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経済ニュース〜世界情勢コミュの東京・NYマーケット解説 2009年2月

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2009年2月2日(日本時間)

<株式市場>

日経平均株価(東証)  7873円98銭  前週末比120円07銭安

日経平均先物3月物(大証) 7870円  前週末比70円安

日経平均先物3月物(シンガポール) 7880円  前週末比70円安

東証1部売買代金  1兆2558億円

東証1部売買高    20億3136万株 

(概況)

金融危機に端を発する世界経済の急速な悪化を受け、国内外で企業業績に対する懸念が強まっている事や、米国の不良債権買取機構「バッドバンク」の設立構想に不透明感が強まっている事も市場心理を冷やし、金融や輸出関連銘柄を中心に売りが膨らんだ。中国が追加の景気刺激策を検討しているとの一部報道を好感し、前引けにかけて一時下げ渋る場面もあったが、午後にはアジア株安を背景に再び売りが優勢となり、改めて地合いの弱さを露呈する格好となった。今週は欧米で重要イベントが相次ぐ事もあり、イベントリスクを警戒して見送りムードを強めた事も、上値を重くした一因となったようだ。


<東京外国為替市場>

ドル/円(15時時点) 1ドル=89円66―68銭 前週末比17銭 円安

(概況)

世界経済の急速な悪化により、他の主要通貨に対しドルや円に対する逃避的選好が強まっている事で、ドル/円は売り買いが交錯し値動きは総じて鈍かった。ただ、急速なクロス円売りがドル/円を圧迫する一方、「バッドバンク」構想へ不透明感が強まっている事もドルの上値を重くした。


ユーロ/円(15時時点) 1ユーロ=114円14―20銭 前週末比1円26銭 円高

(概況)

欧州経済の悪化が一段と深刻化を増す一方、欧州中央銀行(ECB)が5日の定例理事会で追加利下げを行うとの観測が強まった事から、朝方からユーロ/円売りが一気に加速した。ユーロ/円は夕方からの欧州勢の参加に合わせて、一段の下値をさぐる公算が強い。

コメント(27)

2009年2月2日(米国時間)

<NY株式市場>

NYダウ  7936ドル75セント  前週末比64ドル11セント安

S&P500   825.44   前週末比0.44ポイント安

ナスダック   1494.43   前週末比18.01ポイント高

日経平均先物3月物(シカゴ) 7890円  大証比20円高

NY原油3月物 1バレル=40ドル08セント  前週末比1ドル40セント安

(概況)

この日発表された12月の個人消費支出(PCE)が市場予想を下回り、個人消費の減速による一段の景気悪化が懸念される一方、金融セクターへの救済策に関し不透明感が増している事が相場の重しとなった。ただ、同日発表の1月のISM製造業景気指数でやや改善の兆しが見えた事や、値ごろ感からハイテク株に買い戻しが入った事が相場を下支えする一面もあった。


<NY外国為替市場>

ドル/円  1ドル=89円45―50銭  前週末比40銭 円高

(概況)

12月の個人消費支出(PCE)が市場予想を下回る一方、1月のISM製造業景気指数でやや改善した事もあり、ドル/円は売り買いが交錯し序盤は方向感に欠ける場面が目立った。ただ、米国景気の先行きに対する悲観的な見方が強まっていくにつれて、ドルは徐々に弱含みの展開となっていった。


ユーロ/円 1ユーロ=114円80―85銭 前週末比45銭 円高

(概況)

5日の欧州中央銀行(ECB)の定例理事会での追加利下げ観測を織り込む形でユーロ/円売りが加速していたものの、この日は利益確定の動きやポジション調整の買い戻しが目立った。ただ、上値ではすかさず戻り売りも出るなど、ユーロの地合いの弱さも露呈している。
2009年2月3日(日本時間)

<株式市場大引け>

日経平均株価(東証)  7825円51銭  前日比48円47銭安

日経平均先物3月物(大証) 7770円  前日比100円安

日経平均先物3月物(シンガポール) 7785円  前日比95円安

東証1部売買代金  1兆3957億円

東証1部売買高    22億5897万株 

(概況)

世界経済の急速な減速傾向から国内外で企業業績悪化への懸念が広がるも、今週は欧米で相次ぐ重要イベントや米国での不良債権処理策を巡る動きを前に売り込み辛いムードもあり、市場では見送りムードが強まった。しかし、午後に日銀が銀行保有株の買い入れ再開を決定したと発表すると、需給改善への期待感から短期筋のショートカバーを誘い、日経平均は一時200円以上も急反発する場面もあった。ただ、日銀による保有株買い取りが株式市場に及ぼす効果は限定的であるとの見方から、こうした動きに追随する向きは限られ、買い戻しが一巡した後は上値の重さが目立ち、引けにかけては急速にポジション修正の売りに圧される格好となった。


<東京外国為替市場>

ドル/円(17時時点) 1ドル=89円71―74銭 前日比35銭 円安

(概況)

5日の欧州中央銀行(ECB)の定例理事会や7日の米国の雇用統計の発表などの重要イベントを控えている事に加え、ドル/円は通貨オプションに絡む思惑も重なり、総じて方向感に欠ける場面が目立った。日銀が銀行保有株の買い入れ再開を発表した事で、クロス円主導で一時円売りが強まり、ドル/円も90円付近まで上昇する場面もあったが、その後は株価の伸び悩みにつれてドル/円も押し戻される格好となっている。


ユーロ/円(17時時点) 1ユーロ=115円40―46銭 前日比1円75銭 円安

(概況)

