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石鹸〜脂肪酸塩の化学コミュの石鹸のファミリー炭酸ソーダ。

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石鹸洗濯するときなどの洗浄補助剤として炭酸ソーダ(別名 炭酸塩。炭酸ナトリウム。ソーダ灰。洗濯ソーダ。精製ソーダ。示性式Na2CO3)は大変有効に働きます。
また炭酸ソーダ単独で洗濯する方法もあります。重曹と炭酸ソーダを混ぜてアルカリの度合いを調整して使う事も出来ます。

本題に入る前に、実際に市販されている炭酸ソーダを参考として上げます。

家庭用の炭酸ソーダはエスケー石鹸(商品名、すっきり炭酸ソーダ )や扶桑化学(商品名、精製ソーダ)、ウエハラ化学(商品名、精製Pソーダ)などから発売されています。

エスケーの物は石けん百貨などのネットショップや自然食品店でも扱っているところが多く、手に入れやすい物です。http://www.live-science.co.jp/store/php/shop/s_show_abc-2-14-1-SK050.html

扶桑化学の物はドラッグストアなどで陳列している事もあります。
検索して見たらネットショップでも扱っているところがあるようです。
http://calamel.jp/%E7%B2%BE%E8%A3%BD%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%83%80/item/3842415

ウエハラ化学の物もありました。
http://store.shopping.yahoo.co.jp/ma-sayakkyoku/q-040.html

以上のショップは参考例として出させていただきましたが、特に私は利害関係ございませんのでご了承ください。
また、上記の市販家庭用炭酸ソーダは使いやすさや水溶け性、粉飛び防止などの面から全て7〜10水塩の含水塩の形になっているようです。無水塩(水分を一切含まない非常に粉飛しやすい微粒粉の炭酸ソーダ粉末)はソーダ灰と言われて、工業用途などでよく使用されます。

炭酸ソーダは国際化学物質安全性カードよると、水100 mlに30 g(20℃)溶けるようです(無水炭酸ソーダを使ったとして)。http://www.nihs.go.jp/ICSC/icssj-c/icss1135c.html
温度によって多少溶ける量の増減はあると思われますが、基本的には比較的水に多く溶ける物質といって良いと思います。
比較として他のナトリウム化物の水溶解性を上げます。
食塩(NaCl)の水溶解度は100mlに36 g程度のようです。
重曹は30度で水100mlに11g程度。
苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)は100mlの水にほぼ同量の100g程度溶けます。

比較すると炭酸ソーダは食塩に近い程度の水溶性がある事になります。


1/まず炭酸ソーダを石鹸と共に使う方法に関して御説明します。

効果としては石鹸のpHアルカリ領域維持、石鹸の水溶解性向上、石鹸カス類(脂肪酸カス、金属石鹸)の生成防止、洗濯物に付着した皮脂を鹸化して落とす、石鹸液の粘性を低下させる事により脱水やススギ時の効率向上、などがあります。

粉石鹸を選択する際には最初から炭酸ソーダを3〜4割り配合している物を選ぶのが溶け易さや価格などの面から見ても最も優れていると思われますが、純石鹸に別に炭酸ソーダを加えても使えます。
ただしこの場合は短時間での溶け易さという点では最初から配合しているよりもやや劣ります。

炭酸ソーダは1%程度の濃度で水に溶かすと大体pH11程度のアルカリ性を示します(水温25度)。pHやアルカリ性物質としての働きは温度によって多少上下します。温度が高い方がより働きます。

純石鹸分を6割、炭酸ソーダ4割で配合してある粉石鹸を0.2〜0.17%程度(通常の洗濯水の石けん濃度程度)を精製水に溶かすと、水中で化学平衡という現象が起き、石鹸と炭酸ソーダのアルカリ度が平衡しておおよそpH10.6前後のpHを示します。
ただし、水道水で行うと水中に脂肪酸が遊離しますので、そのために炭酸ソーダの消費がおき、もう少し低いpHを示します。

洗濯においてはデリケート物を除き、洗濯水のpHが10.2〜10.7程度を維持するようにするとサッパリと洗いあがります。

※遊離アルカリの少ない純石鹸素地は1%程度の濃度で水温25度でpH10程度のアルカリ性を示します(精製水使用。水道水で行うと脂肪酸が多く発生してpH10を下回る事が考えられる。炭酸ソーダのようなアルカリ性を高く維持する物が配合されていないため)。


