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BSプレミアムで映画を観る!!コミュのバットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲

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6月22日の「BSシネマ」にて。

シリーズ第4弾。

シュワちゃんも出るよw。

コメント(2)

邦題には副題に「Mr.フリーズの逆襲」とあるが、原題は“BATMAN & ROBIN”。


これは恐らく日本で「バットマン」そのものが市民権を得ていないことと、シュワちゃんの名前で売らなきゃダメというのもあったんじゃなかろうか。




そのバットマン、また役者が代わって、今回はジョージ・クルーニー。


当時は映画俳優としてはまだ芽が出ていなかった時期のようで、私は観たことがないがテレビドラマの“ER”で世に出ていたということらしい。


ウィキペディアによるとこの作品、「バットマン」のファンからも酷評、映画そのものの前作ほどヒットせず、クルーニー自身も過去の汚点と捉えているようだ。


実際にラジー賞でも9部門ノミネート、そのうち最低助演女優賞をゲットしているほどで、とにかく酷い扱いだったようだ。


私もこの作品、実は昔確か日テレの深夜枠で観た記憶があって、あまりいい印象がなかった、というかあまり覚えていないw。


シュワちゃんが悪役で、ウマ・サーマンも悪役であとは誰がいたかなあ...それくらいしか記憶に残ってないのが正直なところで、今回もそのネガティブな記憶に不安を持ちつつ、まあせっかく録画したんだし、シリーズを網羅しておくということだけでも、何かしらの意味があるんだと自分に言い聞かせ、工事が始まらないことを祈りつつ、観てみた。





うーん、そんなに悪くないけどなあw。


確かにクルーニーのバットマン、ていうかクルーニーのブルース・ウェインは影が薄い...がそれは、前3作で散々そのキャラクターを描いちゃって、クルーニーのせいばかりじゃないんじゃないだろうか。


で、今回描こうとしていたのは、題名にも反映されているようにロビンとの相棒としての関係性がどう発展していくのかという部分だったと思うのだが、そこが若干ボケたような印象。


というのも、このシリーズのお約束の悪役が二人だということと、今回はそれに加えて執事・アルフレッドのアイデンティティに踏み込んで、その姪っ子を登場させたことにも要因があるように思われる。


その姪っ子、バーバラ・ウィルソンもまた父母をなくした心の痛みを抱えていて、伯父であるアルフレッドを頼ってくるという設定なのだが、そこにロビン(ディック・グレイソン)との兄妹愛的な描写も加えたり、そのバーバラが伯父・アルフレッドの死を目前に、バットマンとロビンに加わることになりバットガールになっちゃうもんだから、そりゃあバットマンも陰が薄くなるというものだw。


それでも悪役のひとり、ウマ・サーマン演じるポイズン・アイビー(パメラ・アイズリー博士)がバットマンとロビンを誘惑し、互いに嫉妬させ対立させるという枷がしっかりと用意されていたのがこの映画のひとつのポイント。


それがふたりの相棒としての関係性にうねりを出そうとしていたのはよかった...が、いかんせん何でもかんでも盛り込みすぎだったので、それさえも埋もれたしまった感がある。


...長くなるので、つづく。
...つづき。


とまあいろいろ言っちゃうんだけど、やっぱりこの映画の最大のポイントはアーノルド・シュワルツェネッガーを悪役に配したということだ。


当時恐らくアメリカでもっとも有名なスターのひとりであったであろうシュワちゃんを「バットマン」に、しかも悪役で登場させるというだけで話題になることは必然だし、実際に第1作のジャック・ニコルソンと同様、バットマンを演じた役者(今回はクルーニーがその犠牲になりましたw)を差し置いて、トップクレジットにその名を冠している。


実際その存在感は強烈で、良くも悪くもシュワちゃんのオーバーアクションのミスター・フリーズにこの映画は支配されていたw。




そこに持ってきて、やれバットマンとロビンの関係性だの、もうひとりの悪役(バットマンに出てくる悪役のことは英語をそのままカタカナ表記して「ヴィラン」という言い方をして単なる悪役という単語とは区別しているようだ)であるポイズン・アイヴィーも描かないといけないし、しまいにはバットガールまで出さなきゃならない...そりゃあ作る方も苦労するわなw。


で、その酷評の的になったのはその作風にもその要因があるようで、ティム・バートンが構築したあの独特の暗い雰囲気が全く継続されず、第3作の「バットマン フォーエヴァー」以上にその明るく、能天気な雰囲気に観客は戸惑い、批判したということのようだ。




...うーん、私は言いと思うけどw。




バートンの2作品よりもジョエル・シュマッカーの2作品の方が「娯楽」という意味では的を射ていると思うし、全体的な組み立て方もテンポも私はシュマッカーが作った作品の方がしっくりくるんだけど...やっぱり、思い入れがないとそう感じちゃうのかな?


ラジー賞をゲットしてしまったバットガール役のアリシア・シルバーストーンだってなかなかキュートでよかったんだけどなあ...ラジー賞はいくらなんでも気の毒だw。


まあどちらにしても、盛り込みすぎなのとシュワちゃんを悪役に配したことが裏目に出てしまったのは事実なのだろう。


なんといっても「バットマン」なのだから、ミスター・フリーズの配役にそこまで力を入れなくてもよかったと思うし、バットマンも前作に引き続きヴァル・キルマーだったら、その「継続性」という意味でもよかったんじゃないだろうかとか、いろいろ余計なおせっかいを言いたくなるねw。




とまあここまでイッキにシリーズ4作を観てきた訳だが、そこで気になるのは来年のノーラン版最新作。


残念ながらこの作品にはバカ邦題がついてしまったが、それでもあの「ダークナイト」を受けてどう展開させるんだろうか...


4作品を観たことで「バットマン」の世界が少し分かったし、その中に出てくる人物、悪役、それぞれのキャラクターはノーラン版でどう「再構築」されていくのだろうか。


最新作ではキャットウーマンや今日観た第4弾に出ていた第3の悪役のベインも出てくるようで、ノーランのリアル志向の作風でどう描かれるのか、今から楽しみだ。

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