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佐藤優コミュの天木 直人さんのBlogで、際だっていますね

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天木 直人さんの Blog より

http://www.amakiblog.com/archives/2009/03/28/#001373

転載:
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佐藤優が語る外務省の内幕―田中真紀子追放劇
―3月27日発行メルマガ第0118号要旨

  最近の週刊誌、雑誌で、佐藤優の二つの外務省批判を見つけた。それを二回にわけて解説する。
その第一回目は、発売中の週刊文春4月2月号に出ていた田中真紀子追放劇の内幕である。

田中真紀子と鈴木宗男は、外務官僚がもっとも警戒した政治家であった。
使い道がなく危ない言動ばかりしていた田中真紀子外相(当時)は一日も早く排除しなければならない存在であった。

田中真紀子と違って鈴木宗男は利用価値があった。
人事権を振り回して恫喝したり、外交に口出しする鈴木宗男は、外務官僚にとっては恐れられる存在であったが、同時に鈴木宗男は外務省の予算獲得や権限拡充という組織防衛には役立った。

鈴木宗男に取り入る不利をして出世競争に利用するという点で使い道はあった。
さんざん利用した後で、邪魔になった頃に追い出せばいい。
毒をもって毒を制した後に、すべての毒を排除する。
これが田中真紀子追放劇の内幕であった。

  週刊文春4月2日号で佐藤優が語っている以下のごとき田中真紀子追放劇は当事者である佐藤しか知らない貴重な情報である。
私にとっては、ついこの間まで一緒に仕事をしていた先輩、同僚たちの卑劣な動きを思い出させてくれるドラマの再現でもある。

 平成13年(2001年)5月、佐藤優は当時の事務次官である川島裕に次官室に呼ばれてこう言われたという。
 「婆さん(田中真紀子)は外交には関心がない。興味があるのは、機密費問題で外務省を叩くことと、人事だけだ」

 田中真紀子の事を「婆さん」と呼ぶのはいかにも川島次官らしいもの言いだ。
その川島次官は同年6月に赤坂のTBS会館地下の「ざくろ」で鈴木宗男と密かに会って、「田中外相では外交ができなくなります。外務省を守ってください」と頼み込んだという。

 「ざくろ」は外務省が会食でよく使う場所だ。
もちろんその食事代は機密費から支払われる。
そして佐藤優は、田中外相攻撃を依頼してきた幹部がもう一人いた事を鈴木宗男から聞かされる。
 「おい、佐藤さん。飯村(豊)官房長が来て、田中外相をやっつけて下さいと言うんだ・・・」

 飯村官房長は私の同期の一人である。
同じく私の同期である谷内正太郎や田中均と次官ポストを争った功名心の強い男である。
川島次官の片腕として外務省を守る事によって自らの生き残りを図ったのだ。

 田中真紀子は翌2002年1月に外相を更迭される。
知りすぎた鈴木宗男が邪魔になった外務省は、今度は鈴木宗男バッシングを始める。
その時の情景を佐藤は次のように再現してみせる。

  「鈴木さんとの関係でキミが一番苦労しているのだから、(今度は)鈴木批判に回れ」
 私にこう持ちかけてきたのは、ほかならぬ飯村氏でした・・・
 いかにも飯村が言いそうな事だ。
卑劣さを絵で書いたような言動だ。

  佐藤優が語る外務省の内幕―小沢政権誕生を恐れる外務官僚
―3月28日発行メルマガ第0119号 全文

 発売中の月刊誌「新潮45」の4月号に佐藤優でしか書けない外務官僚の困惑ぶりを見つけた。
外務官僚は小沢政権の誕生に恐れおののいているという。
 今年の2月末、佐藤優は全国紙(朝日新聞と思われる)の記者から次のような話を聞いた。

