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IDCproject(HIV/AIDS)コミュの医師がグアテマラで故意の梅毒感染実験 米政府が謝罪

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ワシントン(CNN) 

 米政府は10月1日、米国の医師が中米グアテマラで1946〜48年、性産業従事の女性、刑務所の受刑者や精神病院の患者らを対象に新薬の効果を確認する目的で故意に梅毒感染の実験を行っていた事実を明らかにし、同国政府に謝罪を表明した。

 クリントン国務、セベリウス厚生両長官が共同声明で非を認め、オバマ大統領もコロン・グアテマラ大統領に電話をかけて謝罪した。共同声明は、過去に起きたことを深く悔い、この種のおぞましい研究実験に巻き込まれたグアテマラの人々に謝罪するとしている。

 コロン大統領はグアテマラ市でCNNスペイン語放送の会見に応じ、64年前に起きたことだが、重大な人権違反であると語った。クリントン長官からも9月30日に電話をもらい、謝罪を受けたという。グアテマラ大統領府の報道官は、実験は認められないが、同長官の謝罪を受け入れると述べた。コロン大統領は法的措置を取るのかどうかは調査委員会の判断に委ねる考えを示した。

 実験は当時、新しく製造された抗生物質ペニシリンの治療効果などを調べるのが目的で、淋(りん)病も対象となった。故意に感染させられたのは1600人以上で兵士も含まれた。梅毒感染にさらされたのが696人、淋病が772人などとなっている。

 グアテマラでの実験の事実は米国の大学教授が公文書を調べていて判明したもので、未公表となっていた実験に関するメモが決め手となったという。教授は、米アラバマ州タスキーギーで1932〜72年に実施されていた貧しいアフリカ系(黒人)約400人を対象にした梅毒の実験を調査中に、メモを見付けていた。この実験では故意の感染は実施していなかったが、梅毒を患っていた400人に治療を施さず、症状を悪化させて観察していた。梅毒感染の事実も被験者に伝えていなかったという。

 グアテマラ、アラバマ州での両実験はいずれも米公衆衛生当局所属の医師によって行われていた。この医師は2003年に死亡している。実験の場所としてグアテマラが選ばれた背景には、売春が当時合法で、刑務所受刑者が売春婦を獄内に呼ぶことを許可されていた事情などがあるという。

 実験に必要な資金は米国立衛生研究所が提供していたとみられる。同研究所の責任者は記者会見で、グアテマラでの実験は被験者に目的を説明せず実施するなど基本的な倫理違反を犯していると指摘した。米政府当局者は、現在の医学倫理規定はこの種の実験を認めておらず、再発は有り得ないと述べている。
 
2010.10.02 Sat posted at: 15:36 JST

http://www.cnn.co.jp/usa/30000398.html
 

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