ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

「良識ある」政治・政策検討会コミュの原発の是非について論理的に考える

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
【目的】
大きな問題である原発の是非について、
論理的に話し合いたいと思います。
反対する人の多くが、感情や、根拠に乏しいことでしか、
反対の意思を表明できていません。
【議論の前提】
大きな問題と言ったのも、
原発推進の目的が、多岐にわたり、
肯定するにも否定するにも、論点がまとまらない状況です。
論点を明確にして討議するようにしたいです。

【トピ立てに至った理由】
反原発のコミュが存在しますが、
そこでは、一部の過激派(?)の発言に、
疑問を持って質問する行為が、
おかしな理由をつけて、退会処分までする始末。
良識ある議論の基本さえ守られていない。
「良識ある議論とはこうである」と、
範を示したい。

【年齢・性別】51歳男性
【職業】自営業
【総論】原発反対 ただし、何でも反対ではなく、理論的裏づけを持ちたい。

トピ立て、トピタイ、トピ主旨文に問題があればご指摘下さい。

コメント(67)

>26 椋鳥さま
>成り立ちます。
>あなたや私も、十億人以上の飢える人々から食料をふんだくって飽食を楽しんでおります。
そうなんでしょうか?
少なくとも私は、地元産の食材を殆ど使用し、無駄を出さずに生活しておりますし、
外食はしません。
日本国としての連帯責任というのであれば理解できますけど。
>「ババを引く」機会が自分に回ってくる事もあるというだけの話です。
じゃあ、消費する人にはまわってこなくて良い、と言う理屈は通りませんね。

「危険性が少ない」のであれば、反対する理由などありません。
たとえ押し付けられても「仕方ないか、まあまあ安全なんだし」と思えるでしょう。
しかし、杜撰な事がこれだけ多いと、信用できないのです。

>26 椋鳥さま 
前後して申し訳ありません。
>地震は極めて大きなエネルギーの放出ですので、施設全体に100%の耐久性を持たせる事は難しいと考えておりますが、
>過去の原発緊急停止の報道を見る限り、揺れに対して過敏に緊急停止する傾向
>(緊急停止が多い=安全率を高く設定している)にあるようなので炉心の暴走については心配しておりません。

耐震設計は「想定される地震」を間違えなければ、有効です。
と言うかそれしかありませんね。
起こりもしない地震への対応を求めるのもおかしな話です。

殆どの原発はM(マグニチュード)6.5を最大地震として耐震基準を決めております。
原発の立地検討段階で活断層を見逃したりして、
M6.5以上の地震が起こることが判明したわけです。

耐震基準を越える地震が予測されると言うことは「壊れる危険性」があることです。

緊急停止も「想定以上の地震で有効に動作すると言う保証はありません」
たまたま今は止まっているに過ぎない。

>画期的な耐震性を後から追加するのは難しいかと思われます。
それを行うと言っております。
バックチェックと言うらしいです。
新しい耐震基準をクリアできるまで、直しながら運転するらしいですよ。
>耐震性を強化した既存の住宅でさえ「99%防げるかと聞かれたらNOと言わざるを得ない」というのが現状ですので。
99%防ぐことは難しいでしょう。
公開しておりませんが、運転する現場では、
「どこがどうなると危ない、どうなっているうちは安全か」
は分かっているでしょう。
NO 14 FC さんへ


>設計時の耐震基準より、起こるであろう地震動が大きいと言うことです。
 それは、甘いのではなく、基準が厳しくなったということだと私は判断します。

 FCさんのたとえにおいては、事前に「M6.5の地震しか起きないと予測されていた」わけで、その予測を上回ることが予測され、それで現状維持な
ら、「甘い基準」だと言い得るとはおもいますが、それにあわせるのなら「甘い基準」とは判断できず、むしろ、改善と私は考えています。

>橋梁のように補強すると言うわけにも行かないのが現実です。
>何分にも複雑な機械ですから。
 原発の仕組みを考えて、頑丈な施設ではあるとは思いますが、放射能漏が想定される施設自体は複雑だとはおもえないのです。
 FCさんは、どのあたりが複雑な機械だと判断されているのでしょうか?

 また、想定以上の地震があっても重大な放射能漏れはなかったというのは事実です。
 この事実は、耐震性の信頼性につながるとは判断可能かとおもいます。

 もちろん、だからといって、問題がないとはいいません。
 FCさんが、
>原子炉圧力容器、炉心、配管、格納容器など「耐震重
>要度の高い施設・機器」に、材料の弾性限界を超える
>力が加わったのは事実
 というのは、ごもっともで、再稼動については、慎重な検査と耐震性の改善は必要であるとは思います。

>IAEAも「顕在化していない亀裂や歪が運転に
>支障をきたす恐れがある」と警鐘を鳴らしている。
 そうですね。
 しかし、現段階では、そのIAEAは、予想以上に被害が少なく、原子力発電所の耐震性の高さを評価したのも事実です。

>耐震基準の低さと、事故後の変化について見過ごせな
>い危険が予測されると言うことです。
 耐震基準は改善されたので、その点はその耐震基準を満たすことを条件にすればいいのだとは思います。
 もちろん、地震後の変化については、慎重な調査と緻密な検査が必要であるとは思います。

