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大映特濃倶楽部・叶と若尾コミュの叶順子(1)〜(20)

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このフィルモグラフィーはどんどん進化するものを目指しています。
(改訂第2版:2008年4月14日) 

叶順子は1936年1月21日生まれ。生家はすっぽん料理屋。都立北野高校を54年に卒業。ミス資生堂に選ばれ、資生堂美容研究室に勤務し、同チェーン・ストアの経営者および従業員に商品知識と化粧法を教えるのが仕事であった。同社の美容部長が後に参議院議員となった藤原あきで、彼女の推薦で56年大映10期ニュー・フェースとして入社する。同期には田宮二郎、金田一敦子がいる。

叶001 57.03.13 朝の口笛   東撮  三枝圭子役
【監督】枝川弘
【出演】 船越英二・小野道子  
【原作】永来重明「花嫁以前のこと」 はNHK連続放送劇である。
【脚本】白坂依志夫
【特記】1年間の養成期間を経て『朝の口笛』でデビュー。スチュワーデス役であった。“エレガンス・ガール”として売り出される。 


叶002 57.07.28 夜の蝶   東撮  文江役
【監督】吉村公三郎
【出演】 京マチコ、山本富士子  
【原作】川口松太郎「夜の蝶」
【脚本】田中澄江
【特記】かつて銀座三丁目に京都から進出した「おそめ」というバーと、銀座のクラブの老舗「エスポワール」の戦いを描いた。叶順子はキャスト表にも載っておらず、おそらくは女給の一人であったと思われる。「おそめ」のマダムはかの俊藤浩滋の愛人であった。このことは洋泉社刊『おそめ』石井妙子著に詳しい。

叶003 57.08.25 透明人間と蝿男   東撮  早川章子役
【監督】村山三男 
【出演】北原義郎、叶順子  
【脚本】高岩肇(オリジナル)
【特記】3作目には早くも主演作品となる。大映の得意とする古典的な幻想映画路線で60年代後半まで細々とだが製作され続けた。カメラは村井博。毛利郁子のデビュー作にあたる。

叶004 57.10.08 青空娘   東撮  ピンポン大会の少女A役
【監督】増村保造 
【原作】源氏鶏太「青空娘」
【脚本】白坂依志夫
【特記】この映画のなかで最も印象的な卓球のシーン。増村の非凡さを世に知らしめたシーンである。


叶005 57.11.05 駐在所日記   東撮
【監督】枝川弘 
【出演】船越英二 
【原作】伊藤永之介「駐在所日記」(久松静児の『警察日記』と同じ原作者)
【脚本】灘千造
【特記】この灘は伊丹万作の弟子。内田吐夢の『たそがれ酒場』が有名。師匠に敬意を払い、「伊丹」の近くの酒どころ「灘」と「万作」に対して「千造」と筆名をつけた。本作は農村喜劇にあたるが、叶はバス車掌の雪江役か?

叶006 57.12.01 暖流  東撮  看護婦秀子役
【監督】増村保造
【出演】根上淳、左幸子
【原作】岸田國士「暖流」
【脚本】白坂依志夫
【特記】昭和14年吉村公三郎監督により松竹で映画化された同名小説のリメイク。小野田寛郎少尉が帰国したとき理想の女性として挙げたのは戦前作の水戸光子であったが、このリメイクでは左幸子扮する石渡ぎんに戦後の新しい性格を注ぎ込むことに成功している。

叶007 57.12.22 十七才の断崖 京撮
【監督】原田治夫
【出演】根上淳、叶順子
【脚本】須崎勝弥
【特記】根上淳と共演。若尾文子の初期は菅原謙二、根上淳との共演作が多かったわけだが、叶ちゃんもまたここから始まったのだ。カメラは村井博。ストーリーはまるで石坂洋次郎の『何処へ』のヴァリエーションのような赴任した高校教師とさまざまな悩みを抱える女子高生との恋愛を描いたもの。
叶008 58.01,03 東京の瞳  東撮

叶009 58.01.15 有楽町で逢いましょう 京マチコ、菅原謙二 東撮
【監督】島耕二
【原作】宮崎博史「有楽町で逢いましょう」(「平凡」連載)
【脚本】笠原良三
【特記】青春恋愛メロドラマ。


叶010 58.03.05 母 三益愛子  東京 湯浅千代子役
【監督】田中重雄
【脚本】笠原良三(オリジナル)
【特記】三益愛子の「母」もの記念映画。オール・スターである。叶はカメオではなく、ストーリーに絡む娘の役。


