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子宮頸がん撲滅運動コミュの凍結された卵巣の話し

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手術前、どうにか卵巣を保存できないかといろんな病院に奔走しました。

子どものころの夢は「お母さん」。だった私。

結婚もしていないのに、凍結してナンになる?

そう自問自答を繰り返しながら。

いろんな出会いがあって、
最終的に私の卵巣の、ほんの一部分だけ、凍結しました。
たった1パーセントの可能性にかけた、凍結でした。

本当は凍結前に、卵子をいくつか凍結できたらよかったのだけど、
手術まで時間がなくて、凍結できませんでした。
代理母出産しか道はないけれど、それも1パーセントしか受精できる確立はないけれど、それでも一縷の望みとして卵巣は残されました。

結果、凍結された卵巣は術後の私の大きな支えとなり、
再び元気になった後も、ずっとずっと、私を助けてくれました。

術後2年経ち、医師から、この卵巣から卵はとれないかもしれない。
そう言われたとき、ショックだったけど、それでも、2年の間、私を支えてくれた功績は大きく、その間に私はとても成長してもいました。

子どもができなくても、大丈夫だと、思えるようになりました。

私の病気を知っている人でも、「子どもは?」と聞いてくる人は山ほどいて、
みんな悪気がある訳じゃないというのもわかるし、
ただ、そんな些細な事が私の日常を苦しめたりもしたけれど、
そんな時に支えになったのが、「凍結された卵巣」でした。

気がつけば、その存在がなくとも、なんとか精神的に立ち直れる自分がいました。

姉や妹の子どもたちが、私を元気づけてくれ、楽しませてくれる。
公園で遊んでいる子どもたちの姿が微笑ましく感じる。

そんな気分になれる自分がいる。

「子どもを産むのがそんなに大切?」と、よく聞かれます。
そんな事を言う人に限って、子ども産んでいる人ばかり。

産んでいる人には分からないと思います。この気持ち。それが正直な気持ち。

そんな言葉はいらないし、聞きたくもない。だけど、彼女も悪気があって言っているわけではない。
人は自分の価値観でしか生きられない。
だからといって、私は自分のことを、他の人とは違うとは思いたくない。

いろんな葛藤を助けてくれた私の凍結された卵巣。

今もまだ、いつかその1パーセントの希望のために、眠り続けています。

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