 耐震基準が低いという評価は、もっとおおきな原発の事故があった場合かと判断します。
>31 呟き尾形さま
>それは、甘いのではなく、基準が厳しくなったということだと私は判断します。
確かに「新しい知見に基づき」耐震基準は厳しくなっております。
「甘い判断基準」と言う表現は妥当ではないかもしれませんね。
当時の知見で予測できたか、立地ありきで押し切ったかについては、
新基準で厳しくなってしまった以上意味が無い物でもありますね。
今後、厳しくなった耐震基準に合格して運用されることを希望するだけです。
もし、新基準での想定(その地域での地震の予測)に齟齬があれば、追求して行きたいものです。

確かに今まで最悪の事故は起きてはいませんが、
あくまでも未然に防ぐと言う意味で、
地震後の被害に見舞われた原発などは、厳重に注意を重ねて再起動させて欲しいですね。
>呟き尾形氏
言いたい事全部言われちゃいましたよー
お礼にバーボンでもどうぞ(´・ω・`)っ旦 オツカレサマデス

>FC氏
29の内容に対する返信は本論からはずれる気もしますが…。

>地元産の食材を殆ど使用し

醤油の大豆、塩などの各種調味料や小麦粉などの粉類
食肉の生産に大量消費されている穀物(トウモロコシ)
多彩な食料品を生産する為に消費されている各種資源(石油など)
冷凍食品(中身は外国産)

輸入物資に頼らんで一般家庭レベルの生活をするなんて不可能ですよ。
あと、穀物以外の物を食べてる時点で途上国に飢えを押し付けている訳ですが。
(世界銀行によると、地球の食糧生産を全て穀物に回せば飢えは根絶可能)
もちろん、私はそれを悪い事だと思っておりませんが。


>日本国としての連帯責任というのであれば理解できますけど。

あなたが得ている利益の対価を、何故皆で分担しなければならないのですか?
私の得た利益に必要な対価は私が払うべきですし、あなたが得た利益の対価はあなたが払うべきです。

また、私は責任論の話をしたかったのではなく、豊かさを享受する側として、あなたも原発で利益を得ている私を含む人々と同じ立場にあるという事です。
もちろん、日本国はあなたが言論上において原発を拒否する「自由」を認めておりますが、同時にあなたの意見を無視する「自由」もあります。そして、原発による公共益で利益を受ける消費者は確実に多数派として存在し、一面においては原発の建設も正しいのです。
もちろんFC氏がそのような思い込みをしていないとは思いますが、原発に反対する事が必ず正しいという認識を人に押し付けるのは遠慮願いたいものです。


>じゃあ、消費する人にはまわってこなくて良い、と言う理屈は通りませんね。

その通りですね。
私の近所に下水処理施設が建つ事もあるでしょうし、原発近隣住民への和解金や対応に掛かってる経費を出す事で遠まわしな増税にもなっているでしょうね。
特に私みたいなサラリーマンは税金を取られ易いですから、負担は小さくないでしょうね。
うちの近所は防御陣地構築にも適しておりますので、有事には徴用される事もあるでしょうね。

でも、それが対価なんですよ。
豊かさを得たり、様々な権利を持つ日本国民である事の。


>しかし、杜撰な事がこれだけ多いと、信用できないのです。

本当に杜撰だったのですか?(建物本体の強度は十分なものだったという意見もあります)
あなたが信じた情報は間違っていませんか?(原発反対運動で利益を得ている方もおられます)
メディアの情報は操作されていませんか?(少なくとも現時点で、報道は政府と敵対しています)
情報の出所は、全くのど素人が思い込みで書いた内容ではありませんでしたか?
専門家の情報は、全く違う分野の専門家ではありませんでしたか?
そもそも、その情報は科学的、技術的に正しいですか?

私は、あなたの言う意見が正しい可能性も、政府や企業の意見が正しい可能性も確率的には大きな差が無いと判断しております。
人は簡単に思い込みますし、情報はいくらでも加工できます。
その問題が致命的なのであれば、あなたは専門家レベルの勉強を行うべきです。
そうすれば、あなたの意見に99%同意できます。

私ならコスト的に考えて早期に和解金もらってとっとと引っ越しますけどね。
>34 椋鳥さま
>豊かさを享受する側として、あなたも原発で利益を得ている私を含む人々と同じ立場にあるという事です。
危険性についてはどうお考えですか?
同じ危険性を持つ物として同じでありますか?
確かに、一度大きな事故が起きれば近隣も遠隔地も大差ないと言われておりますが、
利益の享受と危険の分担が同じでしょうか?

言い換えれば、消費地である人々が危険性をホウチしておくと言う道理もありません。

同じ立場であれば、危険性についても考えてみるべきでは?

