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BSプレミアムで映画を観る!!コミュの秋のソナタ

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BS2にて昨年12月12日(11日深夜)に録画していた、イングマール・ベルイマンの後期の作品。
母と娘のガチンコに心揺さぶられる。
ちなみに録画したのは昨年12月12日(11日深夜)。
映画の概要についてはこちら。

http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=554

イングリッド・バーグマンが母国に凱旋し、その母国・スウェーデンの巨匠、ベルイマンと組んだ最初で最後の映画。
ちなみにバーグマン最後の映画出演作でもあるということだ。
もひとつちなみに、イザベラ・ロッセリーニはバーグマンの娘なのだそうだ。
初めて知った。

さて「秋のソナタ」である。
リヴ・ウルマン扮する娘がバーグマン扮するピアニストの母の訪問を受け8年振りに再会するという明るいところから物語は始まるのだが、その母と娘が徐々に真情を吐露し、怨み・つらみのぶつけ合いをする。

母娘関係の深遠を描くというか、冷たかった母に今まで鬱積していた恨みをぶつける娘のその攻撃性が、母の贖罪の意識を引き出す。
が、母も娘に対して怒りを持っている、というか母としての資質がどこか欠けている芸術家、ピアニストという複雑なキャラクターでもある。

単なる女と女のぶつかり合いというだけではなく、親子として、母娘としての二人の罵り合いが、男としてはどこか手に負えないのであるが、それでも二人の心情の表現はとても具体的で、私の胸をえぐる。
母としてはどこか冷徹で不器用なバーグマン、娘として寂しさを内に秘めた不器用なリヴ・ウルマン...二人の女優の演技合戦としても見ごたえがあった。

女と女のぶつかり合い...いろんな意味で興味深い。
最近の女と女のぶつかり合いで印象に残っているのは大河ドラマ「篤姫」の篤姫と島津斉彬の正室で篤姫の養母にあたる英姫(余貴美子)の関係性もとてもよかった。
英姫の付かず離れずのどこか冷たい印象が、篤姫が大奥へ入る段となって今生の別れとなる際、ガラリと変わる。
そのべたべたしない英姫の温かさが、余貴美子の好演も手伝っていい印象として残っている。

その女と女の関係性は、男の私から観るとどこかうらやましい部分がある。
男にはできない(ていうかしたくないw)肌と肌のふれあいとか、温かさ。
同時に男にもないような冷徹さもその女同士の関係にはあるようだ。
...やはり女には敵わない。

前に観た「ある結婚の風景」もそうだったが、ベルイマンのカラー作品は人と人の激しい会話のぶつかり合いが、意味深長で怖いくらいに重々しい。
でもその重々しさは人間を描くという意味では底の底まで見せ付けられているようで、その点に感銘を受けるというか、観るものをグイグイ惹き付けるパワーに溢れているように思う。

ちなみにNHKのBS2の放送は4:3だったが、レターボックスのヨーロピアン・ビスタだった。
その映像のスタイルや登場人物の少なさからすると、ひょっとしたら「テレビドラマ」として作られたのかも知れない。

イングリッド・バーグマンと言えば...実はその出演作はあまり観たことがないw。
記憶にあるのは「カサブランカ」や「ガス燈」、「オリエント急行殺人事件」くらいだと思う。
女優としてはかなり波乱万丈の人生だったようで、他にもいろいろ作品を観てみたいと思う。

NHKのおかげでこの歳にしてようやくベルイマン作品にいくつか触れることができた。
まだまだ観るべき作品はあるようだが、少しずつ拾っていければと思う。

最後にベルイマンとバーグマン...アルファベット表記するとこの二つの姓は実は全く同じ。

“BERGMAN”である。

スウェーデン語で「ベルイマン」、英語読みすると「バーグマン」...ということで、スウェーデンではよくある名前らしい。

コメント(3)

「秋のソナタ」も2002年の4月と5月にフィルムセンターで行われた「追憶のスター女優たち」という特集でフィルムで見ましたわーい(嬉しい顔)当時のパンフレットを見ると、この時に「マイフェアレディ」も見ています!


いやー、あまりにも昔に見たので、ストーリーぐらいしか覚えてないんですけど、とにかく当時、「秋のソナタ」を見た一番最初の感想は、「やっぱりウディアレン、真似してるな!」という事です(笑)


僕はウディアレン監督の大ファンで、今回のカンヌ映画祭でやった最新作以外は全部見ています!わーい(嬉しい顔)

ウディアレンはよくインタビューなどで「ベルイマンこそ、本当の天才だ!」と誉めまくっているんですけど、「インテリア」なんかは、ベルイマンの世界に近づこうとしている感じがしました!


今度、ご覧になる事があったら、どんなふうに感じたか聞かして頂けたら幸いですわーい(嬉しい顔)

しかし、映画で昔を思い出すって、なんか良いもんですね!
ホント、なんでもご覧になってるんですねえ。
しかもスクリーンでというのがポイント高い。

「インテリア」は確かに似てる!!
でも、ウディ・アレンらしからぬ(?)シリアスな話でしたね。
でもベルイマンとアレンの関係性についてはなるほどなと。
今まで気付きませんでした。

その「インテリア」。
親子関係に加えて夫婦関係、しかも熟年離婚にも焦点を当てていて、暗い話でしたね。
しかも自殺を扱うという意味でも、思い内容だったなと。
でも、人間の悲しさとか寂しさなどをとても具体的に描いていたので、感情移入しやすい映画でもありました。
サウンドトラックの音楽が全くなくて、劇中の踊るシーンのために実際に音楽をかけたシーンが2回(だったかな?)あったのみでしたね。

ウディ・アレンらしくないけど、やはりウディ・アレンの映画なのかなという感じ...そうとしか表現できないような気がしますw。
訂正

× 思い内容

○ 重い内容

失礼しましたぁ!

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