入隊する日が近づいてきたので、父母に別れの挨拶に、故郷の水晶島に戻った。
モシリケシ部落の青年団による壮行会も終わり、仕立て舟で見送りの準備中、８月１５日に終戦の日を迎えた。
当日、「終戦の話」が、ラジオを通して流れたと言うが、はっきり分からず、父は根室まで確認に行った。
「日本が負けた」という知らせで、やや暫らく虚脱感・放心状態が続く。
父に諭され復学の意を決し、島を離れ本道に渡る。
以来、故郷・水晶島を離れて５６年振り、平成１３年の自由訪問で渡島。
ロシア警備隊による入域手続きが始まると、改めて、水晶島はロシアに支配されているのだと、近くて遠い故郷を実感する。
時は９月上旬、磯の香りが漂うモシリケシの砂浜に一歩踏み入れた時、少年時代がこみ上がってくる。
対岸の、青草の茂っていた遊び場「前の島」は、小さな岩礁に変わり果てていた。
墓地に行く平坦な道も、伸びた雑草に覆われ、谷地坊主が歩行を阻む。
在郷時代、この平原に沢山の馬が放牧され（島全体で３２０余）、季節には白・黄・紫・紅の彩りも鮮やかな美しい草花が咲き、島民の安らぎの場であった。
途中、道路沿いにはお祭りで賑った稲荷神社。
入隊出発時の壮行式、思い出の青年会館も、跡形もなく消え失せていた。
食べる事に何一つ不自由を感じさせなかった豊かな島、私を育んでくれた自然。
宝の島。
１８７６年に開拓の棹を入れ汗水を流した祖父母達の７０年の歴史は、終戦を境に時が止まってしまった。
感無量。
砂浜に打ち上げられた、幅広い肉厚のアツ葉の昆布。
香り・形が、いつまでも脳裏から離れなかった。
「又、来るよ」と言い残し帰途に着く。
（『返せわれらが故郷』（千島歯舞諸島居住者連盟）２２９号より抜粋（念のため実名は伏せてあります））
http://www.mag2.com/m/0001222270.html
『北方領土 真実を聞かせて』（まぐまぐで検索可）
コラム 鴨捕り権兵衛あらわる？
税庫前港寄りの入り江の潮溜りに小さな島で「バラ島」と呼ばれていた島がある。
島の名前の由来は薔薇の花が咲いていたからといわれる。
１２月師走の押し迫った頃、ボッキゼンベの住人や、モシリケシの青年達が集まり、さっそく鴨捕りの準備にかかる。
権兵衛達は真夜中、鴨の寝静まった闇夜に、バラ島の割れ目に身を隠し待つ。
時期を見計らい、いきなりたいまつを照らして捕獲する。
鴨の習性として闇夜に急に照らされると目がくらむ。
割れ目の両サイドに止まっていた鴨たちは、眩しくて落下してくる、それをカマスに詰め込んで持ちかえった。
収穫は、一晩で１カマスに１５〜１６羽入りの３カマス。
肉はスキ焼き風の煮込みや、塩漬けにして焼いて食べる。
歯ごたえがあり美味い、恵まれた自然の地形がもたらす食材だ。
長い厳しい越冬の季節、家族団欒の食卓を囲んで食べた鴨鍋の味、懐かしい思い出が今も目に浮かぶ。
（『返せわれらが故郷』（千島歯舞諸島居住者連盟）２２９号より抜粋（念のため実名は伏せてあります））
『北方領土 真実を聞かせて』（まぐまぐで検索可）
コラム 鴨捕り権兵衛あらわる？
税庫前港寄りの入り江の潮溜りに小さな島で「バラ島」と呼ばれていた島がある。
島の名前の由来は薔薇の花が咲いていたからといわれる。
１２月師走の押し迫った頃、ボッキゼンベの住人や、モシリケシの青年達が集まり、さっそく鴨捕りの準備にかかる。
権兵衛達は真夜中、鴨の寝静まった闇夜に、バラ島の割れ目に身を隠し待つ。
時期を見計らい、いきなりたいまつを照らして捕獲する。
鴨の習性として闇夜に急に照らされると目がくらむ。
割れ目の両サイドに止まっていた鴨たちは、眩しくて落下してくる、それをカマスに詰め込んで持ちかえった。
収穫は、一晩で１カマスに１５〜１６羽入りの３カマス。
肉はスキ焼き風の煮込みや、塩漬けにして焼いて食べる。
歯ごたえがあり美味い、恵まれた自然の地形がもたらす食材だ。
長い厳しい越冬の季節、家族団欒の食卓を囲んで食べた鴨鍋の味、懐かしい思い出が今も目に浮かぶ。
（『返せわれらが故郷』（千島歯舞諸島居住者連盟）２２９号より抜粋（念のため実名は伏せてあります））
