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経済ニュース〜世界情勢コミュの東京・NYマーケット解説 2008年11月

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2008年11月3日(米国時間)

<株式市場>

NYダウ  9319ドル83セント  前週末比5ドル18セント安

S&P500   966.30   前週末比2.45ポイント安

ナスダック   1726.33   前週末比5.38ポイント高

日経平均先物12月物(シカゴ) 9080円  大証比630円高

NY原油12月物 1バレル=63ドル91セント  前週末比3ドル90セント安

(概況)

週明けのNY市場は、米国での金融危機の影響による急速な景気悪化から、10月のISM製造業景況感指数や新車販売台数が大幅に下ぶれ、米国の製造業を巡る環境が一段と厳しさを増す一方、3カ月物ドル建てロンドン銀行間取引金利(LIBOR)が引き続き低下傾向にあり、緊張状態にあったクレジット市場に落ち着きが見られる事が安心感を誘った。ただ、4日(米国時間)の大統領選を控え、市場は様子見ムードに包まれ、商い自体も閑散としており、前週末の終値を挟んで一進一退を繰り返すなど方向感にかける展開に終始した。


<NY外国為替市場>

ドル/円  1ドル=99円10―15銭  前週末比60銭 円安

(概況)

週明けのNY市場は、10月のISM製造業景況感指数が26年ぶりの低水準に落ち込むなど、米国景気の急速な悪化に対する警戒感からドル/円売りが先行し、一時98円30銭まで下落した。ただ、大統領選を前にしたイベントリスクからドル売りの動きは限定的で、またドルが他の主要通貨に対して強含みで推移していた事もサポート要因となり、売り一巡後はドル/円は急速に切り返していった。


ユーロ/円 1ユーロ=125円25―30銭 前週末比10銭 円高

(概況)

週明けのNY市場は、EUの欧州委員会がユーロ圏経済は7−9月に景気後退入りした見込みであることを明らかにする一方、今週にもECB理事会で追加利下げが決定されるとの見方が強まっている事が圧迫要因となり、ユーーロ/円売りが優勢となった。

コメント(33)

2008年11月4日(日本時間)

<株式市場大引け>

日経平均株価(東証) 9114円60銭  前週末比537円62銭高

日経平均先物12月物(大証) 9100円  前週末比650円高

日経平均先物12月物(シンガポール) 9105円  前週末比605円高

東証1部売買代金  1兆9030億円

東証1部売買高    22億5843万株 

(概況)

週明けの東京市場は、米国の大統領選を日本時間今夜に控え様子見ムードが広がる中、外為市場で円高修正の流れが続いている事や、金融危機回避に向けて世界的な協調体制が取られている事が投資家の安心感を誘い、金融株や輸出関連銘柄などを中心に買い戻しが先行して始まった。金融危機による負の連鎖を警戒した一時期のパニック的なムードが影を潜める一方、市場が落ち着きを取り戻した事でテクニカル的に売られ過ぎの水準にあった国際優良銘柄などに対する見直し買いの動きが広がると、日経平均は午後にかけて一段高の展開となり、終値ベースで9100円台を回復して終了した。ただ、大統領選の結果を見極めたいとの思惑から実需の商いは奮わず、あくまで先物へのショートカバーが主導する展開だった。


<東京外国為替市場>

ドル/円(17時時点) 1ドル=99円10−14銭 前週末比2円10銭 円安

(概況)

週明けの東京市場は、米国の大統領選を日本時間今夜に控え様子見ムードが広がる中、NY市場とほぼ同水準の99円台前半で始まった。その後、ファンド系による売り買いが交錯し、ドル/円は98円台で上下に振れ方向感に欠ける展開となった。午後に豪州中銀による市場予想を上回る0.75%の大幅利下げを受け、他の通貨にもに大幅利下げ観測が強まった事で、一時ドル/円も売りが優勢となる場面もあったが、日経平均が取引終了にかけて一段高となると円買いの動きも一服し、ドル/円は夕方にかけて再び99円台前半まで反発している。


ユーロ/円(17時時点) 1ユーロ=125円23−29銭 前週末比2円02銭 円安

(概況)

週明けの東京市場は、米国の大統領選を今夜に控え様子見ムードが広がる中、ユーロ圏の景気後退入りが重しとなる一方、豪州中銀の政策決定会合を控えた思惑が交錯し、ユーロ/円は午前にかけて123円から125円の間で値動きの荒い展開となった。しかし、午後に豪州中銀による市場予想を上回る大幅利下げを受け、他国にも大幅利下げ観測が強まった事で、ユーロ/円は一時123円42銭まで急落した。ただ、日経平均が午後に一段高となりリスク回避の動きが和らいだ事で円買いの動きも一服し、夕方にかけてはポジション調整によるユーロ/円の買い戻しから、125円台まで反発している。
2008年11月4日(米国時間)

<株式市場>

NYダウ  9625ドル28セント  前日比305ドル45セント高

S&P500   1005.75   前日比39.45ポイント高

ナスダック   1780.12   前日比53.79ポイント高

日経平均先物12月物(シカゴ) 9585円  大証比485円高

NY原油12月物 1バレル=70ドル53セント  前日比6ドル62セント高

(概況)

この日のNY市場は、大統領選の投票が始まり、新政権の下で本格的な金融危機への打開策や景気刺激策が打ち出されるとの期待感から、主要株価3指数は大幅高の展開となった。一部メディアの報道で、財務省が金融安定化法案に基づきノンバンクなどにも資本注入を検討していると伝わった事や、短期金融市場ではドル建てロンドン銀行間取引金利(LIBOR)の低下傾向が続き、信用収縮の流れに歯止めが掛かっている事などが好感され、金融株全般が買い戻しの対象となる一方、原油相場の急騰を受けエネルギー株も相場を牽引すると、大統領選挙当日としては過去最大の上げ幅を記録した。


<NY外国為替市場>

ドル/円  1ドル=99円65―70銭  前日比60銭 円安

(概況)

この日のNY市場は、米国の大統領選の投票が始まり、新政権に対する期待感を背景にNY株が急反発した事で、リスク回避の動きが一段と後退し、ドル/円は一時100円50銭台まで上昇する場面もあった。ただ、過度の緊張状態にあった短期金融市場が改善の方向に向かっている事を受け、投げ売り状態だったユーロ/ドルなどに巻き戻しの動きが強まった事がドルを圧迫し、ドル/円の上値を抑える側面もあった。


ユーロ/円 1ユーロ=129円45―50銭 前日比4円15銭 円安

(概況)

この日のNY市場は、世界的な株式市場の反騰ムードにより、リスク回避の動きが一段と緩和される一方、過度の緊張状態にあった短期金融市場が改善の方向に向かい、再び円キャリーポジションを構築する動きが強まっている事もサポート要因となり、ユーロ/円は一時131円目前まで急伸する場面もあった。
2008年11月5日(日本時間)

<株式市場大引け>

日経平均株価(東証) 9521円24銭  前日比406円64銭高

日経平均先物12月物(大証) 9520円  前日比420円高

日経平均先物12月物(シンガポール) 9545円  前日比445円高

東証1部売買代金  2兆3280億円
 
東証1部売買高    28億6591万株 

(概況)

今日の東京市場は、米国の新政権誕生への期待感からNY株が急反発した事や、外為市場でも過度の円高に対する修正の動きが継続している事も好感され、日経平均は大幅に続伸して始まった。ただ、朝方の買い戻しが一巡した後は、このところの急ピッチな戻りに対する警戒感から、戻り売りや利益確定の売りによって上値を抑えられ、午後にはオバマ候補が大統領選勝利の一報が伝わると、織り込み済みの結果に一時上げ幅を削る場面もあった。ただ、一時期のパニック的な売りが一巡し需給改善など環境面が好転している事や、大差で勝利したオバマ新政権への期待感などから、取引終了にかけては再び騰勢を強め、日経平均は終値ベースで9500円台を回復し高値引けとなった。


<東京外国為替市場>

ドル/円(17時時点) 1ドル=99円34―37銭 前日比24銭 円安

(概況)

今日の東京市場は、米国の大統領選の結果を見極めたいとの思惑から、見送りムードが強まり、ドル/円は99円台でもみ合う展開が続いた。午後にオバマ候補が大統領選勝利の一報が伝わると、結果を先取りしていた向きから利益確定の円買い・ドル売りが出た事で、ドル/円は99円前半まで下げ渋る場面もあった。ただ、対ユーロなどでドル買いの動きが強まった事が下支え要因となり、ドル/円の下値は限定的なものとなり、夕方にかけても底堅い動きを見せている。


