生活保護者の集いコミュの盛岡市の生活保護不正事件市の対応に問題との指摘も

https://www3.nhk.or.jp/lnews/morioka/20211129/6040012718.html

この事件では、盛岡市の対応に問題があったのではないかと指摘されています。

１１月１５日に行われた奈津子被告の裁判で、弁護側は盛岡市が夫婦の受給状況などが県の監査で問題になるのを避けるため、生活保護受給者のリストから除外していたと指摘しました。

県は市町村の生活保護行政を監査することが法律で定められていて、市町村が提出した全受給者のリストから一部を抽出して監査をしているということです。

盛岡市はリストから夫婦を除外したことは認めていますが、なぜ外したかについては「第三者委員会で検証しているため今後、確認していく」などとしています。

さらに事件後に県は盛岡市に特別監査を行いましたが、市は糸田夫妻に生活実態を把握するための訪問調査を行っていませんでした。

また、ホテルの宿泊料金を支給し続けていたことを適切かどうか、検討した形跡がありませんでした。

就労が可能かどうかや同居していた父親の病状の把握、自動車を保有していることへの審査なども不十分だと指摘しました。

県は市に対し原因や改善策をまとめた報告書を、来年１月中旬ごろまでに提出するよう求めています。

盛岡市生活福祉第二課の西村輝課長は「県から指摘された事項についてしっかり対応し回答していく」としています。