1970年代に発癌性が指摘され厚生労働省によって精密な追試が行われたが発癌性は確認されていない。東京都立環境衛生研究所の調査でも毒性は無いとの結論に達している[6]。 また、米国化粧品工業会も化粧品原料評価を行い発癌性を否定しており、インターネットやE-mailで流布される発癌性懸念の噂は虚偽であるとのカナダ健康省や米国癌学会American Cancer Society の見解を紹介している[7]。 さらに、2007年現在までIARCやNTPの発癌性リストに載ったことは無い。 科学的、医学的な根拠がないにも関わらず、現在においても発癌性が盛んに主張される背景には、天然石鹸を販売する業者が市販の歯磨き粉や洗剤の中に含まれる危険な成分としてこの物質を紹介しているという事情がある[8]。 例えば、「情報センター出版局」という出版社が発行する『危険度チェックブック』には発癌性・アレルギー性のある成分と記されている。[要出典]