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KK 新司法総括コミュの勉強方法について

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10月17日の司法制度改革研究会での説明用に作成したレジュメです。


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新司法試験に関する雑感

1. 簡単な自己紹介
(1) バックグラウンド  社会人経験5年、入学時28歳、純粋未修
(2) 学生生活      WelcomeLS、模擬裁判、Law&Practice、子作りetc...
(3) 現在        WLS稲門会など。。
2. 勉強方法
(1) 受験勉強には極力時間をかけない。かけられない。開始したのは3年の夏休みから。最長でも1日6〜7時間。やらないときは1ヶ月殆ど何もやらないことも。人間なんだからそんなこともある。重要なのは自己嫌悪をひきずらないこと。
(2) 授業に対するスタンス。予習重視。基本書は2冊読む。但し後半手を抜いてしまった。
(3) 予備校に対するスタンス。本番会場での直前模試のみ利用。他にやるべき素材が山積み。
(4) 実務教育に対するスタンス。可能な限り全参加。民クリ2期(実質4期)、刑クリ2期、実務基礎科目、エクスターン自主参加、鎌田判例時報研究会参加
(5) ゼミ
? 1年次に論文過去問集を一周。トーク勉強。
? 3年秋から論文ゼミ(通称朝ゼミ)。早朝集まって現行過去問1問解き、解答をコピーして相互批評 ⇒書き直す。不明な点は高田図書館で濫読。歩いてる先生を掴まえて質問。
? 3年冬から択一ゼミ(通称週末択一会)。範囲を決めて択一の模試問題を解く。インプットは主に条文、百選と肢別本。
(6) 直前期は択一、論文の一度間違った箇所をメモファイルに一行で纏める「一行メモ」を各科目ごとに作り情報を集約。条文とこのメモしか見なかった。一番長い民法で900行、他はだいたい200行から500行程度。
(7) これをICレコーダーに吹き込み、MP3ファイルにした上で倍速にし、条文音源と共に何度も何度も何度も何度も聴きこんだ。主に散歩しながら。ヒアリング勉強。
(8) 全科目の判例百選についても、一行で要約してこれも吹きこみ、聴きこんだ。
(9) 他に変わったこととしては、秋口に条文を暗記した。憲法は当然だが、民法の財産法部分は全部。刑法各論、会社法、民訴法、刑訴法、税法は重要条文のみ(各数十個)。これを帰り道、歩きながらぶつぶつ何度も復唱した。すぐに忘れてしまうが、それで良い。何かは残っているもの。これで択一は安定した。どこでもいつでも勉強できるのが利点。
(10) 論文を書く際に心がけたことは、法律論で議論の枠組みを作った後、個別のあてはめや利益衡量の段階では常識論で書くということ。与えられた事実をもとに、出来るだけ行間を読む、想像力を働かせて事情を推認することを意識した。
(11) 六法、基本書、問題集は全て分割することで愛を高めた。特に民法条文は常に携帯。
(12) 択一より論文。最高より一審。座学より実学。読むより話す。五感を使う。
(13) 使用した教材等 
? 繰り返し用いたもの。判例六法、条文音源、百選全科目、芦部、大浜総論、ダットサン、重点講義、会社法シケタイ、問研、小島、高野、大善、大浜各教授の授業レジュメ。
 +択一過去問集(辰巳)全科目、スタンダード100全科目、肢別本全科目。
? 一通り目を通したもの。棟居憲法解釈演習、棟居LIVE本、大橋総論、内田?〜?、山敬総則、吉村、民法S?、伊藤民訴、LS民訴、前田刑法総各、大塚思考方法総各、書研刑法総論、田口、類型別、三十講、15年以降の重判
 +新司法過去問、プレ、サンプル、TKC模試2年分、他        
以上

コメント(5)

音源を倍速にする際に用いたのはaudacityというフリーソフト。
http://www.forest.impress.co.jp/lib/pic/music/soundedit/audacity.html
1.5倍速でも2倍速でも3倍速でも、自由に編集できて便利です。

