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秘密の共有で悪循環 主婦3人覚醒剤使用 宮城
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2010.1.14 02:32

 互いの自宅を行き来し、薬物が入った注射器を打っては快楽を味わう。仙台市内の同じ市営住宅に住む30代の主婦3人が昨年7〜9月、宮城県警に覚せい剤取締法違反容疑で逮捕された。3人は「気分がすっきりした。やせたかった」などと供述。限られた生活空間の中で親密度を深めていった背景には、薬物使用者同士をつなげる「副作用」があった。(吉原知也)

 「また食べない?」

 無機質なコンクリート壁の団地が立ち並ぶ仙台市営住宅の一室。昼下がりに近所同士で夕飯のおかずを分け合うかのように、主婦A子(32)が主婦B子(36)に手渡したのは覚醒(かくせい)剤の水溶液約0・05ミリリットルが入った注射器だった。

 さかのぼって、今から1年ほど前の飲食店で、A子とB子の2人は人目を避けるように酒を飲みながら、小さな声で互いの過去を打ち明け合っていた。

 A子「実は覚醒剤をやっているんじゃないの」

 B子「何年か前に」

 A子「実は私も…」

 A子は一時期、交際していた男を通じて覚醒剤を使用するなどしていた。B子もホステス時代に客の男に勧められ、覚醒剤を使用したなどとして、平成11年に有罪判決を受けていた。

 捜査関係者によると、主婦C子(32)を含めた3人は昨年3月ごろから、多くて週3回、覚醒剤の使用を繰り返していた。C子も交際相手と一緒に使用した過去があったという。

           ■  ■  ■

 B子は2年ほど前から手の震えや幻聴など、覚醒剤の後遺症に苦しみながらも、女児4人の母として立ち直ろうとしていた。だが、皮肉にも子育てが再び薬物に手を染めるきっかけになってしまった。

 3人は、A子の子供とB子の3女が小学2年、B子の長女とC子の子供が中学1年で同級生という間柄。B子は「A子とは保育園の送り迎えで知り合った。ほかの同級生の親から薬物使用のうわさを聞いていた」と証言している。
 仲間同士で薬物に漬かってしまう背景。捜査関係者は、薬物使用者にみられる人間関係を強調した。

 「薬物のことを他人に相談したら逮捕される可能性が高まる。だから、薬物使用者だけの人付き合いに固定する傾向がある。秘密を持つことで、つながりは濃くなる。3人は秘密で結ばれた」

 また、市営住宅は分譲マンションなどより主婦同士の親密度が強いという。関係者が事件の本質を見抜いて言う。「薬物の味が恋しくなっていた経験者がたまたま出会ってしまった」

           ■  ■  ■

 昨年11月の仙台地裁。弁護側証人で法廷に立ったB子の夫は「10年前の裁判で、私と義母でしっかり監督すると言ったのに…。今回の覚醒剤使用はまったく気付かなかった」とうなだれた。

 「A子と飲んだとき、(薬物のことを)話題にするべきではなかった」

 「もう二度と手を染めないで、家族仲良く暮らしていきたい」

 B子は被告人質問や最終陳述で、苦渋に満ちた表情で訴えた。判決は懲役2年、執行猶予5年保護観察付き。裁判官は「(再犯で)軽く見ることはできないが、前回判決から長時間が過ぎ、反省もしている」と説諭した。

 A子は懲役1年6月、執行猶予3年の有罪判決、C子は懲役2年6月の実刑判決だった。3人が使用した覚醒剤や注射器の入手ルートの捜査を続ける捜査幹部は改めて薬物の恐怖をかみしめたという。

 「今回薬物の素人がいなかったのは救いだった。事件発覚があと半年間遅れ、これまで縁のなかった近所の主婦も手を染めていたらと思うとぞっとする」
●社会全体の問題医療ケアも必要−仙台ダルク代表

 薬物依存にどう向き合えばいいのか。立ち直るために必要なものは何か。

 薬物依存者の治療、リハビリに取り組む仙台ダルクの飯室勉代表(46)は「体がボロボロにならないために止めるという意志を持たないといけない。家族のためとか、誰かのためと考えると、荷が重くなって精神的負担が大きくなる」と強調する。

 飯室さん自身も薬物を使用した経験があり、今でも薬物の感覚を思い出すことがある。薬物に手を染めるきっかけは、身近な人物からの勧めが大半だという。

 「恋人や友人からの誘いは簡単に断わることができない。1回だけならと試してみる。こうして薬物に無縁だった人がいきなり薬物にハマってしまう」

 そして孤独や経済的困窮、生きづらさが薬物依存の動機になってしまう。「個人の責任で終わらせないで、社会全体の問題として取り組まないと」。その上で飯室さんは言う。

 「依存症を克服する意志はうがい、手洗いといった風邪の予防と同じ。薬物に手を出さないための予防策だと考える。周囲の人間関係を向上させることと、依存症を病気ととらえた医療的なケアも必要だ」

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