http://www.mag2.com/m/0001222270.html
『北方領土 真実を聞かせて』（まぐまぐで検索可）
新年にあたって
内閣府特命担当大臣（沖縄及び北方対策）
山本一太
平成２６年の新春に当たり、謹んでご挨拶を申し上げます。
千島歯舞諸島居住者連盟の皆様方におかれましては、日頃から北方領土返還要求運動の先頭に立ち、多大なご尽力をいただいておりますことに心から敬意を表します。
北方四島は祖先から受け継いできた我が国固有の領土であり、私も北方対策担当大臣に就任後、直ちにこの目で確認すべく、昨年１月に納沙布岬に立ちました。
そこで皆様方のお話を伺い、近くて遠い四島の返還を切実に望む願いを痛感いたしました。
９月には、四島交流訪問団の一員として国後島及び択捉島を訪問し、この目で現地の様子を見てまいりました。
元島民の方々がお墓に線香をあげていらっしゃる姿を拝見し、一日も早い返還への思いを強くするとともに、北方四島の現状を冷静に受け止め、一喜一憂せず、北方領土問題の解決を図っていくとの決意を新たにいたしました。
安倍内閣の発足から、これまで４回の日露首脳会談を開催し、平和条約締結交渉を加速化させることが合意されるとともに、近々２回目となる次官級協議も予定されており、今こそ交渉を進める機会であると期待をしています。
内閣府といたしましても、引き続き、千島歯舞諸島居住者連盟を始めとする関係団体の皆様方と連携を密にしながら、外交交渉を支えるべく、裾野の広い全国民的な返還要求運動を推進してまいります。
特に、皆様の御要望も踏まえ、昨年５年ぶりに特別世論調査を実施しましたが、残念ながら、将来を担う若い世代の北方領土問題の認知度は低いままであったことから、キャラクターやインターネット・ＳＮＳを積極的に活用するとともに、北方領土教育の充実にもさらに力を入れてまいります。
また、元島民の皆様が高齢化する中、後継者の方々への活動支援が重要であり、そのための予算もできる限り確保したいところです。
さらに、皆様の御要望を受けて、墓参に係る事前研修会への旅費の支給を拡充したところであり、元島民の方々への援護措置の充実にも力を尽くす所存です。
北方領土問題の一日も早い解決に向けて、今後とも皆様方の一層の御支援、ご協力をお願い申し上げますとともに、皆様の御健勝をお祈り申し上げ、新年の御挨拶といたします。
（『返せわれらが故郷』（千島歯舞諸島居住者連盟）２３０号より抜粋）
『北方領土 真実を聞かせて』（まぐまぐで検索可）
新年にあたって
内閣府特命担当大臣（沖縄及び北方対策）
山本一太
平成２６年の新春に当たり、謹んでご挨拶を申し上げます。
千島歯舞諸島居住者連盟の皆様方におかれましては、日頃から北方領土返還要求運動の先頭に立ち、多大なご尽力をいただいておりますことに心から敬意を表します。
北方四島は祖先から受け継いできた我が国固有の領土であり、私も北方対策担当大臣に就任後、直ちにこの目で確認すべく、昨年１月に納沙布岬に立ちました。
そこで皆様方のお話を伺い、近くて遠い四島の返還を切実に望む願いを痛感いたしました。
９月には、四島交流訪問団の一員として国後島及び択捉島を訪問し、この目で現地の様子を見てまいりました。
元島民の方々がお墓に線香をあげていらっしゃる姿を拝見し、一日も早い返還への思いを強くするとともに、北方四島の現状を冷静に受け止め、一喜一憂せず、北方領土問題の解決を図っていくとの決意を新たにいたしました。
安倍内閣の発足から、これまで４回の日露首脳会談を開催し、平和条約締結交渉を加速化させることが合意されるとともに、近々２回目となる次官級協議も予定されており、今こそ交渉を進める機会であると期待をしています。
内閣府といたしましても、引き続き、千島歯舞諸島居住者連盟を始めとする関係団体の皆様方と連携を密にしながら、外交交渉を支えるべく、裾野の広い全国民的な返還要求運動を推進してまいります。