ユーロ/円(17時時点) 1ユーロ=127円60―65銭 前日比2円33銭 円安

(概況)

今日の東京市場は、前日のNY市場での急激なユーロ買い戻しの反動から利益確定の売りが先行し、ユーロ/円は128円台半ばまで反落して始まった。その後、米国の大統領選の結果を見極めたいとの思惑から様子見ムードが強まっていたが、午後にオバマ氏勝利の一報が伝わると、織り込み済みの結果を受けた利益確定の円買い戻しの動きが急速に強まり、一時127円前半までユーロ/円は伸び悩んだ。その後、日経平均が取引終了にかけて上げ幅を拡大し、ユーロ/円も128円台後半まで反発する場面もあったものの、夕方にかけては再び利益確定の動きが優勢となり、伸び悩む展開が続いている。
2008年11月5日(米国時間)

<株式市場>

NYダウ  9139ドル27セント  前日比486ドル01セント安

S&P500   952.77   前日比52.98ポイント安

ナスダック   1681.64   前日比98.48ポイント安

日経平均先物12月物(シカゴ) 9155円  大証比365円安

NY原油12月物 1バレル=65ドル30セント  前日比5ドル23セント安

(概況)

この日のNY市場は、民主党のオバマ氏が予想通り大統領選に勝利した事で、これらを織り込む形で買い戻されていたNY株には利益確定の売りが先行した。その一方で、7日発表の10月雇用統計の前哨戦となる10月ADP全米雇用リポートや、10月のISM非製造業景況感指数が大幅に下振れるなど、米国の景気悪化の深刻さが一段と浮き彫りとなり、オバマ新政権も厳しい経済運営を迫られるとの見方から、市場に漂っていた楽観的なムードが一気に後退した事で、取引終了にかけて一段と売りを加速させていった。


<NY外国為替市場>

ドル/円  1ドル=98円00―05銭  前日比1円70銭 円高

(概況)

この日のNY市場は、雇用関連指標やサービス業の景況感の一段の悪化を示す指標の発表を受け、米国景気の先行きに対する悲観的な見方が強まりNY株が急落した事で、リスク回避の動きが再燃し、ドル/円は一時97円台後半まで急落する場面もあった。ただ、対主要通貨ではドル堅調の流れが継続し、ドル/円の下支えとなっているとの見方もあった。


ユーロ/円 1ユーロ=126円80―85銭 前日比2円60銭 円高

(概況)

この日のNY市場は、世界的な景気悪化懸念の再燃から欧米の株式市場が下落すると共に、6日のECB理事会で大幅な利下げに踏み切るのではとの観測が浮上した事から、このところ買い戻されていたユーロ/円に売り戻し圧力が強まった。
2008年11月6日(日本時間)

<株式市場大引け>

日経平均株価(東証) 8899円14銭  前日比622円10銭安

日経平均先物12月物(大証) 8800円  前日比720円安

日経平均先物12月物(シンガポール) 8860円  前日比690円安

東証1部売買代金  1兆9988億円

東証1部売買高    23億7634万株 

(概況)

今日の東京市場は、米国の大統領選も終わり市場の焦点が再び金融問題や実体経済の動向に移る中、米国ではマクロ指標の悪化から景気後退への懸念が再燃しNY株が急落する一方、外為市場ではリスク回避による円買い圧力が再燃した事が重しとなり、日経平均は急反落して始まった。その後も、テクニカル的なスピード調整への一服感から、利益確定の売りが相場全体を圧迫し続け、日経平均は再び9000円台を割り込む展開となった。このところ期待感や楽観ムード先行で戻りを試す展開だったものの、ひとたび現実に引き戻されると世界経済の先行きには悲観的な状況ばかりが横たわり、今後は企業業績の下振れが避けられない中で上値に対しては慎重にならざるを得ない状況が強まりそうだ。


<東京外国為替市場>

ドル/円(17時時点) 1ドル=97円88―94銭 前日比1円47銭 円高

(概況)

今日の東京市場は、雇用関連指標やサービス業の景況感の一段の悪化を示す指標の発表を受け、米国景気の先行きに対する悲観的な見方が強まり、前日のNY株が急落した事でリスク回避の動きが再燃し、ドル/円は売りが先行して始まった。その後も、日経平均やアジア株の下落が重しとなり円買い圧力が強まったものの、一方では対主要通貨でドルのレパトリエーション(資金の本国還流)が下支え要因となり、ドル/円の下値を支え底堅さもうかがえた。


ユーロ/円(17時時点) 1ユーロ=125円91―95銭 前日比1円70銭 円高

(概況)

今日の東京市場は、世界的な景気悪化懸念の再燃から欧米の株式市場が下落すると共に、6日のECB理事会で大幅な利下げに踏み切るのではとの観測が浮上した事を受け、ユーロ/円は売りが先行して始まった。その後も、アジア株安などを背景にクロス円でリスク回避の動きが加速すると、ユーロ/円は一時125円27銭まで下げを拡大する場面もあった。
2008年11月6日(米国時間)

<株式市場>

NYダウ  8695ドル79セント  前日比443ドル48セント安

S&P500   904.88   前日比47.89ポイント安

ナスダック   1608.70   前日比72.94ポイント安

日経平均先物12月物(シカゴ) 8370円  大証比430円安

NY原油12月物 1バレル=60ドル77セント  前日比4ドル53セント安

(概況)

この日のNY市場は、世界的な景気後退懸念が一段と強まり、アジア・欧州の株式市場が急落した流れを受け続落して始まった。朝方発表された週間の新規失業保険申請件数が引き続き高水準にあり、7日発表の10月の雇用統計への警戒感が広がる一方、10月の小売各社の既存店売上高が予想外に減少し、個人消費の減速が一段と鮮明になるなど、長期的且つ深刻な景気悪化に対する懸念が広がった事で売り一色となり、ほぼ右肩下がりに下げ幅を拡大していった。こうした世界的な景気悪化を阻止する為、この日も欧州各国による金融緩和政策が取られたものの、相場上昇への手掛かりとはなっておらず、来週開催予定のG20金融サミットへ向けて、各国は一段の追加政策を求められる状況に追い込まれる可能性もあろう。


<NY外国為替市場>

ドル/円  1ドル=97円70―75銭  前日比30銭 円高

(概況)

この日のNY市場は、アジア・欧州の株式市場が急落しリスク回避の動きが強まったものの、ECBやイングランド銀行の利下げを受け、対欧州通貨でのドル買いがサポート要因となり、ドル/円は一時98円70銭付近まで上昇する場面もあった。ただ、その後は景気悪化の深刻さからNY株が急落した事からドルが圧迫され、ドル/円は値をじりじりと水準を切り下げる展開となった。


ユーロ/円 1ユーロ=124円25―30銭 前日比2円55銭 円高

(概況)

この日のNY市場は、世界的な景気後退の波が勢いを増す中、欧州圏の景気減速を回避する為にECBが0.5%の政策金利の引き下げが発表されたものの、市場予想の範囲内だった事が失望感を誘う一方、早晩ECBは追加的な利下げに追い込まれるだろうとの見方が広がり、ユーロ/円売りに拍車をかける格好となった。
2008年11月7日(日本時間)

<株式市場大引け>

日経平均株価(東証) 8583円00銭  前日比316円14銭安

日経平均先物12月物(大証) 8660円  前日比140円安

日経平均先物12月物(シンガポール) 8605円  前日比265円安

東証1部売買代金  2兆1896億円

東証1部売買高    27億1704万株 

(概況)

今日の東京市場は、米国発の金融危機の影響による世界経済の急減速や、外為市場での急激な円高の進行を背景に、前日発表のトヨタの4−9月期中間決算では営業利益が事前予想よりも1兆円も下回ると共に、通期の業績予想も大幅に下方修正した事に対する衝撃が市場を駆け巡り、輸出関連銘柄などを中心に業績不安の高まりから大幅続落して始まった。その後、先物主導で売りが加速していくと、日経平均は午前中頃にかけて一時600円超下げる場面もあった。ただ、その後は下値での年金系による買いが観測される一方、午後にかけてはGLOBEXが堅調に推移している事や、外為市場での円高一服もサポート要因となると、日経平均は急速に下げ渋る展開となった。しかしながら、今夜の米国の雇用統計の発表を控えてイベントリスクを警戒され、取引終了にかけては手仕舞い売りから再び弱含んだ。


<東京外国為替市場>

ドル/円(15時時点) 1ドル=97円47―52銭 前日比43銭 円高

(概況)