>私の近所に下水処理施設が建つ事もあるでしょうし、
>原発近隣住民への和解金や対応に掛かってる経費を出す事で遠まわしな増税にもなっているでしょうね。
下水施設の何が危険性を及ぼすのか理解できません。
迷惑施設については、ゴミ処理場などがありますね。
その対策費用の分担は行われているみたいです。
>メディアの情報は操作されていませんか?(少なくとも現時点で、報道は政府と敵対しています)
確かにセンセーショナルな記事で注目を浴びているのが現状でしょう。
それを以って政府と敵対していると言うのは、少し思慮不足です。
マスコミ(特に新聞社)は広告がおもな収入源です。
よほどのことが無い限り、広告主の意向には逆らえません。
大手広告主には重電御三家があります。

>情報の出所は、全くのど素人が思い込みで書いた内容ではありませんでしたか?
反対運動の一番正確なものは、行政訴訟と民事訴訟の「裁判」であると考えます。
一方的な主張(裁判以外の過激な根拠に乏しい反対運動)ではなく、
科学的に反論されているのが裁判ですから、
その記録などを参考に考えています。
>本当に杜撰だったのですか?(建物本体の強度は十分なものだったという意見もあります)
その意見をお教え下さい。
(根本的に、安心したいのが主旨なので)
杜撰であったと思う根拠
隠蔽体質
これは、北陸電力の臨界事故隠しなど、完全に防ぐことは無理なことですが、
あれほどの重大な事象を隠すと言うことは、
小さな事象などいくつも隠しているのではないかと懸念されるのです。
小さな事象の積み重ねが大事故にも発展するわけで。
(その為の多重防護であると言えばそうですが)
一尾意見では、公開しすぎるほどであると言われておりますが、
過去の実績(犯歴?)から、信用に値するとはいえません。
(不信感はぬぐえない)

耐震基準
裁判において、推進者はM6.5の正当性を主張してきました。
(地震の想定に関して、大崎の方法を頑として主張してきました)
新しい知見が出たら見直すと言う姿勢ではありませんでした。

次々と想定以上の地震が実際に起きて、
耐震基準の改定に繋がりました。
このことは歓迎すべきことです。
新基準に合格しなければ、補修・補強をしていくことになりますから。

>その問題が致命的なのであれば、あなたは専門家レベルの勉強を行うべきです。
>そうすれば、あなたの意見に99%同意できます。
専門家に任せて置けば安心?
素人とでも分かる疑問点を指摘してはいけないでしょうか?
それを根拠に反対してはいけないんでしょうか?
>私ならコスト的に考えて早期に和解金もらってとっとと引っ越しますけどね。
そういう考え方もあるでしょう。
引越しできるほどの和解金って、出るんですか?
近隣住民と言ってもいくつかの行政単位を離れているんですが?

>34
>>日本国としての連帯責任というのであれば理解できますけど。
>あなたが得ている利益の対価を、何故皆で分担しなければならないのですか?
>私の得た利益に必要な対価は私が払うべきですし、あなたが得た利益の対価はあなたが払うべきです。
これは説明不足でした。
私としては、食糧自給率40%を危惧し、なるべく自作・国内産を使用し輸出に頼らないことを目指しているし、
飽食と言われるほど食材を無駄にしていないけれども、
国全体が海外から奪取して、無駄を犯しているなら、一員として連帯責任を負うという意味です。

私の利益を皆さんが負担すべきと捉えられたのならば誤解です。

>36 椋鳥さま
>私は、あなたの言う意見が正しい可能性も、政府や企業の意見が正しい可能性も確率的には大きな差が無いと判断しております。
全否定じゃなくてうれしいです。
過激な反対派は、何でも反対。
強行な推進派は、「反対することに反対」
(推進者ではなくて推進派)
>人は簡単に思い込みますし、情報はいくらでも加工できます。
政府や企業も同じですね。

エネルギー安全保障も、経済性も、原子炉の存在意義として反対するつもりもありません。

ただ一点「安全性」のみです。
使用済み燃料の問題も、安全性に問題なければ反対する意味がありません。

原発無くせ!では、既存の原発が抱えている問題は解決できません。

推進であろうが廃止であろうが、現在の原発の安全性を、
向上させなければ、国が危ういと言う意見です。

科学技術が立ち遅れているなら、研究開発体制を各段に向上させるべきです。
「推進だ!」と反対するのは片手落ちだと考えます。
既存のものは、たとえ廃炉を勝ち取っても、それまでは稼動し続けるわけですし、
廃炉は寿命が来れば必ず起きる問題でもあるわけです。

誰も、「危険を承知で運転している」とは考えないはずです。
それと「事故防止」は似て非なるものです。
過失もあれば、見落としもあるでしょう。
意気込みだけではいけないということです。

反対派の問題提起により、推進者が緊張感を持つことは意義があります。
ただし、双方にごまかしが無いことが前提です。

早く安心したい。
安心できれば、反対する理由が無くなる。
それだけです。

だから、反対するための反対はしたくないです。
推進する為の「反対の反対」も認めたくありません。

反対のための反対であるというご指摘があれば、
真摯に受け止め、修正していきます。

安心が増すわけですから・・・・・


>FC氏
私の認識が間違っておりましたら申し訳ありませんが。
立場の違いは別として、現状分析として「原発の撤廃は難しい」、危険性に対する姿勢として「改善すべきである」という点では意見が一致していると思われます。