一行メモ作成には秀丸を使用していました。こちらもフリーソフト。
http://hide.maruo.co.jp/software/hidemaru.html
自分で吹きこんだ音源を聴くときは(男声なので)、道路沿いだと大型車の排気音とまざって聴き取りにくくなることがあって悩んでいた。そこでジャズマニアの友人に進められたのがノイズキャンセラー機能付きヘッドフォンの傑作、BOSEのQuiet Comfort3でした。
http://www.bose.co.jp/jp_jp?url=/consumer_audio/headphones/quiet_comfort/quiet_comfort3/qc3.jsp&ck=0
5万円近くしますが、その価値はあります。
僕は一度このヘッドフォンを使ってからは、他のものが使えなくなりました。音源を聴いていないときもノイズキャンセル機能のみでも使えるので、自習室等で勉強する際にも役立ちました。
(なんか宣伝っぽいですが。。)

もちろん今はジャズを聴くのに使っています。
(13)使用した教材等の?に、民事法?〜?を追加します。うっかり忘れてました。
ついでに自分でヤマをはったチャプターについて作った略解答テキストもUPしておきます。
内容の正誤は(そもそも誰も期待してないと思いますが。。)全く保障できませんので悪しからず。
他に思い出したちょっとした工夫について列挙しておきます

・タスク管理カード
 名刺サイズの厚紙を100枚購入し、試験までになすべきことを全て書き込む。
 終わるたびにカードを減らしていく。試験一週間前にカードがゼロ枚になってわりと嬉しい。

・要件事実カード
 上と同じ厚紙に要件事実のKG、E、Rなどを1個1個書き込む。民法の問題や百選を読む際などはこれを用いて当事者の主張整理をやってみる。ブロックダイヤグラムをそのままカードにした感じ。攻防が視覚的に理解できる。

・ブックエンドの使い分け
 読むべき参考書や問題集を一列に並べる。右に未了のもの、左に修了のもの。右から左に移っていくさまが気持ちよい。

・読んだら常にチェックを入れる
 条文も、百選も、重判も、一度読んだら番号の前にチェックを入れる。ペンの色などは決めず、そのとき持っているペンで入れる。それが積み重なって、5回、10回になって来た頃には、大分理解が進んでいる。とにかく教材を汚す。

・分割した教材の補強
 分割すると強度が低下するので、補修する必要がある。透明ビニールテープ、PLUS社の製本テープ、大型ホッチキス、タコ糸による綴じ込み、等で対応した。詳しくは「分割マニア」コミュニティへ。
http://mixi.jp/view_community.pl?id=207169

・ペン選び
 これも2月頃から真剣に取り組んだ。万年筆については数千円のもの(SAFARI)から数万円のもの(WATERMAN)まで入手して試してみたが、筆圧が強すぎるようでどうも筆のすべりが悪い。
ベストだったのは会社時代にファシリティとして使い放題だったLIONのJETPEN(黒)だったのだが、これはサインペンの一種であり、試験要項には「ボールペン又は万年筆」とのみあるため、LION、ぺんてる両社に問い合わせて確認するも、やはりサインペンはボールペンとは歴史的に見て別個のものであるといわれ、断念。
結局次善の策としてぺんてるのEnergel(黒)0.7mmを用いた。
本試験では1日に20ページ近く書き出すため、毎日新しい替え芯を用いる必要があった。替え芯は多めに用意しておいたほうがよいと思った。
(13)使用した教材等の?に「民裁パブロフの犬(細川版)」(1期既修卒業の細川くんが研修所で作ったという要件事実についての二回試験のアンチョコ本)、租税法小山浩レジュメ(チューターの小山さんが作成されたレジュメ)を追加します。
また、?に塩野?、?、演習ノート租税法、金子租税法(総論、所得税部分のみ)を追加します。

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