今日の東京市場は、米国での深刻な景気後退懸念からNY株が急落した事を受け、リスク回避によるドル/円は売りが先行して始まった。その後も、トヨタショックを背景に日経平均が急落すると、クロス円を中心に一段と円買い圧力が強まり、ドル/円も一時96円75銭まで下げ幅を拡大する場面もあった。ただ、その後は株価の下げ渋りやGLOBEXの堅調地合いにつれて円買い圧力も後退し、ドル/円は97円半ばまで反発するなど方向感に欠ける展開が続いている。今夜の米国の雇用統計やGMの決算発表を控え様子見ムードが強く、売り買い共に積極的に仕掛ける向きは見当たらない。


ユーロ/円(15時時点) 1ユーロ=124円09―19銭 前日比1円83銭 円高

(概況)

今日の東京市場は、欧州圏の深刻な景気後退懸念に加え、ECBによる0.5%の利下げが市場の失望感を誘い、ユーロ/円は大幅続落して始まった。その後、日経平均が600円を超す下げを記録するとリスク回避の動きが一段と加速し、ユーロ/円は一時122円48銭まで急落した。ただ、午後に入って日経平均が急速に下げ渋るにつれ、ユーロ/円も買い戻しの動きが強まり、124円台後半まで反発するなど株価睨みの展開に終始し、方向感を欠く展開となっている。
2008年11月7日(米国時間)

<株式市場>

NYダウ  8943ドル81セント  前日比248ドル02セント高

S&P500   930.99   前日比26.11ポイント高

ナスダック   1647.40   前日比38.70ポイント高

日経平均先物12月物(シカゴ) 8845円  大証比185円高

NY原油12月物 1バレル=61ドル04セント  前日比27セント高

(概況)

この日のNY市場は、注目の10月の雇用統計が発表され、非農業部門雇用者数が24万人減で失業率は6.5%と市場予想よりも悪化したものの、雇用情勢の悪化は既に織り込み済みだった事で目立った反応は見られず、連日の急落による値ごろ感から下値を拾う動きが強まった事や、FRBによる追加利下げ観測の浮上などもサポート要因となり、主要株価3指数は反発した。ただ、この日もう一つ注目されていたGMの7−9月期決算だが、42億ドルもの巨額の赤字を計上すると共に、新規の資金調達が出来なければ年末までに手元の運転資金が枯渇する可能性があるとの見通しを示すなど、自動車産業の抱える経営環境の厳しさを改めて浮き彫りにする結果となった。


<NY外国為替市場>

ドル/円  1ドル=98円20―25銭  前日比50銭 円安

(概況)

この日のNY市場は、10月の雇用統計が市場予想よりも悪化した事を受け、一時ドル/円売りが先行した。しかし、雇用統計悪化は想定の範囲内との見方が徐々に強まると共に、連日の急落後でリバウンド期待からNY株が急反発した事でリスク回避の動きが後退すると、ドル/円にはショートカバーの動きが強まり、この日の安値である96円90銭台から1円以上反発した。


ユーロ/円 1ユーロ=125円25―30銭 前日比95銭 円安

(概況)

この日のNY市場は、米国の10月の雇用統計の悪化から、世界的な景気悪化への懸念が一段と強まり、リスク圧縮の動きからユーロ/円は一時123円台後半まで下落する場面もあった。ただ、売り一巡後はNY株の急反発を受けた円の売り戻し圧力から、ユーロ/円も下値から切り返す展開となり、一時は126円台半ば付近まで買い戻された。
2008年11月10日(日本時間)

<株式市場大引け>

日経平均株価(東証) 9081円43銭  前週末比498円43銭高

日経平均先物12月物(大証) 9120円  前週末比460円高

日経平均先物12月物(シンガポール) 9100円  前週末比485円高

東証1部売買代金  1兆6581億円

東証1部売買高    21億2395万株 

(概況)

週明けの東京市場は、金融危機の影響による世界的な景気減速懸念が広がる中、15日にワシントンで開催される金融サミットに先立ち、G20財務相・中央銀行総裁会議において景気の下支えの為に各国による財政出動の方向が確認された事や、中国が今後2年間で約57兆円規模の景気刺激策を発表した事などが好感され、日経平均は急反発して始まった。前週末にかけての急落を受けた自律反発期待や、外為市場での円高一服の動きもサポート要因となると、日経平均は一気に9000円台を回復する展開となった。ただ、前週末発表の米国の10月の雇用統計を見ても、足下での景気後退の流れは一段と強まっており、決して楽観できるような状況でもない事から、実需の商いは見送られ、先物主導の相場展開の観は否めなかった。


<東京外国為替市場>

ドル/円(17時時点) 1ドル=99円09−12銭 前週末比1円51銭 円安

(概況)

週明けの東京市場は、前週末のNY株高などを受けたドル/円のショートカバーの流れを引き継ぎ急反落して始まった。その後、中国による57兆円規模の景気刺激策などを好感し日経平均が急反発すると、クロス円中心に円売りが加速しドル/円も99円台前半まで上昇した。ただ、米国の景気の先行きに対する慎重な見方から、一段とドルを買い進める動きは限定的で、ショートカバーが一巡した後は99円を挟んで上値の重い展開となり、方向感に乏しい展開が続いている。


ユーロ/円(17時時点) 1ユーロ=126円94銭−127円02銭 前週末比2円65銭 円安

(概況)

週明けの東京市場は、成長の鈍化が目立ってきた中国が57兆円規模の景気刺激策を発表した事などを好感し、日経平均が急反発した事から、クロス円中心に円の売り戻し圧力が強まり、ユーロ/円を買い戻す流れが先行した。一時は127円90銭台まで急反発する場面もあったものの、欧州経済は景気・金融の両面で深刻なリスクを抱えており、買い戻しが一巡した後はユーロ/円は上値の重い展開となり伸び悩んだ。
2008年11月10日(米国時間)

<株式市場>

NYダウ  8870ドル54セント  前週末比73ドル27セント安

S&P500   919.28   前週末比11.78ポイント安

ナスダック   1616.74   前週末比30.66ポイント安

日経平均先物12月物(シカゴ) 8980円  大証比140円安

NY原油12月物 1バレル=62ドル41セント  前週末比1ドル37セント高

(概況)

週明けのNY市場は、中国による57兆円規模の景気刺激策や、G20財務相・中央銀行総裁会議において各国による財政出動の方向が示された事を好感し、NY株も続伸して始まった。しかし、ゴールドマン・サックスの9−11月期決算が初の赤字に転落するとの見通しが伝わり金融株への売りが強まる一方、ゼネラル・モーターズが深刻な経営悪化から資金繰りへの警戒感が強まると共に、目標株価をゼロに引き下げられた事で、米国の企業業績への懸念が再燃し、朝高後は売りに圧される展開となった。


<NY外国為替市場>

ドル/円  1ドル=98円00―05銭  前週末比25銭 円高

(概況)

週明けのNY市場は、中国による57兆円規模の景気刺激策などを好感し、NY株が続伸して始まった事から、ドル/円は99円台前半まで反発して始まった。しかしながら、米国の企業業績への懸念が再燃しNY株が下げに転じると、ドル/円もリスク回避の動きから売り圧力が強まり、一時は97円台半ばまで急反落する場面もあった。


ユーロ/円 1ユーロ=124円95―00銭 前週末比30銭 円高

(概況)

週明けのNY市場は、中国による57兆円規模の景気刺激策がユーロ圏経済を下支えするとの見方から、ユーロ/円を買い戻す動きが先行した。しかし、世界的な景気減速に対し中国の景気刺激策だけでは不十分との見方が強まる一方、トリシェECB総裁が追加利下げを示唆した事も圧迫要因となり、ユーロ/円には急速に売り戻しが強まった。
2008年11月11日(日本時間)

<株式市場大引け>

日経平均株価(東証) 8809円30銭  前日比272円13銭安

日経平均先物12月物(大証) 8780円  前日比340円安

日経平均先物12月物(シンガポール) 8775円  前日比330円安

東証1部売買代金  1兆6924億円

東証1部売買高    20億8189万株 

(概況)

今日の東京市場は、AIGへの公的支援の拡大やファニー・メイの巨額の赤字決算など、金融セクターを巡る懸念が再燃する一方、GMの経営不安説や家電量販店のサーキット・シティの破綻などネガティブなニュースが相次いだ事に加え、外為市場ではリスク回避による円買いが強まっている事なども嫌気され、日経平均は先物主導で急反落して始まった。一時は8700円を割り込む寸前まで下落する場面もあったものの、午後にオバマ次期大統領がブッシュ大統領に対し自動車業界の緊急支援策を要請したとの一部報道を受け、短期筋による先物へのショートカバーから一時9000円台を回復するなど、先物での思惑的な売買から値動きの荒い展開となった。そして、取引終了にかけては薄商いの中で再び売り方優勢の地合いとなり、日経平均は高値からじりじりと水準を切り下げていった。