 「自民党から民主党に政権交代があっても、外交はわれわれ専門家が行うので変化はない」そううそぶく外務省幹部にその記者はこう言った。
 「そうかな、認識がちょっと甘いんじゃないですか。鈴木宗男さんは、民主党と選挙協力をしているんですよ。民主党政権になれば、鈴木さんが外務副大臣になって戻ってくるんですよ。それが政権交代というものです」
 それを聞いたとたん、その外務省幹部は震え上がったという。

 この話を聞いた佐藤優は3月初旬のある夜、鈴木宗男とゆっくり話す機会があったので、鈴木宗男にその事を確かめたという。
そうしたら鈴木宗男は次のように答えたというのだ。

 「本気だ。3ヶ月でもいいから、俺は外務副大臣になって、徹底的に人事を行なう。無駄なカネと部局を全部カットする。俺は外務省の連中に言われるままに予算や定員をつけた。それが国益のためになると考えたからだ。しかしそれは間違いだった。その罪滅ぼしだ・・・
  それよりも俺はもっと面白い事を考えている。田中真紀子先生と手を握ろうと思うんだ。そして田中先生と二人で、外務省の機密費に手をつける・・・」

 佐藤優はその記事の最後にこう書いている。

 「・・・機密費問題をめぐる真実や、外務省の『隠れた財布』になっている国際機関(拠出金)についての真実が表に出れば、背任や横領を構成する事案が山ほど出てくるであろう・・・」

 実はその通りなのである。
外務官僚がもっとも恐れている秘密なのである。
外務官僚が小沢政権誕生を心底恐れるわけである。
外務官僚はどんな手を使っても小沢政権誕生を阻止しようとするだろう。

 おりしも小沢代表の続投をめぐって壮絶なバトルが繰り広げられている。
その帰趨は、単に小沢一郎の政治生命や民主党の政権交代がかかっている問題にとどまらない。

国民から隠されてきたこの国の権力犯罪が明るみにされるかどうかの瀬戸際なのである。
官僚支配と国民主権の最終戦争なのである。

 国際原子力機関の事務局長選挙に勝てなかった日本
ー3月28日発行メルマガ第0120号要旨

 北ミサイル実験問題で大騒ぎの中で、見落とされている重大な外交失態がある。それは27日にウィーンで行なわれた国際原子力機関の事務局長選挙に日本が勝てなかった事である。

 あのイラク攻撃の時、核査察を巡って重要な外交的役割を果たしたエジプトのエルバラダイ事務局長が11月に退任する。
その後任を決める重要な選挙である。おりから北朝鮮やイランの核開発問題が国際政治の最大の課題として浮上してきている。
このポストはますます重要な役割を担うこととなる。
外務省は何としてでも手にしたかったポストである。

 外務省はこの選挙に勝って権威発揚を狙うべくあらゆる方策を重ねてきたに違いない。
決して有力ではない南アフリカ代表との一騎打ちとなった今回の選挙でははやくから優勢が伝えられていた。
それが勝てなかったのである。これほどの失態はない。

 なぜ勝てなかったのか。
日本の候補者である天野之弥(ゆきや)在ウィーン日本政府代表部大使とうい外務官僚に魅力がなかったというばかりではない。
日本という国が、開発途上国から先進国代表とみなされ、原子力利用をめぐる先進国と開発途上国の対立の壁を乗り越えられなかったからだ(28日読売)。

 なんという情けないことだろう。
唯一の被爆国として核拡散、核廃絶を訴える立場にある日本が開発途上国の支持を得られなかったのである。
先進国の片棒を担いでいると警戒されたのである。

 この敗北は、これまでの日本外交の正体を浮きぼりにさせた。
途上国に対してはカネをばら撒いて済ませる。
本気で途上国の為の外交をする気は無い。その一方で、顔は常に先進国に向いている。
その中でも、最後は米国の意向を最優先する。
それよりも何よりも、唯一の被爆国である日本が米国に従属するあまり、非核政策を本気になって世界に示そうとしてこなかったのである。
これでは世界の信頼を得られるはずはない。

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:転載終わり

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