欧州中央銀行(ECB)の定例理事会での追加利下げ観測を背景に下落していたユーロ/円だが、今日は利益確定の動きやポジション調整の買い戻しから反発した。そして、午後に日銀が銀行保有株の買い入れ再開を発表すると、クロス円中心に円売り圧力が強まり、ユーロ/円は一時116円台を回復する場面もあった。しかし、その後は株価の伸び悩みで円売りが一服すると共に、上値での戻り売りなどに圧された事から、ユーロ/円は伸び悩む展開となっている。
2009年2月4日(日本時間)

<株式市場>

日経平均株価(東証)  8038円94銭  前日比213円43銭高

日経平均先物3月物(大証) 8010円  前日比240円高

日経平均先物3月物(シンガポール) 8000円  前日比215円高

東証1部売買代金  1兆3935億円

東証1部売買高    20億4257万株 

(概況)

前日発表の米国の住宅関連指標に下げ止まりが見られた事や、一部の米国主力企業で業績が上振れた事を受け、景気や企業業績の悪化に対する過度の不安心理が後退し、幅広い銘柄に買い戻しを誘った事から、4日ぶりに日経平均は反発して取引を終えた。ただ、日経平均が8000円を上回る水準では戻り売り圧力も強い。今週後半には米国の雇用統計の発表を控えている事に加え、米国での景気刺激策やバッドバンク構想の行方に不透明感がくすぶっている事も、上値に対して慎重にさる一因となっている。


<東京外国為替市場>

ドル/円(17時時点) 1ドル=88円90―91銭 前日比82銭 円高

(概況)

前日のNY市場では通貨スワップ協定の延長などを背景に、ドル需要の逼迫懸念が後退し巻き戻しが強まったものの、東京時間においては5日の欧州中央銀行(ECB)の定例理事会を控え、様子見ムードが強まる一方、オプション行使に絡んだ思惑から、ドル/円は89円台半ば付近で膠着感の強い展開が続いた。ただ、夕方にかけて債券償還に絡んだと見られる豪ドル/円売りの煽りを受け、ドル/円も88円台後半まで下落している。


ユーロ/円(17時時点) 1ユーロ=115円51―56銭 前日比6銭 円安

(概況)

FRBによる通貨スワップ協定の延長などを受け、前日のNY市場ではユーロ買い戻しの動きが強まったものの、東京時間は午前にかけて戻り売りに圧される場面が目立った。その後、日経平均が堅調な動きを見せた事でクロス円全般に買い戻しが強まり、ユーロ/円も一時117円台まで反発する場面もあったものの、夕方にかけては豪ドル/円急落の煽りから、ユーロ/円も一時115円台前半まで急落した。
2009年2月5日(日本時間)

<株式市場>

日経平均株価(東証)  7949円65銭  前日比89円29銭安

日経平均先物3月物(大証) 7930円  前日比80円安

日経平均先物3月物(シンガポール) 7930円  前日比70円安

東証1部売買代金  1兆4655億円

東証1部売買高    21億8609万株 


<東京外国為替市場>

ドル/円(15時時点) 1ドル=89円28―30銭 前日比41銭 円安

ユーロ/円(15時時点) 1ユーロ=114円71―77銭 前日比65銭 円高
2009年2月6日(日本時間)

<株式市場>

日経平均株価(東証)  8076円62銭  前日比126円97銭高

日経平均先物3月物(大証) 8060円  前日比130円高

日経平均先物3月物(シンガポール) 8075円  前日比145円高

東証1部売買代金  1兆3685億円

東証1部売買高    19億7372万株 

(概況)

米国で厳格な時価会計基準の緩和などを含む新たな金融安定化策が模索されている事や、外為市場では急激に円安方向に振れている事も買い安心感を誘い、金融や輸出関連株などを中心に買い戻しが優勢となった。ただ、今夜の米国の雇用統計の発表を控えてイベントリスクが警戒される一方、ムーディーズによるトヨタの格下げのニュースや、週末を控えたポジション調整の動きも手伝って、買い戻しが一巡した後は上値の重い場面が目立った。


<東京外国為替市場>

ドル/円(17時時点) 1ドル=90円95―97銭 前日比1円47銭 円安

(概況)

時価会計の見直しなどを含む新たな金融安定策への期待感や、オプション辛みの思惑も重なり、前日のNY市場では一時92円台前半までドルが買い戻されたものの、今日の東京市場では今夜発表の雇用統計への警戒感や、出遅れた国内輸出企業によるドル売りから、ドル/円は90円台後半まで伸び悩んだ後もみ合う展開が続いている。


ユーロ/円(17時時点) 1ユーロ=116円11―17銭 前日比1円18銭 円安

(概況)

欧州中央銀行(ECB)が5日の定例理事会で政策金利を据え置いた事や、米国の新たな金融安定化策への期待感を背景に、前日のNY市場ではユーロ/円は一時118円台後半まで急反発したものの、今日の東京市場ではECBによる3月利下げの観測や、ロシアの通貨防衛に伴うユーロ/ドル売りが圧迫要因となり、ユーロ/円は一時115円後半まで急反落する場面もあった。
2009年2月6日(米国時間)

<株式市場>

NYダウ  8280ドル59セント  前日比217ドル52セント高

S&P500   868.60   前日比22.75ポイント高

ナスダック   1591.71   前日比45.47ポイント高

日経平均先物3月物(シカゴ) 8340円  大証比280円高

NY原油3月物 1バレル=40ドル17セント  前日比1ドル00セント安

(概況)

この日発表された1月の雇用統計は34年ぶりの落ち込みを見せたものの、雇用情勢の一段の悪化がかえって議会による景気刺激策の審議を加速させるとの見方が広がった事や、週明け9日にガイトナー財務長官が発表する新たな金融安定化策への期待感から、国有化懸念が広がっていたバンク・オブ・アメリカなどを筆頭に金融株への買い戻しが加速した事から、主要株価3指数は大幅に続伸して今週の取引を終了した。