2/炭酸ソーダ単独で洗濯に使う場合。

近年セスキ炭酸ソーダ(商品名アルカリウォッシュhttp://www.live-science.co.jp/store/php/shop/s_show_abc-2-14-1-CH003.html)が知れ渡るとともに炭酸ソーダ単独で洗濯する方法を取る方も増えているようです。

炭酸ソーダを水に溶かすと温度と量にもよりますがpH11程度のやや強いアルカリ性を示します。

※ちなみにアルカリ性の強さを比較すると(全て1%濃度、25度測定)。
重曹pH8.3程度
セスキ炭酸ソーダ(重曹と炭酸ソーダを半々にした複合塩)pH9.8程度
純石鹸(ラウリン酸塩、ヤシ油石鹸主成分の物除く)pH10程度
炭酸ソーダ4割配合の洗濯用粉石鹸pH10.6〜10.8程度
炭酸ソーダpH11程度
ケイ酸ソーダpH12〜13程度(ケイ酸ソーダは何種類かあるため物によりpHが違う)
苛性ソーダpH14


炭酸ソーダ単体で洗濯をするとその比較的強めのアルカリ性を緩衝する物質が液中に少ないため、アルカリの繊維に対する影響がストレートに現れます。
それは繊維に付着している皮脂由来等の脂肪酸を鹸化作用するための洗浄作用、繊維が硬くなりシャリシャリ、キシキシするなどです。

つまり皮脂汚れなどはよく落ちるが、繊維がやや硬くなる傾向があるというデメリットがあります。
特にタンパク質繊維であるシルクはアルカリによって硬化し、含まれるアミノ酸が抜けてしまって繊維の柔軟性等が失われるため、炭酸ソーダおよび炭酸ソーダを含んだ石鹸で洗うのは避けたほうが無難です。


※炭酸ソーダ単独で洗濯をする際に、白い小さな硬いカタマリが洗濯槽内に見られることがあります。
実際にそれが発生するような条件を再現して組成を簡易に調べて見ましたら、炭酸ソーダのカタマリである事が確認されました。

発生する条件としては
1/洗濯機が撹拌していない状態のときに炭酸ソーダを投入する。
2/水温が低い
3/少しずつパラパラ入れずに、ドサッと入れる(撹拌してないときに)。

などが大きいようです。要するに岩塩のような物が出来てしまっているようです。
この硬い粒は大体50度以上の水温にすると溶けてしまう事もわかりました。

この粒が出来るのを完全に防止するには直接洗濯機に投入しないで、容器などで50度程度のお湯を使いいったん溶かしてから、洗濯機に投入するといいと思われます。

ただし、あまり高い温度のお湯を使うと炭酸ガスが発生してボコボコとなってしまい、湯がはねると思いますので気をつけてください。

炭酸ソーダは石鹸の助剤としては大変にコストパフォーマンスの優れた物質で、また排水しても環境汚染などの原因になることは
通常ありえません。基本的に環境影響は食塩と同様な物質です。

炭酸ソーダの製造法は大きく分けて三つほどあります。

1/食塩水にアンモニアを添加し、二酸化炭素を吹き込むと重曹と炭酸ソーダが混じった物が析出する。それを焼いて
水分を飛ばして、純度の高い無水炭酸ソーダを得る。
このやり方は数年前まで広く行われていましたが、近年では日本国内においてはあまり行われていないようです。

2/炭酸ソーダ鉱床より重曹と炭酸ソーダが混じった岩塩(トロナ鉱石)を採取し、それをごみなど取り除いて精製して焼くと純度の高い無水炭酸ソーダを得られる。
現在世界的に広く行われている方法です。これは大規模な炭酸塩鉱床が見つかり、そこから大変安価に供給されるようになったためです。

3/苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)に二酸化炭素(炭酸ガス)を加えて、炭酸ナトリウムにする方法。
2NaOH+CO2→Na2CO3・H2O となり、苛性ソーダ分子2モルと二酸化炭素分子1モルが化合して、炭酸ソーダ分子1モルと水分子1モルができます。
この形の炭酸ソーダは別名炭酸ソーダ一水塩といいます。
水分子が液体ではなくこのように炭酸ソーダなどに取り込まれて結晶(固体)のようになっている物を結晶水と呼びます。
この製造方法は、苛性ソーダの供給過剰なときなどに生産調整などの目的で行われたりします。


現在主に流通している炭酸ソーダは2のトロナ鉱石から作った物です。


随時書き足しますので、御了承ください。

コメント(47)