特に、皆様の御要望も踏まえ、昨年５年ぶりに特別世論調査を実施しましたが、残念ながら、将来を担う若い世代の北方領土問題の認知度は低いままであったことから、キャラクターやインターネット・ＳＮＳを積極的に活用するとともに、北方領土教育の充実にもさらに力を入れてまいります。
また、元島民の皆様が高齢化する中、後継者の方々への活動支援が重要であり、そのための予算もできる限り確保したいところです。
さらに、皆様の御要望を受けて、墓参に係る事前研修会への旅費の支給を拡充したところであり、元島民の方々への援護措置の充実にも力を尽くす所存です。
北方領土問題の一日も早い解決に向けて、今後とも皆様方の一層の御支援、ご協力をお願い申し上げますとともに、皆様の御健勝をお祈り申し上げ、新年の御挨拶といたします。
（『返せわれらが故郷』（千島歯舞諸島居住者連盟）２３０号より抜粋）
http://www.mag2.com/m/0001222270.html
『北方領土 真実を聞かせて』（まぐまぐで検索可）
新年にあたって
北海道知事
高橋はるみ
平成２６年の新春を迎え、心からお喜び申し上げます。
皆様には、北方領土の一日も早い返還のため、日ごろから、北海道をはじめ全国各地で熱心にご活動いただいておりますことに深く敬意を表します。
昨年は、４月に安倍首相が日本の総理大臣として１０年ぶりにロシアを公式訪問し、プーチン大統領との会談が実現するという大きな出来事がありました。
両首脳は、第二次世界大戦後６８年を経て、平和条約が締結されていない状態は異常との認識で一致し、平和条約問題に関し双方に受入れ可能な解決策を見出す交渉を加速化させるよう、それぞれの外務当局に指示したところです。
その後も、６月のＧ８サミット、９月のＧ２０サミット、１０月のＡＰＥＣに合わせ、計４回の日ロ首脳会談が行われたほか、両国間での次官級協議や外相会談が行われるなど、領土問題の解決に向けた外交交渉が活発に進められた年でした。
政府の外交交渉をしっかり支えていくためには、広く国民・道民の機運醸成を図ることが大切です。
このため、道としても、平和条約交渉の再スタートで領土返還への期待が高まっているこのタイミングを好機としてとらえ、返還要求運動のシンボルの花「千島桜」を用いた啓発活動を展開しています。
また、北方領土での墓参に関しては、一昨年ロシア側の事情により中止となった択捉島でも実施することができました。
ご遺族の方には、一日千秋の思いで待っておられたこととお察し申し上げます。
このように、北方領土を取り巻く環境が変化する中、私自身、道民の皆様の先頭に立ち、千島連盟をはじめ関係団体の方々と力を合わせながら、元島民の皆様に対する援護対策の充実や国民世論の一層の喚起、さらには、北方四島交流の見直しなど、北方領土の早期返還に向けた環境整備に粘り強く取り組んで参る決意でありますので、これからも一層のお力添えを賜りますようお願い申し上げます。
新しい年が、皆様の切なる願いが叶う幸多き年となりますよう、心からお祈り申し上げ、新年のごあいさつとさせていただきます。
（『返せわれらが故郷』（千島歯舞諸島居住者連盟）２３０号より抜粋）
『北方領土 真実を聞かせて』（まぐまぐで検索可）
新年にあたって
北海道知事
高橋はるみ
平成２６年の新春を迎え、心からお喜び申し上げます。
皆様には、北方領土の一日も早い返還のため、日ごろから、北海道をはじめ全国各地で熱心にご活動いただいておりますことに深く敬意を表します。
昨年は、４月に安倍首相が日本の総理大臣として１０年ぶりにロシアを公式訪問し、プーチン大統領との会談が実現するという大きな出来事がありました。
両首脳は、第二次世界大戦後６８年を経て、平和条約が締結されていない状態は異常との認識で一致し、平和条約問題に関し双方に受入れ可能な解決策を見出す交渉を加速化させるよう、それぞれの外務当局に指示したところです。
その後も、６月のＧ８サミット、９月のＧ２０サミット、１０月のＡＰＥＣに合わせ、計４回の日ロ首脳会談が行われたほか、両国間での次官級協議や外相会談が行われるなど、領土問題の解決に向けた外交交渉が活発に進められた年でした。
