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北京波の新世紀映画水路コミュの[『デス・ノート 前編』評

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2003年12月、『週刊少年ジャンプ』で連載が始まるや話題沸騰となった同名コミックを、平成ガメラシリーズ、「あずみ2」の金子修介監督、「バトル・ロワイアル」の藤原竜也主演で実写映画化。
ひょんなことから手に入れた“死のノート”を使って法の網をくぐり抜ける凶悪犯に次々と死の制裁を下していく一人の天才と、事件の捜査に乗り出したもう一人の天才による緊迫の頭脳戦がサスペンスフルに描かれてゆく。
2006年6月と同年10月に、邦画初の前編・後編連続公開が実現。
 名門・東応大学で法律を学ぶエリート大学生、夜神月。将来を嘱望される彼ではあったが、法による正義に限界を感じ、激しい無力感に襲われていた。
そんな時、彼は黒い表紙に『DEATH NOTE』と書かれた一冊のノートを目にする。
そこには、“このノートに名前を書かれた人間は死ぬ”の一文が。
ためしに誘拐殺人犯の名前を書き込んでみると、翌日の新聞にはその男の獄中死が報じられていた。
ノートが本物と悟った月は、自らの手で犯罪者を裁くことを決意するのだった。
やがて連続する犯罪者の不審死が事件として表面化し、ついにインターポールが警察庁に送り込んだ天才“L”が事件解決に乗り出す。(ALLCINEMA ONLINEより)


 非常に幼稚な映画である。

また、幼稚なるがゆえに、一蹴できない危険なものを含んでいる。

「デス・ノート」と呼ばれるノートを拾った青年が、なにはともあれ、選ばれた快感に打ち震えながら犯行を重ねていく様子が面白い。

あの死神が自分にしか見えないにしろ、少なくとも会話できてしまうことは、彼が犯行を重ねていく背景としては十分だろう。

彼が恋人や家族や、通常なら彼が大切に守り続けるであろう対象に、ついには切り捨てにかかるところが見ものである。

それがどれほど理不尽なことであったとしても、彼は選ばれたのであり、死神だとしても会話を交わせるということは、理性がブレーキをかけることはできなくなる。

この映画の最大の眼目は、選ばれた男の行動なのである。

ヒットラーだって、アレキサンダー大王だって、歴史上の大量殺戮をやってしまった男たちには、あんな死神が見えていたのかもしれない。(★★★☆)

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