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名島表現塾コミュの第2期表現塾 20回目のレポート

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8月24日、第2期表現塾 20回目のレポートです。

前回に引き続き水咲さんが参加、9名での表現塾です。


【脱力・発声・リズム・しゃべり】
柔軟体操・脱力のあと、前日の「箱崎ミスティカ」などがきっかけで、しばらく『気』や『波動』の話になりました。すべてのモノは波動で出来ていて、そうやってみると『私』も『アナタ』もなくなるという話しや、気の通りの話しに興味津々で、一時オカルト倶楽部のようになりました。
発声練習、つづいてリズム練習。今まではどの拍子もアクセントを1拍目に持ってきていたのですが、今回は2・4・6・8拍目にアクセントをつける、いわゆる『裏ノリ』のリズムをはじめて練習しました。裏ノリはレゲエのリズムなどと一緒のせいか、身体でリズムを取った方がやりやすいし、むしろ自然と身体でリズムを取ってしまうノリです。裏ノリが加わることでポリリズムのリズムのうねりに今までと違うものが生まれていました。
メロディ回しの練習は、時々テンポが速くなってしまったり、突っかかってしまいますが、ほとんど無事に回っていました。和風な節回しが出たり、真ん中で盛り上がるメロディーが出たりしました。
言葉のポリリズムの練習、今回は『海の生き物』『陸の生き物』をテーマに具体的な動きと抽象的な動きを交えて行いました。前回同様、抽象的になるとリズムから外れてしまったり、なかなか具体的な動きから抜け出せなかったりもありましたが『生き物の気持ちになって、一体何を考えているのかイメージしながら』踊るというのは、もしかしたら見た目おとなしい生き物が内面に激しいモノを持っているかもしれない、逆に獰猛な生き物が臆病な内面を持っているかもしれない、などと考え出すとこれから動きがどんどん生まれてくるのではないかと、次回以降とても楽しみです。
具体的な動きでは、『ノミ』と『バッタ』を選んで2人で飛び跳ねている宮下さんとウラジミールさん、抽象的な動きではちょこさんの切れのある『サンマ』の踊り、恥ずかしそうな『ウサギ』を踊る寺本君が面白かったです。
しゃべりの訓練では、話すことに苦しんでいるちょこさんと水咲さんが、支離滅裂な回路を共有して話しているのが奇妙な会話のようでした。最近とても元気だという寺本君は声にもとても張りがあって勢いのある話をしていました。
逆に、小林さんとさちんのコンビはお互い言葉を拾いながらすらすらとしゃべってはいるのですが、断絶感があるように見えた、という意見がありました。

【踊り・演奏】
班分けは・・・・ちょこさん・宮下さん・水咲さん
         ウラジミールさん・寺本君・小林さん
         みなみさん・いおさん・さちん      です。今回は3人ずつの三班で、ソロの踊りと2人の演奏のセットを合計9セット行いました。(セットが多く記憶が曖昧になって来ているので、訂正・補足があったらよろしくお願いします。)
        
宮下さん・水咲さんの演奏は、宮下さんのリコーダーで演奏が始まり、水咲さんが太鼓で入るという演奏でした。ちょこさんのソロは集中度が高く、ソロで魅せる力の強さを感じました。
ウラジミールさん・寺本君の演奏は『白い壁』と高らかに歌い上げる寺本君をウラジミールさんが苦戦しながらもギターとボイスでうまくいなしていくという演奏でした。小林さんの踊りは『壁』をイメージするような動きが出たりと、素直に音楽に反応していたと思います。
みなみさん・さちんの演奏は、みなみさんのギターとボイスと足踏み・さちんのディジュリドゥが低く静かな演奏になり、『地下に降りていったら地底人に唐揚げにされた』という物語になりました。いおさんの踊りは、重心が落ちた分、今まで多かった爆発的に逆ギレのパワーを出すのとはまた違った、深いところから静かに怒りを出してきているようでした。
水咲さん・ちょこさんの演奏は水咲さんの落ち着いた真面目な感じのギターに、しゃべりの訓練に引き続いて飛び出してきたちょこさんの摩訶不思議な言葉ボイスが乗っかっていました。宮下さんが壮絶な顔をして踊っていました。前回までしばらく仮面をつけて踊っていて、人の顔とはまた違う表情や不思議な世界観をつくっていたのですが、顔の踊りまでしっかり見える踊りの人間くささも、仮面の世界とはちがう世界でした。
小林さん・寺本君の演奏は『世界最大の蚊』『入浴だ』といった奇想天外なボイス合戦が繰り広げられ、シュールでおかしな世界を作っていました。踊るウラジミールさんはどうこの世界にアプローチするか悪戦苦闘しながらも真っ向から立ち向かって途中シャツを脱いで回したりしながら踊っていました。
いおさん・みなみさんの演奏は『ホモで変態とただ酔っぱらい』という、いおさんが実際に目撃したことをボイスにした演奏をしていました。(自分は踊っていてきちんと演奏について覚えていられなかったので、補足をお願いします)。さちんの踊りは、前より切れが出て来たという風に言われました。
ちょこさん・宮下さんの演奏は2人でボイスの掛け合いと宮下さんの巧みな小太鼓のリズムとちょこさんのノリノリ大太鼓の演奏が、名コンビぶりを発揮していました。水咲さんは踊りたいイメージがなかなか身体に出てこない・イメージが降りてこない、とまだまだ苦戦をしているようですが、身体の内部では少しずつ踊りが生まれているようです。
ウラジミールさん・小林さんの演奏はリズムに乗って安定してボイスのストーリー組み立てようとするウラジミールさんと、それとはまったく違う方向へ応答する小林さんのボイス展開から目(耳)が離せませんでした。寺本君はボイス・しゃべりが好調だったですが踊りも好調で意識を散らさずに動くようになり、いきなりイスに乗って『首をつる踊り』を踊ろうとしていました。
いおさん・さちんの演奏は『食べられない』といういおさんのボイスと『何でも食べなさい』というさちんのボイスの掛け合いでした。みなみさんの踊りは端の方からじりじりと空間の中心へにじり出ていくという踊りでした。踊りと演奏のバランスがとれていたセットだったと思います。


