古代マヤ文字コミュの現代マヤ語を読める方いらっしゃいますか？

Xseqër k’a. Xeqër, matyöx ¿La ütz awäch? Ütz, matyöx. ¿La ütz awäch rat? Ütz, matyöx. Matyöx k’a ri’

きちんと表示されるかわからないのですが、多分ユカテコ語です。カクチケル語だったかも知れません。

コメント(15)

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[1] mixiユーザー 11月29日 06:48

こんにちは。
どっちかというと、カクチケルですね。
正書法的にユカテクではないですね。

カクチケルはほとんどわかりませんが、matyöxは‘ありがとう’、ützは‘よい（good）’です。laは疑問のparticleだったと思います。awächは、たしか、aw-ächで‘to you（you-prep/relational noun）’みたいな感じだった気がします。

あはは。

ほとんどわからないですね…

想像では、¿La ütz awäch? Ütz, matyöx. ¿La ütz awäch rat? Ütz, matyöx.
は、「元気？」「うん、ありがとう。」「本当に元気？（想像）」「うん、ありがとう。」

すいません、想像が過ぎました…　

完全にただの想像です。
気にしないでください。

カクチケルがわかる知り合いに聞けばすぐわかるんですけが。
どうしても知りたいのですかね？
どうしても知りたいようでしたら、聞いてみますが。

[2] mixiユーザー 11月29日 13:32

ありがとうございます！カクチケルでしたか。挨拶文かな、とは思っていました。
オアハカの研究者でいらっしゃるんですね。どうしても、という訳ではなく好奇心なので、何かのついでがあれば…宜しくお願いします。

[3] mixiユーザー 11月30日 03:33

今日、たまたまカクチケルを話す知り合いに会ったんで、聞いてみました。

意味は、「おはよう。」「おはよう。ありがとう。（スペルミス？らしいです）」「元気？」「うん。元気。」「本当に元気？」「うん。ありがとう。」「ありがとう。」みたいな感じらしいです。

ちなみに、Xeqërはたぶんスペルミスだそうです。
ちょっと思い出したんですが、たぶんXseqërも実際の発音とちょっと違った気がします。
たしか、両方ともsaqärに発音が近かった気がします。

このカクチケルの正書法はスタンダードなタイプで、実際にはいくつか方言があり、方言によって発音が多少違います。
特に母音の数がけっこう違ったはずです。

[4] mixiユーザー 11月30日 13:53

ありがとうございます！
ウィキペディアのカクチケル語の項目をスペイン語で見ると、あいさつなどが収録されていました。
http://en.wikipedia.org/wiki/Kaqchikel_language

Kaqchikel Castellano
Xsaqer (persona a saludar) buenos días
Xsaqer Matyox buenos días gracias
La ütz awäch ¿cómo estás?
Ütz matyox bien gracias
La ütz awäch rat ¿cómo estas tú?
Ütz matiox bien gracias
Matyox k'ari’ que bien

ご指摘いただいた通り、Xseqër, Xeqër　は　Xsaqerとなっていますね。
matyöxもmatyoxとなっています。方言的な違いかも知れませんね。

[5] mixiユーザー 11月30日 16:37

あ、matioxとなっているのは、wikiにあった誤植をそのまま持ってきてしまったもののようです。
よく見たら英語版のウィキをリンクしてましたね。
スペイン語版はこちらでした。
http://es.wikipedia.org/wiki/Idioma_kakchikel

英語版ウィキでは母音の数について、次のように書いてありました。こちらもKosukeさんのおっしゃる通りでした。ありがとうございます。

Kaqchikel dialects differ somewhat in their vowels. Each dialect has a set of five tense vowels and either one, two, four, or five lax vowels.[1] The chart below shows all the possible vowels that can occur in dialects of Kaqchikel. While the dialect of Sololá uses the maximal, ten-vowel system with all the vowels except schwa /ə/, the dialects of San Juan Sacatepéquez and San Andrés Semetabaj only use the five tense vowels and schwa.