今後原発を維持・運営・増設する上で、
FC氏は、近隣住民であり直接的な利害が発生する事から、安全性を重視しており。
私は、遠隔住民で利益の最大化が安全に繋がる事から、コストとエネルギーリスクを重視している。
(私は石油と原子力のエネルギーバランスによる経済的リスクを一番重視しております)

FC氏も原子力発電に理解が無い訳ではありませんし、私も安全性に全く無関心な訳ではありません。
(むしろ安全性は原発のリスク圧縮の為に優先的に改善すべき部分だと考えております)

立ち位置の相違による意見の違いは、これ以上埋め難いと考えます。
互いの利害と立場を尊重しつつ、これにて締めといたしませんか?
(意見が出尽くしており、これ以上は時間が勿体無いという当方の都合もありますが)


----以下、質疑に対する返答------------------------------------
>下水施設の何が危険性を及ぼすのか理解できません。

私の考え方では、原発の危険性も、下水施設による損失も、「コスト」という形で共通化させております。
程度の違いこそあれ、コストの損失は発生するという事です。

>それを以って政府と敵対していると言うのは、少し思慮不足です。

敵対という表現は適切ではなかったかもしれません。
全体的傾向として、反政権的な部分があるという意味です。
報道の比率、内容を見る限り、野党に肩入れしていると見られてもおかしくないとは考えております。

また、報道という第四の権力は、それ自体が一種の利権ですので、政府と報道は相対する立場にあると見ております。

>あれほどの重大な事象を隠すと言うことは、
>小さな事象などいくつも隠しているのではないかと懸念されるのです。

その点については同意します。
統計学的にも、発覚・自覚されるような大きな事故の背景には、100倍以上の「冷とさせられるニアミス」があるとされております。
車の運転中に起こる「危ないと思った瞬間」と「実際の事故」の関係がそうですね。

>素人とでも分かる疑問点を指摘してはいけないでしょうか?
>それを根拠に反対してはいけないんでしょうか?

疑問・指摘・批判に科学的根拠があるのであれば、私は問題無いと考えます。
ただし、私個人としては「不安を背景にした疑い」に対してある程度警戒感を持たざるを得ません。
震災時等の噂がそうであるように、不安は人の科学的視点を取り去ってしまうからです。

>引越しできるほどの和解金って、出るんですか?

交渉の持っていき方次第ですね。
ダム建設の例もございますから、政府の肝いりである原発でも同様の事態が考えられます。
>39 椋鳥さま
>立ち位置の相違による意見の違いは、これ以上埋め難いと考えます。
>互いの利害と立場を尊重しつつ、これにて締めといたしませんか?
>(意見が出尽くしており、これ以上は時間が勿体無いという当方の都合もありますが
了解しました。

税金の無駄遣いや、国民の安全を無視することなど、
国の政策を監視することがお互いの立場を尊重した活動になると思います。

情報収集に努め、根拠が疑わしい問題などを、
討議して行きたいと思います。



>FC氏
お互い結構なコスト(時間)を投入してしまいましたな(笑
それだけFC氏にとっては重要な問題という事なのでしょうが。

長く議論、ありがとうございました。
>椋鳥さま
こちらこそ。

得る物が多くありました。

ありがとうございます。
原発の是非については元々あったのですね。
私はゼロか1でなく中間の0.5という選択をします。

一度では書かずに何度かに分けることになります。
・【年齢/性別】:40歳/男
・【職業】:会社員
・【総論】:条件付き容認(将来的な原発縮小前提)
      代替エネルギー開発推進

実際に起きてしまった事故
現実にあった様々な危険

今回の経験も踏まえ、再度議論するというのはいかがでしょうか?
再度上げます。

皆さん、
本テーマでの議論、いかがでしょうか?
・【年齢/性別】:43歳/男
・【職業】:会社員
・【総論】:段階的縮小(代替エネルギー源の飛躍的技術革新と原子力技術の進歩が条件)

原発の是非に関する議論は、基本となる知識量に差があると話が全く噛み合わないのであまりしたくないですね。
「とにかく不安だ」なんて感情論には何を言っても無駄ですし、「とにかく廃止」みたいな結論ありきの暴論には付き合うのも面倒です。
現在の商業利用の科学技術水準と、諸外国と日本との立地条件や外交上の条件の違いといった現実レベルの話が出来る人って割と少ないですから。

少なくとも100年くらいは現状のまま原発の建て替えなどで安全性を確保しつつ利用していくしか道は無いんじゃないかと思ってます。
>鯨海粋候さん

>原発の是非に関する議論は、
 基本となる知識量に差があると話が全く噛み合わないので
 あまりしたくないですね。
 「とにかく不安だ」なんて感情論には何を言っても無駄ですし、
 「とにかく廃止」みたいな結論ありきの暴論には付き合うのも面倒です。