<NY外国為替市場>

ドル/円  1ドル=91円85―90銭  前日比70銭 円安

(概況)

この日発表された1月の雇用統計で、雇用情勢の一段の悪化が浮き彫りとなったものの、逆に議会での景気刺激策の早期成立を促すのではとの見方が強まる一方、週明け発表のガイトナー財務長官による新たな金融安定化策への期待感から、リスク回避の動きが後退しドルを買い戻す動きが優勢となった。


ユーロ/円 1ユーロ=118円85―95銭 前日比2円30銭 円安

(概況)

米国の雇用情勢の一段の悪化を背景に景気刺激策の早期成立観測が強まりNY株が大幅高となった事や、週明けに発表される新たな金融安定化策への期待感から、リスク回避の動きが急速に後退し、ユーロ/円は急伸する展開となった。
2009年2月9日(日本時間)

<株式市場>

日経平均株価(東証)  7969円03銭  前週末比107円59銭安

日経平均先物3月物(大証) 7910円  前週末比150円安

日経平均先物3月物(シンガポール) 7945円  前週末比130円安

東証1部売買代金  1兆3394億円

東証1部売買高    19億1015万株  

(概況)

景気・金融政策への期待感を背景にした前週末のNY株高や、外為市場では円安の流れが強まっている事も好感され、金融や輸出関連株を中心に買い戻しが先行したものの、買いが一巡した後は戻り売りなどに圧され伸び悩む場面が目立った。9日のガイトナー財務長官による新たな金融安定化策の発表が10日に延期されるとの報道を受け、市場には失望感と共にその内容への警戒感が広がると、GLOBEXではNY株先物が軟化する一方、外為市場でも急速に円高が進行した事から、日経平均は取引終盤にかけ先物主導で急速に軟化していった。


<東京外国為替市場>

ドル/円(15時時点) 1ドル=91円16―19銭 前週末比24銭 円安

(概況)

米国での景気・金融政策への期待感から、前週末のNY市場でドルが買い戻された流れを引き継ぎ、早朝にかけてドル/円は一時92円40銭台まで急伸する場面もあった。しかし、その後は国内輸出企業による円買い・ドル売りに加え、米国での景気刺激策や金融安定化策の内容が当初よりも後退するとの見方が浮上し、GLOBEXのNY株先物の軟化や日経平均が下げに転じた事でリスク回避による円買いを誘発し、ドル/円は急速に伸び悩む展開となっている。


ユーロ/円(15時時点) 1ユーロ=117円81―87銭 前週末比1円74銭 円安

(概況)

米国での景気・金融政策への期待感からリスク回避の動きが急速に後退し、ユーロ/円は買い戻し先行により一時119円99銭まで急伸する場面もあった。しかし、その後は輸出の売りに加え、米国の景気・金融政策に対する期待感が後退した事を受け、円を買い戻す動きがクロス円にも波及すると、ユーロ/円は急速に下げ渋る展開となっている。
2009年2月10日(米国時間)

<NY株式市場>

NYダウ  7888ドル88セント  前日比381ドル99セント安

S&P500   827.16   前日比42.73ポイント安

ナスダック   1524.73   前日比66.83ポイント安

日経平均先物3月物(シカゴ) 7780円  大証比170円安

NY原油3月物 1バレル=37ドル55セント  前日比2ドル01セント安

(概況)

ガイトナー財務長官によって発表された新たな金融安定化策について、FRBによる流動性供給による信用市場の緩和や、不良債権に取り組むためのプログラムに政府が最大2兆ドルを拠出する方針を示したものの、具体策に乏しくその効果について懐疑的な見方が広がった事から、金融株などを中心に失望売りが膨らみ、主要株価3指数は大幅安となった。


<NY外国為替市場>

ドル/円  1ドル=90円45―50銭  前日比95銭 円高

(概況)

ガイトナー財務長官が発表した新たな金融安定化策について、その内容が具体策に乏しく、実効性についても懐疑的な見方が強まり、ドル/円はリスク回避の観点から売りが優勢となった。ただ一方で、ドルは対主要通貨で逃避的選好が強まると共に、バーナンキFRB議長が議会証言でFRBによる米国債の買い入れに言及しなかった事もドルをサポートし、ドル/円の下値を支える一因ともなった。


ユーロ/円 1ユーロ=116円80―85銭 前日比2円10銭 円高

(概況)

ガイトナー財務長官が発表した新たな金融安定化策への失望感からNY株が急落した事で、リスク回避の動きが急速に強まり、クロス円を中心に円買い戻しの動きが広がり、ユーロ/円も一時116円前半まで急落する場面もあった。
2009年2月12日(日本時間)

<株式市場>

日経平均株価(東証)  7705円36銭  前日比240円58銭安

日経平均先物3月物(大証) 7750円  前日比200円安

日経平均先物3月物(シンガポール) 7720円  前日比245円安

東証1部売買代金  1兆3263億円

東証1部売買高    19億2165万株 

(概況)

10日(米国時間)に発表された新たな金融安定化策が、具体策に乏しく市場の失望感を誘った事から、金融株などを中心に序盤から売りが先行した。午後に入るとドル/円で89円台後半まで円高が進んだ事で先物売りが加速し、一時7700円台を割り込む場面もあったものの、下値での年金系の買いを警戒する一方、明日のSQ算出を控えオプションラインの7750円が強く意識され、終盤にかけては下げ渋る展開となった。


