続東新町恋物語りコミュの第五話

先週末はひどい目にあった！

アイビスサマーダッシュで大外に入ったカノヤザクラを本命で対抗にアポロドルチェをおいた２頭軸マルチの３連単…

狙いバッチリだったのに２着のシンボリグランがない！

荒川静香のイナバウアよりのけぞったルシファ～

Ｙ田氏を励ます会で人のいい東新町の住人をだまくらかして作った金を全て張っつけて、また文無し状態に戻ってしまった！

引きこもる訳にもいかず、仕入れもできないＬｉｔｅ’ｓをしょんぼり開けてると、しっかりシンボリグランも買っていた秋田君が意気揚々と入って来た。

「ルシファ～さんのおかげで馬券頂きました」

「これ少ないですけど…」とルシファ～に２０万、舎弟の二人に５万円づつ祝儀をくばり、「今日は全部あっしの持ちで…」

気のきいたセリフでまさやんと〇っちんにビールを出している。

「秋田君は馬券上手いよな～」

「たまたまですよ！！」
「張駒のある奴は違うね～」

「次は乗せてもらうよ」
頂いた祝儀で一息ついたルシファ～は、ようやく腰を落ち着けて秋田君づけの酒を飲み出した。

秋田君はここ半年くらいから顔を出し始めた奴だが、なにかと銭の都合をつけてくれ、一気にＬｉｔｅ’ｓの相談役にまでのぼりつめた。

だが彼は昔のＬｉｔｅ’ｓを知らないので、何故ルシファ～が借金まみれになったか知らない。

だいぶ酔いが回ってきたのか、舎弟のまさやんにからみだし、昔話を聞こうとしている。

まさやんも困った顔でなだめていたが、秋田君の勢いにおされ余分なことを話はじめていた。

「兄貴が池下で店をやってる頃Ｌｉｔｅ’ｓを任せてた“はまさん”って店長が…」

…それはまた別のお話で

この物語りはノンフィクションです！

あらあらかしこ