おっしゃるとおりですね。

ただ、このコミュではそうならずに済んでいるとは思います。
ですので、まだご覧になっていないようであれば
一度目をとおしてみて下さい。


>現在の商業利用の科学技術水準と、
 諸外国と日本との立地条件や外交上の条件の違いといった
 現実レベルの話が出来る人って割と少ないですから。

実は私もそれ程深いレベルで話ができているワケではないですw


>少なくとも100年くらいは現状のまま
 原発の建て替えなどで安全性を確保しつつ
 利用していくしか道は無いんじゃないかと思ってます。

どれ位の期間、
どれ位の依存度、
で原発と付き合っていかねばならないのか・・・ということですかね。


現実問題、当面は代替の問題から原発とつき付き合わねばなりませんし
即時撤廃などは論外であると思います。
しかりリスクは存在し有効な対応改善は殆ど出てきてはいない。

現実的な落としどころはどこなのか。

以前の議論では原発自身の安全性も論点になっておりましたが、
耐震性の評価はともかく、結果としては破損という事実が生まれました。

前向きに考えればこの経験値をノウハウとし
インフラ整備の名目で日本の強さへ変えていければ
現在起きている事故も無駄だけで終わらずに済むと思います。
もう一つ。


国家の安全保障面からの問題もあります。
国家の主要エネルギーを火力などに絞ってしまっていいのかと。
天然ガスや石油に対し核燃料のアドバンテージは燃料当りの発電量が大きいことです。
加えて供給国(主に中東)の問題もある。

太平洋戦争がいかにして始まったか。
忘れてはいけないと思います。
>>[48]

おっしゃる通り。
実際にエネルギー源を絞れば、それだけ確保にコストがかかるし、供給源が国内でない限りは外交上のカードに使われ不利益を受ける可能性も無視できません。
そういったエネルギー源のバランスを無視した議論をしたがる反原発原理主義者とでも言うしかないようなのが絡んでくるから、掲示板等での話ってしにくいんですけどね。

現実問題として、太陽光や風力が原発に替わるには、数段階の技術的ブレイクスルーが必要でしょう。
技術的ブレイクスルーと言えば、
風力では「風レンズ風車」というのがありますね。
これによって
・小型でも採算が合い易くなった
・弱い風でも発電に見合うので小型でもよくなった
・弱い風でも発電に見合うので設置適応地が増えた
・小型でも有効なので価格も低くすみ導入が容易になった
・価格が低いので導入できる人が増えた
と(まぁ似たようなことばかり書いてますが)、
ひとつのブレイクスルーで飛躍的に実現性が増すわけですね。


また、原子力発電のもうひとつのリスクである
使用済核燃料の話ですが、
この高レベル放射性廃棄物をなんらかの方法で(笑)
少しはマシなものにする技術のよう。
加速器って出てくるから、
放射能を持つ物質を
加速器を使って核変換で放射能を持たない物質に
強引に変えちゃおうってことでいいのかな?

−−−−−−−引用−−−−−−−−−
<概要>
 原子力エネルギーが、
 世界的なエネルギーシステムとして大きな役割を果たすためには、
 放射性廃棄物の処理、貯蔵に総合的に説得力のある技術が求められている。
 原子力発電所の使用済み燃料の中には、
 数千年から数十万年にわたり人体への影響をもつ放射性物質
 (高レベル廃棄物)が含まれている。
 この高レベル廃棄物から有用核種とともに
 長寿命放射性核種を分離(群分離)して核反応により、
 安定または短寿命核種に核変換することで、
 長期にわたる環境への負荷を低減することができる。
 これが分離変換技術である。
 産業廃棄物においてごみの分別収集、リサイクル、埋設により
 処分量を低減する考えと同様である。
 加速器による核変換処理では、
 加速器を用いて高エネルギーまで加速した粒子やその2次粒子を利用して
 核変換を起こさせる。
 陽子加速器を用いた核変換処理方法の開発が国内では
 日本原子力研究所が中心になって国際協力も含めて進められている。
 ヨーロッパではイタリア、ベルギー、フランス、ドイツなどが中心になって
 加速器駆動核変換システム(ADS)の全体計画を作成し、
 研究開発を進めている。
 米国では第4世代原子炉計画の先進的燃料サイクル
 イニシアチブ(AFCI)プロジェクトにおいて、
 燃料開発やADS設計研究が進めている。
−−−−−−−引用−−−−−−−−−
>>[50]

「風レンズ風車」も一つの技術的進歩ではありますが、「弱い風でも発電に見合う」ということは「強い風に曝されたときに壊れやすい」という相反する問題も抱えることになるんですよね。
日本はヨーロッパとかと違って、気候の変化が激しいのでその変化に耐えれるだけの技術も必要となってきます。
実際のところ風力発電の最大の問題は「安定性が無い」ってことですので、無風状態や微風状態の懸念だけでなく、故障や破損にやる稼働率の低下も考慮して技術革新されないと代替には程遠いと思われます。
結局のところ、自然エネルギーの商業化には安価で省スペース高効率な蓄電技術が不可欠なんですが、その技術革新はちょっと遠いようですね。


使用済核燃料の話は、現状の反原発ヒステリー状態が長引けば、それだけ原子力分野を志す研究者や技術者が減るので、それだけ技術革新は遠のきますね。
ヒステリックに反原発活動をしている方々は、そういったところまでは一切考慮しないので、自分たちの感情的な行動が却って自分たちの理想を遠ざけてるとは思わないのでしょう。
>白怒火さん