叶011 58.04.22 愛河  東撮
【監督】田中重雄
【出演】若尾文子、川口浩 
【原作】富田常雄「愛河」(「平凡」連載小説)
【脚本】笠原良三 
【特記】若尾文子と本格共演。二人はデパート・ガールの役。


叶012 58.06.01 渇き  東撮
【監督】島耕二
【出演】山本富士子、川崎敬三  
【原作】太田経子「渇き」(太田は中村登監督、桑野みゆき『夜の片鱗』の原作者でもある。夜の水商売を得意としたということか。)
【脚本】船橋和郎 
【特記】山本富士子と共演。カメラは小原譲治。本作は「よろめき」ものにあたる。

叶013 58.06.22 恋を掏った女  東撮
【監督】原田治夫
【出演】石井竜一、金田一敦子
【原作】長谷川公之(KRTV連続放送劇「特ダネを逃がすな」の映画化)
【脚本】長谷川公之
【特記】明朗スリラー。


叶014 58.07.06 息子の結婚  東撮
【監督】島耕二
【出演】川口浩、若尾文子、柳永二郎
【原作】林房雄「息子の結婚」(読売新聞連載)
【脚本】長谷川公之
【特記】カメラは小原譲治。

叶015 58.08.12 素っ裸の青春  東京
【監督】原田治夫
【脚本】相良準
【特記】川崎敬三と共演。本作は大学生と海女の恋愛もの。


叶016 58.10.01 日蓮と蒙古大襲来  京撮  萩江
【監督】渡辺邦男
【脚本】渡辺邦男・八尋不二
【特記】


叶017 58.10.22 共犯者 東撮
【監督】田中重雄
【出演】根上淳、高松英郎  
【原作】松本清張「共犯者」
【脚本】高岩肇
【特記】夢破れ己の居場所を失った不機嫌な男たちの世界。


叶018 58.11.01 娘の冒険 東撮

叶019 58.11.22 ごめん遊ばせ花婿先生  東撮
【監督】田中重雄
【出演】菅原謙二、叶順子 
【原作】宮崎博史「ごめん遊ばせ花婿先生」(「平凡」連載小説)
【脚本】船橋和郎
【特記】菅原謙二と共演。『有楽町で逢いましょう』と同じ原作者。脚本は『有楽町で逢いましょう』の笠原良三から弟子の船橋和郎に。左幸子、紺野ユカ共演。これもまた『何処へ』的な高校独身教師もの。
この年、製作者協会新人賞(エランドール賞)受賞する!


叶020 58.11.29 盗まれた縁談 東撮
【監督】原田治夫
【出演】叶順子、三角八郎
【脚本】池上金男
【特記】明朗もの。

コメント(6)

叶004「青空娘」

この映画に叶順子さんが出ていたとは、気がつきませんでした。
若尾文子さんが目的だったとは言え、女性を見る目がない冷や汗
田宮二郎(柴田吾郎)が出ているのは分かりましたが(モーホーではないですが)。
また観る機会があったら叶順子さんを探して見たいと思います。

この映画はカラーがすごく鮮やかだったと記憶しています。
↑という訳で、増村保造&若尾文子ファンの友人に連絡する。
「『青空娘』持っとるか?」
「あるよ」(『HERO』のバーテンダーみたいな)お言葉で、
友人は叶順子どころか田宮二郎も気がつかなかったと言うから、2人で鑑賞。
「どんな映画か、もう忘れたが」とか「若尾文子、やっぱいいよなぁ」と言いながら
観ているうちにピンポン場面。
「あ、これ、これ叶順子や」
「ちゃんとアップもあるがな」
(前は何で気がつかなかったのか?それほど若尾様に目がくらんでいたのか)
「ちいとシブ皮のむけたええオナゴじゃのう」
「これからは叶順子にも注目しようぜ」
と中坊的オッサン2人は誓い合った。
ショージさん、検証ありがとうございました。

ボクの方もフィルモグラフィーの欠落を2本見つけました。

現在改訂作業中です!
北京波さん、お疲れ様です。
フイルモグラフィーを書いて頂いているので
すごく分かりやすいですうれしい顔
会員のみなさま、改訂第2版をお届けします。

2本新たな作品が見つかりましたので、入れなおしました。

皆さんに色々と教えていただいて、そのつど編集しなおしていきますので、長い目で見てくださいね。
『愛河』の役柄、
若尾文子はデパートガール(伊勢丹でロケかな?)、
叶順子は化粧品の美容部員(お店でお客様にメーキャップをしながら化粧品を売り込む)です。
二人は高校時代からの親友という設定。
若尾文子がショートヘアにしているため、二人は姉妹と言ってもいいくらい似ている。

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