政府の外交交渉をしっかり支えていくためには、広く国民・道民の機運醸成を図ることが大切です。
このため、道としても、平和条約交渉の再スタートで領土返還への期待が高まっているこのタイミングを好機としてとらえ、返還要求運動のシンボルの花「千島桜」を用いた啓発活動を展開しています。
また、北方領土での墓参に関しては、一昨年ロシア側の事情により中止となった択捉島でも実施することができました。
ご遺族の方には、一日千秋の思いで待っておられたこととお察し申し上げます。
このように、北方領土を取り巻く環境が変化する中、私自身、道民の皆様の先頭に立ち、千島連盟をはじめ関係団体の方々と力を合わせながら、元島民の皆様に対する援護対策の充実や国民世論の一層の喚起、さらには、北方四島交流の見直しなど、北方領土の早期返還に向けた環境整備に粘り強く取り組んで参る決意でありますので、これからも一層のお力添えを賜りますようお願い申し上げます。
新しい年が、皆様の切なる願いが叶う幸多き年となりますよう、心からお祈り申し上げ、新年のごあいさつとさせていただきます。
（『返せわれらが故郷』（千島歯舞諸島居住者連盟）２３０号より抜粋）
『勝手に条約を破ってなだれ込んで来ておいて、何が経済協力だ？こっちはまだ謝罪も補償も受けてないのです！ロシア領土の東側50%を日本に明け渡すか、国家予算の10%を、今後50年間にわたり、日本に支払うか、どちらか選べ！』くらい言わないと、北方四島は返ってきません。『四島を返してください』では、当然『はあ？じゃあ、そのうち２島、小さいほうの２島ね。それなら経済協力と引き換えに、交渉に入る事を検討しても良いよ？』ってなりますよ。四島を一括返還してほしいなら、もっとブチかまさないと。だいたい話し合いで領土が返還されるケースなんて、ほとんど無いのだから。沖縄返還は、歴史上かなり稀な例です。だから今でも基地問題とかややこしい事になってる。まずは、憲法改正！再軍備！
ポツダム宣言の中には、「カイロ宣言は必ず履行されなければならない」という旨の文言が存在する（以下参照）。
https://www.ndl.go.jp/constitution/etc/j06.html
>八、「カイロ」宣言ノ条項ハ履行セラルヘク…
ポツダム宣言においては、それ以前に出されたカイロ宣言について「カイロ宣言を履行する」と確約していて、カイロ宣言には以下のように「領土不拡大」の方針が書かれている。
http://www.chukai.ne.jp/~masago/cairo.html
>三大同盟国は、日本国の侵略を制止し罰するため、今次の戦争を行っている。同盟国は、自国のためには利得も求めず、また領土拡張の念も有しない。
同盟国の目的は、1914年の第一次世界戦争の開始以後に日本国が奪取し又は占領した太平洋におけるすべての島を日本国からはく奪すること、並びに満洲、台湾及び澎湖島のような日本国が清国人から盗取したすべての地域を中華民国に返還することにある。
日本国は、また、暴力及び強慾により日本国が略取した他のすべての地域から駆逐される。
つまり、連合国側は二つの宣言により、「連合国側の３国に領土的野心はない。日本が戦争などで他国から奪った土地を返還させることだけを目的としている」と宣言している。
日本側はその文言を信じ、本土決戦を諦めて降伏した。
ところが、ポツダム宣言に後から加わったソ連だけは、ポツダム宣言の受け入れと戦闘停止が日本側から通知された後も軍事攻撃を続け、１０００ｋｍ以上にも及ぶ日本の領土であった千島列島を北から順に制圧して行った。
千島列島の特に南の４島は、日本人とは戦国時代以前から関わりがある地域であり、江戸時代には日本の活動圏つまり領土に組み入れられていた地域だ。
また千島列島の北方の島々も、国境が不確定であった時代にロシアと交渉して、樺太を手放す代わりに平和裏にロシアと条約を結んで得た島々である。
それゆえ、千島列島は、カイロ宣言でいうような日本が暴力により戦争で奪ったような地域ではないのである。
