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建築 世界の巨匠コミュのアート&デザイン

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とかくアートとデザインの違いなどと
良く取りざたされる話題の一つ。

僕は基本的には現実人間で、
実際にはアートとはなんぞや?という事は分かりません。
とくにここ最近ではアートとデザインの違いに
頭を悩ませます。

現実味のない馬鹿でかい照明器具。
原寸大の馬の彫刻の頭に照明器具。

でも制作者はデザインと呼ぶ。

まぁ。。言ったもん勝ち?的なとこはあるとしても、
実際問題としてアートの垣根がどこにあるか分からない。

とかく日本においては、
アートという外来語に翻弄されている節もある。

大体の人がアートと聞いて連想されるものは、
難解な現代アートと総称されるものが大多数だと思う。
つまりアート=高尚な存在と思われているんではないだろうか。

そもそも日本のアートを辿れば、
生活の中にとけ込んだ、いわば消費されるものであった。
屏風にしろ襖にしろ、大事に扱われても破れたら終わり。
消費財の一部でしかなかった。
つまり娯楽や飾りなのだ。

さらに、日本のアートの代表格とされる版画にしろ、
海外の人間が素晴らしいといったから価値となったけれど、
賃金を稼ぐ為の手法であり、商法の戦略だった。

ポップアートが出始めるまで、西洋美術というのは、
古典を代表とするが、神を描く事と同質であり、
一点モノ、つまりオリジナルという概念がアートを
希少価値として高めていたの。それに対し、
明らかに日本の版画というモノは世俗的なものであった。

日本でも庇護されたアーティストは沢山いたが、
大名をはじめ、地場の人間を雇用したにすぎない。

海外のアートというものは戦歴の証でもある。
市民がアートを守るという意識がちゃんとあった。

日本におけるアート。
アートが根付かないと良く言われるが、
これらの例を踏まえるだけでも、どうやら根付かなくて
当然の様に思える。

悲しいかな・・
日本人はどうしても海外の評価でしか
アートを認識できないのだ。
つまりアートを理解しようとするからだろう。

最近の代表例で言えば、いわずがなアニメーションと漫画だろう。
それまでは、漫画やアニメは俗なモノとされ、軽視どころが
軽蔑の対象とまでされていた日本人の文化。
その「オタク」と呼称された文化が今や世界に通じる
メディアアートとして文科省で推奨されている。

その功績を担った村上隆の商業的理念は、
葛飾北斎に通じるところがある。
彼はアートでメシが食える数少ない日本のアーティストだが、
同時に企業家でもあると考えるからだ。

これまでの精力的な活動を見ればあきらかだが、
アート食玩をはじめ「マルチブル」という概念すら
変えてしまう、自らのメッセージ性を持ったアイコン
「DOB君」商品として打ち出す事で、
マーケットを勝ち残っている。

さて、そういった事を考えていると、
デザインという「機能に形を与える」事を宿命としたものと、
アートという「思想に形を与える」事との違いが
とかく見えにくくなっている。

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