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続 東新町恋物語りコミュの第三話

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焼けのヤンパチ 日焼けのナスビ…

「こうなりゃ とことん張っつけて駄目なら往生だ…」

破滅型の人生を送っているとはいえ、何度か修羅場をくぐりぬけてきたLite’sのルシファー…

神経が太くてタフと言えば聞こえはいいが、悪く言や〜 ノーヅラで金にだらしない男…

しかし不思議と人気があって、急所急所で助けられている。


おかげで店に来る客もノーヅラな阿呆鳥がおおい!

Nやすはまさに、その一人だ。

あまっちょろいヒューマニズムを恥ずかしげもなく口にする、仕事でも拘束されるのが嫌いな自由人だ…!

人慣れしてるのは凄いが、よくしゃべりすぎて非難をあびる。

カウンターの中に入る事も多々あるが客あしらいはヘタクソだ。

女好きな一面を見せたと思ったら、突如まじめな生き様の話をしだす…

まぁ 女に関しては もともとの甲斐性が寸足らずだから、ほぼ上手くいかない。

そんな事より、ルシファーは今月の支払いに四苦八苦

うだつの上がらない舎弟どもの食い扶持すら 先週末の競馬でスッテンテンにしてしまい、なかば引きこもり気味に商売をやっていた!

傷の癒えた、さる木曜日…

舎弟の〇っちんから呼び出しがあった!

「兄貴、白山中のコメダで待ってます」

まさか金ない俺から三千円も小遣いくれ なんて恥かかすんじゃねぇだろうな?

恐る恐るコメダを覗くと〇っちんが妖しい女と一緒にいる…

ルシファーに気付いた二人は席を立ち、女の方は深々と頭を下げてのお出迎えだ!

「へへへっ!兄貴… こいつひょんな事で知り合ったんすけど、なんでも銭儲けしたいらしいんすよ! 兄貴の知り合いにそっち関係いないっすか?」

歳の頃は二十歳すぎくらいの、ちょっと垢抜けしてない田舎娘だ。

紹介すればいくらかの紹介料も入る。

「〇っちんよ〜!いくら銭に困ってても、そいつぁ〜よく無ぇ! 人を売るような真似しちゃ〜明日からのマンマも食えねぇ」

週末の金策の為 喉から手が出るほど欲しい紹介料だが、見知らぬ女に辛い仕事を押し付けて、カスリを取るのは博徒の名が廃る。

「兄貴、勘違いしないで下さい!自分も初めて会って、 なんでも余所で酷い目にあって、兄貴の噂を聞いて頼って来たんですよ。」

「…そうか!…そういうことか」

人に厳しく自分に甘いルシファーは、女の子を売り渡し 遠慮なく銭を懐ふかくしまった!

これで週末の競馬代ができた!

なんとか増やして月末の支払いを済ませたいとこだが…

この物語りはノンフィクションですブタ

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