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介護体験から学ぶコミュの【ケース記録】父83歳、ボケからの生還

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【レビュー】http://mixi.jp/view_item.pl?reviewer_id=3136377&id=1041152
【分類】老人性脳萎縮型?認知症の介護記録
【対象者】父
【介護者】義姉、姉、私、夫(ケースワーカー)
【著者】私=娘(障害者自立生活運動に従事)
     http://www.ilpeer-net.com/profile/index.html
     http://www.arsvi.com/w/hk01.htm

【性格】まじめ、新しい物好き、気配り上手、外圧に対して抵抗する性格
【食生活】酒、タバコが大好き

【履歴(年齢)】
1919年( 0) 父=高知県安芸市生まれる
1938年(19) 父=徴兵、満州へ。
       父=痔の手術で括約筋のほとんどを失う。
       父=結核→愛媛県松山の療養所へ
       父=左耳が聞こえなくなる(結核の薬の副作用?)
       父=高知からの慰問団の一員の母と知り合い、結婚
・・・・・・・・・
1944年(25) 父=開拓団の一員として満州へ。母=妊娠初期。
       親族(祖父母+おば)=渡満(吉林省)。
1945年(26)姉=誕生 ・・・・・・ 日本敗戦
1946年(27)全員=帰国。姉=栄養失調で死亡
・・・・・・・・・
     父=アルコールを多量に飲むようになる
       父=自営業を転々と変え、その日暮らしに近い生活
・・・・・・・・・
1948年(29)兄=誕生
1949年(30)姉=誕生
1951年(32)私=誕生
1953年(34)私=結核性の脊椎カリエス(父の結核の影響?)
1955年(35)?父=会社員、母=会社員
・・・・・・・・・
       父=結核が悪化すると一年間入院する生活(何年かに一度の割合)
       父=自分の体を痛め続けるかのような不摂生な生活
          (酒=中毒の一歩手前、タバコ=ヘビースモーカー)
・・・・・・・・・
1964年(45)私=小六・・・修学旅行に父が付いてくる
・・・・・・・・・
1974年(55)父=退職
・・・・・・・・・父=のんびりと心豊かな時期を過ごす
1982年(63)私=家を新築
        母=突然の死(59歳)→私=喪失感
        父=ショック
        父=兄夫婦の敷地内で一人暮らし・自炊生活
1983年(64)?父=心筋梗塞による心臓のパイパス手術
1985年(66)?父=ペースメーカー埋め込み手術
・・・・・・・・・
1994年(75)兄=脳梗塞→植物状態に
1996年(77)兄=院内感染により死亡
・・・・・・・・・
2000年(81)父=車の運転中止、電動車椅子をレンタル、外出&買い物
       父=食事の支度を義姉に任せる
2001年(82)父=ディケアセンターに週2回通う。入浴&食事
・・・・・・・・・
2002年(83)
<春> 風邪〜肺炎気味で【入院】
    →退院後、居室を2階から1階へ移動
    脊髄圧迫骨折(胸椎T11)
    →緊急【入院】、4ヶ月後【退院】
    →ボケの症状を訴える・・・胃がん進行中(栄養失調→老人性脳萎縮→ボケ?)
<11月> ペースメーカ入れ替えのための【入院】
     食欲不振、頻尿、劇やせ(68→50Kg)・・・胃がん判明
<12月> 看護のしっかりした個人病院へ【入院】
     がんの告知〜手術〜ICU症候群
     硬膜下出血による転倒→ICUへ→抑制ベルトで拘束、終始抵抗
     →医大病院へ【入院】
     目が放せない状態、昼:爆睡、夜:目ランランで動き激しい
     看護のしっかりした個人病院へ【転院】
・・・・・・・・・
2003年(84)
<正月>  自宅へ一時外泊
<1月下旬>血腫が大きくなる
<2月>   脳外科の病院へ【転院】
      ・下痢と発熱、肺炎の一歩手前、朦朧とした意識
      ・夜のオムツはずし→おしっこまみれ、便を握る
      ・「もう助からなくても仕方がないね」という状態
      ・血腫がなくなり、手術中止。
      ・脳の萎縮が見られる→ボケの改善見込みなし
      ・日本語をしゃべらなくなった(鬱→躁状態)
      ・院内感染のため【転院】
      ・投薬→爆睡、朦朧、よだれ→薬が多すぎる?
      ・夜間せん妄
      ・つなぎパジャマ
      ・嚥下障害
<3月>   右手が利かない(脳梗塞による異常?)
<4月>   回復期リハビリ病棟へ・・・毎日リハビリ
<5月>   外泊、腕時計購入
<7月>   【退院】→8ヶ月ぶりの我が家へ
      ディケア+自費ヘルパー
<8月>   東京へ
<9月>   誤嚥による肺炎で入院
<11月>  84歳のお誕生会
2004年(85) 要介護4
・・・・・・・・・

コメント(1)

▼私=【障害者】の立場から
1.施設では、自尊心を粉々にされるようなことばかり
2.自立=自己選択、自己決定権を行使すること

自分のことが自分で出来ないと判断される
→いろいろなことが自分を介在させないで進められる
→自分の頭の上を通り越してことが進む
→自尊心を傷つける→考える力や努力する意思を奪う

▼私=【家族】の立場から
1.父がどんな状態であっても、父のことを決める場には声をかけ、父に話し合いに参加してもらった
2.自分のことは、自分で選んでと迫った
3.父=ボケ切っているときでも、話し合いに参加し、自分なりの発言をした

▼父が、一人の人間として扱われない経験
1.ボケているから判らないだろうと勝手に解釈される
2.医療の現場では、看護者や医師の忙しさが優先されて、本人が優先していることが無視される
3.ボケたり、その人が自分がどうしてほしいか言えなくなると、本人の意思を無視するようなことが起こってくる

▼介助と介護
人としての誇りを維持できるような援助の関わりが必要
介護的な関わりであっても、本人の意思を確認しながら・・・援助すべき

▼優生思想
高齢になって、できたことが出来なくなる
→劣った人、だめな人というレッテルを貼る
→ボケた本人の自尊心を根こそぎ奪う

▼看護体制がしっかりしていて、患者の権利を最大限認めようとする病院
1.玄関や診察室の前に患者の権利が大きく書かれている
2.ナースセンターには、全員の担当職員の顔写真と名前、職名が張り出されている
3.一人の患者を4人の看護師がチームで診る
4.ベッドの枕元には、医師の名前、担当看護師の名前が書かれている
 →家族としては、誰に聞けばいいのか、お願いすればいいのかがわかり、快適
 →患者として敬意を払ってくれる看護体制

▼リハビリの病院
1.病院のにおいがしない
2.個室=キッチンや浴室が付いていて、ソファーベッドは付添い家族にはうれしい配慮
3.大部屋=一人の占有スペースが広い→見舞い客がきても他の人に気兼ねしなくて良い
4.入れ歯が合わなくなったことを伝えると→外から歯科医が病室まで出張
5.利用する患者の視点で作られている

▼わがままシスターズ
・3人で、介護の負担を分担
・医師に、気持ち(意思)や状況(薬があっていない)などをきちんと伝えること

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