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陽炎ひに微笑む時空コミュのShadows Go Their Own Way

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"Shadows Go Their Own Way" は、
アンドリュー・チョークと鈴木大介さんの協働新作アルバムだ。
邦題は、『影は気ままに』。
"Shadow - 影" とはアンドリューにとっても鈴木さんにとっても、
大切なキー・ワードである様に思う。
この新作は、長尺ではない幾つかのトラックから成立する。
肩の力が抜けているように、緩く聞こえるかも知れない。
だが、コール・アンド・レスポンスは凍てつくように繊細で正確だ。
そしてあちこちに 「ギョッ」 とするような感じが息づいていて、とても良い。

「アンドリューはミラーの後、軟弱となった」 と思うならば、
このアルバムをパスする方が無難だろう。

"Shadow" は何枚か、ミラーが終結する際の暗示の様に存在した。
夜・星・月・海とか、そんなイメージを覆うカーテンの様にして。
壮大な夕焼けの様に、見るも見事な光景は日常には確かに在る。
でもほんのささやかな日常の恩寵に、今の彼らは眼差しを送る。

本作は、何気ない純粋さに得難い感動を覚える忘れ得ぬ作品である。
それでいて、深いサイケデリアの残り香を漂わせている。

かなりの時間を費やし完成に至ったコラボレーションだとも、聞いている。
『スロー・ライフ・サイケデリア』と呼んでしまうと、彼らは困惑するだろうか?

コメント(7)

来月の初めに出版とのこと、私も楽しみにしております。
アンドリューが創るだろうジャケットにも、期待がふくらみます。
アンドリュー・チョークさんが、
ご自身のブログでこの新作を語っておられます。
http://ghostsonwater.blogspot.com/
ヴィッキー・ジャックマンさんと、
鈴木直子さんも参加されているとのこと。
でもこの作品はアンドリューと鈴木さんのデュオ・アルバムであり、
ゴースツ・オン・ウォーターの作品ではない模様。
『千秋』も想起されるし "Crescent" も思い浮かびますが、
雲や霧みたいに流動する相互関係かな?
アンドリュー・チョーク、鈴木大介、鈴木直子さんのアルバム題目、
"Ghosts on Water" がユニット名でもあるのでしょう。
その後同じ編成により先だって発表された『千秋』も、
ゴースツ・オン・ウォーターのアルバムとして記載されています。
貴ユニットが『千秋』を意識しておられると知りましたが、
時間感覚に注目しておられるのは面白いポイントであります。
それはそうと先にアンドリューのものと記したブログは、
サイレン・レコーズのものの様で御座います。
カセットで、このアルバムを聴いてみる。
時間の速度、本当に CD と同じだろうかと思う。
多分、ずっと速度は揺らいでいるのではないかな。
聴く側の感覚なんて、いつも揺らいでいる。
あやふやなもの同士が出遭う場所は、きっと素敵だろう。

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