こんにちは。
五月さんがご説明してくださったので、後はちょっと補足をば。

本文にも書いてありますように、ソーダ灰(ソーダアッシュ)は水分を含まない炭酸塩をいいます。
おもに工業用途で使われます。

非常に粉飛びする特徴がありますので、扱う際は吸い込まないようにマスクなどするのが無難です。
それ以外は家庭用に販売されている含水炭酸ソーダと同じです。
含水とは、要するに水分を含ませて一粒を重く大きくして、粉飛びせずに溶けやすくしてある事をいいます。


赤ちゃんのオムツや肌着などには不向きというのは、炭酸ソーダの洗浄力の源である脂肪酸の鹸化作用によります。
繊維に付着している脂肪酸を鹸化して取り去る能力が高いため、オムツの繊維から脂肪酸が完全に取り去られてしまい繊維に油分がなくなってしまいます。

そうなると柔軟性を付加する物質が全く無いために繊維が硬くなります。
また油分がカラカラになったオムツに皮脂がギューギュー吸われる為、肌がパサパサすることも考えられます。

ですので、赤ちゃんのオムツや肌着は石鹸洗濯をメインにして、たまにセスキ(または炭酸ソーダに重曹を自分で混ぜて使う自家製セスキ)を使うといいのではないかと思います。

石鹸洗濯は肌着に脂肪酸を微量に供給するため、柔らかく綺麗に仕上がります。


また、大人の衣類を洗うときは炭酸塩入り粉石鹸に炭酸ソーダを5グラム程度さらに追加して洗うと、綺麗サッパリ洗えますよ。
こんにちは。
取り急ぎ情報のみですがご容赦ください。

半年ほど前にエスケーのすっきり炭酸ソーダの結晶水についてエスケー石鹸に問い合わせたところ、無水塩ですと回答をいただきました。
「水和物ですか、それとも無水塩ですか」という質問への回答なので、意味の取り違えはないと思います。

また、食品添加物規格の炭酸ソーダも無水塩です。
(かんすいとして使うものです)
先日3kgで購入した食添のものは、エスケーのものと同様、さほど粉とびしない顆粒に近いものでした。(すべてがそういうわけではないと思いますが)

私は時々溜まったチビ石鹸や廃油石鹸からなんちゃって粉石けんを自作しているのですが、上記の炭酸塩で石けんペーストの水分を吸収してあっという間にフレークにできるので重宝しています。(その後完全に乾燥してから機械的に粉砕します)
ゆりくまさんこんにちは。

顆粒状という事は、含水塩である可能性が高いですね。
私も明日エスケーの物を購入して確認してみようと思います。
水分測定器持ってるので、それで水分がある程度検知されれば、含水塩です。

たとえ石鹸メーカーの人でも、広報や営業の方だと、よく物を知らない事もありますね。
その辺は以前に赤星コムで、赤星さんも私も書きました。

無水塩は本当に超微粒のパウダーで、大変粉飛びします。
ゆりくまさんがお持ちのエスケーの物を、オーブンなどで少し焼いてみて、それでより微粒子になって粉飛びするようになれば、それは水分が飛んだ事を意味します。

食品添加物規格の炭酸ソーダには無水塩も含水塩もあります。結晶水の有無だけの話しですね。
炭酸ソーダには局方規格、工業用、食品添加物、試薬などありますね。

ゆりくまさんが大量に買ったものも、焼いてみると含水塩かどうかはっきりしますよ。
情報をあつめたら、自分で検証できるならするのも面白い物です。
炭酸塩の場合は水分飛ばすだけで含水かどうか解かるわけですから。
前文を一部訂正いたします。

粒状無水炭酸ソーダの存在もあるようです。

高杉製薬ホームページにありました。
http://www.takasugi-seiyaku.co.jp/prdt/01_03.html

化学品問屋などで石鹸原料などとして入手する物には粉末状の物ばかりなので(一番安い)粒状のセメント袋入りは私も見た事がないのですが、とにかく焼いてみれば含水塩か判断がつきます。
中途半端な情報を出してしまったようで申し訳ありません。
私も少々調べました。

関東化学等の試薬メーカーでも顆粒または粒という表現の無水塩があるようです。それほど珍しい形態ではなさそうです。

食添規格については無水塩[炭酸ナトリウム(無水)]と1水和塩[炭酸ナトリウム(結晶)]の2種類(または混合)があるようです。
したがって上記の書き込みは一部訂正します。
私が購入した食添(の詰め替え品 → 雑貨扱い)について問い合わせた回答を再度確認したところ、「食添規格で無水です」とのことでした。

