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環境問題に対する政策を考える会コミュの環境税について

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こんにちは。きんです。
最近議論され始めている環境税(炭素税)について
みなさまはどうお考えでしょうか。
私は導入に賛成です。
理由としては特に民間部門のCO2排出量が増えている今、
導入によって、(?のアナウンス効果による)CO2抑制効果が
期待できるのではと思うからです。

こういう議論をするときに、一方的な話になりがちなので、反対している
日本経団連の資料「環境税では温暖化は守れません」
http://www.keidanren.or.jp/japanese/policy/2006/pamphlet200611.pdf
から引用させてもらっています。

まず、環境税の役割としては
?CO2削減効果、?財源効果、?アナウンス効果、の3つがあるといわれています。

?についてですが、
環境税が導入される→燃料の価格があがる→消費が抑えられる→
CO2排出量が減る、というスキームです。
引用の主張としてはガソリンの値段は過去から上がっているが、
消費量はむしろ増えているから環境税は意味がない、というものです。
私はこれには少し疑問を覚えます。
TVなどで「ガソリンが上がっているから車にのらないようにしているんだよ」というインタビューや
軽自動車の売り上げが好調なことをみていると「効果あるかもねー」と
いう気になります。

さらにはガソリン以外の化石燃料はどうでしょうか?
資料にはないので推測の域をでないのですが、
たとえば企業活動で使用している分や家庭の暖房に使っている分については
当然コストを抑えるため他の安価なエネルギー(発電なら化石燃料→
原子力、暖房なら灯油→電気)に変わっていると考えるのが自然でしょう。
また、長期的には「こんだけ燃料が上がっているなら化石燃料を使わない方法を考えなきゃ」とクリーンエネルギーの
普及や技術開発のドライビングフォースになる効果もあると思います。

?財源効果についてですが、
これはまず政府に「環境以外の目的には使わない」と
宣言してもらわないと意味がないと思います。
環境税を導入しても道路作っていたら意味ないですものね。
経団連の主張では1兆円の予算も使っているのに効果ないじゃないか、と
いうお叱りです。
しかし、1兆円使って目覚しい効果が出るような問題ではないような気がします。
仮に太陽光ソーラーシステムを100万世帯の屋根に乗っけたら・・
それだけで兆レベルのお金がかかります。
これくらいやれば効果も出てくるのでしょうけど・・。

また、特に環境への影響を評価するには、長期での評価が必要です。
もちろん、無制限に予算を使う、というわけではなく、
経団連の主張する用途や効果を検証する、という考えには賛成です。

?アナウンス効果についてですが、
普段の支出に関わるので絶大な効果ですね。
おそらくみんななるべく税金を払わないよう努力するのではないでしょうか。
CO2の排出量は産業レベルでは横ばいだが民生レベルが特に増えているので、
この効果を活かさない手はないでしょう。
もっともこれは他の分野で減税をしてもらい国民への影響を少なくして、
トータルでは変わらない、ただ、環境税のアナウンス効果を大きくする、と
いう方向がいいのではと考えます。
経団連の主張では国民運動など市民→国の流れがいいというものですが、
そうなるように頑張りたいですね。

産業分野でもCO2の排出取引のように
環境分野技術移転をしてその国のCO2排出量や環境負荷が減った分、
その企業の税金などが減るという仕組みづくりができれば
賛成が得られるのではないでしょうか。

環境税を導入するとなれば国民や企業(経済界)など利害関係者がいっぱいいます。
いい効果や悪い効果もいっぱい出てくるでしょう。
しかし、大枠でいい方向に向かっているならば(私はそう思います)
積極的に議論を進めてもいいのでは、と思います。

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