憲法九条を暮らしに生かす会コミュの選挙制度をさらに改悪する定数削減に抗議します

選挙制度改正にからみ、安部内閣は国会議員削減削減を今国会で一気に可決しようとしています。そこで私は以下の文案を考えました。よければ、皆様の社会運動にご利用ください。

【転載・拡散可】

政党各位

　２０１２年１２月衆院総選挙は、最高裁で憲法違反と指摘を受けたにも
かかわらず、そのまま何の方向も示さずに実施されました。
　いま政府自民党などから選挙制度改正を今国会会期中に実施しようとい
う提案がなされようとしています。選挙制度の改正は必要なことでありま
す。
　しかしながら、それは国民の選挙権が公正に取り扱われる原則を踏まえ
たものでなければなりません。けれど、選挙制度改正を錦の御旗に、この
際に一気に国会議員削減を強行しようとする企みもうかがわれ、そのよう
なことは断じて認めることはできません。
　なぜなら、小選挙区制そのものがすべての政党に公平公正なものとなら
ず、当選政党以外は著しい不平等な結果を甘受させられてきました。
中小の議席の政党が、得た得票にもかかわらず、議席が極端に少ないとい
う事実があります。
　このたび実施されねばならない選挙制度改正とは、投票する国民にとっ
て公平であると同時に、選出される国会議員と政党にとっても公平なもの
でなければ、最高裁判決を十二分に反映したものとはいえないのです。

　選挙制度改正において、以下の事項を要請します。ぜひご検討の上ご理
解とご協力をお願い申しあげます。

１　国会議員削減はすべての政党にとって公正な結果となること
２　小選挙区制による不平等の是正のため中選挙区制に変更など可能な限り
　　公平な選挙区制度を実施すること
３　以上選挙制度改正においては、議会制民主主義の根幹として十分な検討
　　と国会論議を尽くすこと
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　以上