ポツダム宣言で約束した「領土不拡大の方針」は、米英中３国は守ったが、後から宣言に加わったソ連だけは広大な領土を日本から奪って知らん顔をしているのである。
https://www.ndl.go.jp/constitution/etc/j06.html
>八、「カイロ」宣言ノ条項ハ履行セラルヘク…
ポツダム宣言においては、それ以前に出されたカイロ宣言について「カイロ宣言を履行する」と確約していて、カイロ宣言には以下のように「領土不拡大」の方針が書かれている。
http://www.chukai.ne.jp/~masago/cairo.html
>三大同盟国は、日本国の侵略を制止し罰するため、今次の戦争を行っている。同盟国は、自国のためには利得も求めず、また領土拡張の念も有しない。
同盟国の目的は、1914年の第一次世界戦争の開始以後に日本国が奪取し又は占領した太平洋におけるすべての島を日本国からはく奪すること、並びに満洲、台湾及び澎湖島のような日本国が清国人から盗取したすべての地域を中華民国に返還することにある。
日本国は、また、暴力及び強慾により日本国が略取した他のすべての地域から駆逐される。
つまり、連合国側は二つの宣言により、「連合国側の３国に領土的野心はない。日本が戦争などで他国から奪った土地を返還させることだけを目的としている」と宣言している。
日本側はその文言を信じ、本土決戦を諦めて降伏した。
ところが、ポツダム宣言に後から加わったソ連だけは、ポツダム宣言の受け入れと戦闘停止が日本側から通知された後も軍事攻撃を続け、１０００ｋｍ以上にも及ぶ日本の領土であった千島列島を北から順に制圧して行った。
千島列島の特に南の４島は、日本人とは戦国時代以前から関わりがある地域であり、江戸時代には日本の活動圏つまり領土に組み入れられていた地域だ。
また千島列島の北方の島々も、国境が不確定であった時代にロシアと交渉して、樺太を手放す代わりに平和裏にロシアと条約を結んで得た島々である。
それゆえ、千島列島は、カイロ宣言でいうような日本が暴力により戦争で奪ったような地域ではないのである。
ポツダム宣言で約束した「領土不拡大の方針」は、米英中３国は守ったが、後から宣言に加わったソ連だけは広大な領土を日本から奪って知らん顔をしているのである。
>>[159]
>なぜ、日本は、国際司法裁判所に提訴しないのか？
国際司法裁判（の多く）は、当事国の両方が裁判をすることに賛成しないと裁判が起こせない。
田中角栄内閣の頃に大平外務大臣が「国際司法裁判所で裁定を仰ぐ旨」をソ連に要請したことがあるが、門前払いにされた（以下参照）。
https://www8.cao.go.jp/hoppo/mondai_ima/kousyoukeii.html
>１９７２年 日ソ外相会談
大平正芳外相から、国際司法裁判所の判決を仰ぐ可能性を示唆。グロムイコ外相は即座にこれを拒否しました。
一国だけが訴えても受け付ける種類の国際裁判もあるが、そういう判決にはそれほど権威がない。
また、米英仏などが裁判官を出すことになるが、論理上も法律上も政治上も日本側の主張を支持せざるを得ない状態であるから、ソ連やロシアに恨まれて戦争に発展する可能性があるために米国が日本に自重させているのだろう。
>なぜ、日本は、国際司法裁判所に提訴しないのか？
国際司法裁判（の多く）は、当事国の両方が裁判をすることに賛成しないと裁判が起こせない。
田中角栄内閣の頃に大平外務大臣が「国際司法裁判所で裁定を仰ぐ旨」をソ連に要請したことがあるが、門前払いにされた（以下参照）。
https://www8.cao.go.jp/hoppo/mondai_ima/kousyoukeii.html
>１９７２年 日ソ外相会談
大平正芳外相から、国際司法裁判所の判決を仰ぐ可能性を示唆。グロムイコ外相は即座にこれを拒否しました。
一国だけが訴えても受け付ける種類の国際裁判もあるが、そういう判決にはそれほど権威がない。
また、米英仏などが裁判官を出すことになるが、論理上も法律上も政治上も日本側の主張を支持せざるを得ない状態であるから、ソ連やロシアに恨まれて戦争に発展する可能性があるために米国が日本に自重させているのだろう。