<東京外国為替市場>

ドル/円(17時時点) 1ドル=90円14―17銭 前日比1円19銭 円高

(概況)

米国の新たな金融安定化策が失望感を誘うと共に、連休明けの東京株式市場が大幅安となった事でリスク回避の動きが優勢となり、ドル/円は午後にかけて一時89円台後半まで下落する場面もあった。ただ、週明け発表予定の国内の10−12月期GDP速報値の大幅な下振れを警戒し、一段の円買いには慎重なムードが強く、夕方にかけては様子見ムードから90円付近でもみ合う展開が続いた。


ユーロ/円(17時時点) 1ユーロ=116円61―67銭 前日比1円13銭 円高

(概況)

欧州中央銀行(ECB)による3月利下げ観測が浮上している事に加え、米国の金融安定化策への失望感から日経平均が大幅安となり、リスク回避の動きが強まった事でユーロ/円は一時115円台後半まで下落した。ただ、豪州の雇用統計の改善を手掛かりにクロス円全般に買い戻しが入った事や、週明け発表される国内の10−12月期GDP速報値の大幅な下振れが警戒され円の上値を抑えている。
2009年2月13日(日本時間)

<株式市場>

日経平均株価(東証)  7779円40銭  前日比74円04銭高

日経平均先物3月物(大証) 7770円  前日比20円高

日経平均先物3月物(シンガポール) 7785円  前日比65円高

東証1部売買代金  1兆3560億円

東証1部売買高    19億7742万株 

(概況)

3日続落による自律反発の動きに加え、米国政府が住宅ローン返済に給している一部の債務者へ補助金支給を検討していると伝わった事や、外為市場での円高一服の流れが安心感を誘い、日経平均は4営業日ぶりに反発した。ただ、週末には主要7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)や、週明けには国内の10−12月期のGDP速報値の発表を控えイベントリスクが警戒され、買い戻し一巡後は見送りムードから上値の重い場面が目立った。


<東京外国為替市場>

ドル/円(15時時点) 1ドル=91円00―02銭 前日比85銭 円安

(概況)

週末の主要7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)を控え様子見ムードが強かったものの、米国政府による住宅ローン債務者への補助を検討しているとの報道や、アジア株全般に堅調な動きだった事もドルのサポート要因となり、ドル/円は91円を挟み底堅い展開となった。


ユーロ/円(15時時点) 1ユーロ=117円60―66銭 前日比99銭 円安

(概況)

米国政府が住宅ローン借り手救済策の検討をしているとの報道を受け、日経平均やアジア株が堅調な動きを見せている事でリスク回避の動きが後退し、クロス円全般に買い戻しが優勢となり、ユーロ/円も一時118円台を回復した。ただ、週末開催されるG7を控え、徐々に様子見ムードが強まりつつある。
2009年2月13日(米国時間)

<NY株式市場>

NYダウ  7850ドル41セント  前日比82ドル35セント安

S&P500   826.84   前日比8.35ポイント安

ナスダック   1534.36   前日比7.35ポイント安

日経平均先物3月物(シカゴ) 7725円  大証比45円安

NY原油3月物 1バレル=37ドル51セント  前日比3ドル53セント高

(概況)

週末に主要7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)が開催される事や、16日(米国時間)がプレジデントデーで休場となる事もあり、総じて見送りムードが広がるものの、依然として金融セクターの不良債権処理に関する懸念がくすぶり、取引終盤にかけて金融株を中心に売り物が膨らんだ。


<NY外国為替市場>

ドル/円  1ドル=92円00―05銭  前日比1円10銭 円安

(概況)

週末の主要7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)でポンド安是正に向けた協議が行われるとの見方から、ポンド/円買いがドル/円買いにも波及する一方、週明け発表の国内の10−12月期GDP速報値の大幅な悪化に対する警戒感から、円買いポジションを調整する動きも、ドル/円をサポートした。


ユーロ/円 1ユーロ=118円50―55銭 前日比1円50銭 円安

(概況)

週末の主要7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)でのポンド安是正が議論されるとの見方がユーロをサポートする一方、週明け発表予定の国内の10−12月期GDP速報値の大幅な悪化を警戒し、ユーロ/円のポジション調整の動きも強まった。
ローマで開催されていた主要7か国財務相・中央銀行総裁会議(G7)は、持続的な経済成長や雇用創出を支え、金融部門の機能を強化するために、各国は機動的な財政出動や緩和的な金融政策を総動員するとともに、世界的な景気悪化を助長する保護主義的な動きに対して強い懸念を表明する共同声明を採択して閉幕した。

G7共同声明の要旨は以下の通りである。

1.景気の落ち込みは2009年の大半を通じて続く

2.世界金融システムの信頼を取り戻すためのさらなる行動を約束

3.経済成長と雇用を支え、金融部門を強化するため、あらゆる政策手段を用いることを再確認

4.金利の引き下げや財政出動などの各国の対策は、あわせて実施することで効果が増大

5.財政出動には、迅速な実施、支出と税制措置の組み合わせ、中期的な財政の持続性との整合性が必要

6.世界各国の素早いマクロ政策対応、とりわけ中国の景気刺激策と人民元相場の弾力化の取り組みを歓迎

7.為替相場の過度で急激な変動は、金融システムの安定を損なう。市場を注視

8.保護主義的な政策の回避、新たな貿易障壁の抑制、世界貿易機関(WTO)の多角的貿易交渉の決着への取り組みを約束


世界経済の悪化が2009年中も続くとの厳しい見通しを示し、急速に縮小する世界経済への先行きに懸念を表明した。金融システム不安が実体経済の悪化に拍車をかける「負の連鎖」を断ち切るため、金融政策では金融機関の資本増強のほか、不良資産の抜本処理など追加的な措置を講じる方針を確認した。

