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mitzi@リサイタルコミュの岩の上の羊飼い

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Wenn auf dem höchsten Fels ich steh',
In's tiefe Tal hernieder seh',
Und singe.

Fern aus dem tiefen dunkeln Tal
Schwingt sich empor der Widerhall
Der Klüfte.

Je weiter meine Stimme dringt,
Je heller sie mir wieder klingt
Von unten.

Mein Liebchen wohnt so weit von mir,
Drum sehn' ich mich so heiß nach ihr
Hinüber.

In tiefem Gram verzehr ich mich,
Mir ist die Freude hin,
Auf Erden mir die Hoffnung wich,
Ich hier so einsam bin.

So sehnend klang im Wald das Lied,
So sehnend klang es durch die Nacht,
Die Herzen es zum Himmel zieht
Mit wunderbarer Macht.

Der Frühling will kommen,
Der Frühling, meine Freud',
Nun mach' ich mich fertig
Zum Wandern bereit.


(Wilhelmina Christiane von Chézy/Wilhelm Müller)

コメント(2)

高い岩の上に立ち
深い谷を見おろすとき
僕は歌う

深い闇に包まれた谷の底からは
岩の深い割れ目のこだまが
高く響き渡る  

僕の声がより遠く達すれば達するほど 
よりはっきりとした声が僕に響き返ってくる
谷底から

僕の恋人はとても遠くに住んでいる、
だから僕は彼女にこんなにも激しく憧れているんだ
向こうへ

深い苦悩の中で僕は疲れ果てる
僕の喜びはなくなった 
この世での僕の希望は消え去った
ここでの僕はとても孤独なんだ  

その歌は森の中でそのような憧れを抱きながら響き
それは夜の間ずっと切々と聞えていた
その心は神のもとへ呼び寄せられた
不思議な力をともなって

もうすぐ春が来る
春よ、僕の喜び
いま、僕はすっかり
旅の準備を整え終えるよ
1828年、シューベルトの最晩年に書かれた作品。
クラリネット、もしくはチェロの助奏(オブリガート)付きで演奏されます。

愛する恋人を失った羊飼いの彼は、
生きる苦悩と彼女への強い憧れを同時に抱え苦しんでいるのです。
それは自分でもどうすることが出来ないほどで、
いわば、狂乱の状態に陥っているのかもしれません。
天に近い高い岩の上で、彼は自分の不幸を谷に向かって歌い
こだまを響かせて何倍にもしながら訴えたのでしょう。
そして、現実と非現実の狭間で苦しんでいる彼を確認した神が与えてくれたのは
死という名の「完全なる自由」だったのではないでしょうか。

不思議な力でもって神によりそのもとへ呼び寄せられた彼は、
彼のこの上ない幸せを春に例え、
喜び勇んで天国へ昇っていったのかもしれませんね。

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