>国家の安全保障面からの問題もあります。
 国家の主要エネルギーを火力などに絞ってしまっていいのかと。
 天然ガスや石油に対し核燃料のアドバンテージは
 燃料当りの発電量が大きいことです。
 加えて供給国(主に中東)の問題もある。

この論点はおっしゃるとおり私も重要だと思いました。

特に主力である火力が現在は
中東依存度が高いわけですからなおさらですね。
欧州、アメリカ、東南アジアからの調達がなされ
リスクが分散できるのであればともかく
現時点ではそのようにうまくいくわけでもない以上、
原発依存も仕方ありません。

一番良いのは自国での調達です。
石油やガスはないのですから、
メタンハイドレードのような別の資源を開発するか
自然エネルギーをなんとかして現実のものにするかしか
選択肢はないのは自明なんですが、
あとは現実感ですかね。
これも政府の力の入れ次第でだいぶん違うとは思うのですが・・・
あとは蓄電池産業ですかね。
>「風レンズ風車」も一つの技術的進歩ではありますが、
 「弱い風でも発電に見合う」ということは
 「強い風に曝されたときに壊れやすい」という相反する問題も
 抱えることになるんですよね。

これはコスト面の課題は出るとして、
現実的には解決は十分可能なことだと判断します。
そしてコストの問題も、
産業として立ち上がり量産が進むこと(海外への輸出も含めて)と
保守保全整備の産業が機能することで十分改善可能だとの判断です。


>日本はヨーロッパとかと違って、
 気候の変化が激しいのでその変化に耐えれるだけの
 技術も必要となってきます。

視点を変えれば、
これらを克服する製品であれば
世界市場で他国との競争にも打ち勝てるものとなるワケです。
日本の将来にとって十分価値のあることだと思います。


>結局のところ、
 自然エネルギーの商業化には安価で省スペース高効率な蓄電技術が
 不可欠なんですが、その技術革新はちょっと遠いようですね。

同意です。
私も蓄電池が鍵を握っていると思います。
これは素材技術(素材開発)という面でもあるのかもしれません。
私は国としてもっと力を入れるべき
(そしてそれだけの価値がある)産業分野だと思っています。


>使用済核燃料の話は、
 現状の反原発ヒステリー状態が長引けば、
 それだけ原子力分野を志す研究者や技術者が減るので、
 それだけ技術革新は遠のきますね。

どうなんでしょうね。
一般人の感覚としてはなんとなくうなずいてしまいますが、
学問として志す人間というのはその辺りのことは考えているでしょうし
深い理解をしているワケですから
一般素人の浅いヒステリー状態なんかに惑わされたりはしないんじゃ
ないでしょうか?
一般国民がそういう学生や研究者を差別するのであればともかく、
幸いにも日本人はそういったことはあまりしないと思うんですが。
技術者についても、
日本国民がいくらヒステリーしても
原発は現実としてなくならないワケですから
別に仕事が減るわけでもないですし。

特に、研究者については核融合の技術者というのは増えると思います。
それにともない核分裂原子力というのは
日本としては自然と廃れていくと思います。
それが30年後なのか50年後なのかという違いはあるのでしょうが。

もし、核融合が実現してもコストや技術的に導入難易度が高い場合、
海外においては核分裂原子力発電のトレンドは継続していくとも思えます。
海外でのインフラ輸出として
日本の原子力産業は今後も続くのではないでしょうか。
海外は日本程のアレルギーはないんでしょうし。


>ヒステリックに反原発活動をしている方々は、
 そういったところまでは一切考慮しないので、
 自分たちの感情的な行動が却って
 自分たちの理想を遠ざけてるとは思わないのでしょう。

あ、そういった面があることを否定しているワケでもないので
念のため。
風レンズ風車についてですが、

素人考えではありますが
これだけ小型で低い位置から設置できるのであれば
縦二層式、三層式の風車も可能ではないでしょうか?
そうすれば、限られた敷地当たりの発電量は増やせます
(投資コストは比例してあがりますが)。

また、日本にとってどれだけの適応があるかはわかりませんが、
欧州の一部のように特定の方角から
決まった風が吹いているような場所向けには
大きな開口部のある巨大な建屋をつくり
その中に無数の風レンズ風車を並べるという手もないでしょうか?
この建屋は巨大なトンネルのようなものでその中を風がとおるワケですが、
その間に何層もの風車を並べるのです。
風のエネルギーが風車によってエネルギーに変わり
その分風の勢いが減退するのであればこの方法は無理ですね・・・
>>[53]

>一般人の感覚としてはなんとなくうなずいてしまいますが、学問として志す人間というのはその辺りのことは考えているでしょうし深い理解をしているワケですから一般素人の浅いヒステリー状態なんかに惑わされたりはしないんじゃないでしょうか?