規格の一部を抜粋しておきます。
---------------
炭酸ナトリウム
Sodium Carbonate
結晶物:炭酸ソーダ
無水物:ソーダ灰
Na2CO3・nH2O(n=1又は0) 分子量 1水塩 124.00 無水物 105.99
無水物〔497-19-8〕
定義 本品には,結晶物(1水塩)及び無水物があり,それぞれを炭酸ナトリウム(結晶)及び炭酸ナトリウム(無水)と称する。
含量 本品を乾燥したものは,炭酸ナトリウム(Na2CO3)99.0%以上を含む。
性状 結晶物は,白色の結晶性の粉末又は無〜白色の結晶塊であり,無水物は,白色の粉末又は粒である。
確認試験 本品は,ナトリウム塩の反応及び炭酸塩の反応(1)及び(3)を呈する。
[中略]
乾燥減量 17.0%以下(105℃,4時間)
[略]
---------------
単純計算で1水和物が結晶水を失ったら約15%の減量なので、若干の吸湿は認めているようですね。
全文は下のURLからページ内検索してください。(めちゃめちゃ見にくいですが)
http://www.tokyo-eiken.go.jp/additives/kijun-2.html


私は助剤や洗剤としてのほか上述のように粉石けんを作るときの脱水剤的な役割も期待しているので、7〜10水和塩では都合が悪いのです。今後も入手しやすい食添規格を購入の目安にしていこうと思っていますが、エスケーのものも同様に水分を吸ったので無水または1水和塩で間違いないと思いますよ。


試薬はさておき現実的には、風解したり真夏の車内程度の温度で結晶水に溶解したりして不安定な10水和塩はコンシュマーには流通させにくいんではないでしょうか。
ゆりくまさんこんにちは。

調べていただきありがとうございます。

今回の話題は
1/食添の炭酸塩は無水で流通している。

2/エスケーのものは無水。


という事に関してですが、食添の炭酸塩は流通している物の多くが無水であるというのはゆりくまさんの言われることが正しく、寅壱の認識に誤りがあったようです。

ということで、「食添として流通している炭酸塩はほぼ無水塩のようである」という結論になります。
理由としては保存性や実質的な質量の問題だとも思われます。

一水塩の安定性はそれほど悪くないと思いますので(酸素系漂白剤は水が過酸化水素に置き換わった、ある意味炭酸塩の一水塩)、一水塩で流通させる事は無理じゃないかも知れませんが、実質的な炭酸塩質量を考えれば、食品会社や石鹸メーカーは無水を選ぶ場合が多いと思われます。


エスケーの物はまだ入手していないので測定していないのですが、測定してからまた結果を書こうと思っています。エスケー以外のメーカーものは含水塩が多いようです。

ちょっと話がずれますが、お許しください。


たとえば挿し湯で温度が上がるので洗濯には効果的と昔から言われてましたが、「じゃあ実際どのくらい上がるんだ?」と測定したりしてみます。
熱の移動は計算でも出ますが、実際に測った物と比較する事で現実に応用する実感がわきます。
計算と実測の差異がでますが、その熱量損失など自然の影響という物を再認識します。

見ている皆さんにおすすめいたしますが

ビーカー(最近はホームセンターにも売ってる)
0.1グラムまで測れるデジタルスケール
1グラムまで測れるデジタルスケール
200度程度まで測れる温度計
pHメーター
100〜1000?容量のステンレスカップ
IHクッキングヒーター

などそろえておくと、色々と実験が可能になります。
よければ小〜中学生のお子さんと一緒に、レッツ実験。

含水炭酸塩を無水にしてみたり、その逆に計算して水を入れて1水塩〜10水塩を作ってみたり。
なぜ炭酸塩が結晶水を抱え込むのか。
ナトリウム化物とカリウム化物の性質の違いはなぜか、など面白い物です。
石けん初心者本のひろと申します。

先日市内のエコロジー用品店でエスケーの炭酸ソーダを購入する際に店員さんに説明をお願いしても、きっとセスキ炭酸ソーダの仲間だくらいの答えしか貰えませんでしたが、このスレでよく判りました。

炭酸ソーダ単独で主に娘の布おむつを洗濯していたので、今日からは重曹と半々で洗濯しますあせあせ(飛び散る汗)炭酸ソーダ単独でも布おむつは結構ふわふわしてると感じていたのですが…うれしい顔
ひろさんこんにちは。

