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長井健司を偲ぶコミュのHIV孤児施設バーンロムサイご支援下さい。

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 バーンロムサイは両親をエイズで亡くし、自分たちもHIVに母子感染した孤児たちの生活施設です。ジョルジオ アルマーニ ジャパン社の資金協力を得て、1999年12月にタイ北部のチェンマイ市郊外に開設されました。2010年5月現在、6歳から18歳まで30名の子ども達が暮しています。当初から私たちはバーンロムサイを単なる孤児院ではなく、「大きな家族」にしたいと考え、大人が管理しやすいシステムをとらずに、子どもが子どもらしく暮せることを基本に運営してきました。広々とした緑豊かな敷地内で、衛生環境を整え、日々の健康管理、バランスの取れた食事を生活の基本におき、タイ人スタッフや子どもたちと良く話し合い、試行錯誤を繰り返しながら今年で11年目を迎えようとしています。
 それでも開設からの3年間は命との戦いの日々で、エイズを発症した子どもたちを10名亡くしてしまいました。しかし多くの方々のご支援と新しい抗HIV療法のおかげで、病気の発症をかなり抑えられるようになり、2002年10月以降は誰ひとり亡くなることなく、30人全員が元気に暮らしています。
 バーンロムサイに来るまでに捨てられた子、両親の死、差別や偏見、虐待など辛い体験をした子どもたちですが、今ではここを自分たちの「家」と感じ、安心して生活しています。30人の子どもたちには30の個性と可能性があります。多くを望むわけではありませんが、人を思いやれる気持ちの良い大人に育ってほしい、そしてできることなら自分が得意とすることで、将来生計を立ててもらいたい。そんな「親心」から、バーンロムサイでは勉強だけでなく、子どもたちがいろいろな体験ができるよう様々な取り組みも行っています。「絵を描くこと」「陶芸をすること」「写真や映像を撮ること」「伝統的なダンス」「演劇」「裁縫」「料理」「水泳」「サッカー」「コンピューター」などはそんな活動の一部で、これらはおもにタイ人や日本人のボランティアによって進められています。バーンロムサイの子どもたちが無事に成長し、いつの日か社会に出る時に、そうした体験や技術が役に立ってくれればと願うばかりです。
また開設当初はHIV/エイズに対する偏見や差別が根強く、せっかく入学した村の小学校を退学させられる苦い経験もありました。しかし現在ではクレディ・スイス社からの寄付で建てられた図書館やコンピュータルームに村の子どもたちが来るようになり、エイズや麻薬、食事や環境の啓発活動、合同運動会の開催などバーンロムサイが少しずつ地域社会に溶け込み、さらに頼りにされるようにもなってきました。この先バーンロムサイが村の人たちへ、懸案のゴミ処理問題も含め子どもたちの将来を見据えたプロジェクトを提案、実行してゆくこともこれからのバーンロムサイにとって大切な使命となっています。



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