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JAZZが好き!コミュの『ウエストコースト・ジャズ』

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西海岸の明るく温暖な風土にふさわしく、軽快で楽しいジャズ!

 ウエストコースト・ジャズとは、その呼称が示すとおり、50年代半ばころに、ロサンゼルスを中心とするアメリカ西海岸(ウエスト・コースト)で盛んになったスタイルである。
 その点で、スイング〜ビ・バップ〜クールと続くニューヨークを中心とするジャズ史からはいささか外れていた。つまり、空間的には簡単に定義できるが、ビ・バップとクールを引き継ぎ(あるいはそれに反撥して)成立するという歴史性は乏しかったのである。

 勿論、ウエストコーストを代表する編曲者=プレイヤーであるショーティ・ロジャース・グループの楽器編成がマイルス・デイビスの『クールの誕生』の9重奏団に似ていたことからウエストコースト・ジャズはマイルスの『クールの誕生』の成果を下敷きにして、それを西海岸の明るく温暖な風土にふさわしく、軽快で楽しいジャズへと発展させたものだ、という見方もできなくはない。

 また、『クールの誕生』に参加したジェリーマリガンがウエストコースト最大のソリスト=編曲者に成長する事実も重要だ。
 いずれにせよ、ロサンゼルスを中心とする西海岸一帯で流行りだしたという空間的独自性において際だつスタイルだ。

◆『アート・ペッパー/リターン・オブ・アート・ペッパー』
?ペッパー・リターンズ、?ブロードウェイ、?ユー/ゴー/トゥ/マイ・ヘッド、?エンジェル・ウィングス、?ファニー・ブルース、?ファイブ・モア、7マイノリティ、8パトリシア他全15曲

1956年8月、1957年1月LAで録音
 アート・ペッパーには余り駄作というものがない。日本でしばしば引用されている傑作は『ペッパー・ミーツ・ザ・リズム・セクション』という2枚のアラジン・セッションだ。『ミーツ・ザ・リズム・セクション』は最高だが、リズム大賀東海岸を背負って立つ3人なので除外また、『モダン・アート』は渋好みの日本人にぴったりだが、西海岸にしては少々暗い。そういう訳でこの「ザ・リターン」。
 帰ってきた(麻薬から?)ペッパーの絶頂の瞬間。仲間とともども、ひたすらスイングの恍惚境を出現させる。その魔力!

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