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憲法九条を暮らしに生かす会コミュの 「意味のない命 ない」 伊勢監督の映画完成 相模原殺傷事件に憤り

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東京新聞【神奈川】

「意味のない命 ない」 伊勢監督の映画完成 相模原殺傷事件に憤り

2017年9月17日


完成上映会で話す伊勢真一監督(右)と西村奈緒さんの母信子さん=7月、東京都千代田区で
写真

 知的障害がある女性とその家族の日常風景を描いたドキュメンタリー映画「やさしくなあに〜奈緒ちゃんと家族の35年〜」を、伊勢真一監督(68)が完成させた。主人公はめいの西村奈緒さん(44)。「生きていく姿を見せることで、意味のない命なんてないと伝えたい」。そんな気持ちを強くさせたのは、昨年七月に相模原市の知的障害者施設で入所者ら四十五人が殺傷された事件だった。

 家族で出かける初詣、母と料理をつくる姿、作業所の友人との交流−。奈緒さんが八歳の頃から追い続けている。タイトルは、言い争う様子を見ると奈緒さんが口にする「『やさしくなあに』って言わなくちゃ」という言葉から取った。

 相模原殺傷事件があったのは、千時間を超える映像を整理し始めた頃。殺人罪などに問われている植松聖被告(27)が「障害者なんていらない」と供述したと報じられると、ネットでは一部で賛同の声が上がった。「社会には弱い立場の存在を排除する意識がある」と憤りを感じた。

 映像では、奈緒さんが家族と共に喜びを分かち合い、作業所やグループホームで多くの人に影響を与えていた。「言葉で言い返しても伝わらない。生きる姿を見せよう」と作業に熱がこもった。

 植松被告の言葉には聞き覚えがあった。二〇〇二年、大阪市阿倍野区で、障害がある寝たきりの男性を追った自身のドキュメンタリー映画を上映した際、観客から「障害者はいない方がいい」との発言が出た。

 だが、別の女性が「違う」と反論すると、会場から拍手が湧いた。「植松被告の言葉をそれぞれの人がどう押し戻すかが大切。映画を見て、弱さが持つ力に気付いてくれるとうれしい」と伊勢監督。

 今月は秋田県美郷町と岩手県花巻市で開催される映画祭で、十一月には東京や大阪などで上映される。詳細は「いせフィルム」のホームページで。自主上映の主催者も募集している。問い合わせは電話03(3406)9455まで。

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