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史実 忠臣蔵事件の真相コミュの梶川日記 元禄十四年三月十四日条 原文(部分)

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【原文】

一、十四日 今朝五ツ時例の通登城、御広敷へ参る 拙者儀今日御使に参り候に付御口上の趣も可承并に包熨斗請取申度の段申込候処岩尾殿御出候て御台様よりの御口上あらまし被申聞候て包熨斗を御渡し候故請取、夫より御下男部屋へ右包熨斗を持参候時土屋勘助に逢申候へば 主計殿被申候は今日御使御勤被成候由被仰候 其段手紙を遣し可申と存候旨申聞候 拙者其段は相心得候由を申自分部屋へ参り刀を差置御留守居衆の部屋へ参り候へば主計殿御申には先刻吉良殿より今日の御使の刻限早く相成候旨申参候旨被申候故委細承候と申て夫より中の間へ参り候処多門伝八被居候故公家衆を尋候へども居られ申さず候 然ば殿上の間に可被居候はんやと申候処最早公家衆には御休息の間へ被参候由に付き左候はゞ大廊下には高家衆被居可申哉と申候へば如何可有之哉と被申候間然らば大廊下へ参り見可申と申捨て大広間の後通りを参り候処坊主両人参り候 一人は大広間の御縁頬杉戸の内へ入申候 一人は我等後の方へ参り申候
さて大廊下御縁の方角柱の辺より見やり候へば大広間の方御障子際に内匠左京両人被居 夫より御白書院の御杉戸の間二三間を置候て高家衆大勢被居候体見え候間右の坊主に吉良殿を呼びくれ候様申候へば参候て即立帰り吉良殿には只今御老中方より御用の儀有之候て参られ候由申聞候 左候はゞ内匠殿を呼参り候やう申遣し候処則内匠殿被参候故拙者儀今日伝奏衆へ御台様よりの御使を相勤め候間諸事宜しき様頼入由申候 内匠殿心得候とて本座へ被帰候 其後御白書院の方を見候へば吉良殿御白書院の方より来り申され候故又坊主呼に遣し其段吉良殿へ申候へば承知の由にて此方へ被参候間拙者大広間の方御休息の間の障子明て有之夫より大広間の方へ出候て角柱より六七間も可有之処にて双方より出会ひ互いに立居候て今日御使の刻限早く相成り候儀を一言二言申候処誰やらん吉良殿の後より此間の遺恨覚えたるかと声を掛け切付け申候<其太刀音は強く聞え候へども後に承り候へば存じの外切れ不申浅手にて有之候> 我等も驚き見候へば御馳走人の浅野内匠殿なり 上野介殿是れはとて後の方へ振り向き申され候処を又切付けられ候故我等方へ向きて逃げんとせられし処を又二太刀ほど切られ申候 上野介其侭うつ向に倒れ申され候 其時に我等内匠殿へ飛かゝり申候<吉良殿倒れ候と大かたとたんにて間合は二足か三足程のことにて組付候様に覚え申候> 右の節我等片手は内匠殿小さ刀の鍔に当り候故それともに押付けすくめ申候 其内に近所に居合申されし高家衆并に内匠殿同役左京殿などかけ付けられ其外坊主共も見及候処に居合候者共追々かけ来り取りおさへ申候


 下に続く。

 4.梶川日記 原文理解のポイント その1
 http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=29610472&comm_id=3207175


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