炭酸塩の投入量や洗濯している期間にもよるので、いきなり硬くなるかどうかはその時々で違ってきます。

しかしみぃちゃんさんがおっしゃるように、それを強く感じる時がくるというのも私も体験があります。


みいちゃんさんの場合は解決法として次のような事が考えられます。

1/アルカリ洗濯として炭酸ソーダ洗濯ではなく、炭酸ソーダ+重曹のセスキ洗濯を行う。

2/石鹸洗濯時の2回目のススギにリンスとしてお酢を20〜30?程度入れる。


アルカリ洗濯のときのススギにクエン酸を入れると、場合によってクエン酸ナトリウムが生成してしまい、もっと皮膚刺激を感じる事があります。

お酢は衣類に多少残留しても揮発しますので乾いてしまえば酢酸分は一切残りません。

ただし、アルカリ洗濯時にお酢リンスすると酢酸ナトリウムが生成する可能性もわずかにありますので、アルカリ洗濯時には行わないで下さい。
虎壱さん、ありがとうございました。虎壱さんの説明を聞くと、なるほどと納得できますね。

店員さんもお店に置いている以上もっと勉強してくれたらいいなと思います。
ひろさん

本当にそうですよね。店員さんに「セスキ炭酸ソーダはありますか」と言って
飲み物ですか?と訊かれた記憶があります。。。 ○| ̄|_ ガクリ

重曹と似てるものなら重曹買えばいいのに、というニュアンスの
応対をする店員さんも多いみたいですけれどね。
ある程度大量の水量であるお風呂の湯に対して入れる重曹の量というのは、割合からすればたかが知れているので、計算に入れて考えなくても大丈夫だと思いますよ。

あと、追い炊き機能付の風呂釜で追い炊きした場合は重曹が一部炭酸ソーダになっている事も考えられます。入れる重曹の量が水に比べるとはるかに少ないので、pH上昇も微々たる物だと思いますが。
みぃちゃんさん、申し訳ない。前言撤回。

結構入れられてますね。その量だと洗濯のときには

アルカリ洗濯のとき/重曹少な目。

石鹸洗濯のとき/粉石鹸にプラスして炭酸ソーダを少し入れてください。
炭酸ソーダの製造法は大きく分けて三つほどあります。

1/食塩水にアンモニアを添加し、二酸化炭素を吹き込むと重曹と炭酸ソーダが混じった物が析出する。それを焼いて
水分を飛ばして、純度の高い無水炭酸ソーダを得る。
このやり方は数年前まで広く行われていましたが、近年では日本国内においてはあまり行われていないようです。

2/炭酸ソーダ鉱床より重曹と炭酸ソーダが混じった岩塩(トロナ鉱石)を採取し、それをごみなど取り除いて精製して焼くと純度の高い無水炭酸ソーダを得られる。
現在世界的に広く行われている方法です。これは大規模な炭酸塩鉱床が見つかり、そこから大変安価に供給されるようになったためです。

3/苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)に二酸化炭素(炭酸ガス)を加えて、炭酸ナトリウムにする方法。
2NaOH+CO2→Na2CO3・H2O となり、苛性ソーダ分子2モルと二酸化炭素分子1モルが化合して、炭酸ソーダ分子1モルと水分子1モルができます。
この形の炭酸ソーダは別名炭酸ソーダ一水塩といいます。
水分子が液体ではなくこのように炭酸ソーダなどに取り込まれて結晶(固体)のようになっている物を結晶水と呼びます。
この製造方法は、苛性ソーダの供給過剰なときなどに生産調整などの目的で行われたりします。



現在主に流通している炭酸ソーダは2のトロナ鉱石から作った物です。


本文に上記の文章を書き足しました。
こんにちは。質問させてください。
ライスターの粉石けんを使っています。あらかじめ、ライスターをお湯を入れたバケツの中でかき回し、暫く放置してまたかき回し、低水位時に、炭酸ソーダ+溶かした洗剤を足して洗濯しています。お湯は一回目のすすぎまで、お湯の残り水を使用しています。しかし、洗濯後、洗濯物にとけ残りの白い粉がつきます。すすぎの回数を一回増やしても、少し改善された程度でした。また水量は洗濯機の自動で出てくる水量より多目にしています。

炭酸ソーダ+液体せっけん+お風呂の残り湯でも試してみましたが、粉せっけんの時より改善されたものの、黒タイツなどに白く残ったあとがつきます。これはもしかして、石鹸ではなく炭酸ソーダのとけ残りなのでしょうか?
他の方のレビューを見ると、炭酸ソーダは溶けやすいとありますが、私はとけにくいと感じます。お湯を使ってますが、温度が低いのでしょうか?それとも、とけ残りには他に原因が考えられるのでしょうか。
isasaka-uさん

