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むさし野の鬼「足木塾」コミュの【おやじ打ちの侍たち?】古川凱章

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のっけから初物ばかりの字牌やポンポンと打ち出してくるおやじ族たち。眉をひそめて見る人もいたに違いない。

打牌そのものの仕草も無造作に見え、行儀がわるい、無神経だ、と感じる人もいたに違いない。

しかし、これは相手側の感情論であってホントにそうなのかどうかはもっと冷静な目で見なければなるまい。

なにしろおやじ族のおっさんたちは、どのように見られどのように評されようとも、弁明の類は一切しないので、見る側の感情論ばかりが勝手にどんどnふくらんでしまう。

そして詰まるところは、おやじ族に対する誤解へと行きつくことになる。

その最もたるものが「おやじ打ちのおやじたちは、見境もなく要らないものをポンポンぶった切ってくる」だ。

「あ、またやってる」というようなところを何回か見ると、これはもう一時的な誤解なんてものではなく、ちょっとやそっとでは解消しない<偏見>に変わっている。

このように色眼鏡で相手を見るような打ち手は、はたして相手と互角に渡り合うことができるだろうか。

認識が甘くなったりすると、期待はずれの流局に終わったりすることがある。

たとえば、上家からドラ表示牌7が出たときなど、ころをカンチャンで喰ったりする。アガリ役はタンヤオなどではなく、中トイツの先ヅケ。

おやじ族のおやじがいるから、中などをつかめばノータイムで出てくるはず、と踏んでのこと。

ところが結果は流局。おやじ族もノーテンだったので黙って手牌を伏せたが、その手牌の中に中や東などの初物牌があったことは、相手サイドは誰も知らなかった。

「おやじでも初ン牌を留めるとこがあるンか!」などと驚いているようでは、おやじ族にやられてしまうのも当然といえば当然。

初物の字牌・役牌などをビシバシ切り飛ばしてくるおやじ族はたしかにいる。

しかし、これがのべつ幕なしのワンパターンとなると、これはおやじ族ではない。単にギアがぶっ壊れているだけの単細胞であって、おやじ族も腹の中では「いっしょにしないでくれ」と呟いているのかもしれない。

ではどのようなとき、おやじ族は初ン牌の切り飛ばしに来るのだろうか。

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