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JAZZが好き!コミュの『モード・ジャズ』

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 煩わしいコード・チェンジから解放されて、アドリブが自由に。

 1850年代はハード・バップが大きく前進したが、一方で旧来のジャズ奏法に飽き足らないミュージシャンたちが、より自在な即興演奏を目指して導入したのがモード・イディオムだった。ジャズはもとよりロックでも歌謡曲でも、メロディに合った和音、すなわちコード進行にに従って楽器を演奏するのが一般的だ。そしてアドリブは、コード進行に基づいて行われる。したがってハード・バップ以前のジャズは、基本的にコード進行によってアドリブが行われていた。そのコード進行に代わって、一つあるいは複数の音階(モード)を用いて演奏するのがモード・ジャズである。

 モードは元々各地の民族音楽や一部のクラッシクなどで使われていたものだ。決して新しい概念ではない。ジャズでも昔からブルースの場合は、コード進行があるにも関わらず、ペンタトニック・スケールと呼ばれる一種のモードで演奏されてきた。モード・ジャズ最大の特徴は、煩わしいコート・チェンジから解放されることによって、アドリブが一層自由な広がりを見せたところにある。ジャズの世界における本格的な推進者は、ギル・エバンスとマイルス・ディビス、そして独特の奏法を展開したジョン・コルトレーンたちだ。

◆『マイルス・ディビス/カインド・オブ・ブルー』
コンボによるモードジャズを最初に完成した形で記録した名盤。(CBS/Sony:ソニーレコード)

?ソー・ホワット?フレディ・フリーローダー?ブルー・イン・グリーン?オール・ブルース?フラメンコ・スケッチ

 オーケストラによるモード・ジャズの傑作が『スケッチ・オブ・スペイン』なら、こちらはコンボによるモードジャズを最初に完成した形で記録した作品。マイルスはコルトレーンやエバンスといった優れた仲間に恵まれ、これまでに体験したこともない新鮮な演奏をこの作品で展開してみせる。コード進行に頼ったジャズに比べると、ここでの演奏は起伏に乏しい平板なものに聞こえるかもしれない。しかしその淡々としたソロの連続が、従来のジャズとは全く違うスリリングな内容を醸し出す。ことに??は、傑作の名に恥じない歴史的な名演だ。

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