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中年バイブ連合コミュのmini-CD2紹介/

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■mini-CD2/レビュー
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「トラベリン・リピド」〜Travelin' Libido

<曲目>
1)寒い町へ
2)旅よ始まれ
3)旅に唄あり
4)ブロンド・オン・ブロンド
5)東京放浪
(2004.autumn)

※ジャケの車窓ビジュアルは、おそらく山陰方面の日本海の風景。
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<コメント>
2nd-CD「旅する中年」の制作が遅れに遅れ、昨年の10月のライブでは「愛のケダモノ」というミニCDを付け焼き刃的に制作・配布したが、2004年11月現在、2nd-CDは未だ完成しておらず、またしても付け付け焼き刃的に「トラベリン・リピドー」というミニCDを制作する運びとなった。ったくしょうがねえな。

“旅するリピドー”てなタイトルを冠すほどなので、当然内容的には中年バイブのトラベルソング(旅に関する唄)のオムニバスとなっている。“リピドー=Libido(独)”とは精神分析用語であり、フロイトの概念では「性本能のエネルギー」、ユングの概念では「心的エネルギーの総体」と解される。もともとはラテン語の“欲望”という意味であったらしい。

20代半ば、凍り付いた冬の軽井沢旅行を題材にした「寒い町へ」、まだクーラーが普及していない頃、全ての窓を開け放して風を入れ、夏の景色、空気と溶け合うように疾走するディーゼルカーへの憧憬を歌った「旅よ始まれ」、芭蕉や西行など、日本のトラディショナルなトラベラーにオマージュを捧げた「旅に唄あり」という本来2cdに入るべき3曲に加え、1cdから「ブロンド・オン・ブロンド」、1999年のアナログテープ音源から「東京放浪」を収録した。

何にせよ、僕の旅好きはムッシュかまやつの「どうにかなるさ」から始まったのであるが、あの頃はまさかてめえの人生が「どうにもならない」事態に陥るとはユメユメ思っていなかったことを苦笑と共に付け加えておこう。 もちろんムッシュに罪はないことを明言及び多大なる敬意を表しつつ…。

(ウッディー)

コメント(1)

<歌詞カード>

寒い町へ(デモバージョン)

いったいどのくらい風の中にいただろうか
気が付けばあの歌はもう聴こえなかったし
生臭なこの体だけが傍若無人に振舞う
女の唾の甘さに、ああ、もう全てを忘れてしまおう
今夜は昨日よりもお前の近くにいたいよ
凍えながら、震えながらひとつになりたい
寒い町へ… 二人で

今はもう全てが色褪せてしまった
ただ夢をふかして、ねじって捨てるだけ
ほんの少し残った中途半端な幻よ
オレのいかれた神様に最後のお願いをしてみよう
いつまでもどこまでもお前と一緒にいたいよ
揺れながら回りながらひとつになりたい
寒い町へ… 二人で

この胸の支えの訳が分からない
悲しみは矢のように貫いていくだけなのに
雪が闇に舞う、白く塗り潰せ
光も闇も何もかも真っ白に、真っ白に
包むように溶かすようにお前を抱き締めたい
全てが消え果ててもひとつになれるまで
寒い町へ… 二人で

温め合うためにここまでやって来た
まるで逃げるように、追われるように
この冬の列車よ、夜空へ舞い上がれ
どこまでも駆け抜けて、やがて流星にでもなればいい
未来よりも過去よりも今、お前といたいよ
眩しい闇を超えてひとつになりたい
寒い町へ… 二人で
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旅よ始まれ(デモバージョン)
 