<東京外国為替市場>

ドル/円(17時時点) 1ドル=97円55―58銭 前日比1円57銭 円高

(概況)

今日の東京市場は、中国による大規模な景気刺激策への期待も束の間、米国の実体経済の悪化から企業業績の先行き懸念が再燃した事から、リスク回避の動きからドル/円は反落して始まった。その後、日経平均が下げ幅を拡大する場面では、一時97円48銭まで下落する場面があったものの、午後にオバマ次期大統領による自動車業界への救済策の一部報道を受け株価が急速に下げ渋ると、ドル/円は98円31銭まで反発するなど、株価睨みの展開で方向感を欠く場面が続いた。米国時間11日はベテランズ・デーによる祝日の為、見送りムードから商いは閑散としている。


ユーロ/円(17時時点) 1ユーロ=124円10―15銭 前日比2円99銭 円高

(概況)

今日の東京市場は、世界的な景気減速懸念が再燃し中国の景気刺激策への期待感が剥落する一方、トリシェECB総裁が追加利下げを示唆した事が重しとなり、ユーロ/円は急反落して始まった。午前にかけて日経平均が下げ幅を拡大する場面では、一時123円81銭まで下げを拡大したものの、午後に日経平均が急速に下げ渋る場面では125円48銭まで反発するなど、株価睨みで方向感を欠く展開が続いた。
2008年11月12日(日本時間)

<株式市場大引け>

日経平均株価(東証) 8695円51銭  前日比113円79銭安

日経平均先物12月物(大証) 8740円  前日比40円安

日経平均先物12月物(シンガポール) 8745円  前日比35円安

東証1部売買代金  1兆6701億円

東証1部売買高    20億7653万株 


<東京外国為替市場>

ドル/円(17時時点) 1ドル=97円94―97銭 前日比30銭 円安

ユーロ/円(17時時点) 1ユーロ=123円43―49銭 前日比84銭 円高
2008年11月12日(米国時間)

<株式市場>

NYダウ  8282ドル66セント  前日比411ドル30セント安

S&P500   904.88   前日比46.65ポイント安

ナスダック   1608.70   前日比81.69ポイント安

日経平均先物12月物(シカゴ) 8165円  大証比575円安

NY原油12月物 1バレル=56ドル16セント  前日比3ドル17セント安

(概況)

この日のNY市場は、家電量販店大手ベスト・バイが通期の利益見通しを引き下げた事や、百貨店メーシーズの8―10月期決算が予想外の赤字に転落するなど、個人消費の悪化が一段と加速しているとの見方が重しとなり、NY株は大幅に続落して始まった。その後、ポールソン財務長官が金融安定化法による公的支援の枠組みを個人向けローンにまで拡大する一方、当初予定されていた不良債権化した住宅ローン資産の買い取りに対し消極的な姿勢を示した事から、金融セクターを巡る懸念が再燃し取引終盤にかけて一段安の展開となった。


<NY外国為替市場>

ドル/円  1ドル=94円90―95銭  前日比3円05銭 円高

(概況)

この日のNY市場は、個人消費の悪化が一段と深刻化を増している事を背景に、NY株が急落して始まった事から、リスク回避によるドル/円売りが先行して始まった。その後、ポールソン財務長官が金融安定化法の方針を転換し、公的支援の枠組みを広げる一方、焦点の不良化した住宅ローン債権の買取りを見送る方針を示した事で、金融セクターを巡る懸念の再燃から一段とドル売りが加速し、夕方にかけて一時94円49銭までドル/円は急落していった。


ユーロ/円 1ユーロ=118円25―30銭 前日比4円05銭 円高

(概況)

この日のNY市場は、米国での個人消費の急速な悪化を受け、NY株が急落して始まった事を受け、リスク回避の動きが一段と加速し、ユーロ/円も序盤から売り一色となった。その後、財務省が金融安定化法の方針を転換するとの発表を受け、金融市場を巡る混乱が再燃するとの懸念が広がり、一段とリスクポジションを解消する動きが加速し、ユーロ/円は夕方にかけて一段安の展開となっている。
2008年11月13日(日本時間)

<株式市場大引け>

日経平均株価(東証) 8238円64銭  前日比456円87銭安

日経平均先物12月物(大証) 8260円  前日比480円安

日経平均先物12月物(シンガポール) 8260円  前日比480円安

東証1部売買代金  1兆7576億円

東証1部売買高    21億9245万株 

(概況)

今日の東京市場は、米国で個人消費の悪化が一段と深刻化すると共に、外為市場での急激な円高の進行で輸出関連企業の業績悪化懸念が強まる一方、財務省が金融安定化法に基づく不良債権の買取り方針の転換を示唆した事で、米国での金融不安が再燃した事もあり、日経平均は大幅に続落して始まった。その後も買い手不在の中を安値圏での値動きを続け、午後には明日のSQ算出を控えた思惑から、仕掛け的な売りが強まると一時8100円台まで下値を切り下げる場面もあった。金融・景気の両面で深刻な不安要素を抱える中、テクニカル的な値ごろ感はあっても金融サミットの結果を見極めるまでは、下値を拾う動きも限定的となる公算が強い。


<東京外国為替市場>

ドル/円(17時時点) 1ドル=95円61―64銭 前日比2円33銭 円高

(概況)

今日の東京市場は、米国における個人消費の冷え込みから景気後退の流れが一段と強まる一方、ポールソン財務長官の発言を機に金融不安が再燃した事から、リスク回避によるドル/円売りが先行して始まった。しかし、ドル売りの動きも朝方で一巡し、その後は久々の安値水準と言う事でドルの押し目買いや、実需筋によるドル買いがサポートし、ドル/円は仲値にかけて96円台前半まで反発した。ただ、内外で景気・金融の両面で不安要素を抱える中、リスクポジションを積極的に取りにいこうとする向きは少ない上に、14日からの金融サミットの内容を見極めたいとの思惑も働き、様子見ムードから小幅なレンジでのもみ合いが続いている。


ユーロ/円(17時時点) 1ユーロ=118円71―76銭 前日比4円75銭 円高

(概況)

今日の東京市場は、欧州経済の減速傾向が一段と強まり、ECBによる追加利下げ観測が浮上する一方、米国で金融不安が再燃している事が重しとなり、リスク回避による円キャリーポジション縮小でユーロ/円売りが先行して始まった。しかし、その後はリスク回避によるユーロ/円売りも一巡し、実需筋によるユーロ買いなどがサポート要因となり、昼過ぎにはユーロ/円は一時120円台前半まで下げ渋る場面もあった。ただ、ドル/円同様にユーロ/円の反発もショートカバーの域を出ず、上値では戻り売り圧力に圧される場面が目立ち、総じて方向感を欠く展開となっている。
2008年11月13日(米国時間)

<株式市場>

NYダウ  8835ドル25セント  前日比552ドル59セント高

S&P500   911.29   前日比58.99ポイント高

ナスダック   1596.70   前日比97.49ポイント高

日経平均先物12月物(シカゴ) 8855円  大証比595円高

NY原油12月物 1バレル=58ドル24セント  前日比2ドル08セント高

(概況)

この日のNY市場は、自律反発期待の買い戻しが先行したものの、週間の新規失業保険申請件数の増加による雇用情勢の悪化や、前日のインテルの通期の業績見通し引き下げなど、景気の先行きに対する見方が一段と厳しさを増す一方、財務省が不良債権買取りの方針を見送った事なども重しとなり、その後は売りが優勢となりNYダウは一時8000ドルを割り込む場面もあった。ただ、8000ドルを割り込んだ事で目先の達成感が広がる一方、このところの急落で割安感が出た事もあり、午後にかけては急速に買い戻しの動きが強まると、NY株はこの日の安値水準から急反発し、NYダウは過去5番目の上げ幅を記録した。


<NY外国為替市場>

ドル/円  1ドル=97円65―70銭  前日比2円70銭 円安

(概況)

この日のNY市場は、明日からの金融サミットを控え様子見ムードが広がる中、ドル/円は株価睨みの展開となった。NYダウが一時8000ドルを割り込む場面では、ドル/円も一時95円台前半まで下落したものの、午後にNY株が急反発する面ではショートカバーの動きが一気に強まり、ドル/円は一時98円台前半まで急反発している。