[6] mixiユーザー 12月01日 07:38

本当ですね。
スペイン語のWikiのまんまですね。
スペイン語訳もあるし。

カクチケルを研究してる人はけっこういると思うけど、Wikiの記述はけっこう少ないんですね。

[7] mixiユーザー 12月01日 16:07

順番も同じなのに、つづりが若干違うのが不思議ですよね。
実はこれは日本では結構有名なマヤ学者の方が、一般向け（つまり言語学者向けではない）講演会で「現代マヤ語の例」として載せているものなのですが、偶然というのはありえないと思うので、可能性としてはこんなところでしょうか。

１．スペイン語wikiと同じ資料から、違う方言をそれぞれ引用した。
２．スペイン語wikiを引用し、自らが発表する方言に合わせて綴りを変えた。

[8] mixiユーザー 12月02日 06:02

日本なら、Y先生ですかね？
長年マヤ語を研究されてるし、フィールドワークにも行かれてるので、御自分のデータじゃないでしょうか。
打ち間違えか実際データがそうだったんじゃないですかね。

来年の７月に、大阪の民博で国際歴史言語学会があるんですが、それにも数人マヤ語をやってる方が参加される予定です。その他にもメキシコの言語を研究されている方も数人参加予定です。もしよろしければ、参加されてみてください。以上に会費が高いですが…
１月か２月にはプログラムがでるはずです。

[9] mixiユーザー 12月02日 08:39

はい、ずばりY先生です。ウィキのスペイン語版に会話例を載せたのがY先生って可能性も高いですよね…講演に行けたらきいてみようかな。
ご案内、ありがとうございます。matyox！

[10] mixiユーザー 12月02日 21:11

全くの部外者ですが、カクチケル語の教科書
http://www.amazon.co.jp/Utz-Awach-Introduction-Kaqchikel-Language/dp/0292714602/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1291290783&sr=8-1
でこういう表現が第1課に載っていた気がします。
どちらもこういう教科書から引用されたものではないでしょうか。

みんぱくでは２月２７日にも八杉先生のマヤ語講座があるそうです。
http://www.minpaku.ac.jp/museum/event/kotoba11spring/sekai.html

[11] mixiユーザー 12月02日 22:14

> agarbattiiさん

ありがとうございます。スーダンの言語が専門でいらっしゃるんですね。アラビア語の変種でしょうか。
実はその講演の資料なんです。カクチケル語は結構人気があるんですねぇ。民族文化が濃厚な地方だからなのかな。話者はユカテコが多いし古典マヤに近いのはチョル語…だと聞いています。

[12] mixiユーザー 12月05日 14:59

カクチケルの本を書いてるマックスウェルとリトルは、グアテマラでカクチケルのサマースクールやってるので、けっこうカクチケルに興味を持つ学生はたくさんいるみたいです。ただ、続くかどうかは問題みたいですが。

マヤ文字の言語に近いのは、チョル語系ですね。厳密には、チョル語ではないです。研究者によって多少意見が違うはずですが、チョル語は中では一番遠いのではないでしょうか。

[13] mixiユーザー 12月05日 17:48

チョル語系の中ではチョル語が一番遠いんですね
中心言語が一番変化をしていて周縁の言語ほど古形を保ってるんだろうと思いました
マヤ文字の研究をやるには少なくともチョル語系のいくつかの言語から祖形を再構できる知識が必要で、大変だろうなあ…と思います
当然スペイン語もですが
自分はいずれ契丹文字を掘り下げたいと思っているんですが、モンゴル系諸言語（最低限文語とダウール語の知識）は勿論、女真文字と中期漢語にも精通することが求められるので、死ぬまでにどこまで近づけるやら…溜め息混じりです

[14] mixiユーザー 12月08日 05:52

契丹文字ですか。
面白そうですね。

来年の7月に民博で国際歴史言語学会があるのですが、エピ・オルメク文字を解読したジョン・ジャステソンも来る予定です。
他にもマヤ文字研究者も数人来る予定です。
興味がおありでしたら、紹介しますよ。
ジャステソンは色々な古代文字についても知っていますし、エピ・オルメク文字の解読は Computational Linguistics を使っていますので、解読方法とか参考になるかもしれませんよ。
最近は、なぜか楔形文字系に興味があるみたいですが。

[15] mixiユーザー 12月08日 18:35

コンピューテーショナルというのは電算処理による解読ということでしょうか。
クノロゾフがこの分野にコンピューターを最初にとり入れたんでしたっけ。ありがたいお誘い、ありがとうございます。
何か成果物がないとなあ…。論文書ける実力を早く身につけたいです。

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