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素食の旅コミュのめし焼きもち

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今日は少し変わったものですが、
めし焼きもちをお試しください。
作り方は簡単です。
大根の葉や、余った野菜を細かく刻み、
ご飯に混ぜておにぎりを作ります。
ごま油を引いたフライパンで表面をシッカリ焼きます。
決め手は塩加減です。
是非お試しください。


子守唄と、守子唄が有る事を知ったのは今から10年前。
皆さんご存知でしたか・・・・その違い。
めし焼きもちの話を聞いた時でした。
下記の文章は中国新聞に掲載されたものです。
許可は頂きましたのでよんでみてください。


里思う奉公先の
          祖母の糧 ◆◆
形はおにぎり、
中身はもちのようにしっとりした
「めし焼きもち」 めし焼きもち

■広島県神石町の柏木育子さん(四九)は、祖母の子ども時代の話をよく聞いていた。大正時代の初めのころ、子どもだった祖母は京都府福知山市に住んでいた。当時は九人の兄弟姉妹は珍しくはなく、十一人出産すると表彰される時代。貧しい農家の娘で十一人の末っ子の祖母は八つから十二歳の時まで子守として奉公に出されていた。
■「育チャン、おばあちゃんらはね、子守の仕事ばっかりしとったんよ。ほかは何にもでけんかったけぇね、子守歌悲しかろう」。子守は重労働だった。子どもが泣きやまないと奉公先のおかみさんに怒鳴られた。けがでもさせようものならあらぬ疑いをかけられた。
■祖母が八つで、背負った子どもは二歳ぐらい。背負われてもおかしくない年の子が背負うのである。父母のいる故郷に思いをはせ、人の子らしく抱かれたい感情が募ってくる。「山が高うてふるさと見えぬ、ふるさと恋しや山にくや」。子守歌のほとんどは故郷に帰りたいと願う歌なのだ。

■祖母たちの食事は奉公先の家で残った冷やご飯とみそ汁に使った食材の残り。その時、お手伝いさんが手際よくつくってくれる「めし焼きもち」に涙した。お手伝いさんも以前は子守をしていた。冷やご飯に大根の葉と折々の野菜を刻んで混ぜ、おむすびをつくる。
■それを油をひいた鉄板で焼くのと油で揚げるのと中間の感覚で焼き上げる。形は母のつくってくれたおにぎりだが、中身は父がついてくれたもちのようにしっとりし、味はいろりを囲んで食べた家族のにおいがした。
■奉公先で行事があった時には少し多めにつくってもらい、布団の中で明け方食べた。でも、鼻水の味しかしなかった。
■そんな話をいつも聞きながら「めし焼きもち」を食べていた育子さん。祖母の十三回忌を迎え、わが子を仏壇の前に集めてお供えした。しかし、子どもたちに祖母の話をしても理屈でしか返ってこない。「昔はそうかもしれないけど・・・」。
■どうしたら「めし焼きもち」という食べ物から人を思う情を分かってくれるのだろうか。育子さんは悩んでいる。

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