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想像映画レビューコミュのタイタニック

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1999年 (日・コスタリカ合作)


監督     キタノ・タケシ

主な出演   金子真一郎
       サリー吉野
       宅 八郎
       コンバット越前
       マギー四郎
   
あらすじ    

街のチンピラ、タケシは毎日、飲む、打つ、買うの三拍子そろった自堕落な生活を送っていた。
ところがタケシがふとしたことから兄貴の女に手をつけたことから、街にいられなくなってしまう。
行き着けの立ち飲み屋のオヤジがタケシに、タイタニック号というバクチ船がディーラーを探しているとの情報を聞き、タケシは波止場に向かう。
しかしタケシは日雇い人夫と間違われ、ボイラーの手は足りていると追い返されるが、ディーラーの一人が街で喧嘩をし、警察ににパクられてしまったことから、タケシはディーラー見習いとして雇われる。

タイタニック号はやりたいことが自由にできる船で、舞鶴港から公海上に出てそこでバクチ、売春、ドラム缶を浮かべての射撃、とまぁやりたい放題やる船で、ついでに産業廃棄物を投棄するという重要な仕事も請け負っているのである。タケシはこの船の中で持ち前の度胸を武器にのし上がり、ピットボスの地位を手に入れる。 根が遊び人のタケシは、船からもらう給料では生活できなくなり、ロシア軍の横流し武器を扱うようになる。

ある時、舞鶴港でタケシが飲んでいると、朝鮮人民軍の工作員に、お前が武器を安く流しすぎるせいで我々の商売はすっかり落ち目だ、ちょっと首領様が呼んでるから金正日政治軍事大学の体育館裏まで来い、と因縁をつけられてしまう。しかし、朝鮮に顔のひろい船のバンドリーダーのイチローが平壌と話をつけ、タケシは儲けの3割を上納することで納得してもらう。これをきっかけにタケシはイチローと杯を交わし、兄弟分となる。

イチローのファンである美代子は、バクチにも射撃にも興味がないが、イチローの音楽を楽しむために船に乗ることだけが楽しみであった。
しかしこの船の料金は安くなく、いつの間にか美代子は旅館の金に手をつけるようになる。
そして美代子はある日、遣いこみの穴埋めをしようとバカラのテーブルについてしまう。そこであるババアが大負けしていて、タケシ」は、ババアの逆に張ればよい、と目で美代子に伝える。美代子は大勝し、50万から700万に持ち金を増やし、温泉旅館をやめてしまい、船に職を得、タケシと暮らすようになる。イチロー、タケシ、美代子は船の生活を満喫する。

親父に許された金正男は開城に「ニューアムステルダムランド」を建設、やりたいことが自由にできる大人の遊園地、ということで、世界中からジャンキーや人間の屑が集うようになり、タイタニック号の売り上げを圧迫するようになっていった。タイタニック号の船長は、新潟空港から離陸する高麗航空機をロシア製対空ミサイルで撃墜することを命令、航空機は撃墜され、「ニューアムステルダムランド」に安全に行く船としてのタイタニック号は注目を浴びる。しかし、高速客船となってしまったタイタニック号はすっかり普通の船となってしまい、イチローは普通の歌謡曲を演奏するように命じられ、船を降りることになってしまう。タケシは、あと2航海したらイチローの後を追うと固い約束を交わす。 また、タケシは美代子と、東京でまともな仕事をして、二人して生きていこう、あたたかい家庭をつくろう、と語りかけ、美代子は感激のあまり号泣する。

タケシと美代子の最後の航海・・・
能登半島沖、無灯火航行をしていた動燃の輸送船にタイタニック号はレーダー故障のため気づかなかった。タイタニック号を北朝鮮の工作船と判断した動燃の輸送船は、核物質を奪われまいとして20ミリ機関砲でもってタイタニック号を射撃。
飛び散る人体、ゴミ、偽100ドル札の中で、タケシと美代子は互いに見つめあい最後を迎える・・・・

感想

これは現代のエレジーにほかならない。そして最高のラブロマンスともいえよう。その衝撃的な最後の中で、タケシと美代子は真に結ばれるのである。

また、イチローとタケシの間から、血縁を超えた兄弟の絆というものを我々に示してくれる。

市井に生きるごく普通の人々のドラマ、そして海洋サスペンス、国際的な配役、とにかくしびれるのである。カップルでも、一人でも、親子でも、とにかく楽しめる超娯大作だ!

コメント(1)

あもばんさん、タイタニック私も観ましたよ!
美代子はイチローに恋焦がれていた時はごく普通の
女の子だったのに、タケシとの出会いで
完全に運命が狂ってしまったという感じがして
最後は二人はあれで良かったんだろうけど、何かどんどん
引き返せないような状況に追い込まれて行くのが
観ててドキドキしました。

まあ、それにしてもタケシって人はいつもトラブルメーカーで
アレな印象でしたが、美代子との東京での生活のために
まともになろうと決意して、最後はきっつい仕事に
耐えたりしながらもつかの間とはいえ穏かな日々を送ってたじゃないですか。
あの時はじめて普通の青年らしい素顔が垣間見えた気がします。

だから、ラストへとなだれ込むシーンが衝撃過ぎて
映画観終わってからもちょっとショックでしたね〜。
良い映画ですが、親子でっていうのはどうなんですか?!
私はそれはヤバイと思いますよーってことで
大人の映画として☆☆☆☆4つです。

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