ライスターをお使いとのことですが

>低水位時に、炭酸ソーダ+溶かした洗剤

この「溶かした洗剤」というのはライスターのことだと
解釈して宜しいのですよね。そうだという前提で話を進めますね。
*ちなみにできれば「石けん」と書いていただけると混同しなくて
助かります。

溶かしてお使いとのことですが、私は文面を読ませていただいた
限り、炭酸ソーダではなく石けんが溶けきっていないと思います。
かきまわす工程が詳しくわかりませんが
私の場合は残り湯を使って
洗濯機で14分攪拌という方法で溶かし込んでいます。

石けんの量はどれくらいをお使いでしょうか?
一度計りで正確に何グラムか計量してみてください。
スプーン何杯、ではなく。
石けんの量が足りていないのも石けんカスができやすい
原因の一因です。
洗いの工程終了時、あじさいの花くらいの泡がまだ残っている
くらいの量が目安です。もし洗濯の途中等で泡がへたれてしまったら
分量が足りていませんので、もう少し量を増やしてみてください。
足りているようであればごめんなさい。

事前に残り湯で少しでも溶かし込んでいるのでなおさらですが
炭酸ソーダは溶け残ることはまず考えられないと思います。
石けんではないので石けんカスが残ることはありませんし(当たり前ですが)
界面活性剤不使用なので、水温を気にしなくていいのも利点です。

すすぎの回数を増やすより、溶かし込みの時間(場合に
よっては石けんの量も)を増やしたほうが
いいと思いますよ。
よほどの硬水地区とかでない限り、ライスターは炭酸塩(ソーダ)配合の
石けんですので、わざわざ炭酸ソーダを併用しなくてもいいと思います。
一度ライスターだけできちんと溶かし込んでみてください。

バケツで溶かし込む方多くお見受けしますが、とても大変そうですよね。
洗濯機でできない理由があるのでしょうか?
もしなければ、洗濯機のほうが楽ですのでそちらでしっかり時間をかけて
溶かし込んでみてください。泡立て器等をお使いになって洗濯機10分以上ぶんを
溶かし込むのはかなり大変でしょう。
横からすみません。

>皐月さん
皐月さんは、洗濯する時、洗濯機に直接粉せっけんを入れて溶かし込みをされているのでしょうか?
私は、粉せっけんをバケツに入れて、熱めのお湯で手で溶かし込んで、さらに9分ほど洗濯機で撹拌してから洗濯物をほりこんでいます。

こうしないとちゃんとせっけんが溶けてるか心配で(^^;)
ちゃむさん

はい、直接石けんをいれて溶かし込みをしています。

>こうしないとちゃんとせっけんが溶けてるか心配で(^^;)

私も14分攪拌するのは、そうしないと溶けないのではと思って
それくらいの時間をとっています。

こちらにちゃむさんへのレスという感じであわのすけさんが
書き込んでくださっていますのでご覧になってみて
ください。
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=25861446&comment_count=732&comm_id=2739418
あわのすけさん、皐月さん、わざわざどうもありがとうございます!
>皐月 さん
説明をありがとうございました。

バケツに溶かしていた理由としては、ちゃむさんと同じです。
洗濯機の説明書にもバケツを使って溶かす方法が書いてありました。
しかし、私の場合は、バケツの後で洗濯機で攪拌する時間が短すぎて、溶けきらないで残っていたと思います。
洗濯機のスイッチを「切」にすると全部排水されてしまったので、溶かし込みのための攪拌ができないと思っていたのですが、今回説明書を読みなおして、「切」にしても、排水されないための方法がわかりました。
次回は攪拌する時間をしっかりとろうと思います。

炭酸ソーダを3キロも買ってしまいましたが、入れなくてもよかったのですね。
他の用途に使うことにします。
こんにちは。
炭酸塩単独使用の洗濯に関してですが。

炭酸塩洗濯で洗濯するとゴムが劣化し易いのは、炭酸塩入り石鹸と違って脂肪酸がその液中に遊離しないため、クッションとなる物が無いためです。

炭酸塩プラス石鹸だと石鹸が一部脂肪酸になるため、炭酸塩の影響を緩和します。よって繊維やゴムは劣化しにくくなります。これが炭酸塩入り粉石けんでも(デリケート物除く)繊維が痛みにくい重要な水中での挙動です。