ユーロ/円 1ユーロ=124円75―85銭 前日比6円50銭 円安

(概況)

この日のNY市場は、欧州経済の急速な減速に対する懸念や、NYダウが一時8000ドルを割り込みリスク回避の動きが強まった事から、ユーロ/円は一時118円台半ば付近まで下落する場面があった。しかし、午後にNY株が急反発する場面ではリスク回避の動きが急速に後退し、ユーロ/円に対するショートカバーが一気に強まっていった。
2008年11月14日(日本時間)

<株式市場大引け>

日経平均株価(東証) 8462円39銭  前日比233円75銭高

日経平均先物12月物(大証) 8480円  前日比220円高

日経平均先物12月物(シンガポール) 8510円  前日比255円高

東証1部売買代金  1兆7202億円
 
東証1部売買高    20億9821万株 

(概況)

今日の東京市場は、NY株が自律反発による買い戻しから急反発した事や、外為市場でも大きく円安方向に戻している事が買い安心感を誘い、日経平均は急反発して始まった。ただ、景気・金融の両面で不安材料を抱えている事に加え、今夜からの金融サミットを控えた警戒感もあり、買い戻しが一巡した後は戻り売りから上値を抑えられる場面が目立った。取り分け海外勢による換金売りと見られる動きが上値を圧迫する一方、午後にかけては週末要因による手仕舞い売りが重なった事で、日経平均は一段と伸び悩みの様相を強めた。


<東京外国為替市場>

ドル/円(15時時点) 1ドル=97円06―10銭 前日比1円41銭 円安

(概況)

今日の東京市場は、NY株の大幅高を受けてリスク回避の動きが後退した事で、ドル/円は買い戻しが先行し急反発して始まった。しかし、その後は利益確定のドル/円売りや、国内輸出企業による円買いの動きが拡がった事から、ドル/円は昼前にかけて98円台前半から96円台後半まで反落した。ただ、そうした動きも午前で一巡し、午後にかけては週末の金融サミットの動向を見極めたいとの思惑から、市場は様子見ムードに包まれ、97円を挟んでもみ合う展開が続いている。


ユーロ/円(15時時点) 1ユーロ=123円76―82銭 前日比5円09銭 円安

(概況)

今日の東京市場は、NY株の急反発を受けてリスク回避の動きが後退し、対主要通貨で円の売り戻し圧力が強まった事から、ユーロ/円も急反発して始まり、朝方には一時125円72銭まで上昇する場面もあった。しかし、買い一巡後は利益確定の売りや、実需筋による円買いの動きが上値を抑え、ユーロ/円は123円台まで急反落するなど値動きの荒い展開となった。ただ、午後にかけては金融サミットを控えた様子見ムードから、動意の薄い展開に終始している。
2008年11月14日(米国時間)

<株式市場>

NYダウ  8497ドル31セント  前日比337ドル94セント安

S&P500   873.29   前日比38.00ポイント安

ナスダック   1516.85   前日比79.85ポイント安

日経平均先物12月物(シカゴ) 8450円  大証比30円安

NY原油12月物 1バレル=57ドル04セント  前日比1ドル20セント安

(概況)

この日のNY市場は、10月の小売売上高が調査開始以来の落ち込みを見せる一方、小売各社や携帯電話関連企業による業績見通しの下方修正が相次いだ事から、個人消費の悪化が想像以上に深刻で、景気後退が長期化するのではとの懸念が広がり、主要株価3指数は大幅安の展開となった。ただ、前日に引き続きこれといった材料もない中を午後にかけて安値から切り返し、一時プラス圏に浮上する場面もあったものの、取引終了にかけては再び急落するなど、方向感に欠け値動きの荒い展開となった。


<NY外国為替市場>

ドル/円  1ドル=97円10―15銭  前日比60銭 円高

(概況)

この日のNY市場は、今日から始まるG20金融サミットの行方を見極めたいとの思惑から手控えムードが広がる中、個人消費の急減速などからNY株が急落しリスク回避の動きが強まる場面では、ドル/円は一時96円付近まで下落したものの、一方でリパトリなどを背景に対主要通貨でのドル選好が下支え要因となり、ドル/円の下値は限定的なものとなった。


ユーロ/円 1ユーロ=122円45―50銭 前日比2円35銭 円高

(概況)

この日のNY市場は、ユーロ圏の7−9月期GDPが2期連続のマイナス成長となり、ユーロ圏の景気後退入りが確認されると共に、ECBによる追加利下げ観測が一段と強まり、円キャリーポジション巻き戻しによるユーロ/円売りが優勢となった。
2008年11月17日(日本時間)

<株式市場大引け>

日経平均株価(東証) 8522円58銭  前週末比60円19銭高

日経平均先物12月物(大証) 8490円  前週末比10円高

日経平均先物12月物(シンガポール) 8455円  前週末比60円安

東証1部売買代金  1兆6247億円

東証1部売買高    20億2613万株 


<東京外国為替市場>

ドル/円(17時時点) 1ドル=97円03―06銭 前週末比16銭 円安

ユーロ/円(17時時点) 1ユーロ=122円06―10銭 前週末比1円05銭 円高
2008年11月17日(米国時間)

<株式市場>

NYダウ  8497ドル31セント  前週末比337ドル94セント安

S&P500   850.75    前週末比22.54ポイント安

ナスダック   1482.05   前週末比34.80ポイント安

日経平均先物12月物(シカゴ) 8420円  大証比70円安

NY原油12月物 1バレル=54ドル95セント  前週末比2ドル09セント安

(概況)

週明けのNY市場は、日本や欧州での景気後退入りが確認される中、11月のNY連銀製造業景況感指数が調査開始以来の落ち込みを見せる一方、金融危機の影響からシティグループが全世界で5万人以上のリストラ計画を発表。さらに、フィラデルフィア地区連銀がエコノミスト調査おいて、米国は4月に景気後退入りし減速は14カ月間続くとの見通しを発表し、米国でも深刻且つ長期的な景気後退が避けられないとの見方が優勢となった事から、主要株価3指数は大幅に続落する展開となった。


<NY外国為替市場>

ドル/円  1ドル=96円40―45銭  前週末比70銭 円高

(概況)

週明けのNY市場は、11月のNY連銀製造業景況感指数が調査開始以来の落ち込みを見せ、米国の景気後退懸念が一段と強まった事から、ドル/円売りが先行して始まった。しかし、その後は手掛かり難の中を株価睨みの展開となり、ドル/円は方向感を欠いた。


ユーロ/円 1ユーロ=121円90−95銭 前週末比50銭 円高

(概況)

週明けのNY市場は、世界的な景気後退の動きが一段と加速し、リスクポジションを圧縮する動きが先行し、ユーロ/円は軟調なスタートとなった。ただ、その後NY株が一時プラス圏に切り返すと、ユーロ/円は一時123円台後半まで反発する場面もあった。しかし、夕方にかけての株価急落に伴いユーロ/円も再び下落するなど、総じて方向感に乏しかった。
2008年11月18日(日本時間)

<株式市場大引け>

日経平均株価(東証) 8328円41銭  前日比194円17銭安

日経平均先物12月物(大証) 8320円  前日比170円安

日経平均先物12月物(シンガポール) 8285円  前日比165円安

東証1部売買代金  1兆4921億円

東証1部売買高    19億5094万株 

(概況)

今日の東京市場は、米国で深刻且つ長期的な景気後退が避けられないとの見方が優勢となりNY株が大幅に続落する一方、外為市場では円高リスクが再燃している事も重しとなり、主力株などを中心に反落して始まった。その後、最近目立ってきている下値での年金系の買いを警戒し売り方が慎重になる一方、深刻化する実体経済の悪化から買い戻しの動きも限定的で、日経平均は午前午後を通じマイナス圏で一進一退を繰り返すなど方向感に欠ける展開に終始した。週末のG20金融サミットは具体案に乏しく失望を誘ったものの、各国による協調体制により金融危機に対する不安心理は一服しており、市場の焦点が世界的な実体経済の悪化へと移る中、目先の材料として深刻な業績悪化に喘ぐ米国自動車産業への救済策がクローズアップされており、市場はその動向を睨み嵐の前の静けさといった様相を呈していた。


<東京外国為替市場>

ドル/円(17時時点) 1ドル=96円60―63銭 前日比50銭 円高

(概況)

今日の東京市場は、米国の景気後退懸念が一段と強まった事から、ドル/円売りが先行して始まった。しかし、朝方の売りが一巡した後は目立った手掛かりに乏しく、株価の下げ渋りなどを背景にドル/円は徐々に下げ渋る展開となった。ただ、深刻化する実体経済の悪化からドル/円を積極的に買い戻す向きも少ない上に、今夜のバーナンキFRB議長やポールソン財務長官の議会証言を控え、様子見ムードが強まっている事もあり、96円台半ば付近でもみ合う展開が続いている。