>>[161]
>どもです。
それは、普遍的・・・とは言わないまでも、世界規模の “正義” よりも、軍事的強力国、数国間の折り合い優先、という国際的な倫理規範がある。
ということですね？
全く違う。
外交が下手にも下手だっただけだ。
私は軍事的な行動はできる限り慎むべきだと思っているが、軍事的な行動をする場合であっても外交で９０点以上は稼いでおかないと、勝てる戦争も勝てなくなるのだ。
戦前、あれだけ軍事力に差があり弱かった中国が、結局、外交戦術により米英をうまく自分の陣営に巻き込んで「戦勝国」になっているのを見れば、外交が戦争以上に国際間の立場を決めることは火を見るよりも明らかだ。
日本はサンフランシスコ講和条約により千島列島を放棄したが、サンフランシスコ講和条約というのは、本来ならば２国間で個別に何件も行う和平条約交渉をまとめて行っただけだ。
そして、その２国間の平和条約交渉の相手は米英仏加豪などであり、ソ連や中国は交渉相手となっていない。
故に、米国や英国に対しては「千島列島を放棄した」と言わざるをえないが、ソ連に対してそう言わなければならない根拠などないのである。
例えて言えば、ソ連が「日米２国間で行われた貿易交渉における取り決めを自動的にソ連にも適用せよ」などと言えないのと同様だ。
そういう状態であったときに、鳩山一郎や河野一郎や社会党などという「祖国の裏切り者たち」が無いこと無いことを言って横やりを入れ、日本を一つにまとまらせないようにしたために外交においても方針が一定せずどんどん譲歩することになり、その結果、未だに北方領土が返って来なくなったのだ。
>どもです。
それは、普遍的・・・とは言わないまでも、世界規模の “正義” よりも、軍事的強力国、数国間の折り合い優先、という国際的な倫理規範がある。
ということですね？
全く違う。
外交が下手にも下手だっただけだ。
私は軍事的な行動はできる限り慎むべきだと思っているが、軍事的な行動をする場合であっても外交で９０点以上は稼いでおかないと、勝てる戦争も勝てなくなるのだ。
戦前、あれだけ軍事力に差があり弱かった中国が、結局、外交戦術により米英をうまく自分の陣営に巻き込んで「戦勝国」になっているのを見れば、外交が戦争以上に国際間の立場を決めることは火を見るよりも明らかだ。
日本はサンフランシスコ講和条約により千島列島を放棄したが、サンフランシスコ講和条約というのは、本来ならば２国間で個別に何件も行う和平条約交渉をまとめて行っただけだ。
そして、その２国間の平和条約交渉の相手は米英仏加豪などであり、ソ連や中国は交渉相手となっていない。
故に、米国や英国に対しては「千島列島を放棄した」と言わざるをえないが、ソ連に対してそう言わなければならない根拠などないのである。
例えて言えば、ソ連が「日米２国間で行われた貿易交渉における取り決めを自動的にソ連にも適用せよ」などと言えないのと同様だ。
そういう状態であったときに、鳩山一郎や河野一郎や社会党などという「祖国の裏切り者たち」が無いこと無いことを言って横やりを入れ、日本を一つにまとまらせないようにしたために外交においても方針が一定せずどんどん譲歩することになり、その結果、未だに北方領土が返って来なくなったのだ。
>>[163]
>で、どうすれば、最も良い解決策になりますか？
向うの政府が向うの国民の嘘を利用できないようにすることだ。
北方領土関係で一番の問題は、向うの国民たちが「千島領有は胸を張れる絶対に正しいことなのに、日本がいちゃもんをつけている！！！」と勘違いした上で激怒することだ。
このために、ゴルバチョフやエリツィンの頃に返還してもよいとなりかけても話が潰れた。
今でも、プーチンが上手いことを言って経済援助だけを引き出しては、「やはり、国民感情が許さないから…」などとして逃げの口実に使われている。
ソ連が鉄のカーテンを使い国民に嘘に次ぐ嘘を叩きこんで教育したために、今でもロシア国民たちは真実を知らずに嘘の「真実？」を信じ込んでいる。