石鹸液は脂肪酸が一部遊離して白濁するからこそそのアルカリ度の高さの割りに、手肌に優しく繊維にも穏やかなのです。


水中に炭酸塩だけだと緩和する物質が無いために、ゴムに含まれる脂肪酸などが炭酸塩によって抜けやすくなり、劣化しやすくなるのです。

単にpHだけで論ずる事は出来ません。石鹸と各種アルカリ剤、そしてその混合物はそれぞれ性質が少しずつ違い、様々な側面を持っているため、水中での挙動を考慮して論じないと一面からのみの決め付けになります。

石鹸は有機塩であり、炭酸ソーダは無機塩です。その性質は単にpHだけで論じては誤ります。
こんにちは。
ニュージーランドに住んでおります。
粉石けんは売っているところを見つけられないので、スーパーで買える「Lux」のフレーク状の洗濯用石けんか、「Sunlight」という固形石けんを自分で削ったものか、時間に余裕があれば自分で作った石けんで洗濯をしています。

その代わり「Washing Soda」でしたら、たいがいのスーパーで売っています。
これを洗濯の時に石けんと一緒に使っているのですが、このコミュを知ってから石けんや炭酸ソーダの使用量を見直し、劇的に洗濯の効果が上がってきました。
また同時に、ある疑問が沸いてきました。

いつも使用している Washing Soda Crystals、詳しい原料表示はどこにもないのですが、表に

「Contains Sodium Carbonate 44%」

と表記があります(パッケージの写真の絵が3つ並んでいる下)。
中身は透明に近い結晶状です。

このWashing Sodaを使う場合は、炭酸塩が44%しか含まれないことを考慮して使用量を割り増しするべきなのでしょうか?
具体的には、石けん:炭酸塩 が 6:4 の炭酸塩入り石けんを自分でブレンドする場合、石けん 60g に対し、Washing Sodaは 40gでよいのか、それとも約91g 必要なのか、です。
Putoi the Catさん、こんにちは。

炭酸塩44パーセント含有と言うことは、他はほぼ水分であると思います。
含水炭酸塩と言う奴です。

多分7〜8水塩ですね。水分子が7〜8個、結晶水(常温で結晶している水分子)となって格子状に炭酸塩に取り込まれていると考えられるものです。
他にも微量にNaClとかも含まれていると考えられます。

洗濯用粉石けんやフレーク状石鹸も水分を5〜20パーセント含んでいるのが多いんですが、普通は水分量は無視して計算していいです。

この含水炭酸塩は、ざっと約倍で計算するといいんではないかと思います。

つまり石鹸60グラムに対してこの含水炭酸塩を80グラムですね。



んで、すみませんが見た事が無くて興味があるので「Sunlight」と「Lux」のフレーク状の洗濯用石けんのパッケージと中身を写真でアップしていただけたらと。よければお願いします〜。
> 38 寅壱さん

ありがとうございます!

今まで半分の量の炭酸塩で洗濯していたことになります。自動洗濯機の2層式使いでどうしても洗い2回目までしか泡が持たず、もしかしてこれでは(炭酸塩が)少ないんじゃないかな?と感じ始めてたところでした。
やっぱり倍量必要ですね、はっきりわかってすっきりしました。

SunlightとLux、ご興味をお持ちになると思ってました電球
これから出かけなければいけないので、夜、写真をアップしますね。
アワアワ洗濯も明日までお預けです。
お待たせいたしました、ニュージーランドの洗濯用フレーク状石けん「Lux」と、洗濯・台所・浴用兼用固形石けん「Sunlight」の画像です。どちらもオーストラリアのpentalという会社のものです。
ご参考までに私のメモを残します。価格は近所のスーパーのものです。

Lux
700g入 NZ$6.05
プラスチックのようなフレークは高温のお湯を使っても溶けにくく、化粧石鹸の匂いがきついです。
洗濯機の攪拌で完全に溶けるとは思えず、鍋で完全に煮溶けたのを見届けてから使ってます。
メーカーのデータシート:
http://www.pental.com.au/msds/LuxFlakes.pdf (PDFファイル)


Sunlight
125gの固形石鹸4個入(計500g) NZ$2.90
固形石けんなので包丁で細かく削る手間はかかりますが、溶けやすく、コストパフォーマンスが良いので最近はもっぱらこちらを使用してます。柑橘系の人口香料は乾いた後はさほど気になりませんが、私としては無香料・無着色がいいです。
メーカーのデータシート:
http://www.pental.com.au/msds/SunlightVelvetLaundrySoap.pdf (PDFファイル)