今回は9つの短いセットだったのですが、どのセットも演奏の終わりがきちんとありました。また、言葉ボイスの掛け合いが非常に面白いものが多かったと思いました。



【劇作】

班分けは・・・・ウラジミールさん・寺本君・小林さん
         いおさん・みなみさん・さちん
         宮下さん・ちょこさん・水咲さん  です。


ウラジミール班は『渋谷にサルが現れたニュース』と『飲食店に立てこもり』『お寺に放火』の3つをニュース元に創作。
野球選手になることを夢見て田舎から上京してきた青年は、たまたま捕まえたサルとお寺で野球の練習を開始。しかし寺の住職に注意され、怒った青年はお寺に放火。
青年とサルは牛丼屋で食事をしますがお金がなく無銭飲食をとがめらて、店員を人質に立てこもり。やってきた警察はまずサルをエサでおびき寄せて捕獲。青年は何とか逃げ出しますが、最後は警察側についたサルにだまされて、あっけなく警官に倒されてしまう、という物語。
田舎に残した母親を思う爽やか青春劇かと思いきや、どんどんダメな方へ転がっていく転落ストーリー、出も妙に明るい、という作品でした。寺本君の声がとても良く通っていて、ぴょこぴょこ跳ねるサル役の小林さんととてもいいコンビを魅せていました。ウラジミールさんは照明と警察をこなしていました。

いお班は『北京オリンピック』『事務所に放火』『おばあさんの通り魔』の事件を組み合わせて創作。
大事な試合でミスをし落ち込んだスポーツ選手が、無理矢理心理カウンセリングにつれて行かれます。しかしカウンセラーの女医2人は選手をなじるような質問ばかり。ついに頭に来た選手は『オレはホントはスポーツ選手じゃなくてアイドルになりたかったんだー』とアイドル事務所へ放火。おどろき惑う人々。
急に場面は渋谷の雑踏へ。仕事が見つからないおばあさんは世の中に嫌気がさして道行く人を次々刺していく。倒れた2人は、死者の国へ。この世がイヤになった主人公(スポーツ選手でおばあさん)も死者の世界へやってきて『死者の国で、スターになってやるー!』と叫ぶ。というお話。
大耳ライブの劇「獣の回転」の延長線上にあるような物語で、いおさんのスポーツ選手とおばあさんの切り替えや、この世に対する恨み辛みや細かいディティール(アイドルの歌を歌ったり、109でバイトしたかったといったり)は、勢いがあるのに落ち着いてやっていてさすがだと感じました。
みなみさんとさちんで舞踏を取り入れて落ち込んだオーラや死者の国を表現したり、足音でポリリズムをしながら渋谷の雑踏を表現したりと、表現塾でしていることをうまく取り入れた作品でした。

宮下班は『北京オリンピック陸上』を元に制作。
短距離走決勝戦。日本の選手の隣のレーンにいた北朝鮮の選手は、どう見ても10年前高校陸上部で共に競い合っい、行方知らずになった友人だった。語りかけるがそのことを認めない北朝鮮の選手。勝負に勝った方が相手の質問に答えるという約束をして、レースがスタートを切る。
男と男の真剣勝負。そのさなかに懐かしい青春、マネージャーの女の子に2人で恋をした思い出が駆けめぐる。そして、ゴール。勝負に勝った日本の選手が改めて尋ねると、ついに北朝鮮の選手は10年前失踪した友人であることを認める。そして彼は日本へ戻れという友人と、今はレポーターになって北京へ来ていたというあこがれの人の声を振り切って北朝鮮へ戻っていくのだった。というお話。
短距離走のホントはほんの何十秒かの時間をスローモーションで引き延ばして青春の思い出を語ったりイメージの中で好きな女の子が走ってきたり、それを振り払ったりと、マンガのような表現で王道な展開の物語でした。
あまりしゃべらない水咲さんがかえって本当に北朝鮮の選手っぽく見えたり、宮下さんがずっとゆっくりその場で走りながら台詞を言ったり、ちょこさんがヒロインのマネージャーになって2人の横をゆっくり駆け抜けたりと、安心して楽しんで見ていました。

