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憂国の士コミュの【元気のでる歴史人物講座】(1)島津斉彬

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 実行力で維新を導く


2009.1.7 08:43

 テレビの篤姫ですっかり有名になった島津斉彬は、卓越した見識と実行力をもって明治維新を導いた偉大な先駆者であった。

 薩摩藩主となって3年目、ペリーが来航し砲艦外交により幕府を威嚇、わが国は未曽有の国難に直面した。このとき斉彬は幕府が長年禁じてきた軍艦建造の許可を要請したが幕府はようやく許した。

 斉彬は直ちに蘭書の翻訳書をたよりに西洋式軍艦の建造に着手した。苦心の末、翌年暮れに完成したが、これがわが国初の西洋式帆船型軍艦「昇平丸」である。全長27メートル、大砲16門を備えた。斉彬は昇平丸を鹿児島から江戸湾に回航、この船に老中始め幕府首脳、諸大名を招いた。人々はその出来映えに驚嘆し、斉彬を誉め称えた。

 斉彬はこの軍艦を惜しげもなく幕府に献上した。幕末の危機において最も重大なことは、日本を侵略、支配せんとしている欧米から自国をいかにして防衛し独立を守るかである。そのため、いま何が最も必要かを、斉彬は言葉ではなく実践をもって形で指し示したのであった。次いで斉彬は日本初の蒸気型軍艦「雲行丸」を完成、その後続々と蒸気型軍艦を建造していった。

 また斉彬は、昇平丸献上の際、今後日本の船に掲げる総船印(国旗)が必要であるとして日の丸の旗を建議、幕府はこれを採用した。斉彬は日本人が一体となって進むことを強く願い、その思いを日の丸に託したのである。

 (日本政策研究センター主任研究員 岡田幹彦)

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