志す当人が惑わされなくても、周囲の人…家族にそこまでのリテラシーがあるとは限らないと思われます。
理系離れというのもあって、東日本大震災前から原子力関連の分野を志す人材の不足と言うのは懸念されていたようです。
それと志す段階では「学生」であることが殆どですから、スポンサーであるところの家族が放射能ヒステリーだった場合は困難を極めるかと思われます。


>一般国民がそういう学生や研究者を差別するのであればともかく、幸いにも日本人はそういったことはあまりしないと思うんですが。

実際に「親が東電に勤めてる」ってだけでいじめを受けてるという実例がありますので、そこまで日本人の国民性を高く見るのは危険なのではないでしょうか。
まぁ、大多数はそういう差別的な行動をとらないと思われるのですが、反原発デモからもわかる通り、差別的な人間に限って声が大きく非常識な行動に出がちですからね。


>技術者についても、日本国民がいくらヒステリーしても原発は現実としてなくならないワケですから別に仕事が減るわけでもないですし。

愚かな「民意」とやらで、原発の比率を0%にするなんてことになれば、新技術の開発をする技術者が必要無くなってしまいます。
維持するだけで、技術革新が無いのであればその分野は死んだも同然になってしまいかねません。


このような事態にならないようにするために、科学教育の充実や、情報リテラシー教育を子供の世代からしていく必要があると思っています。
大人の世代に向けてはマスコミの統制ですかね。



風レンズ風車を重ねることに関しては、それを支える基礎強度に問題がでかねないのではないでしょうか。
基本的に高い建物になればなるほど、上層階の風は強くなりますので、発電効率は上がるかもしれませんが、強風時の破損の確率も跳ね上がるので痛し痒しではないかと思われます。
>志す当人が惑わされなくても、
周囲の人…家族にそこまでのリテラシーがあるとは限らないと思われます。

そうした懸念を感じるのもわからなくもありませんが、
当人がそうした理性的に判断できる(ように育った)のならば
(そう育てられた)その親も十分に期待できると思いますし、
他ならぬ自分の子供が言うことであれば容易に理解を示すようにも思います。


>理系離れというのもあって、
 東日本大震災前から原子力関連の分野を志す人材の不足と言うのは
 懸念されていたようです。

はい。
私もそうのようなことを聞いたことがあります。


>それと志す段階では「学生」であることが殆どですから、
 スポンサーであるところの家族が放射能ヒステリーだった場合は
 困難を極めるかと思われます。

そうですね。
志す以前の段階においてはこうした懸念はありえそうですね。
いずれにしても理性的な親次第、といったところでしょうか。

個人的には、ヒステリーも数としては膨大ですが、
そうでない人間の母数も膨大ですので
結論としてはそれほどこの観点で心配はしてはおりません
(今であろうと昔であろうと、そして震災前であろうと後であろうと
 実質的にさして変わりはないと思っております)。

要はヒステリーの度合いがひどくなっただけで
理性的な人間の判断(スタンス)はあまり変わっていないように感じるのです。
これは私自身がそのスタンスにあまり変化がないからかもしれませんので
現実のみなさんの認識と大きく隔たりがあるかもしれません。


>実際に「親が東電に勤めてる」ってだけで
 いじめを受けてるという実例がありますので、
 そこまで日本人の国民性を高く見るのは危険なのではないでしょうか。

子供が小学生時分でこうした体験にあった場合は
それらが何らかの影響を与え距離をとる結果となることはありえると思います。

中学生以降に限って言えば、
それなりの分別もつき、また、そうした観点での中傷は
やっている方にこそ非があるわけで、
それを甘んじて受けるようなことはない気がします。
少なくとも我々の子供の頃の状況であれば。
今の子供が中学生になって弱いまま育っているのが標準であれば
この点の懸念は私も同意致します。


>まぁ、大多数はそういう差別的な行動をとらないと思われるのですが、
 反原発デモからもわかる通り、
 差別的な人間に限って声が大きく非常識な行動に出がちですからね。

そうですね。
まぁ、私なんかからすれば、
そうした人間程隙だらけ穴だらけですので
根が子供の私なんかはいくらでもヘコませるんですが、
世の中の人々はできた人達ばかりですので
そうした人間の行動までも包容してしまう(要は放置w)んですよね。

もとが正当性のないロジック・行動ですので
放置は適当な対処であるとは思ってます
(放置しても何の変化も怒らないという点で)w
言い返してもそれで何かが変わるワケでもありませんし
(個人レベルの言い合いでは)。


>愚かな「民意」とやらで、原発の比率を0%にするなんてことになれば、
 新技術の開発をする技術者が必要無くなってしまいます。
 維持するだけで、技術革新が無いのであれば
 その分野は死んだも同然になってしまいかねません。

なるほど。
そのロジックも現実的にそうした判断もありえないとは限らないという点で
全面同意致します。
この点認識致しました。

そもそもこのトピにいらっしゃる方も原発撤廃そのものには反対ではない
方々ばかりであると思います。私自身もそうです。
そうした民意を恣意的にとらえ「原発の比率0%が国民の総意である」と
する懸念は十分ありえそうだと思います。