ユーロ/円(17時時点) 1ユーロ=122円17―22銭 前日比7銭 円高

(概況)

今日の東京市場は、世界的な景気後退の動きが一段と加速し、リスクポジションを圧縮する動きからユーロ/円は軟調なスタートとなった。その後、オーストラリア準備銀行(RBA)の金融政策決定会合の議事録公表で、豪州の追加利下げ観測が強まりクロス円売り加速すると、ユーロ/円は一時121円台半ばまで下落する場面もあった。その後、株価の下げ渋りなどでユーロ/円買い戻しから122円台前半まで反発したものの、新規の手掛かりに乏しい事に加え、バーナンキFRB議長やポールソン財務長官の議会証言を控え、様子見ムードから午後にかけては動意に乏しい展開に終始した。
2008年11月18日(米国時間)

<株式市場>

NYダウ  8424ドル75セント  前日比151ドル17セント高

S&P500   859.12   前日比8.37ポイント高

ナスダック   1483.27   前日比1.22ポイント高

日経平均先物12月物(シカゴ) 8510円  大証比190円高

NY原油12月物 1バレル=54ドル39セント  前日比56セント安

(概況)

この日のNY市場は、米国経済の先行きに対する不透明感から不安定な値動きを続けた。ヒューレット・パッカードの8−10月期の暫定決算が市場予想を上回った事が好感される一方、連日の株価下落による自律反発期待も手伝って、序盤は堅調な動きを見せたものの、その後は議会証言でポールソン財務長官が米国自動車産業への公的資金による救済を否定した事や、深刻な景気悪化を背景にした相次ぐリストラ策の発表で雇用情勢が一段と悪化するとの見方が強まり、午後にかけて株価は一時急反落する場面もあった。


<NY外国為替市場>

ドル/円  1ドル=96円95―00銭  前日比60銭 円安

(概況)

この日のNY市場は、株価睨みの展開でドル/円は方向感に欠ける値動きに終始した。昼前にかけての株価上昇局面では一時97円台半ば付近までドル/円も買い戻されたものの、午後にかけての株価急反落の場面では96円台前半まで売り込まれた。ただ、世界的な景気後退懸念からドル選好が強まっており、対主要通貨でドル強含みの流れが再び鮮明になりつつある。


ユーロ/円 1ユーロ=122円40―45銭 前日比40銭 円安

(概況)

この日のNY市場は、ドル/円同様に株価睨みの展開となり、ユーロ/円は高値123円半ばと安値121円前半の間で値動きを繰り返し、終日方向感を欠く展開に終始した。
2008年11月19日(日本時間)

<株式市場大引け>

日経平均株価(東証) 8273円22銭  前日比55円19銭安

日経平均先物12月物(大証) 8270円  前日比50円安

日経平均先物12月物(シンガポール) 8290円  前日比変わらず

東証1部売買代金  1兆5280億円

東証1部売買高    19億4878万株 

(概況)

今日の東京市場は、前日のNY市場が方向感に乏しい展開となった事から、前日終値を挟んでもみ合う展開で始まったものの、ポールソン財務長官が米国自動車産業への公的救済を否定した事などを背景にGLOBEXが軟化し、今夜のNY株下落への警戒感が広がった事や、外為市場でも円が強含みの展開となっている事が重しとなると、日経平均は先物主導で売り崩され、午後にかけて一時8100円付近まで下げる場面もあった。しかし、安値での年金系などの買いが下支え要因となり、短期筋への先物の買い戻しを誘うと、日経平均は引けにかけて下げ渋る展開となった。ただ、世界経済の先行き不透明感から下値不安が強い一方、下値では年金系の買いが控え売り込みづらい事もあり、相場は方向感の出にくい展開が続いている。


<東京外国為替市場>

ドル/円(17時時点) 1ドル=96円70―74銭 前日比10銭 円安

(概況)

今日の東京市場は、世界的な景気減速懸念が強まる中、ポールソン財務長官が自動車産業への公的救済に否定的な姿勢を示した事も重しとなり、ドル/円は軟調な展開で始まった。その後、日経平均が昼過ぎにかけ下値を切り下げると、ドル/円も一時96円33銭まで下落したものの、午後にかけて株価が下げ渋るに従い値を戻すなど、方向感に欠ける展開に終始した。新規の材料に乏しい事に加え、金融・景気の両面で不透明感が増しており、相場の方向性が掴めず見送り姿勢を強めざるを得ない状況となっている。


ユーロ/円(17時時点) 1ユーロ=122円28―34銭 前日比9銭 円安

(概況)

今日の東京市場は、世界的な景気減速懸念が強まる中、リスクポジション圧縮の動きが先行し、ユーロ/円は軟調なスタートとなった。その後も、日経平均が冴えない展開が続き午後に一段安となる場面では、ユーロ/円も121円46銭まで下落する場面もあった。ただ、引けにかけて株価が下げ渋ると、ユーロ/円も122円台半ば付近まで反発するなど、方向感を欠く展開となっている。
2008年11月19日(米国時間)

<株式市場>

NYダウ  7997ドル28セント  前日比427ドル47セント安

S&P500   806.58   前日比52.54ポイント安

ナスダック   1386.42   前日比96.85ポイント安

日経平均先物12月物(シカゴ) 7865円  大証比405円安

NY原油12月物 1バレル=53ドル62セント  前日比70セント安

(概況)

この日のNY市場は、瀕死の状態にある米国自動車産業への公的救済案の行方に不透明感が強まる中、早朝発表された10月の消費者物価指数が調査以来最大の下落率を記録し、急速にデフレ懸念が顕在化する一方、10月の住宅着工件数も調査開始以来最低を記録し、住宅不況に一向に改善の兆しが見えない事を受け、米国の景気後退局面が今後も長期化するとの見方が優勢となり、NY株は取引終了にかけて下げ足を速めると、NYダウは約5年8ヵ月ぶりに8000ドルの大台を割り込んで終わった。


<NY外国為替市場>

ドル/円  1ドル=95円70―75銭  前日比1円30銭 円高

(概況)

この日のNY市場は、10月の消費者物価指数が調査以来最大の下落率を記録し、深刻なデフレ懸念が浮上する一方、10月の住宅着工件数も過去最低を記録するなど、米国の景気後退が今後さらに深刻かつ長期化するとの見方が広がった。また、この日公表されたFOMC議事録では、利下げ後も経済の下方リスクが残るとの見方を示し、追加利下げに含みを持たせた事もドルの圧迫要因となり、円買い・ドル売りの動きが一段と強まった。


ユーロ/円 1ユーロ=119円45―55銭 前日比2円90銭 円高

(概況)

この日のNY市場は、10月の消費者物価指数が過去最大の下落率を記録し、FRBによる追加利下げ観測が強まり、ユーロ/ドルの買い戻しが優勢となった事で、ユーロ/円も一時124円台前半まで上昇する場面もあった。しかし、その後は世界的な景気後退懸念から欧米の株式市場が急落すると、リスク回避の動きが一斉に強まり、ユーロ/円も売り一色となった。
2008年11月20日(日本時間)

<株式市場大引け>

日経平均株価(東証) 7703円04銭  前日比570円18銭安

日経平均先物12月物(大証) 7680円  前日比590円安

日経平均先物12月物(シンガポール) 7705円  前日比585円安

東証1部売買代金  1兆6043億円

東証1部売買高    21億714万株 

(概況)

今日の東京市場は、米国自動車産業の公的救済案を巡る不透明感が強まる一方、デフレ懸念や住宅不況が一段と深刻化し、米国の景気後退局面が今後も長期化するとの見方から、前日のNY株が急落した流れを受け、主力株などを中心に全面安の展開で始まった。日経平均は寄り付き後すぐに8000円の大台を割り込み、午後には円の一段高やアジア株安が重しとなる一方、懸案となっていた米国自動車産業の公的救済案の採決が先送りされるとの報道を受け、市場の不安心理が一気に増大し先物売りが加速すると、日経平均は取引終了にかけて一段安の展開となった。


<東京外国為替市場>

ドル/円(17時時点) 1ドル=95円28―32銭 前日比1円45銭 円高

(概況)

