女系天皇に断固反対コミュのなぜ男系天皇でなければならないのか？

なぜ男系天皇でなければならないのか？

それは、男系天皇でなければ、陳勝の「王侯将相いずくんぞ種あらんや？」という問いに抗し得ないからだ。天皇は中国の皇帝に範をとって作られた。そして中国の皇帝は秦王朝の始皇帝に始まる。始皇帝が王朝の始まりだ。

今でこそ、皇帝、すなはち天皇が居るのは日本だけだが、昔は世界の至る所に皇帝が居た。中国はもとより、ロシア、インド、ペルシャ、トルコ、オーストリア、ドイツ、フランス、スペイン、イタリアにも居た。しかし、それら世界の国々の皇室は全て滅び、今では日本の皇室を残すのみだ。

日本を唯一の例外として、世界の皇室は、なぜ滅んだのか？世界各国の事情があるだろうが、中国の皇室が滅んだ理由はわかっている。陳勝の「王侯将相いずくんぞ種あらんや？」という問いに答えられなかったからだ。

王侯将相に種が無いならば、一介の農民に過ぎない自分が王を名乗っても構わんではないか？という、陳勝の主張は、当時、説得力を持って受け入れられた。そして事実、陳勝は王を名乗った。

陳勝が王を名乗れば、あんな奴が王に成れるのなら、俺だって成れるはずだというわけで、続々と王を名乗る者が現れ、中国は大混乱に成る。これが中国の皇室が滅んだ理由である。

では、日本はどうなのか？日本の皇室は、陳勝の「王侯将相いずくんぞ種あらんや？」という問いに答えられるのか？答えられる。「王侯将相いずくんぞ種あらんや？」と問う陳勝に対して、日本の天皇は「種は有る、朕が正にそれである」と堂々と答えれば良い。そして陳勝に「朕の勝ちである」と勝利宣言すれば良いのである。

日本の皇室は１２５代に達し、始祖は、神話ではあるが、天孫降臨である。つまり、天からのダウンロードによって天皇が生まれたのだ。これが天皇の種の起源である。この場合のロードとは、積荷を意味する LOAD ではなく、主人、支配者を意味する LORD である。

日本の天皇が天皇の種を伝える事ができたのは、男系の天皇を維持し続けてきたからだ。男系でなければ、初代天皇、神武の遺伝子を継承できないのは生物学的、遺伝学的常識だ。残念な事に、有識者や評論家の中には、女系でも初代天皇、神武の遺伝子を継承できると言う者が居るが、無知なだけだ。

日本には天皇の種が有ったので、中国の陳勝のように「王侯将相いずくんぞ種あらんや？」と問う者はおらず、例え居ても、その問いに答えられたので、天皇の他には勝手に天皇を名乗る者がおらず、例え内戦が起こっても、中国ほどには大混乱に成らずに済んだのだ。

例外的に、南北朝の時代には二人の天皇が居たが、そのどちらも男系の天皇である。つまり、南北朝の時代でも男系の天皇が維持され、男系の天皇でなければ、勝手に天皇を名乗れなかった。日本においては、南北朝のような動乱の時代ですら、勝手に天皇を名乗る者はおらず、一定の秩序が保たれていた。これが中国との違いである。

愚かな有識者や評論家は、女系の天皇を認めよと主張するが、そんな事をしたら古代からの天皇のY遺伝子が継承できなくなり、陳勝の「王侯将相いずくんぞ種あらんや？」という問いに答えられなくなる。そうなれば中国と同じであり、中国の皇室が滅んだように日本の皇室も滅ぶだろう。

皇室を存続させるには男系の天皇制を維持し続けるしかない。男系の天皇制に反対する者は、男系の天皇制は女性差別だとか、女性蔑視だとか言うが、歴史から学ぶ限り、世界の皇室が滅んだのは、女性差別が原因ではない。

少なくとも中国の皇室が滅んだのは女性差別が原因ではない。そもそも中国の皇室を滅ぼした西太后は女性ではないか。女性が中国の皇室を滅ぼしたのだ。西太后のような女性が居るから女系天皇はいけないと言っているのではない。中国の皇室が滅びた原因は、中国の皇室が、陳勝の「王侯将相いずくんぞ種あらんや？」という問いに答えられなかったからであり、女性差別が原因ではない。

日本の皇室は、男系の天皇制を維持し続ける限り、陳勝の問いに答えられる。事実、１２５代も続いてきた。それが歴史の教えるところである。女系天皇では陳勝の問いに答えられない。女系天皇に成って、陳勝の問いに答えられなくなった時、皇室は滅ぶ。それが歴史の教えるところである。

一般女性にとって、男系天皇制は歓迎すべきことであって、女性差別ではないし、ましてや女性蔑視でもない。むしろ一般女性にとっては女性優遇だ。なぜなら一般女性が皇室に入り、次の世代の天皇の生母に成る道が開けているからである。

もし、ある一般女性が、我こそは次の世代の天皇の生母に成らんとして、日々研鑽を積んだとすれば、例え、その夢がかなわなかったとしても、無駄ではないし、すばらしい事ではないか。

仮に男系天皇制が女性差別だとしても、それは例外的に皇室の内部においてのみ言える事であって、皇室の外の一般女性には関係の無い話である。皇室の外の一般女性の人権は法的に守られているし、男女同権である。

なぜ、男女同権が皇室の内部に適用されないかと言えば、それは日本の皇室が世界でも例外的な存在だからである。例外的な存在に例外的な基準が適用されるのは当然の事だ。例外的な存在である日本の皇室に、男女同権という一般的な基準を機械的に当てはめようとするのは狂気の沙汰であり、そんな事をすれば日本の皇室は例外的な存在ではなくなる。

すなはち、世界史上の例外的な存在である日本の皇室は滅びる。日本の皇室が１２５代に渡って存続し続けてきたのは例外的な存在だったからだ。従って、例外的な存在でなくなれば滅びる。自明の事ではないか。

そんな事も分からない有識者や評論家が少なからず居るが、馬鹿ではないかと思う。そうでないのなら、彼らは男女同権の大義名分にかこつけて日本の皇室を滅ぼそうとしているとしか思えない。何か日本の皇室に恨みでも有るのだろう。