また、雇用と成長を支えて金融部門を強化するため、財政・金融両面で「各国が協調してあらゆる政策を総動員する」ことで合意し、G7が結束して世界的な金融・経済危機を封じ込める姿勢を鮮明にした。

取り分け財政政策については、「前倒しで迅速な実施」を図る方針を示し、歳出拡大と減税を適切に組み合わせて景気刺激を図ることを強調した。同時に、歳出拡大は時限的な措置にとどめて中期的な財政規律の維持に配慮することも打ち出した。

さらに極めて異例ながら、中国の財政出動や人民元の上昇につながる為替相場の柔軟化が、中国や世界経済の均衡の取れた成長につながると歓迎の意を表明した。

最後に、自由貿易体制が「世界の繁栄に不可欠」との認識に立ち、保護主義的な政策を排除することでも合意し、関税引き上げや自国製品の購入を優先する動きが強まっている現状に対し、「新たな貿易障壁を設けることを抑制する」と訴えた。
2009年2月16日(日本時間)

<株式市場>

日経平均株価(東証)  7750円17銭  前週末比29円23銭安

日経平均先物3月物(大証) 7720円  前週末比50円安

日経平均先物3月物(シンガポール) 7735円  前週末比50円安

東証1部売買代金  1兆452億円

東証1部売買高    15億6079万株  


<東京外国為替市場>

ドル/円(17時時点) 1ドル=91円58―61銭 前週末比41銭 円安

ユーロ/円(17時時点) 1ユーロ=116円77―80銭 前週末比1円14銭 円高
2009年2月17日(日本時間)

<株式市場>

日経平均株価(東証)  7645円51銭  前日比104円66銭安

日経平均先物3月物(大証) 7640円  前日比80円安

日経平均先物3月物(シンガポール) 7640円  前日比95円安

東証1部売買代金  1兆169億円

東証1部売買高    16億4330万株 


<東京外国為替市場>

ドル/円(15時時点) 1ドル=92円48―50銭 前日比92銭 円安

ユーロ/円(15時時点) 1ユーロ=116円92―94銭 前日比19銭 円安
2009年2月18日(日本時間)

<株式市場>

日経平均株価(東証)  7534円44銭  前日比111円07銭安

日経平均先物3月物(大証) 7580円  前日比60円安

日経平均先物3月物(シンガポール) 7560円  前日比80円安

東証1部売買代金  1兆1866億円

東証1部売買高    19億5698万株 

(概況)

世界的な景気後退の流れが一段と深刻化している事や、欧州系金融機関の不良債権処理にメドが立たず金融不安がくすぶっている事から、金融や輸出関連株を中心に売りが優勢となり、日経平均は3日続落となり年初来安値を更新した。ただ、下値での年金系による買いを警戒する一方、GMなど米国自動車メーカーの再建策提出を受けた今夜のNY市場の動きを見極めたいとして、一段と下値を叩くような動きは見られず、売り一巡後は様子見ムードが広がった。


<東京外国為替市場>

ドル/円(17時時点) 1ドル=92円56―59銭 前日比32銭 円安

(概況)

10−12月期の国内GDPの大幅な悪化や、中川財務・金融担当相の辞任に伴う国内政局の混乱を受け、円を売る動きが強まる一方、欧州でのくすぶり続ける金融不安を背景にドル/ユーロ買いが強まった事もドルのサポート要因となり、ドル/円は強含みの展開となった。ただ、今夜の米国の住宅関連指標や欧州銀の決算発表を控え、総じて様子見ムードが強く値動きは鈍い。


ユーロ/円(17時時点) 1ユーロ=116円76―81銭 前日比21銭 円安

(概況)

欧州圏の景気悪化の深刻化に伴い欧州系金融機関の格下げが検討されているとの報道などを受け、前日のNY市場ではユーロ売りが優勢となったものの、東京時間ではユーロ買い戻しの動きが優勢となり、ユーロ/円も夕方にかけて買い戻しが強まっている。
2009年2月19日(日本時間)

<株式市場>

日経平均株価(東証)  7557円65銭  前日比23円21銭高

日経平均先物3月物(大証) 7570円  前日比10円安

日経平均先物3月物(シンガポール) 7565円  前日比5円高

東証1部売買代金  1兆1648億円

東証1部売買高    18億6012万株 


<東京外国為替市場>

ドル/円(15時時点) 1ドル=93円44―49銭 前日比86銭 円安

ユーロ/円(15時時点) 1ユーロ=117円51―55銭 前日比76銭 円安
2009年2月20日(日本時間)

<株式市場>

日経平均株価(東証)  7416円38銭  前日比141円27銭安

日経平均先物3月物(大証) 7380円  前日比190円安

日経平均先物3月物(シンガポール) 7385円  前日比180円安

東証1部売買代金  1兆1674億円

東証1部売買高    18億9393万株 


<東京外国為替市場>

ドル/円(15時時点) 1ドル=94円12―17銭 前日比56銭 円安

ユーロ/円(15時時点) 1ユーロ=118円57―64銭 前日比76銭 円安
2009年2月20日(米国時間)

<NY株式市場>

NYダウ  7365ドル67セント  前日比100ドル28セント安

S&P500   770.05   前日比8.89ポイント安

ナスダック   1441.23   前日比1.59ポイント安

日経平均先物3月物(シカゴ) 7295円  大証比85円安

NY原油3月物 1バレル=38ドル94セント  前日比54セント安

(概況)