今日の東京市場は、米国の景気後退が今後さらに深刻かつ長期化するとの見方を背景にNY株が急落した事で、リスクポジション回避による円買い・ドル売りが先行して始まった。ただ、その後は目立った手掛かりに乏しく、昼過ぎにかけて95円台後半付近で動意の薄い展開が続いた。しかし、午後に入るとアジア株が全面安となる一方、米国自動車産業への公的救済策の採決が先送りされる見通しが強まった事で、再びリスクポジション圧縮の流れが加速し、ドル/円は急反落し一時94円97銭を付ける場面もあった。


ユーロ/円(17時時点) 1ユーロ=122円19―24銭 前日比3円13銭 円高

(概況)

今日の東京市場は、世界的な景気後退懸念から欧米の株式市場が急落した事から、リスク回避の動きが一段と強まり、ユーロ/円も売りが先行して始まった。ただ、売り一巡後は新規の材料に乏しく、小幅なレンジでもみ合う場面が目立った。しかし、午後になると様相が一変し、アジア株の全面安に加え、米国自動車産業への公的救済策の採決が先送りされる見通しが強まった事で日経平均が急落すると、リスク回避による円買いが強まり、ユーロ/円は一時118円50銭台まで下落した。
2008年11月20日(米国時間)

<株式市場>

NYダウ  7552ドル29セント  前日比444ドル99セント安

S&P500   752.44   前日比54.14ポイント安

ナスダック   1316.12   前日比70.30ポイント安

日経平均先物12月物(シカゴ) 7325円  大証比335円安

NY原油12月物 1バレル=49ドル62セント  前日比4ドル安

(概況)

この日のNY市場は、週間の新規失業保険申請件数が大幅に増加する一方、11月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数も市場予想を大幅に下回るなど、米国の景気悪化への懸念が一段と強まった事から、主要株価3指数は続落して始まった。その後、議会内でビッグ3への救済への妥協案を探る動きが活発化した事で、売り買いが交錯しプラス圏とマイナス圏で一進一退を繰り返す展開が続いたものの、妥協案を探る動きも議会で優位を占める民主党指導部の反発から、週内の法案採決が見送られ一時棚上げとなると、失望感から取引終了にかけて一気に売りが加速し、NY株は連日の急落となった。中でも原油相場の急落や企業の破綻リスクへの懸念から、エネルギー株金融株の下げがきつかった。


<NY外国為替市場>

ドル/円  1ドル=93円70―75銭  前日比2円 円高

(概況)

この日のNY市場は、週間の新規失業保険申請件数の大幅増や、フィラデルフィア連銀製造業景況指数の大幅な悪化を受け、米国の景気悪化が一段と深刻化するとの見方が強まり、ドル/円売りが先行して始まった。ただ、その後はビッグ3救済の妥協案を探る動きを好感し、94円台半ばから96円台前半まで反発する場面があったものの、民主党指導部の反発から週内の法案採決が見送られると、失望感からNY株が急落した事でリスク回避の動きが一気に加速し、ドル/円も93円55銭まで一時急落した。


ユーロ/円 1ユーロ=116円75―80銭 前日比2円75銭 円高

(概況)

この日のNY市場は、米国の雇用や製造業関連の指標が悪化を背景にしたNY株安を受け、リスク回避によるユーロ/円売りが先行して始まった。その後、議会内でビッグ3救済の妥協案成立への期待感が高まった事で、ユーロ/円は一時121円台前半まで反発する場面もあったものの、結局協議が物別れに終わったと伝わると、一転してリスク回避による円買いの動きが加速し、ユーロ/円は116円台まで急落している。
2008年11月21日(日本時間)

<株式市場大引け>

日経平均株価(東証) 7910円79銭  前日比207円75銭高

日経平均先物12月物(大証) 7950円  前日比270円高

日経平均先物12月物(シンガポール) 7895円  前日比190円高

東証1部売買代金  1兆8180億円

東証1部売買高    24億8933万株 

(概況)

今日の東京市場は、米国での景気悪化懸念が一段と深刻化すると共に、自動車メーカーへの救済法案の週内採決が見送られた事に対する失望感もあり、NY株が連日の急落となる一方、外為市場ではリスク回避による円買いが一段と加速した事も嫌気され、日経平均は大幅続落の展開で始まった。一時は7400円割れ寸前まで下げたものの、売り一巡後は年金系による買いが下支え要因となる一方、午後にはシティグループに再編観測が浮上した事を好感し、先物へのショートカバーが急速に強まると日経平均は一気にプラス圏へと切り返し、取引終了にかけて8000円台を目前にする場面もあった。


<東京外国為替市場>

ドル/円(17時時点) 1ドル=94円97―00銭 前日比26銭 円高

(概況)

今日の東京市場は、米国での景気悪化懸念が一段と深刻化すると共に、ビッグ3救済法案が棚上げとなった事を背景にNY株が急落した事を受け、リスク回避によるドル/円売りが先行し大幅続落して始まった。しかし、その後は国内輸入企業などによるドル買いの動きなどが下支えし、ドル/円は底堅い動きを見せた。そして、午後にシティグループの再編観測を手掛かりに、日経平均がマイナス圏から急反発すると、円に急速な売り戻し圧力が強まり、ドル/円は夕方にかけて一時95円台前半まで下げ渋る展開となった。


ユーロ/円(17時時点) 1ユーロ=118円94―99銭 前日比18銭 円高

(概況)

今日の東京市場は、ビッグ3救済法案の週内成立が後退した事を背景に欧米株が急落した事から、リスク回避による円買い圧力が一段と強まり、ユーロ/円は116円台半ばまで大幅に続落して始まった。しかし、その後は実需筋によるユーロ買いなどが下値を支える一方、午後にはシティ再編報道を受け日経平均が急反発するとリスク回避の動きが一転し、ユーロ/円には急速なショートカバーが入り、夕方にかけて一時上げに転じる場面もあった。
2008年11月21日(米国時間)

<株式市場>

NYダウ  8046ドル42セント  前日比494ドル13セント高

S&P500   800.03   前日比47.59ポイント高

ナスダック   1384.35   前日比68.23ポイント高

日経平均先物12月物(シカゴ) 7930円  大証比20円安

NY原油12月物 1バレル=49ドル93セント  前日比31セント高

(概況)

この日のNY市場は、前日急落の反動から買い戻しの動きがでる一方、シティグループ再編観測が浮上する中、、パンディットCEOが証券部門スミス・バーニーの売却を計画していないと表明した事が失望感を誘い、主要株価3指数は前日終値を挟んで一進一退を繰り返す場面が続いた。しかし、午後にオバマ次期大統領がNY連銀のガイトナー総裁を次期財務長官に指名する見通しとの報道が伝わると、金融危機打開に向けた的確な人事であると好感され、NY株は終盤にかけて急速にショートカバーの動きが強まっていった。


<NY外国為替市場>

ドル/円  1ドル=95円85―90銭  前日比2円20銭 円安

(概況)

この日のNY市場は、目立った手掛かりに乏しく株価睨みの展開となり、NY株がプラス圏とマイナス圏で一進一退を繰り返した事もあり、ドル/円も方向感にかける場面が続いた。しかし、午後遅くにNY連銀のガイトナー総裁を次期財務長官に指名する見通しとの報道が伝わった事を機にNY株が急反発すると、リスク回避姿勢の香堅いからドル/円も買いが優勢となり、取引終盤には一時96円を目前にする場面もあった。


ユーロ/円 1ユーロ=120円75―80銭 前日比4円05銭 円安

(概況)

この日のNY市場は、目立った手掛かりに乏しく株価睨みの展開となり、ドル/円同様に方向感に欠ける場面が続いたが、NY連銀のガイトナー総裁を次期財務長官に指名する見通しとの報道を受けNY株が急反発すると、リスク回避の動きが後退し、ユーロ/円を買い戻す流れが加速した。
2008年11月24日(米国時間)

<株式市場>

NYダウ  8443ドル39セント  前週末比396ドル97セント高

S&P500   851.81   前週末比51.78ポイント高

ナスダック   1472.02   前週末比87.67ポイント高

日経平均先物12月物(シカゴ) 8470円  大証比520円高

NY原油12月物 1バレル=54ドル50セント  前週末比4ドル57セント高

(概況)

週明けのNY市場は、金融安定化法に基づきシティグループに対し200億ドルの追加資本注入を行うと共に、同行が抱える3000億ドル超の不良資産に損失が生じた場合、最初の290億ドルとその後の追加損失の10%をシティが負担するものの、それ以外については財務省が最大50億ドル、連邦預金保険公社(FDIC)が最大100億ドル、これを超える損失が発生した場合は連邦準備理事会(FRB)が債務保証を行うシティ救済策を発表した事を受け、金融セクターを巡る不安が後退し、主要株価3指数は急伸した。


