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*Ireland*Movie & Novelコミュの 『アラン島』【小説】

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ジョン・ミリントン・シング著/栩木 伸明 訳/みすず書房

1890年代後半から数年間、作家J・M・シングは定期的にアラン諸島を訪れる。パリで放蕩生活を送っていた折、同じくアイルランド出身のイエィツに薦められて、今なお原始的な生活と人の触れ合いが濃く残るアラン島へ渡ることにした。そこで青年シングが見た生活は、都会の生活に流されてしまった彼には想像も出来ないほど、因習にとらわれ、超常的なものを信じつつも、貧しさを寛大に受け止め、人生を謳歌している力強く穏やかな人々だった。島と海の厳しいながらも単純で満たされた生活はシング青年の心を捉え、無名の作家に想像の源を注ぎ込んでいくこととなる。

というね、戯曲などで名を馳せた夭折の作家、ダブリン良家の出身であるシングの、アラン諸島滞在期です。
とか言いつつ、初めて聞く名前だったりする(笑)。

ノン・フィクションや旅行記はまず滅多に読まないので、他と比べたり、突っ込んでどうのという基準は持ち合わせませんが、かなり気に入りました。
ページをめくるとそこに、在りし日のアラン島が存在する。そう言い切れるほど穏やかで素直な筆致で、その暮らしや人々を活写しています。

手元において、時折眺めては絵画のように楽しみ、あたかも旅行に行った気にさせてくれる、そんな印象の良書でした。

コメント(5)

うわ、面白そう! でも、みすず書房の本は高そうですねあせあせ(飛び散る汗)
シングは、『西の国のプレイボーイ』 も有名ですね、
私はいけませんでしたが、これに行かれたかたもいるはず(笑)
http://tif.anj.or.jp/program/data/druid.pdf#search='%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89%20%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%82%B0'

余談、2004年?、キリアン・マーフィが舞台に立っていたはず、当時彼をノーマークだったので、現地でこれをみようかなと迷ったにもかかわらず英語力に自信がなく見逃しました、残念なことをしました涙 

この本、図書館で探してみようかな、情報ありがとうございました♪
はじめまして。。

私も読んでます。取り上げてくれて嬉しいですぴかぴか(新しい)
昔、岩波文庫からも出ていましたが、今回のみすずの方が
文体も読みやすくて(装丁もいいですね)、ところどころで
笑いのツボがあって面白いです。

ギネスさんのコメントに紹介された劇も観に行きました。
それにしても、キリアン・マーフィが舞台に出てたなんてexclamation ×2
観てみたかった…

写真は本にもたびたび登場するシングがボーっと物思いに耽ったり
海を眺めていた場所で「Synges Chair」と呼ばれているそうです。
いつかここに座りに行きたいなぁ。。
>ぎねすさん
さすが、シング自身をご存知ですね♪
舞台などは相当有名らしいですねぇ〜。畑違いだぁ(笑)。
でも、キリアンさんの舞台なら見てみたいですわ♪
そういやこの間、ちょっと知り合いになったアイリッシュと逢ったのですが、『アイルランド俳優の誰が好き?』とういヤツの質問に迷っていたら、『キリアン・マーフィーでしょ〜』と。
自分で答えるなよ(笑)、というか、そうか、やはり今はキリアンさんなんだなと。
あたしはエイダン・クイン!と言いたかったのですが(笑)。

>cocoさん
シングの椅子!行ってみたいです!
この作品を読んで、著者の人柄というか、とても暖かいものを感じて、都会育ちでありながら、本当にアラン諸島を愛したのだなと解りました。
そんな人がぼけ〜っとした場所なら(笑)、ぜひ行ってみたいですねぇ。

ぜひ、この作品以外にも、このコミュで紹介されていない作品がありましたら、ご紹介お願いいたします。
ダブっちゃっても良いですから(笑)。

>frannyさん
小説部門で(笑)、反響があって嬉しい限りです!
2005年発行だったかな?確か。
多分、図書館でfrannyさんのお越しをお待ちしているはずです。

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