ドッド上院議員が一部銀行の国有化の可能性について言及した事から、財務悪化による経営不安説が浮上していたシティグループやバンク・オブ・アメリカなどを中心に銀行株が売られる一方、GM傘下の子会社「サーブ」が事実上破綻した事も再建に向けた動きに不透明感を強め、市場心理を冷やす格好となった。


<NY外国為替市場>

ドル/円  1ドル=92円30―35銭  前日比85銭 円高

(概況)

米国で一部銀行への国有化観測が浮上した事で、リスク回避の動きによる円買い・ドル売りが強まる一方、このところ積み上がった円売りポジションの調整の動きも相まって、ドル/円は一時92円台半ばまで下落する場面もあった。


ユーロ/円 1ユーロ=119円70―75銭 前日比35銭 円安

(概況)

シティグループやバンク・オブ・アメリカなどへの国有化観測を背景に、ユーロ/ドルで積み上がっていたショートポジションを巻き戻す動きが加速し、これがユーロ/円買いに波及する格好となった。
2009年2月23日(日本時間)

<株式市場>

日経平均株価(東証)  7376円16銭  前週末比40円22銭安

日経平均先物3月物(大証) 7380円  前週末比変わらず

日経平均先物3月物(シンガポール) 7375円  前週末比10円安

東証1部売買代金  1兆2057億円

東証1部売買高    21億3303万株  

(概況)

財務悪化の深刻化でシティグループなどへの一時国有化の観測が浮上する一方、国内でも商工ローン大手のSFCGが経営破綻するなど、国内外で金融セクターを巡る懸念が再燃した事が重しとなり、週明けの日経平均は続落して取引を終えた。ただ、米国政府がシティグループの普通株を40%近く取得するとの一部報道を受けNY株先物が反発する一方、日経平均が一時7200円割れ寸前まで下落した事で突っ込み警戒感が強まった事もあり、売り一巡後はショートカバーによって下げ渋る展開となった。


<東京外国為替市場>

ドル/円(15時時点) 1ドル=92円96―98銭 前週末比1円12銭 円高

(概況)

米国で一部銀行の国有化の観測が浮上する中、米国政府がシティグループの普通株を40%近く取得するとウォールストリート・ジャーナル紙(電子版)が報じた事を受け、ユーロ/ドルにショートカバーの動きが強まった事で、ドル/円は総じて軟調な展開となった。一時は92円70銭台まで下落する場面もあったものの、午後にかかけては週明けのNY市場の動きを見極めたいとの思惑から、もみ合う場面が目立った。


ユーロ/円(15時時点) 1ユーロ=119円88―94銭 前週末比1円39銭 円安

(概況)

米国政府がシティグループの普通株を40%近く取得するとの一部報道を受け、シカゴのNY株先物が反発する一方、アジア株も総じて堅調な動きを見せた事で、リスクテイクの動きが強まり、ユーロ/ドルを中心にユーロ買い戻しの動きが強まり、ユーロ/円も一時120円40銭台まで上昇する場面もあった。
2009年2月23日(米国時間)

<NY株式市場>

NYダウ  7114ドル78セント  前週末比250ドル89セント安

S&P500   743.33   前週末比26.72ポイント安

ナスダック   1387.72   前週末比53.51ポイント安

日経平均先物3月物(シカゴ) 7180円  大証比200円安

NY原油3月物 1バレル=38ドル44セント  前週末比50セント安

(概況)

米国政府がシティグループの普通株を最大で40%保有する可能性があるとの一部報道や、財務省やFRBなどの金融当局が金融システム安定化に向けた取り組みを強化すると共に、銀行の国有化観測を否定する共同声明を発表したものの、市場に渦巻く金融システム不安を払拭するには至らなかった。また、世界的な景気悪化から、今後一段と企業業績の悪化が深刻化するとの懸念が強まった事も、相場の重しとなった。


<NY外国為替市場>

ドル/円  1ドル=94円60―65銭  前週末比1円25銭 円安

(概況)

米国政府がシティグループの普通株を40%近く取得すると一部で報じられた事や、財務省やFRBなどの金融当局が金融システム安定化に向けた取り組みを強化すると共に、銀行の国有化観測を否定する共同声明を発表した事で、ドルへのショートカバーが急速に強まった。


ユーロ/円 1ユーロ=120円05―10銭 前週末比40銭 円安

(概況)

米国金融当局が金融システム安定化に向けた取り組みを強化すると共に、銀行の国有化観測を否定する共同声明を発表した事で、リスク回避の流れが和らいでユーロ/円も買い戻しが先行したが、その後はNY株の急落などを受けて急速に伸び悩む展開となった。
2009年2月24日(日本時間)

<株式市場>

日経平均株価(東証)  7268円56銭  前日比107円60銭安

日経平均先物3月物(大証) 7290円  前日比90円安

日経平均先物3月物(シンガポール) 7295円  前日比80円安

東証1部売買代金  1兆1685億円

東証1部売買高    20億2288万株 

(概況)

金融セクターを巡る懸念や景気悪化の深刻化による業績不安を背景に、前日のNY株が急落した流れを受け、海外勢などを中心に幅広い銘柄に売り注文が広がり、日経平均は昨年10月27日につけたバブル後最安値(終値ベース)を一時割り込むなど下値模索の展開となった。ただ、バブル後最安値をクリアした事で目先の達成感が出た事や、外為市場での円安の流れを受け輸出関連株に買い戻しが出た事もあり、後場にかけては下げ渋る場面が目立った。


<東京外国為替市場>

ドル/円(15時時点) 1ドル=95円31―33銭 前日比1円96銭 円安

(概況)