・「北方領土はロシアがはるか昔に発見して日本より先に領有していたが、
ロシア皇帝が優しかったから、後から来た日本に譲ってやった物だ」
・「千島列島は、サンフランシスコ講和条約でソ連に正式に譲られた」
・「千島列島領有は、米英も認めている」
・「第二次世界大戦中、日本はドイツと同盟を結んでロシアに攻め込んだ。
そのため、２７００万人の犠牲者が出た。北方領土はその代償だ！」
・「満蒙で日本軍が無理に暴れたために民間人２０数万人を巻き込まざる
をえなかった。日本人の民間人被害者は、正当な作戦行動によるもの
であり、ソ連は略奪や強姦や殺戮などはしていない。それらの被害者
を日本は北方領土に絡めて嘘をついてロシアを非難している！」
・「シベリアに６０万人の軍人を抑留して６万人を死なせたことは、彼らが
戦犯的行為をしたための懲罰であった。（だが、少し悪いかもしれない
とは思うように変わって来た。）日本の右翼は、これらも北方領土に
無理に関係させてロシアにいちゃもんをつけている」
ロシア国民たちがこのようなデマもデマを信じ込んでいるために、ロシアの政権が「島を返そうか」などというとロシア国民たちが「燃え上がる！！！」という現象が起きている。
もしも私がそのように信じ込まされていたとしたら、それこそ「大被害を与えた張本人に、何で島を返さなければならないのか！！！！！！！！」と私も大激怒したことだろう。
そして、ロシアの政権は、自分の国が騙して国民に嘘を信じ込ませたことを利用して「シンゾウ、返して上げてもいいのだが、国民感情があるから…」などと見え透いた口実を使い続けている。
KGBの工作員であったプーチンなどはKGBの後身のFSBの操り人形であるが、FSBはそういう国民感情を訂正すべきところをそうせず、逆にそれを利用して島を返す気などまったくないのだ。
こういう環境を崩すためにも、日本は絶対に「北方領土は、江戸時代から日本が先に支配した日本の固有の領土である」という主張を取り下げてはならないのである。
また、向うの国民に知らしめるためにも、国際会議などの大きな席ではっきりと「おたくの国が不法占拠をしている」と繰り返し主張すべきなのである。（アメリカがそうさせないのかも知れないが。）
>で、どうすれば、最も良い解決策になりますか？
向うの政府が向うの国民の嘘を利用できないようにすることだ。
北方領土関係で一番の問題は、向うの国民たちが「千島領有は胸を張れる絶対に正しいことなのに、日本がいちゃもんをつけている！！！」と勘違いした上で激怒することだ。
このために、ゴルバチョフやエリツィンの頃に返還してもよいとなりかけても話が潰れた。
今でも、プーチンが上手いことを言って経済援助だけを引き出しては、「やはり、国民感情が許さないから…」などとして逃げの口実に使われている。
ソ連が鉄のカーテンを使い国民に嘘に次ぐ嘘を叩きこんで教育したために、今でもロシア国民たちは真実を知らずに嘘の「真実？」を信じ込んでいる。
・「北方領土はロシアがはるか昔に発見して日本より先に領有していたが、
ロシア皇帝が優しかったから、後から来た日本に譲ってやった物だ」
・「千島列島は、サンフランシスコ講和条約でソ連に正式に譲られた」
・「千島列島領有は、米英も認めている」
・「第二次世界大戦中、日本はドイツと同盟を結んでロシアに攻め込んだ。
そのため、２７００万人の犠牲者が出た。北方領土はその代償だ！」
・「満蒙で日本軍が無理に暴れたために民間人２０数万人を巻き込まざる
をえなかった。日本人の民間人被害者は、正当な作戦行動によるもの
であり、ソ連は略奪や強姦や殺戮などはしていない。それらの被害者
を日本は北方領土に絡めて嘘をついてロシアを非難している！」
・「シベリアに６０万人の軍人を抑留して６万人を死なせたことは、彼らが
戦犯的行為をしたための懲罰であった。（だが、少し悪いかもしれない
とは思うように変わって来た。）日本の右翼は、これらも北方領土に
無理に関係させてロシアにいちゃもんをつけている」