>それを支える基礎強度に問題がでかねないのではないでしょうか。

おっしゃるとおりですが、
技術的には問題はそれ程ないと思います。
問題は現実的な線にコストを抑えられるかという点そっちに集約されるかと。
「原発ゼロ47%支持」って言うけど
見方を変えれば、
「ゼロでなくてもよい(積極否定はしない)という人が53%である」
という言い方もできるんだよね〜

リスクも考慮し依存度は減らすものの
ゼロにまでする必要性を感じない。
こういう意見もそれはそれでありだと思います。
>>[57]

なぜマスコミが「原発ゼロ47%支持」と報道して「原発ゼロ53%が不支持」と報道しないのかというのには、原発ゼロが多数派のように錯覚させて世論を誘導しようという薄汚い意向が透けて見えますね。
【年齢/性別】20代
【職業】 学生
【総論】 極端な廃止論・無条件の容認論のいずれに対しても反対

 私は原発に関して全く専門的な知識を持っておりません。
 ですが、専門的な知識を持っていなくても言えることはあると思います。

1.原発に関わる人たちは素人である我々に対して数多くの隠蔽を行い、数多くの嘘を吐いてきたことが明らかになりました。これは原発の素人だろうと玄人だろうと認めなければならない厳然たる事実です。

2.福島原発の事故は人為的事故であると評価されています(1の問題があるので、この評価自体が誤っている可能性は拭いきれませんが)。では、現在原発に関わっている人たちの下で、どれだけの頻度で原発事故が起きているかを確かめてみましょう。以下は1999年以降の事故に限って並べたものです(出典:wikipedia)。

・1999年6月18日 北陸電力志賀原子力発電所1号機事故
・1999年9月30日 東海村JCO核燃料加工施設臨界事故
・2004年8月9日 関西電力美浜発電所3号機2次系配管破損事故
・2007年7月16日 新潟県中越沖地震に伴う東京電力柏崎刈羽原子力発電所での一連の事故
・2010年6月17日 東京電力福島第一原子力発電所2号炉緊急自動停止
・2011年3月11日 福島第一原子力発電所炉心溶融・水素爆発事故

 さて、こうして並べれば小学生でも経験則でお分かり頂けると思いますが、現在の体制の下で原発を運用すれば原発事故は「近いうちに」「必ず」起こります。そもそも福島原発のみならずもんじゅの事故も未だに解決されておりません。「いや、これからはもう絶対に起こらないんだ」とお考えの方が万一いらっしゃるとしたら、ぜひその根拠をお教え下さい。

3.上述した1,2の問題は、人や組織を替えることである程度変化するかもしれません。裏を返せば、人や組織を替えなければ間違いなく今後も情報の隠蔽が行われ、国民は欺かれ、そして原発事故はまた起きるでしょう。「人や組織はそのままでいい! 事故ばっかり起こして、嘘ばっかり吐いてきた彼らだけど、福島原発事故で生まれ変わったんだ!」というキラキラした考えの持ち主はぜひそのきちんとした根拠をお教え下さい。
 では、現状「原発ムラ」の人や組織は変わったと評価できるでしょうか? 原子力委員会の委員長は福島原発事故当時から近藤駿介氏で変わりません。その原子力委員会の委員長代理だった(つまり『福島以前』の原子力政策の責任者の一人だった)田中俊一氏が原子力規制委員会の委員長です。原発の推進を指導した中曽根康弘氏は未だに政界に多大な影響力を持ち、その盟友である渡邉恒雄氏はメディアの首領に収まり続けています。この現状を鑑みて、「原発ムラ」の人や組織が変わったとお考えの方はぜひその根拠をお教え下さい。

4.以上のことから自明ですが、現状の組織下において原発を運用する際には今後も必ず事故が伴います。「原発は運用すべきだが、もちろんそれ以前に人事刷新は絶対に必要だ」という極めてまっとうな主張、あるいはせめて「今後も事故は起きるがそれでも原発は運用するべきだ」という主張ならば傾聴に値しますが、今後事故が起こらない前提で原発を運用できると考えている人たちは、わけもわからず原発反対を唱えている人たち以上にお花畑だとしか私には思えません。過去数限りない嘘を吐き、数限りない事故を起こした人たちが、ある日突然嘘を吐かなくなり事故を起こさなくなると信じているのですから。そして残念ながら、「原発容認派」の多数はこういうお花畑の人たち、あるいは分かっていてその事実を口にしない人たちであるように思えてなりません。

5.もちろん私は「嘘吐きどもを血祭りに挙げろ」と主張したいのではありません。また、原発に関わる人たちの全てが嘘吐きだと考えているのでもありません。組織防衛よりも誠実さを美徳とするような方は沢山おられるでしょうし、そうした指導者に替えるだけでも組織の体質というものは大きく変わります。ですから、仮に今後原子力発電を続けるとしても、最低限人事と組織の大幅な刷新を図るべきでしょう。少なくとも、日本最大の新聞社のボスが原発大好きな状況で真実の公開が望めるとは思えません。
 しかし残念ながら、欺瞞と事故を生み出したまさにその当事者たちが未だに原発行政を指導しているというのが今の日本の姿なのです。

ログインすると、残り38件のコメントが見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

「良識ある」政治・政策検討会 更新情報

「良識ある」政治・政策検討会のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。