旅よ始まれ、昨日も今日も
同じ痛みじゃハナにつくから
高く飛ぶ鳥が落っこちるのを見た
後に残るのは燃えるカゲロウだけ
 
花吹雪は舞い踊り、月影は柔らかく
季節の結び目が今夜そっと解かれる
列車よ、ひた走れ、いき着く果てはない
吹いていく風と流れる雲だけさ
 
敗けた男達、もう一度やり直せ
新しいタバコにそっと火を灯し
やがて炎は木々の緑に変わるだろう
夏がお前の体に乗り移るんだ
 
旅よ始まれ、昨日も今日も
同じ痛みじゃハナにつくから
旅よ流れろ、全てを流せ
同じ痛みじゃ遣り切れないから
 
全ての草を濡らして美しい雨が降る
輝きは形を変えて、朝も昼も夜も
何度でも信じよう、本当の終わりが来るまでは
オレが気に入るように、喜ぶように
 
退屈な旅人よ、今すぐ旅を終れ
たとえば帰ることがお前の旅ならば
全てが今、踊るならこのオレは座っていよう
つまらない顔をしてビールでも飲んでいよう
 
空蝉よ鳴き騒げ、耳が聞えなくなるまで
蛍ども燃え上がれ、全てを焼き尽くせ
今夜星が降り注ぐ、後から後から
夏がお前の体に乗り移るんだ
 
旅よ始まれ、昨日も今日も
同じ痛みじゃハナにつくから
旅よ流れろ、全てを流せ
同じ痛みじゃ遣り切れないから
 
命は消えるからそれまで待てばいい
愛しい人よ、その手でそっと触れておくれ
旅の風になり旅の雲になり
訪れたところはあなたの浅い夢の中
 
全ての旅人よ、歩き疲れても
靴の踵ははしゃぎ帽子は回ってる
どこにも行けずに誰にも逢えずに
くたびれた旅だけがお前を優しく包み込む
 
遠くで聴こえるよ、あの海の響きが
この列車もやがて潮騒に朽ち果てるのか
いつか列車は海の青に染まるだろう
夏がお前の体に乗り移るんだ
 
旅よ始まれ、昨日も今日も
同じ痛みじゃハナにつくから
旅よ流れろ、全てを流せ
同じ痛みじゃ遣り切れないから
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旅に唄あり(デモバージョン)
 
旅に唄あり、吹いていくのは
昨日の話とハスッパな風
オレの小さな命だけを抱えて
緩やかなこの河をただ下っていく
言葉はウソだし心はいい加減さ
西へ東へ流されて揺れ動く
たった今気付いたよ、人が人であることの
弱さがオレをオレらしく導く
 
旅に唄あり、疲れた足でも
安らげるあの場所へ向かっている
何処へでも行こう、誰とでも話そう
全てはオレが見て感じたことなのに
夢はキレイだし本当のことは分からない
過去へ未来へ流されて揺れ動く
たった今気付いたよ、人が人であることの
重さがオレをオレらしく導く
 
旅に唄あり、自由な人とは
いつでも笑えて泣ける人だね
光がかすめていく、オレの薄い目蓋を
この朝の空気を手のひらで暖めて
道は遠いし家は跡形もない
低く高く流されて揺れ動く
たった今気付いたよ、人が人であることの
脆さがオレをオレらしく導く
 
旅に唄あり、行き着くところは
土の匂いと草の匂いの間
あなたを信じます、愛しているのかも
確かなものはないけれどこれは祈りです
終わりなどないし始まりは幻
弱く強く流されて揺れ動く
たった今気付いたよ、人が人であることの
強さがキミをキミらしく導く
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東京放浪
 
柔らかいバスの心臓が闇に鳴り響く
ハイウェイは髪を逆立ててのたうち回り
真夜中の閃光は甘く切なくひらめき
イメージは新しい血のように血管の中を突進する
まるで疾走する棺桶の中にいるようだ
車掌はカーテンを閉めろというが何も分かっちゃいない
窓は掲げられた旗のように揺れ動いている
オレはそれをもっと激しく揺れ動かしたい
東京放浪
 
夜に洗われたマチで全ての傷口が吠える
新宿駅のフーテンにタバコをせびられ
彼は自分を説明するために鞄の中身をぶちまけ
ひとつひとつを地べたにならべ始めた
このタバコが導火線ならいいのに
アンタはもっとキナ臭くていいはずなんだから
オレがライターで火を点けてやるからさ
オレだってもっとキナ臭くていいはずなんだから
東京放浪
 
寝呆けた顔でディズニーランドへ向かう
空には雲が垂れ込めてる、でも涼しくていい気持ち
ここでは造られたもの達が本物より生きている
人間はゴミを拾ったり、列を整えたりしている
突進する宇宙のちっぽけな魔法や
時計仕掛けのオレンジならぬ動物たち
幻想達は本物の雨で少しづつ濡らされ
オレ達はその濡れた端っこのように生き始めた
東京放浪
 
幽霊の音のする安ホテルで10時間も眠り
次の朝は太陽が目の中に落ちてきたようなお天気
雲は抽象的な船のようにゆっくりと動き
二人は巨大な日時計の中を旅してるみたいだ
山手線の窓からオッ立った東京タワーを眺め
10、9、8、7、などと秒読みしてみる
アイツは本当にドッカーンと発射しそうだ
さもなきゃアイツはオッ立った東京の乳首だ
東京放浪
 
