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むさし野の鬼「足木塾」コミュの【おやじ打ちの侍たち?】古川凱章

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(111)12335八99北發

こんな配牌から即、チャンタに突っ走りはじめたAさんと、実験的に打ってもらったおやじ族のDさんとでは切り出しからの3巡がまるで違っていた。

Aさんは打5六(ツモ切り)6(ツモ切り)

Dさんは打北發3
この両者の違いはどこから来ているのだろうか。
「おやじさんのほうは、チャンタにこだわるつもりはのっけからなかったのではないか」
という意見もあろうが、このあたりのことはやや微妙。

というのはDさんの5巡め、

(111)12356六八九99

この途中手にひいた(4)をほとんどノータイムでツモ切っていた。言い方を変えれば、九を意識的に残していたということである。

Dさんはチャンタへの変化が「もしかしたらあるかもしれない」と考えていたようで、こうした打ち方を観戦記などでは「チャンタを横目に見ながら」と表現している。

まっしぐらと横目ではその打ち方は微妙に変わってくるが、Dさんが最重要視していたことはそんな問題ではなかったのではなかろうか。

前々回の冒頭でこの1局の情況を「南場にはいったばかりの1局、ラスめのAさんの点棒は、3番手と1,000点とは離れていなかった」と説明したことを思いだしていただきたい。

Dさんは実験的に打つとき、このことを忘れていなかった。というよりも、Dさんの行き方は常にこうした情況の把握からスタートしていた、と言うべきであろう。

ならば「どんな安い手でアガろうとも、とりあえずラスめではなくなる」ということになり、結論は「おおむね、手なりでO・K」となっていたのではなかろうか。

Aさんが手牌を開示したタンパイという行為だが、これは中国でのもの。中国マージャンでは出アガリでも点棒を支払うのはあとの3人。これを三家包(サンチャパオ)といて、このときに手牌を開示するのが放銃した当の本人。

日本では放銃時の三家包が忌避されて一家包(責任払い)となったが、同時にタンパイも無意味なものに。

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