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内山老師が残した言葉コミュの伝える

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今、唯識(自分が見ている世界は、すべては自分の心が作り出した)という教えの本を学んでいます。

その中に、「精進」と言う言葉の説明されていました。

「精進」 悪を断じ、善を修するのに勇敢であることで、心をこめて前に進むことである。

あらゆるものを無常として捉える仏教では、とどまることはありえない。

とどまらないとしたら心を込めて前に出るしかないのである。

−「精進」などというと、すぐに精励努力するという点のみが強く意識されて、眉を上げ肩を張った一種の

興奮状態を連想してしまう。

たしかに修行にはそうした気迫が必要であることはいうまでもないが、また

平常心是道という一面のあることを見落としてはなるまい。

仏道の修行が無窮のものであるとするならば、興奮状態を脱したところから、

地についた本当の修行がはじまるともいえる。




蛇足・・・太田久紀「観心覚夢紗」という本。

「とどまらないとしたら心を込めて前に出るしかないのである。」

かっこいい!

「犀の角のように、独り歩め」という言葉が法句経にありますが、

これに似ている気がします。



それから、

「仏道の修行が無窮のものであるとするならば、興奮状態を脱したところから、

地についた本当の修行がはじまるともいえる。」


とても恥ずかしいことですが、安泰寺で2年以上修行させてもらっていて、

「だいたい仏教のことわかったかもぉー」と自惚れておりました。

しかし、先日「仏教概要」という仏教の歴史の本を読み、

2500年位前から、ありとあらゆる人々が仏の教えを後世に残そうと

ほんとうに多くの国の多くの人々が仏の教えを伝えること、まとめること、翻訳することなどに

一生を費やしてきたということを知り、とても感動しました。

この一冊の本が、自分の手元に来るまでに、どれだけの人々が携わってきたのか・・・

車も電車もコピー機もない時代に、梵語で書かれた山のようにある経を中国の言葉に翻訳し、

それを学び、日本からはるばる中国に渡って、仏教を学び、日本に持ち帰り・・・さらに、

それを広める土台を作った人々、そしてその教えを守り続けてきた人々・・・

その法やお経が、人から人へ伝えられてきた・・・・

そして、それが現代に生きる自分と繋がっている・・・・・

と思うと、なんといいますか・・・言葉でいうとありがたくなくなりそうだから言いませんが・・。

で、仏像に普通、合掌するんですけど、

あれ、ぼくはただお釈迦さんに対しての合掌だと思ってました。

仏教概要を読んで、あ、ちがう。お釈迦さんだけに対してじゃなかったんだな、

お釈迦さんを慕って、教えを記憶し、記録し、解読し、実践し、翻訳し、説法し、学ぶために海を渡り・・・・

と数え切れない人たちがその生涯を捧げて、伝え続けてきたすべての努力に対して、あの仏像に

合掌をしているんじゃないか、と感じた。


そして、そのお経と同じ在り方で、ぼくという人間もここにいることができるんじゃないか。

生命の繋がりも、はるか昔から、お経がこの日本に伝わってきたように、

自分の生命だって、はるか昔から、先祖代々受け継がれてきて、その先端に今、自分が生きている。

そういうことも感じた。

そして、今を生きている自分が何をすべきなのか・・・少しだけヒントを教えてもらえたような気もします。


話が逸れましたが、

これらの本を読んで、

ぼくは仏教のブの字も知らなかったということに気がついてしまいました。

自分の浅はかさを知らされた上に、

仏教のすべてを把握することは、この一生費やしたとしても、

とてもすべてを知ることはできないかも、と思い至り、ちょっとショックでした。。

何を書こうか忘れてしまいました。

おわり

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