アジアでフリースクールを！コミュの新たなるプロジェクトへ

管理人のshioです。

まずは、村で一緒に働いてくれたnimuさんのトピを読んで下さい。
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=20049769&comm_id=268819
（もう読んだ人もいると思いますが）

彼のブログの中にも色々疑問点が書いてあります。
私も同じような事を思っていたので、再度村に行き確かめてきました。

●まず訂正
学校をスタートさせるトピを立てたときに、政府の学校は1時間位歩くと書きました。
ですが、政府の小学校は10分もしない所にあります。
（1時間位かかるというのは中学・高校の話で私は勘違いをしていました　ごめんなさい）

●近くに小学校があるのに何故村の人は学校が必要だと言ったのか。
　ネパールの政府の学校が良くないというのは、ネパール人はほとんどの人が口を揃えて言います。
　
　村の人にどこが良くないか、聞いてみました。
・学校の先生は時間通りに学校にこない
・子供の勉強を見ていない
　（授業の内容をノートに書いているとか、宿題をチェックする事が無い）
　
○学校の先生と話をしたのか
　先生と何回も話をしたけど何も良くならない。先生はカーストの上のクラスの人で、私たちのような下のクラスの人を「下の人」と思っていると思う。（ネパールはカーストの下の人は仕事を貰う事が大変なので、学校の先生自身がカーストの下の人は勉強がそこまで必要じゃないと思っている）

　ある親の話では子供が2年生から3年進級できないでいる。それで先生に何度も相談しに行ったけど何もしてくれない。
　
　私は「子供が勉強しないのは、先生だけの責任ではない。なんでも政府の学校のせいにしてはいけない」っと言いました。
　
　しかし「この村の親達は勉強が必要だという事を知らない。自分達も文字が読めなかったりする。自分の子供に自分がわからない事（勉強）をしなさい、そう思う気持ちが無かった」

　「shioさんが学校の話をしたときに、これはこの村にとってチャンスだと思った。お金は出せないけど村の人達でできる手伝いをすればいいと思って、一緒に石を運んだり木を運んだりできる協力はしてきたつもりだ。学校を皆で一緒につくる事によって学校そのものが大切だと思うようになった。周りで見てた人達も我々の働いている姿を見て、学校が必要だと少しずつ気持ちが変化したと思う」

●クリシュナさんとの談話
　私は村の状況と学校についてクリシュナさんに相談しました。
　彼は「そこの村に学校は2つも要らないと思う。2つもあれば必ず学校同士の仲が悪くなる。今ネパールの政府では、政府の学校とプライベートの学校を一緒にしてやろうっという話が出ている。あなたも政府の学校と共同でやってみてはどうか」

　私はその意見にとても賛成しました。
　自分がこれから学校にしていこう！と思っていたけど政府の学校の事はほとんど考えていませんでした。私の間違えていた部分でもあります。
　このままでは政府の学校が益々悪くなってしまう。

　どうなれば学校が良くなり、村の発展へと繋がる凄く考えてみました。
やはり政府の学校と私の今スタートしたケアセンターとこれから大きくしようと（小学校）している事を共同で進めていけば素晴らしいと思いました。

　村の人には思い切ってその話を打ち明けました。
　村の人は賛成してくれました。
　「カーストの下の人が学校の先生になる事は難しい。でも生徒が卒業して、この学校の先生になれば自分も先生になることができるっと思う子が増えるかもしれない。学校の先生だけじゃなく、ほかの仕事にも就けると希望をもたせる事ができる」

　政府の学校と共同にこれからの事を進めていく。
　この内容については、私だけでは到底決められません。
　私はクリシュナさんに相談し（彼は70校以上の学校の面倒を見ているので）どのようにしていけばいいか、9月に一緒に村に来てくれるので政府の学校の人、村の人達と皆で話し合いをすることになりました。

　今すぐに変更するわけではありません。
　チルドレン・ケアセンターは継続していきます。

　以上が新たなるプロジェクトです。

それと寄付金について
　また9月に話し合って色々変わると思うけど、クリシュナさんのアドバイスで「何でも与えてはいけない」という点から寄付金の額が変わりました。

（1ドル63RSとして）月に250ドル
月に250＄で、もし何かあって足りない分は村の人に負担してもらう事になりました。
　・先生の金額　6000RS
　・先生のアシスタント　3000RS
　・家賃　4000RS
　・ノート類は各自で用意してもらう（ノートの大切さをわからせる為に）
　・残りは子供のスナック代やチョーク等。
使わなければ貯蓄してボールを買ったり色鉛筆を買ったりに当ててもらう。

nimuさんのブログに書いてありましたが、ネパールの先生の給料は5100RS。先生を依頼している人に最初「ネパールの先生の給料は大体8000RS」と聞きました。
　私は後になって騙された？っと思いました。
　でも5100が基本給でボーナス（毎月いくらかあるらしい）や交通費等の手当ても含め8000RSだと言ったと言われました。これについてはまだ調査中です。
　が、ケア・センターは夜の部（女性の人の授業）もあるので時間外手当も含め6000RSに決めました。

　
　あとこれもnimuさんのブログに書いてある、私のアシスタントの話です（名前・ラムさん）
　最初の話では、彼に月に2回学校に行ってもらってレポートを送ってもらう予定でした。
　他にもデジカメをレンタルしたりしてもらうのに大体40ドル〜50ドル払う予定でした。

　nimuさんのブログに書いてあるように、ラムさんは信用できるかできないか（人によるけど）ちょっと不安な面もありました。
　なので私は月に1度のレポートで手当ては1000RSと考えました。

　それを今日言おうと思いました。
　すると彼から「学校の事で考えたけど、私に払うお金は学校の為に使って下さい。私はもちろん学校を見に行くしレポートも送ります。でも村の、ネパールの為に自分がやりたいと思ってやっているのでお金は要らないです」っと言いました。
これには私も驚きです。
　
　昔は日本人からボッタリしてたガイドと聞いて、私も彼を疑ったり、大丈夫かなぁっと感じたりしました。
　でも彼からこの話を聞いて、彼が前から頑張ると言っていたことに疑ったりしたことに、自分に対して恥ずかしい気持ちになりました。


　私の勉強不足や考えが甘かったりしている事を実感しています。本当に自分は大馬鹿者だと感じています。
　
　でも今は全てが前より良くなる方向に流れていると感じています。

　以上が今の報告です。