上野のアメ横の人ゴミでパイナップルを頬張る
その雫はオレの乾いた靴にしたたり落ちる
美術館で気の狂った絵の中に迷い込み
オレの肺は油絵の具の匂いでいっぱい
上野公園はボヘミアン達の集会場さ
跳ねたり、踊ったり、寝転んだり、キスしたり
ここはまるで生暖い東京の心臓のようだ
その鼓動が全てを引っ張り込もうとする
東京放浪
 
西郷ドン前の広場にはアラブ人達
鳩のように集まって空気を啄ばんでる
小さなテープレコーダーからは故郷の音楽
彼らは空が落ちてくるのを待っているんだ
ねぇ西郷ドン、アンタが生きてりゃなんて言うかな?
かつての攘夷の立て役者のアンタならさ
このアラブ人達に出て行けって言うだろうか?
アンタが困った顔に見えるのは気のせいかい?
東京放浪
 
2日目はまともなホテルでシャワーを浴びて
よく効いたノリの匂いのするシーツで眠った
不思議な黒い森の横を通り抜けたが
よく見るとそこは静まり返った夜の動物園
翌朝、陽射しはボンネットに跳ね踊り
立ち昇るコーヒーの湯気の中には天使が見えた
オレは鞄がだんだん重くなってきたことに気付き
この間のフーテンの気持ちが分かったような気がした
東京放浪
 
ループコースターの様な山手線で魔法にかかり
目が醒めたとたん、2人ともスタートに逆戻り
水族館で色とりどりの幻影に目をしばたかせ、
まるでオレの目玉に色がついて泳ぎだしたみたい
阿保らしいお姐ちゃん達の為の気取ったマチに唾を吐き
ケツをまくったが懐には風が吹き抜ける
夜の原宿はガラスを飲み込んだ動物の胃の中のようだ
ハダシで歩くとネオンのカケラが突きささりそう
東京放浪
 
また夜の新宿を泊まる所を探してうろつく
闇から抜け出した光たちが得意気に輝いてる
横断歩道の宣教師は手製の十字架をかかげ
駐車場のジャズバンドは人ゴミにスイングする
自転車に腰掛けた年寄り夫婦のアコーディオンが聴こえ
お姐ちゃん達の黄色い声がタクシーのドアに反射する
オレ達はまたしても安いドーナッツとコーヒーの為に
ケバケバしい新宿の内臓を掻き分ける
東京放浪
 
緑が眩しい田舎の駅は満員電車さながら
でも大通りから一筋入れば涼しい風が吹いている
ヒップな女の子のバザーで鞄と古着を買って
踏み切り横の食堂で中華丼を頬張る
オレは丸いサングラスでジーパンからシャツを出し
キミは買ったばかりの古着にさっそく袖を通す
洞窟の向こうの奇妙な神社で札を洗い
夕暮の車の列に沿ってもとの駅に戻ってくる
東京放浪
 
ゴールデンウィーク、東京駅周辺は死んでいる
上野の靴磨きも異邦人達もここには居ない
紙コップのコーヒーと雑誌で時間をつぶし
新聞紙の上に腰を降ろして帰りの夜行列車を待つ
オシャレな黒人達が駅の階段で騒いでる
生暖いスチームの匂いがどこからか吹いてくる
電車のライトは2つの小さな太陽の様に近づいてきて
目の前スレスレをかすめてスッ飛んでいく
東京放浪
 
かつての放浪者達の魂が線路に鳴り響く
キミには分からないだろうけど心配することはない
長い長いタバコの上を爪先で歩いて
先っちょで煙と一緒に舞い上がった奴らの話さ
オレはふとボブ・ディランの「ニューヨークを語る」を理解した
そしてオレ自身の「こんにちはイースト」のことも
あの頃の預言が当たったんだよ
オレ達はそれらの詩の中を旅してる
東京放浪
 
バイバイ東京よ、また逢う日まで
今度来るときは東京タワーをひっこ抜いてやる
富士山の噴火口に原爆を投げ込んで
ビルというビルをずらりと並べてドミノ倒し
東京弁を喋る奴らを全員ブッ殺して
それとも平成の関東大震災でみんなオダブツ
まあ何にせよ最初から最後までエキサイティングであれ
ネオトーキョーよ間違っても反省なんかしてくれるなよ
東京放浪
 
ところでこの場を借りて表明しておきたいことがある
オレは1つのやり方を持ってるんだ
同じようにアンタもアンタのやり方を持っている
だからオレもアンタも誰にもやられる訳がない
いいかい?オレもアンタも誰にもやられない
オレもアンタももうちょっとケバケバしく生きるべきだ
オレは絶対にアンタよりケバケバしく生きてやる
オレはアンタのやり方を否定し、コキ下ろす
東京放浪

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