今回は初めて劇作を3つの班に分けて少人数でやりました。
少人数で役がたくさん出せない、というデメリットもありましたが、意思統一や世界観の共有がしやすい、というメリットもありました。


【宿題発表】


〔全員共通。 人形を作る〕

宮下さんは、紙粘土で深海魚人形を制作。手足が胴体と紐でつながっているので、揺らすと手足がぶらぶらと動きます。
みなみさんは宮下さんの深海魚人形の女の子バージョンを制作。前述の紐で手足がぶらぶら動くアイディアはみなみさんの発想だそうです。2体並べてゆらゆらさせたらかわいいです。
ちょこさんは、布を編んで作った人形を制作。薄くてくたくたした体に長い手足で、脱力しているみたいな人形背した。
ウラジミールさんは乙女チャリオット人形を制作。100均人形魔改造シリーズで上半身は剣を持った女の子、下半身は戦車、車輪には女の子の人形の首が留めてあります。恐ろしい力作です。
いおさんはイチジク浣腸人形を制作。頭が浣腸で胴体はヤクルトでずんぐりむっくりした人形なのですが、透明で目鼻口のない頭というのは面白い発想だと思いました。
小林さんは布製の縞模様の人形を制作。形・大きさがちょうどジンジャークッキーのようでかわいいです。
寺本君は紙粘土で人間になりそこなった爬虫類の人形を制作。赤い羽根がついていると思ったら、皮膚が弱くて血が吹き出ている様子だそうで物語がある人形でした。
さちんは新聞紙人形を制作半紙を丸めて作った芯にちぎった新聞紙をひたすら貼った人形です。


〔個人課題〕

宿題『60年代について興味のある物を調べる』

みなみさんは『みゆき族』について。VANの服を着て銀座でショーウィンドウをするのが流行っていたそうです。ワンシーズンでも影響はとても大きかったらしく、オリンピックを前にした一斉補導がなければ、もう少し長続きしたのかしら…?
小林さんは『ベンチャーズについて』。アメリカよりも日本で売れたバンドで、エレキギターを用いたバンドの先駆けだそうです。今はバンド=エレキギターなイメージが私などあるのですが、昔はとても新鮮で驚かれたのだろうと思います。
いおさんは『別役実』について、新たな資料を作ってきていました。時間がなくほとんど読めなかったのですが、面白そうなインタビュー記事の資料をいただきました。(次回続きをするようです)
残りの宿題は時間切れのため、発表は次回に持ち越しです。


おかず
ウラジミールさん・ホタテとキノコとタケノコのご飯
いおさん・エビチリ
みなみさん・ナスとショウガの煮もの
宮下さん・豚肉の味噌焼き
小林さん・にんじんと卵の炒め物
寺本君・肉じゃが
さちん・オクラと山芋の梅肉和え

このほか、下松家のおみそ汁がありました。

【次回の宿題】
全員共通
●料理を一品作る。

●人形を作る

※レポートの宿題は次回はありません。
ただし、今回発表時間が無かった人は、次回に発表がありますので資料を忘れずに持ってきてください。

コメント(3)

さちんちゃん、毎回ですがレポートご苦労さまです。
よくこれだけの内容を覚えてくれているんだなあと感心します。
特に今回は踊りのセットがいつもの倍あったので、僕も記憶がごちゃごちゃです。
でも、ほぼ正確に踊りの雰囲気や僕が言ったことを書いてくれているので、驚きです。
カゼ気味だったにもかかわらず、よくレポートにまとめてくれました。次回もよろしくね。
今回はリズムの裏乗りの訓練と、水咲さんのほとんど超能力に近い気の力と、さちんちゃんイオちゃんみなみちゃんの芝居のオモシロさが記憶に残り、あらためて表現塾をいろんな人に見てもらったり体験して欲しいなあと思いました。

みなさん、12月はちょっと予定を空けておいてくださいね。ひょっとしたら公演があるかもしれません。

うーむ、参加したくてたまりません。
また近いうちに来ますね。

たわごとです・・・・
ああ、12月・・・・忙しい・・1−2月にならないかなー

せんさん、コメントありがとうございます!
今回の芝居は三本立てで、どの作品もかなりオモシロかったですよ。
いつかまた来てくださいね。

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