台風の眼を覗き隊！コミュの1981～2023最強台風TOP3

新年へのカウントダウンが始まりました！
今年は台風発生が記録的に少なく、マニアには退屈な一年となりました。近年、東日本に限ると比較的強い勢力で上陸する台風が増えましたが、極端に強い勢力で本土に上陸する台風に限ると減ったのは確かです。ノアによると、温暖化による偏東風波動の弱まりが原因のようです。
さて、そのような極端に強い勢力で本土上陸した台風トップ3を1981年まで遡りピックアップしました。参考にしたのは実際に観測された上陸時の風速及び暴風域の広さ、最大瞬間風速45m以上を記録した地点数、更に気象庁発表の台風情報も加えましたが、降水量は勢力と合致しないために省きました。

＊第三位＊(9918バート)
熊本県北部に上陸、気象庁発表では945hpa40mでしたが、実際はかなり強く牛深市で66.2m、非公式ながら甑島で84mを観測。高潮が極めて顕著で、熊本県で記録的高潮により犠牲者多数。山口県宇部空港が水没。

＊第二位＊(0418ソングダ)
長崎県佐世保に上陸、気象庁発表では940hpa40mでしたが、実際は遥かに強い風を伴い広島市で最大瞬間風速60.2m、西日本から北海道にかけて各地で最大瞬間風速50mを越す記録的な暴風を観測した。

＊第一位＊(9119ミレーレ　林檎台風)
ダントツ一位は林檎台風で、気象庁発表では940hpa50mで上陸、猛烈に加速し、一時100km/h越す最大速度で日本海を北上した。そのため全国区の極めて広範囲で記録的な暴風を観測し、非公式ながら甑島で最大瞬間風速88mを観測、広島では世界遺産の厳島神社が倒壊した。暴風による多数の犠牲者を出し、北日本の林檎園が壊滅的打撃を被った。これだけ記録的な暴風を吹かせたにも関わらず名前が付けられなかったのは不可解で、実際、気象庁内部で議論が有ったらしい？

尚、第4位に(2121チェイビー)が上げられる。
気象庁発表では955hpa45mで神戸市に上陸、和歌山市で最大瞬間風速58mを観測した。
また、第5位に千葉市に965hpa40mで上陸した房総半島台風が上げられる。

それでは皆様、本年度もご愛顧いただき大変感謝いたしております。どうもありがとうございました。新年度も台風に想いを馳せて、皆様のご多幸を祈り年越しのご挨拶とさせていただきます。