米国の金融当局が金融システム安定化に向けた取り組みを強化すると共に、銀行の国有化観測を否定した事で、ドルへの見直し買いが広がった事や、世界的な景気悪化の深刻化でドルへの逃避的な動きもあり、ドルは他の主要通貨に対しても買い戻しが強まっている。一方、国内の政治情勢の不透明感や経済情勢の悪化から、円はロングポジションを縮小する動きが一段と加速している。


ユーロ/円(15時時点) 1ユーロ=121円44―50銭 前日比48銭 円安

(概況)

仲値公示にかけてユーロ/円は軟調な場面が目立ち、一時119円台半ば付近まで下落したものの、その後はドル/円買いの流れがユーロ/円にも波及する一方、国内経済の急速な悪化から円買いポジションを閉じる動きが強まり、ユーロ/円はこの日の安値から2円近く反発している。
2009年2月24日(米国時間)

<株式市場>

NYダウ  7350ドル94セント  前日比236ドル16セント高

S&P500   773.14   前日比29.81ポイント高

ナスダック   1441.83   前日比54.11ポイント高

日経平均先物3月物(シカゴ) 7470円  大証比180円高

NY原油3月物 1バレル=39ドル96セント  前日比1ドル52セント高

(概況)

バーナンキFRB議長が上院での議会証言で、米国銀大手への国有化の必要性を否定した事から、このところの相場の重しとなっていた金融セクターを巡る懸念が後退し、幅広い銘柄に買い戻しの動きが広がった。ただ、12月のS&Pケース・シラー住宅価格指数は一段の悪化を見せると共に、2月の消費者信頼感指数も過去最低を記録するなど、足下の経済情勢はとうてい楽観を許さない状況が続いている。


<NY外国為替市場>

ドル/円  1ドル=96円60―65銭  前日比2円10銭 円安

(概況)

日本の政局の不透明感や経済情勢の悪化を背景にした円売りの流れが続いている事に加え、バーナンキFRB議長が議会証言において米国銀大手への国有化の必要性を否定した事がドル買い戻しをサポートし、ドル/円は一時96円94銭まで急伸する場面もあった。


ユーロ/円 1ユーロ=124円35―40銭 前日比4円30銭 円安

(概況)

日本の政局の不透明感や経済情勢の悪化を背景に、これまで積み上がっていた円買いポジションを圧縮する動きが強まる一方、バーナンキFRB議長の議会証言で銀行の国有化観測が後退した事もリスクテイクの流れを加速させ、ユーロ/円は4円以上も急伸した。
2009年2月25日(日本時間)

<株式市場>

日経平均株価(東証)  7461円22銭  前日比192円66銭高

日経平均先物3月物(大証) 7480円  前日比190円高

日経平均先物3月物(シンガポール) 7485円  前日比190円高

東証1部売買代金  1兆3954億円

東証1部売買高    22億3209万株 

(概況)

米国銀の国有化観測の後退によるNY株の急反発や、外為市場での急速な円安の進行など外部環境が好転する一方、底割れ懸念が強まっている株式市場の下支えの為に、公的資金による株式の買取り構想が浮上するなど、需給改善への期待感が強まっている事も好感され、日経平均は先物主導で4営業日ぶりに反発した。ただ、国内外で発表されているマクロ指標の内容は実体経済の一段の悪化を示すものとなっており、世界的な景気悪化への警戒感から実需筋は相変わらず見送り姿勢を維持している。


<東京外国為替市場>

ドル/円(15時時点) 1ドル=97円16―18銭 前日比1円81銭 円安

(概況)

日本の政局の不透明感や経済情勢の悪化を背景に円買いポジションの巻き戻しが続いている事に加え、世界的な景気悪化の深刻化や欧米の金融システム不安の再燃への警戒感から、リスク回避による逃避的なドル選好の流れが強まっており、ドル/円は海外のファンド系などを中心にした買い仕掛けにより、ストップロスを巻き込んで97円台前半まで急伸している。


ユーロ/円(15時時点) 1ユーロ=124円70―76銭 前日比3円16銭 円安

(概況)

日本の政局の不透明感や経済情勢の悪化を背景に積み上がっていた円買いポジションを圧縮する動きが強まる一方、NY株高を受けた日経平均の大幅高でリスクテイクの動きが広がった事もあり、ユーロ/円は一時125円台まで急上昇した。
2009年2月26日(日本時間)

<株式市場>

日経平均株価(東証)  7457円93銭  前日比3円29銭安

日経平均先物3月物(大証) 7430円  前日比50円安

日経平均先物3月物(シンガポール) 7440円  前日比45円安

東証1部売買代金  1兆2627億円

東証1部売買高    20億4911万株 

(概況)

外為市場での急ピッチな円安の進行を受け、国内輸出企業の交易条件が改善されるとの期待感から、輸出関連銘柄が買われると共に、3月期末を見据え政府による株価対策が本格化するとの需給改善期待も相まって買い戻しが先行した。ただ、買い戻しが一巡後は戻り売りなどに圧される一方、今夜発表の米国のの住宅関連指標やGMの決算内容への警戒感から手仕舞い売りが広がると、日経平均は午後にかけて急速に伸び悩む展開となっていった。


<東京外国為替市場>

ドル/円(15時時点) 1ドル=97円76―79銭 前日比61銭 円安

(概況)

日本の政治・経済情勢の不透明感を背景にした円買いポジションの巻き戻しの流れが継続していることに加え、リパトリエーションに絡んだドル買いもサポート要因となり、ドル/円は堅調な展開となった。ただ、このところの急ピッチなドル高への警戒感もあり、98円にトライする場面があったものの戻り売りに跳ね返されるなど、ここからもう一段の上値を試すには材料不足の観があった。