ついでにNZの酸素系漂白剤情報も記載させてください。
3つ目の写真は酸素系漂白剤として買ったものです。

商品名:Pure Oxygen Whitener
内容量:1kg
価格: NZ$9.49
メーカーの製品紹介ページ:http://www.ecostore.co.nz/products/cleaners/pure-oxygen-whitener.cfm

商品名だけで買ってしまいましたが、過炭酸ナトリウム(Sodium Percarbonate)の他に重曹(SodiumBicarbonate)等の混ざった物でした。気になる成分は "Highly Biodegradable Surfactant"。
過炭酸ナトリウム 100%のものはネットで買うしかなさそうです。
40 Putoi the Catさん。

ありがとうございました。あとでじっくり読ませていただきますね。

ちなみにそのPure Oxygen Whitener という酸素系漂白剤は、種類は不明ですが生分解性洗剤(たぶんなんらかの合成界面活性剤でしょうね)を混ぜてあると言うことですね。

お住まいの地域でも炭酸塩を手に入れられるのですから、薬局で過酸化水素(日本での商品名はオキシドール)買って炭酸塩と混ぜてなんちゃって酸素系漂白剤をやったほうが早いかもしれませんね。

炭酸塩に対して1割過酸化水素を入れれば酸素系漂白剤と全く同様の物になりますよ。

比率はお使いの含水炭酸塩10グラムに対して市販の薬局方過酸化水素(過酸化水素10パーセント)5グラムいれればいいです。
> 41 寅壱さん

はい、Pure Oxygen Whitener、何らかの合成海面活性剤が混ざってるようです。

> 炭酸塩に対して1割過酸化水素を入れれば酸素系漂白剤と全く同様の物になりますよ。

そうなんですね!(メモメモ…)
有用な情報、いつもありがとうございます。
過酸化水素、薬局に当たってみます。

今日は天気が悪くてお洗濯も延期。炭酸塩の倍使いと過酸化水素情報については(これも意外な結果が出るかも??)また次回ご報告いたします。
遅くなりましたが、42の続きです。

過酸化水素水(Hydrogen Peroxide)はスーパーで3%のもの、薬局で最高6%のものが買えるようです。
どちらも100mlで、6%が$5.50。3%でも4ドル以上。
私にとっては1NZD=100円なので、かなり高いです涙

結局、ネットでSodium Percarbonate 100% をキロ単位で販売しているところを見つけ、そちらから購入しました。

炭酸塩を4割使った石けん洗濯では、ようやく石けんの使用量、水温、洗濯物の量がつかめてきて、3回目の洗いまでアワアワの使い回しできるようになりました。
洗ったものはみなきれいサッパリで大満足です。ありがとうございます。

Putoi the Catさん。

えっ!それは高いですね…。日本だと↓こんな感じで安いので、ちょっと驚きました。

http://www.kenko.com/product/item/itm_6551458072.html

でも日本だとエネルギーや食品が高いので、あんまり頻繁に使わないものが安くてもな…とおもいました。

で、ちょっと考えたんですが、生活雑貨価格の比較してみたいなと。日本と他国で。
寅壱さん

NZは案外物価高いと思います。GST(日本で言う消費税)が12.5%であることを差し引いても。

> 日本と他国での生活雑貨価格の比較

私も興味あります。
こちらは精製水やエチルアルコールも顎が外れるくらい高いんですよ。
生活雑貨価格の比較ですが、なんかものすごく役に立つ&思考の訓練になる題材だと感じます。
ものすごい巨大な国家予算とかと違って、身近なものって具体化と実感が得やすいと思うんですよ。

別トピ起こして、皆さんの投稿が多くなってきたら、それを元にグーグルサイトで国別とランキングとかやってみたいと思います。比較することって科学の基本ですからね。

んで、ご参加の皆さんにもドンドン活用していただきたいなと。

国の背景、福祉システム、身近な雑貨価格、生活にかかる日々の経費などをとりあえずツラツラでいいので皆さんに書き出していただき、通して何回か読み返すと見えてくるものがあるはずです。

日本でも地域によって水道代や福祉政策は少しずつ違うので、そういった事も書いていただきたいと思います。

こういった個別の意見をたくさん集めるとわりと全体が正確に見えやすいというやり方は、このコミュを運営してきてわかった事です。
生活雑貨価格比較のトピ、楽しみにしています。

あ、No.43で書き忘れたのですが、過酸化水素と炭酸塩とで酸素系漂白剤作ってみましたよ。過酸化水素が思いのほか高かったので、実験のつもりで少量作って、木製まな板の漂白に使いました。液体になるので、溶かす手間がかからなくて便利でした。

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