<NY外国為替市場>

ドル/円  1ドル=97円10―15銭  前週末比1円25銭 円安

(概況)

週明けのNY市場は、米国政府によるシティへの追加資本注入や債務保証などの救済策を受け、NY株が大幅続伸した事からリスク回避の流れが後退し、ドル/円を買い戻す動きが急速に強まっていった。


ユーロ/円 1ユーロ=125円65―70銭 前週末比4円90銭 円安

(概況)

週明けのNY市場は、米国政府によるシティ救済策を受け、金融セクターを巡る懸念が後退し、欧米の株式市場が大幅高となった事から、リスク回避の動きが急速に和らぎ、ユーロ/円を買い戻す動きが一気に広がった。
2008年11月25日(日本時間)

<株式市場大引け>

日経平均株価(東証) 8323円93銭  前週末比413円14銭高

日経平均先物12月物(大証) 8340円  前週末比390円高

日経平均先物12月物(シンガポール) 8330円  前週末比435円高

東証1部売買代金  1兆7364億円

東証1部売買高    21億5298万株 

(概況)

週明けの東京市場は、米国政府による追加資本注入や債務保証などのシティ救済策を受け、NY株が大幅続伸すると共に、外為市場でもリスク回避の動きが後退し、円安方向に戻している事などが好感され、ほぼ全面高の展開で始まった。しかし、買い一巡後は、実体経済悪化への根強い懸念や円のじり高傾向が重しとなり、戻り売りなどが上値を抑え、日経平均は伸び悩む場面が目立った。ただ、引けにかけては指数構成銘柄の選定に伴う思惑から、先物主導で買い戻しが加速し午前の高値に迫ったものの、米国財務省が金融安定化法に基づく不良資産の買い取りに消極的な姿勢を示す一方、米国では住宅価格や不動産価格の下落に歯止めがかからず、金融機関の一段の損失拡大懸念がくすぶる中、今回のシティ救済だけでは済まないとの見方もあり、こうした先行き不透明感が実需の商いを手控えさせる要因となっている。


<東京外国為替市場>

ドル/円(17時時点) 1ドル=96円53―56銭 前週末比1円55銭 円安

(概況)

週明けの東京市場は、米国政府のシティ救済策を好感し、NY株が大幅高となった事からリスク回避の動きが後退し、円売り・ドル買いが優勢となった流れを引き継いで始まった。しかし、金融システムに対する危機感や世界的な景気悪化懸念がくすぶり円売りの動きは朝方で一巡し、その後は利益確定のドル売りや、国内輸出企業による円買いなどが上値を抑え、ドル/円は午後にかけて一時96円24銭まで伸び悩む場面が目立った。ただ、日経平均が引けにかけて再び上げ幅を拡大した事で円買いの動きも一服、夕方にかけては欧州市場の動向を睨んでの様子見ムードから、小幅なレンジでのもみ合いを続けている。


ユーロ/円(17時時点) 1ユーロ=124円19―24銭 前週末比5円12銭 円安

(概況)

週明けの東京市場は、米国政府のシティ救済策を好感し、欧米の株式市場が大幅高となり、リスク回避姿勢の後退から円売り・ユーロ買いが急速に強まった流れを引き継いで始まった。しかし、その後は前週末からの急速なユーロ/円の戻りから、利益確定の動きが出る一方、国内輸出企業の断続的な円買いが上値を抑え、ユーロ/円は午後にかけて朝方の126円台前半から123円半ば付近まで急反落する場面もあった。
2008年11月26日(米国時間)

<株式市場>

NYダウ  8046ドル42セント  前日比494ドル13セント高

S&P500   887.68   前日比30.29ポイント高

ナスダック   1532.10   前日比67.37ポイント高

日経平均先物12月物(シカゴ) 8565円  大証比425円高

NY原油1月物 1バレル=54ドル44セント  前日比3ドル67セント高

(概況)

この日のNY市場は、10月の耐久財受注額や10月の個人消費支出(PCE)が急減速する一方、10月の新築住宅販売件数も更なる落ち込みを見せるなど、米国景気の先行きに対する悲観的な見方が一段と強まり、売りが先行する形で始まった。ただ売り一巡後は、割安感の強まっていたハイテク株に買い戻しや、原油相場上昇によりエネルギー株上昇が相場を押し上げる一方、ビッグ3破綻回避に向けた救済策成立への見方が伝わった事もサポート要因となると、取引終了にかけて急速に上げ幅を拡大していった。



<NY外国為替市場>

ドル/円  1ドル=95円60―65銭  前日比55銭 円安

(概況)

この日のNY市場は、米国マクロ指標の急速な悪化を受け、米国景気の先行きに対する悲観的な見方が一段と強まり、序盤にドル/円は94円60銭付近まで下落して始まった。しかし売り一巡後は、世界的な景気後退リスクが高まる中でドル選好の動きが強まった事や、NY株が午後にかけて急速に切り返した事もサポート要因となると、ドル/円にもショートカバーの動きが加速し、一時96円付近まで反発した。


ユーロ/円 1ユーロ=123円15―25銭 前日比1円25銭 円高

(概況)

この日のNY市場は、、米国マクロ指標の急速な悪化を受け、NY株が序盤に大幅に下落した事から、リスク回避に動きによるユーロ/円売りが先行し、一時121円台後半まで下落した。ただ、その後は株価の戻りもあってユーロ/円買い戻しが優勢となるも、ユーロ圏の金利先安観が重しとなり、戻りの上値は重いものとなった。
2008年11月27日(日本時間)

<株式市場大引け>

日経平均株価(東証) 8373円39銭  前日比160円17銭高

日経平均先物12月物(大証) 8370円  前日比230円高

日経平均先物12月物(シンガポール) 8370円  前日比210円高

東証1部売買代金  1兆2224億円

東証1部売買高    15億8449万株 

(概況)

今日の東京市場は、ハイテク株などが主導し前日のNY株が大幅高となった事や、欧州や中国が財政・金融の両面で大規模な景気刺激策を打ち出した事などが好感され、ハイテクや自動車株などを中心に買い戻しが先行した。しかし、今夜の米国市場が感謝祭による休場となり市場では見送りムードが強まる中、前日発表の米国のマクロ指標が一段と悪化し景気悪化が深刻化する一方、インドでのテロによる政情不安の高まりも市場心理を冷やし、朝方の買い戻しが一巡した後は戻り売りなどから上値の重い展開が続いた。


<東京外国為替市場>

ドル/円(17時時点) 1ドル=95円13―18銭 前日比20銭 円安

(概況)

今日の東京市場は、世界的な景気後退リスクが高まる中でドル選好の動きが強まった事や、NY株が大幅高となった事を受けて、ドル/円は95円台半ば付近に反発して始まった。しかし、その後は感謝祭による米国市場の休場を前に見送りムードが強まる中、米国の景気悪化の深刻化や財政赤字拡大懸念を背景に、ドル/円はじり安の展開となり、夕方にかけて95円台前半まで下げ渋っている。


ユーロ/円(17時時点) 1ユーロ=122円68―75銭 前日比29銭 円高

(概況)

今日の東京市場は、NY株高などを受けたユーロ/円買い戻しの流れを引き継いで始まった。しかし、その後は欧州景気の悪化が深刻化する中、ECBによる追加利下げ観測がくすぶり、ユーロ/円は軟調な地合いとなり、朝方の高値である123円台半ばから夕方にかけて122円台半ばまで1円近く反落している。
2008年11月28日(日本時間)

<株式市場大引け>

日経平均株価(東証) 8512円27銭  前日比138円88銭高

日経平均先物12月物(大証) 8520円  前日比150円高

日経平均先物12月物(シンガポール) 8485円  前日比120円高

東証1部売買代金  1兆4799億円

東証1部売買高    19億6927万株 


<東京外国為替市場>

ドル/円(17時時点) 1ドル=95円29―34銭 前日比19銭 円安

ユーロ/円(17時時点) 1ユーロ=123円28―35銭 前日比65銭 円安
2008年11月28日(米国時間)

<株式市場>

NYダウ  8829ドル04セント  前日比102ドル43セント高

S&P500   896.24   前日比8.56ポイント高

ナスダック   1535.57   前日比3.47ポイント高

日経平均先物12月物(シカゴ) 8515円  大証比5円安

NY原油1月物 1バレル=54ドル43セント  前日比1セント安


<NY外国為替市場>

ドル/円  1ドル=95円50―55銭  前日比15銭 円高

ユーロ/円 1ユーロ=121円25―30銭 前日比1円90銭 円高

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