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陽炎ひに微笑む時空コミュの緩やかで深い情念

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今月 23 日に、東京のアップリンク・ファクトリーで催しを行わせて頂く次第となった。
そこでは、アンドリュー・チョークの映像作品そして未発表音源を紹介する。
アンドリューの映像とは、彼自身が描いたアニメーションなのだ。
そこでは、見事に彼の時間に対する感覚が表出している。
音の変化に我々はかなりの意識を集中し、その変化を聞き取ろうとするだろう。
だが、視覚的情報に対してはずっと意識を集中し続けられはしない様に想う。
"Goldfall" と題された彼の作品は、視覚的変化を意識する/しないの境界へと私を連れて行ってくれる。
全編は 1 時間弱もあって、それを見続けてしまうだけで相当なエナジーを消費する。
言わばアンビエント的な風情のある作品なのだが、無意識に意識を集中させる (?) のだろう。

催しでは、ラスト 15 分のシークエンスを映写する次第となった。
その尺が、鑑賞する方々にとっては最適だろうとの判断からである。
とても緩やかではあるのだが、作品の全体から見れば最も変化に富んだ部分だと想う。

もう一つ、"Vega iii" という作品をも映写する。
この映像は、Vega (織女星) がテーマなのにとても暗い作品だ。

日本では夏の星だが、英国で織女星は冬空の地平線近くに現れる。
そして、消え去る前に最大の輝きを放つ星なのだと言う。
アンドリューの映像は、とても暗い世界にさほど鮮やかでは無い光が現れる流れを持っている。
実際に織女星が呈する挙動とそれは、とても違っているのかも知れない。
でも、その映像はアンドリューの織女星に対するイメージを素直に表現しているのだろうな。
そんな印象を抱いてしまう、素朴でありながら見事な映像だと思う。

http://onyak.at.webry.info/201110/article_3.html

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