ロシア国民たちがこのようなデマもデマを信じ込んでいるために、ロシアの政権が「島を返そうか」などというとロシア国民たちが「燃え上がる！！！」という現象が起きている。
もしも私がそのように信じ込まされていたとしたら、それこそ「大被害を与えた張本人に、何で島を返さなければならないのか！！！！！！！！」と私も大激怒したことだろう。
そして、ロシアの政権は、自分の国が騙して国民に嘘を信じ込ませたことを利用して「シンゾウ、返して上げてもいいのだが、国民感情があるから…」などと見え透いた口実を使い続けている。
KGBの工作員であったプーチンなどはKGBの後身のFSBの操り人形であるが、FSBはそういう国民感情を訂正すべきところをそうせず、逆にそれを利用して島を返す気などまったくないのだ。
こういう環境を崩すためにも、日本は絶対に「北方領土は、江戸時代から日本が先に支配した日本の固有の領土である」という主張を取り下げてはならないのである。
また、向うの国民に知らしめるためにも、国際会議などの大きな席ではっきりと「おたくの国が不法占拠をしている」と繰り返し主張すべきなのである。（アメリカがそうさせないのかも知れないが。）
>>[165]
>日本がその主張をし続ければ、北方領土が
返還される可能性はありますか？
帰って来るか来ないかは、可能性の問題だ。
しかし、「日本古来の領土であるから返せ」と言わなければ、返ってくる可能性はほぼ０になる。
可能性を０にする政策よりも、可能性を残す政策を採った方がましなのだ。
ソ連やロシアに「友好政策」が通用しないことは、戦争末期の不可侵条約の破棄などを見れば誰でも分かることだ。
それであるのに、「友好政策」を唱えている者たちがいる。
日本の中のガンのような連中だ。
ロシアに対して友好政策を採用しても、ロシアは領土を決して手放さない。
そもそも、「ロシアと友好的にする」ためには、アメリカとの縁を切り米軍基地などをすべて日本領土から撤去した上でロシア軍基地を置かせるくらいにしないと意味がない。
つまり、アメリカ陣営から完全に脱退してロシア陣営に加わることになる。
アメリカに経済依存をしている日本にとり、そういう政策は日本のGDPを何分の１以下にし、日本人の収入も何分の１以下にするはずだ。
「対ロ友好政策」というのが、如何にバカげた物か分かることだろう。
そして、日本がそれだけのことを行ったとしてさえも、それでもロシアが領土を返すことはほぼないことだろう。
日本は、毅然として「不法占拠した領土を返せ」と主張し続けるべきであり、意味のない対ロ友好政策などを行うべきではないのだ。
>日本がその主張をし続ければ、北方領土が
返還される可能性はありますか？
帰って来るか来ないかは、可能性の問題だ。
しかし、「日本古来の領土であるから返せ」と言わなければ、返ってくる可能性はほぼ０になる。
可能性を０にする政策よりも、可能性を残す政策を採った方がましなのだ。
ソ連やロシアに「友好政策」が通用しないことは、戦争末期の不可侵条約の破棄などを見れば誰でも分かることだ。
それであるのに、「友好政策」を唱えている者たちがいる。
日本の中のガンのような連中だ。
ロシアに対して友好政策を採用しても、ロシアは領土を決して手放さない。
そもそも、「ロシアと友好的にする」ためには、アメリカとの縁を切り米軍基地などをすべて日本領土から撤去した上でロシア軍基地を置かせるくらいにしないと意味がない。
つまり、アメリカ陣営から完全に脱退してロシア陣営に加わることになる。
アメリカに経済依存をしている日本にとり、そういう政策は日本のGDPを何分の１以下にし、日本人の収入も何分の１以下にするはずだ。
「対ロ友好政策」というのが、如何にバカげた物か分かることだろう。
そして、日本がそれだけのことを行ったとしてさえも、それでもロシアが領土を返すことはほぼないことだろう。
日本は、毅然として「不法占拠した領土を返せ」と主張し続けるべきであり、意味のない対ロ友好政策などを行うべきではないのだ。
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