ユーロ/円(15時時点) 1ユーロ=124円31―37銭 前日比71銭 円高

(概況)

ウクライナの長期債の格下げを受けて欧州銀の不良債権拡大懸念が再燃した事で、ユーロ/円はこのところの買い戻しの流れも一服し、今日の東京市場では手掛かり難から株価睨みの展開に終始するなど、総じて方向感に欠ける場面が目立った。
2009年2月26日(米国時間)

<NY株式市場>

NYダウ  7182ドル08セント  前日比88ドル81セント安

S&P500   752.83   前日比12.07ポイント安

ナスダック   1391.47   前日比33.96ポイント安

日経平均先物3月物(シカゴ) 7405円  大証比25円安

NY原油3月物 1バレル=45ドル22セント  前日比2ドル72セント高

(概況)

オバマ大統領が予算教書を発表し、金融セクターに対する追加支援策を盛り込んだ事で金融株への買い戻しを誘ったものの、医療保険制度改革の一環としてメディケア(高齢者医療保険)関連の支出が削減されるとの見方が広がり、メルクなど医薬品株が売られた。また、この日発表された1月の耐久財受注額、1月の新築住宅販売件数、週間の新規失業保険申請件数がいずれも市場予想よりも悪化すると共に、注目のゼネラル・モーターズ(GM)の通期決算で3兆円もの最終赤字となった事も、市場心理を悪化させる一因となった。


<NY外国為替市場>

ドル/円  1ドル=98円45―50銭  前日比1円15銭 円安

(概況)

国内政局の混乱や経済情勢の悪化を受け、円買いポジションを巻き戻す動きが継続している事に加え、世界的な景気悪化が長期化するとの見方から、リスク回避による逃避的なドル選好の地合いもサポート要因となり、ドル/円は大幅に続伸する展開となった。


ユーロ/円 1ユーロ=125円45―50銭 前日比1円55銭 円安

(概況)

引き続き日本の経済情勢の悪化などを背景にした円売り地合いが続いている事に加え、欧州圏では金融セクターを巡る懸念が後退し、欧州株が堅調な動きを見せた事でリスクテイクの動きが復活した事も、ユーロ/円のサポート要因となった。
2009年2月27日(日本時間)

<株式市場>

日経平均株価(東証)  7568円42銭  前日比110円49銭高

日経平均先物3月物(大証) 7560円  前日比130円高

日経平均先物3月物(シンガポール) 7560円  前日比120円高

東証1部売買代金  1兆2988億円

東証1部売買高    19億7035万株 

(概況)

政府による株価対策への期待感や月末要因によるドレッシング買い期待から、年金系と見られる買いが確認される一方で、円安による交易条件の改善や生産調整による在庫調整の一巡から、国内輸出企業の業績悪化がひとまず底を打つとの見方が広がった事も買い安心感を誘った。ただ、月末や週末を控え徐々に見送りムードが広がる一方、海外勢による売りが継続している事も上値を抑える一因となり、取引終盤にかけては伸び悩む場面が目立った。


<東京外国為替市場>

ドル/円(15時時点) 1ドル=97円63―66銭 前日比29銭 円高

(概況)

国内の経済情勢の一段の悪化が懸念される中、1月の鉱工業生産指数が事前予想の範囲内に収まった事が安心感を誘い、朝方から円を買い戻す動きが先行した。また一方で、月末要因に基づく国内輸出企業による実需のドル売り・円買いや、ファンド系によるポジション調整のドル売りも加わり、ドル/円は昼過ぎにかけて早朝の98円台半ば付近から97円30銭台まで急落した。


ユーロ/円(15時時点) 1ユーロ=124円39―45銭 前日比7銭 円高

(概況)

国内の1月の鉱工業生産指数が事前予想の範囲内に収まった事を背景に、朝方から円を買い戻す動きが先行した。また、このところの急ピッチなユーロ/円の上昇を受けた利益確定の売りや、月末要因による国内輸出企業によるユーロ売り・円買いも圧迫要因となり、ユーロ/円は一時123円70銭台まで急落する場面もあった。
2009年2月27日(米国時間)

<NY株式市場>

NYダウ  7062ドル93セント  前日比119ドル15セント安

S&P500   735.09   前日比17.74ポイント安

ナスダック   1377.84   前日比13.63ポイント安

日経平均先物3月物(シカゴ) 7380円  大証比180円安

NY原油3月物 1バレル=44ドル76セント  前日比46セント安

(概況)

米国政府が保有するシティグループの優先株の一部を普通株に転換する救済策を発表したものの、既存の株主価値が74%も希薄化するとの懸念が拡がり、金融セクターへの売りを誘った。また、この日発表された10−12月期GDP改定値が年率換算で6.2%減と、速報値の3.8%から大幅に下方修正された事で、改めて景気悪化の深刻さが浮き彫りとなり、市場心理を一段と冷やす格好となった。


<NY外国為替市場>

ドル/円  1ドル=97円60―65銭  前日比85銭 円高

(概況)

米国政府が保有するシティグループの優先株の一部を普通株に転換する救済策への失望感や、米国の10−12月期GDP改定値が年率換算で6.2%減と大幅に下方修正された事を受け、このところ急ピッチに進んでいたドル買い戻しの動きが一服し、ドル/円は軟調な展開となった。


ユーロ/円 1ユーロ=123円50―55銭 前日比1円95銭 円高

(概況)

東欧地域の経済危機を受け欧州銀に対する懸念が強まっている事や、米国政府が発表した3回目のシティ救済策への失望感からリスク回避の動きが再燃する一方、このところ急ピッチに進んだユーロ高への反動も手伝って、ユーロ/円は売りが優勢となった。

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