ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換！
更新通知を受け取って、最新情報をゲット！

柔弱漢詩コミュの『晦日送窮』　姚合

ログインして参加する

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

『晦日送窮』　姚合

mixiユーザー 2013年01月31日 16:27

『晦日送窮』　姚合
ほとんどの方は関係のない話かもしれませんが、貧乏神となんとかして縁を切りたい私には、貧乏神を送り出す旧い中国の風習にも眼が行きます。

昔の中国では、貧乏神を窮鬼と呼び、送り出すのは、一月晦日でした。窮鬼を追い出すのを姚合が詠んだ詩をまず挙げましょう。

其一
年年到此日　　　毎年この日になれば
瀝酒拜街中　　　酒をそそいで、街中で拝んでいる
萬戸千門看　　　どこの家でも
無人不送窮　　　貧乏神を送り出さない人は無い

其二
送窮窮不去　　　貧乏神を送り出しても、貧乏神は去ってくれない
相泥欲何爲　　　私になじんでしまって、どうしようとするのだ
今日官家宅　　　私もお役人になったのだから、
淹留又幾何　　　この家に居座っていられる、もうちょっとだ

其三
古人皆恨別　　　昔の人は皆んな別れを恨んだが
此別恨消魂　　　この別れにはがっかりしない
只是空相送　　　でもこれは空しく送り出すだけ
年年不出門　　　毎年お前はこの門から出て行かないのだから

窮鬼について袁珂『中国神話伝説大事典』（大修館書店）から引用しておきます。

高陽氏の子の痩約は破れた服を身に着け粥を食べていたが、正月の晦日に生き倒れになって死んだ。代々、この日に粥を作り、破れた服を捨てて、路上で窮鬼を祀るが、それを送窮鬼という。

こんな風習に無関係に生きているあなたは幸福です(微笑)

コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう！

柔弱漢詩 更新情報

柔弱漢詩のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

柔弱漢詩

人気コミュニティランキング

困ったときには

関連ワード

mixiで趣味の話をしよう
新規登録（無料）

このページの上部へ